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思いがけないお土産
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唐突に話題を変えたパックさんは、そういって袋に入った冷たい何かを渡してきた。
……何だろう? 冷凍の何かっぽいけど、やっぱり解体した何かの生肉?
楽しげなパックさんの様子に、何だかすこし嫌なものを感じつつ、袋を開いた……ら、冷凍された中の主とバッチリ目があった。
こ……これは……。
「ーー冷凍、魔ヒキガエル!」
「うん。コカトリス育てるなら、必需品でしょう? 本当は生き餌の方がいいんだろうけど、今は繁殖時期前でなかなか捕まえにくいから。去年、捕まえた奴の冷凍でごめんね? トリスは、雌だし、生き餌にはあまりこだわらない娘だから、これでも十分良い卵を産んでくれるはずだよ」
「いえいえいえ! 冷凍でも十分ありがたいです! ありがとうございます!」
良質な卵を産むコカトリスを育てる為には、ヒキガエルの魔物の肉を定期的に食べさせなければならないというのは、コカトリス飼いにとっては常識。
特に雄のコカトリスの場合は、一ヶ月も魔ヒキガエルを与えなければ、途端に卵を産まなくなってしまう。
この辺りの生息地を把握してなかったらから、どうやってヒキガエルの魔物の肉を手に入れようかと秘かに悩んでいたんだよね。助かる!
「雨期になったら、少し離れた山で魔ヒキガエルが大量発生するから、その時はリッカちゃんも一緒に魔ヒキガエルを捕獲しに行くかい? 僕一人じゃ採集できる数に限りがあるから、手伝ってくれるとありがたいんだけど」
「是非是非是非! 私、魔ヒキガエル捕まえるの滅茶苦茶得意なんですよ! いくらでもお手伝いします!」
魔ヒキガエルの採集なら、こっちの世界に転生してからは、父に伴って昔からずっとやっている。
爬虫類やら両生類やらが苦手な姉さんは悲鳴をあげて嫌がってたけど、前世も含めて私はそっち系は全然平気だ。
コカトリス用の新鮮な生き餌を手に入れる為なら、喜んでどこにでもお付き合いさせて頂きます!
……何だろう? 冷凍の何かっぽいけど、やっぱり解体した何かの生肉?
楽しげなパックさんの様子に、何だかすこし嫌なものを感じつつ、袋を開いた……ら、冷凍された中の主とバッチリ目があった。
こ……これは……。
「ーー冷凍、魔ヒキガエル!」
「うん。コカトリス育てるなら、必需品でしょう? 本当は生き餌の方がいいんだろうけど、今は繁殖時期前でなかなか捕まえにくいから。去年、捕まえた奴の冷凍でごめんね? トリスは、雌だし、生き餌にはあまりこだわらない娘だから、これでも十分良い卵を産んでくれるはずだよ」
「いえいえいえ! 冷凍でも十分ありがたいです! ありがとうございます!」
良質な卵を産むコカトリスを育てる為には、ヒキガエルの魔物の肉を定期的に食べさせなければならないというのは、コカトリス飼いにとっては常識。
特に雄のコカトリスの場合は、一ヶ月も魔ヒキガエルを与えなければ、途端に卵を産まなくなってしまう。
この辺りの生息地を把握してなかったらから、どうやってヒキガエルの魔物の肉を手に入れようかと秘かに悩んでいたんだよね。助かる!
「雨期になったら、少し離れた山で魔ヒキガエルが大量発生するから、その時はリッカちゃんも一緒に魔ヒキガエルを捕獲しに行くかい? 僕一人じゃ採集できる数に限りがあるから、手伝ってくれるとありがたいんだけど」
「是非是非是非! 私、魔ヒキガエル捕まえるの滅茶苦茶得意なんですよ! いくらでもお手伝いします!」
魔ヒキガエルの採集なら、こっちの世界に転生してからは、父に伴って昔からずっとやっている。
爬虫類やら両生類やらが苦手な姉さんは悲鳴をあげて嫌がってたけど、前世も含めて私はそっち系は全然平気だ。
コカトリス用の新鮮な生き餌を手に入れる為なら、喜んでどこにでもお付き合いさせて頂きます!
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