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コカトリス以外の選択肢
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……一角ウサギか……一角ウサギねえ……。
「……あのー。グリフィンとか、フェニックスとか、ヒポグリフとかは……」
「当然許可するはずないよね。コカトリス以上に家畜に向いてない魔物ばっかりだし。というか、フェニックスに至ってはうちの国営家畜場ですら飼ってないよ。極秘で国で運営してる専門施設に派遣されて、たまに世話に行くことあるけど」
やっぱり駄目か。………グリフィンいるのは前に聞いて知ってたけど、ヒポグリフもいるのか。絶対今度見せてもらわねば。
あと、この人さらっと国家機密言ったけど、大丈夫なのか? 駄目もとで聞いておいて、こんなこと言うのもなんだけど、フェニックスは涙が癒やしの力があるってことで一時期乱獲されたから、今では絶滅危惧種として保護対象になってるはずだけど。
「…………さすが、パックさん。フェニックスもタラシ対象なんですね」
「タラシって、言い方。でも、その通りだよ。僕の体質が効かないのは、それこそドラゴンくらいかな」
だよねー。と傍でうろちょろしているラドに微笑みかけて、すぐにラドからプイッとされていた。
「ほらね。……いいねえ。こう言う反応。新鮮だ。同じドラゴン種でも、知能が低めのワイバーンなんかはすぐに懐かれちゃうから」
そう言って、本当に楽しげに笑うパックさん。……うーん。腹が読めない。
あと、それでもやっぱり、ラドにもある程度魅了体質発揮されている感じはありますけどね。ドラゴン魅了体質なハミルさんも、最初はラドに威嚇されてたのに、パックさんにはそれがないし。
「……まあ、ラドやマンドラゴラの世話もあるんで、とりあえず今は、コカトリスの世話に専念することにします」
私の言葉に、パックさんは表情を陰らせた。
「マンドラゴラ? ……リッカちゃんらしいと言えばリッカちゃんらしいけど、また危険な植物を育ててるね」
「……あのー。グリフィンとか、フェニックスとか、ヒポグリフとかは……」
「当然許可するはずないよね。コカトリス以上に家畜に向いてない魔物ばっかりだし。というか、フェニックスに至ってはうちの国営家畜場ですら飼ってないよ。極秘で国で運営してる専門施設に派遣されて、たまに世話に行くことあるけど」
やっぱり駄目か。………グリフィンいるのは前に聞いて知ってたけど、ヒポグリフもいるのか。絶対今度見せてもらわねば。
あと、この人さらっと国家機密言ったけど、大丈夫なのか? 駄目もとで聞いておいて、こんなこと言うのもなんだけど、フェニックスは涙が癒やしの力があるってことで一時期乱獲されたから、今では絶滅危惧種として保護対象になってるはずだけど。
「…………さすが、パックさん。フェニックスもタラシ対象なんですね」
「タラシって、言い方。でも、その通りだよ。僕の体質が効かないのは、それこそドラゴンくらいかな」
だよねー。と傍でうろちょろしているラドに微笑みかけて、すぐにラドからプイッとされていた。
「ほらね。……いいねえ。こう言う反応。新鮮だ。同じドラゴン種でも、知能が低めのワイバーンなんかはすぐに懐かれちゃうから」
そう言って、本当に楽しげに笑うパックさん。……うーん。腹が読めない。
あと、それでもやっぱり、ラドにもある程度魅了体質発揮されている感じはありますけどね。ドラゴン魅了体質なハミルさんも、最初はラドに威嚇されてたのに、パックさんにはそれがないし。
「……まあ、ラドやマンドラゴラの世話もあるんで、とりあえず今は、コカトリスの世話に専念することにします」
私の言葉に、パックさんは表情を陰らせた。
「マンドラゴラ? ……リッカちゃんらしいと言えばリッカちゃんらしいけど、また危険な植物を育ててるね」
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