104 / 191
ルカ・ポアネスという不良
ルカ・ポアネスという不良21
しおりを挟む
さて、皆さん。皆さんは不良、もしくはヤンキーと言った人種と交流を持ったことがあるだろうか。
フィクションの世界ではお馴染みで、学生時代はクラスに1人はそれっぽい人間がいたかもしれないが、普通に生きてれば土地柄もあるかもしれないが、あんまり関わり合いにならない人種だと思う。
かくいう私も、不良らしい不良と接した記憶が、前世も今世もとんとない。そりゃ、前世でサービス業的バイトとか仕事とかした時はニアミスくらいはちらほらあるけど、かといって思い出深いエピソードは全くない。なんてか、同じ空間にいても、別次元の人種だと思っていたから、基本対応も逃げ腰だったし。不良が突如暴れだす的な漫画チックな事件なんて、普通に生きてたらそうそう起こらんし。
今世に至っては、なんせアタクシ上流階級の身分。不良なんて下賤なもの? なんて関わり合いがあるわけないでしょう。おほほほほ……てな感じである。
……まぁ、その辺の破落戸に絡まれたり、刃物突きつけられたり、暗殺未遂の目にあったりした経験は無きにしもあらずだが、そんな時はいつもボレア家専属護衛orうちのぷりてぃ精霊ズが即座に対応してくれたので、接触時間はごく短かったので、交流を通して相手を理解するまでには至ってない。会話らしい会話なんか、していないかんね。
そんな、前世でも今世でも未知の人種であった、「不良」という人種が、目の前にいる。
目の前で、なんかギラギラした目で私を見つめてらっしゃる。
……正直に言おう。
「……何黙り込んでんだ、てめぇ。何とか言ったらどうだ? あぁ?」
こ わ い
………やべぇ、不良とか、普通に接したことない人種だよ! マジ怖いよ!
私非力で箸より重いもの持ったことが無いお嬢様だから、無駄に筋肉ついた腕で殴られたりしたら、きっと吹っ飛ぶよ!
てか、何故来た、ルカ! 何故、私に詰め寄って、メンチ切ってくれてやがんだ……!
怖い怖い怖い怖い
誰か助けて―――っ!!!
「――誰に向かって口を聞いてらっしゃるの?」
しかし、そんな内面の動揺と裏腹に、ハイスペック過ぎる私の体は自然に動いた。僅かな動揺も表に出すこともないまま、髪をかきあげながら、不愉快気に眉を顰めてルカを睨み付ける。
「人に者を尋ねる態度とは、とても思えませんわね。……私がルクレア・ボレアだと、貴方は知っていてそんな態度をとっていらっしゃるのかしら。だとしたら、とても愚かですわね」
……あぁ、私の口よ。何故そこで挑発するような危険ワードを紡ぐんだ。内心こんなに恐怖しているというのに。
げに恐ろしきは、自らの性分かな。
脅え、狼狽える様を素直に表に出せない、自分が憎い。
「――あぁん? てめぇが誰かなんか、知るわけねぇだろ」
しかし、そんな恐怖心はルカのそんな言葉に、瞬時に吹き飛んだ。
え、ちょっと待って。……こいつ、今、なんて言いやがった?
私に、カリスマ令嬢として名高い、この私に向かって、なんてほざきやがった……?
「……貴方はもしかして、ボレア家をご存じないのかしら……?」
発した声は、思いの外冷たく響いた。。
この国において、ボレア家の存在を知らないものなんて要るはずがない。
そんな考えが、私の中の常識が、今一瞬にして覆されたのだ。
そりゃあ、声だって冷たくなっても仕方ない。
ルカは私の問いかけに、眉間に皺を寄せながら、首を横に振った。
「有名な貴族の家だっつ―ことしか知らねぇし、それ以上はどうでもいい。……んなことより、てめぇに聞きてぇことが……」
…どうでもよくないわっっ! ごらぁぁぁあ!
かちりと、脳内のスイッチが切り替わったのが分かった。
湧き上がる興奮が冷め、脳内がすっと冷え込んでいく。
しかし一方で胸中はかっと熱を帯びるのを感じる。「怒り」という、その感情で。
……うん、分かった。
ボレア家をどうでもいいとほざいたこいつ。ボレア家を軽んじている、ルカ・ポアネス。
「……聞きたいことがあるというのなら、それ相応の態度をとりなさいと、そう言っているんですわ」
――こいつ、私の敵だ!!
「随分と理解力が少なくていらっしゃるのね。……貴方の脳味噌も、貴方の耳同様、犬畜生並なのかしら?」
フィクションの世界ではお馴染みで、学生時代はクラスに1人はそれっぽい人間がいたかもしれないが、普通に生きてれば土地柄もあるかもしれないが、あんまり関わり合いにならない人種だと思う。
かくいう私も、不良らしい不良と接した記憶が、前世も今世もとんとない。そりゃ、前世でサービス業的バイトとか仕事とかした時はニアミスくらいはちらほらあるけど、かといって思い出深いエピソードは全くない。なんてか、同じ空間にいても、別次元の人種だと思っていたから、基本対応も逃げ腰だったし。不良が突如暴れだす的な漫画チックな事件なんて、普通に生きてたらそうそう起こらんし。
今世に至っては、なんせアタクシ上流階級の身分。不良なんて下賤なもの? なんて関わり合いがあるわけないでしょう。おほほほほ……てな感じである。
……まぁ、その辺の破落戸に絡まれたり、刃物突きつけられたり、暗殺未遂の目にあったりした経験は無きにしもあらずだが、そんな時はいつもボレア家専属護衛orうちのぷりてぃ精霊ズが即座に対応してくれたので、接触時間はごく短かったので、交流を通して相手を理解するまでには至ってない。会話らしい会話なんか、していないかんね。
そんな、前世でも今世でも未知の人種であった、「不良」という人種が、目の前にいる。
目の前で、なんかギラギラした目で私を見つめてらっしゃる。
……正直に言おう。
「……何黙り込んでんだ、てめぇ。何とか言ったらどうだ? あぁ?」
こ わ い
………やべぇ、不良とか、普通に接したことない人種だよ! マジ怖いよ!
