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ルートイベント9
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「ほらほら。ちゃんとお昼には、ラドが好きなオムライス用意するから、そんな風に拗ねないで。デザートには、奮発してフルーツたくさん入れたプリンアラモードも作るし」
「……りっかといっしょじゃなきゃ、おいしくないもん」
……いやいや、今までもデザートとかなら一人で美味しく食べてたよね?
って突っ込むのは、さすがに野暮かな。ますます拗ねそう。
「夕飯は一緒に食べよう? おいしー、ハンバーグ作ってあげるから」
「……めだまやきも、つけてくれる?」
「(う……目玉焼きは巨大なコカトリスの卵じゃ難しいから、避けてたのに……あと、トリスが産む卵一個じゃ、普通に足りない)……コカトリスの卵じゃなくてもいい?」
「やだ。こかとりすがいい」
「……パックさんに、夕方牧場のコカトリスの卵待って来てくれないか、相談してみます」
……今日の夕飯のメインはハンバーグじゃなくて、ハンバーグ添えの巨大目玉焼きになりそうだな。……パックさんにもせっかくだから食べてもらうことにしようっと。あと、コカトリスの卵対応用の、でっかいフライパンないかも聞いてみよう。
パックさんにメッセージを送りながら、小さくため息を吐く。
……うーん。ただ昼食をごちそうになるだけなのに、なかなか色々面倒くさいな。
昼の少し前に、ルートさんはやって来た。
「……リッカ。迎えにき……っ!?」
「ああ、ルートさん。お仕事お疲れ様です」
部屋に入るなり、突然絶句するルートさんに、頬をかく。
……あれ。一応お呼ばれだからと思って、服装ちゃんとしたものにしたんだけど、おかしかったかな?
「そ、その格好は……」
「以前、フォーマルな時に着る用として、セルドア様からもらったドレスなんです。……やっぱりちょっと大げさでしたかね」
「……りっかといっしょじゃなきゃ、おいしくないもん」
……いやいや、今までもデザートとかなら一人で美味しく食べてたよね?
って突っ込むのは、さすがに野暮かな。ますます拗ねそう。
「夕飯は一緒に食べよう? おいしー、ハンバーグ作ってあげるから」
「……めだまやきも、つけてくれる?」
「(う……目玉焼きは巨大なコカトリスの卵じゃ難しいから、避けてたのに……あと、トリスが産む卵一個じゃ、普通に足りない)……コカトリスの卵じゃなくてもいい?」
「やだ。こかとりすがいい」
「……パックさんに、夕方牧場のコカトリスの卵待って来てくれないか、相談してみます」
……今日の夕飯のメインはハンバーグじゃなくて、ハンバーグ添えの巨大目玉焼きになりそうだな。……パックさんにもせっかくだから食べてもらうことにしようっと。あと、コカトリスの卵対応用の、でっかいフライパンないかも聞いてみよう。
パックさんにメッセージを送りながら、小さくため息を吐く。
……うーん。ただ昼食をごちそうになるだけなのに、なかなか色々面倒くさいな。
昼の少し前に、ルートさんはやって来た。
「……リッカ。迎えにき……っ!?」
「ああ、ルートさん。お仕事お疲れ様です」
部屋に入るなり、突然絶句するルートさんに、頬をかく。
……あれ。一応お呼ばれだからと思って、服装ちゃんとしたものにしたんだけど、おかしかったかな?
「そ、その格好は……」
「以前、フォーマルな時に着る用として、セルドア様からもらったドレスなんです。……やっぱりちょっと大げさでしたかね」
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