私非力で箸より重いもの持ったことが無いお嬢様だから、無駄に筋肉ついた腕で殴られたりしたら、きっと吹っ飛ぶよ!
てか、何故来た、ルカ! 何故、私に詰め寄って、メンチ切ってくれてやがんだ……!
怖い怖い怖い怖い
誰か助けて―――っ!!!
「――誰に向かって口を聞いてらっしゃるの?」
しかし、そんな内面の動揺と裏腹に、ハイスペック過ぎる私の体は自然に動いた。僅かな動揺も表に出すこともないまま、髪をかきあげながら、不愉快気に眉を顰めてルカを睨み付ける。
「人に者を尋ねる態度とは、とても思えませんわね。……私がルクレア・ボレアだと、貴方は知っていてそんな態度をとっていらっしゃるのかしら。だとしたら、とても愚かですわね」
……あぁ、私の口よ。何故そこで挑発するような危険ワードを紡ぐんだ。内心こんなに恐怖しているというのに。
げに恐ろしきは、自らの性分かな。
脅え、狼狽える様を素直に表に出せない、自分が憎い。
「――あぁん? てめぇが誰かなんか、知るわけねぇだろ」
しかし、そんな恐怖心はルカのそんな言葉に、瞬時に吹き飛んだ。
え、ちょっと待って。……こいつ、今、なんて言いやがった?
私に、カリスマ令嬢として名高い、この私に向かって、なんてほざきやがった……?
「……貴方はもしかして、ボレア家をご存じないのかしら……?」
発した声は、思いの外冷たく響いた。。
この国において、ボレア家の存在を知らないものなんて要るはずがない。
そんな考えが、私の中の常識が、今一瞬にして覆されたのだ。
そりゃあ、声だって冷たくなっても仕方ない。
ルカは私の問いかけに、眉間に皺を寄せながら、首を横に振った。
「有名な貴族の家だっつ―ことしか知らねぇし、それ以上はどうでもいい。……んなことより、てめぇに聞きてぇことが……」
…どうでもよくないわっっ! ごらぁぁぁあ!
かちりと、脳内のスイッチが切り替わったのが分かった。
湧き上がる興奮が冷め、脳内がすっと冷え込んでいく。
しかし一方で胸中はかっと熱を帯びるのを感じる。「怒り」という、その感情で。
……うん、分かった。
ボレア家をどうでもいいとほざいたこいつ。ボレア家を軽んじている、ルカ・ポアネス。
「……聞きたいことがあるというのなら、それ相応の態度をとりなさいと、そう言っているんですわ」
――こいつ、私の敵だ!!
「随分と理解力が少なくていらっしゃるのね。……貴方の脳味噌も、貴方の耳同様、犬畜生並なのかしら?」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】財務大臣が『経済の話だけ』と毎日訪ねてきます。婚約破棄後、前世の経営知識で辺境を改革したら、こんな溺愛が始まりました
チャビューヘ
恋愛
三度目の婚約破棄で、ようやく自由を手に入れた。
王太子から「冷酷で心がない」と糾弾され、大広間で婚約を破棄されたエリナ。しかし彼女は泣かない。なぜなら、これは三度目のループだから。前世は過労死した41歳の経営コンサル。一周目は泣き崩れ、二周目は慌てふためいた。でも三周目の今回は違う。「ありがとうございます、殿下。これで自由になれます」──優雅に微笑み、誰も予想しない行動に出る。
エリナが選んだのは、誰も欲しがらない辺境の荒れ地。人口わずか4500人、干ばつで荒廃した最悪の土地を、金貨100枚で買い取った。貴族たちは嘲笑う。「追放された令嬢が、荒れ地で野垂れ死にするだけだ」と。
だが、彼らは知らない。エリナが前世で培った、経営コンサルタントとしての圧倒的な知識を。三圃式農業、ブランド戦略、人材採用術、物流システム──現代日本の経営ノウハウを、中世ファンタジー世界で全力展開。わずか半年で領地は緑に変わり、住民たちは希望を取り戻す。一年後には人口は倍増、財政は奇跡の黒字化。「辺境の奇跡」として王国中で噂になり始めた。
そして現れたのが、王国一の冷徹さで知られる財務大臣、カイル・ヴェルナー。氷のような視線、容赦ない数字の追及。貴族たちが震え上がる彼が、なぜか月に一度の「定期視察」を提案してくる。そして月一が週一になり、やがて──「経済政策の話がしたいだけです」という言い訳とともに、毎日のように訪ねてくるようになった。
夜遅くまで経済理論を語り合い、気づけば星空の下で二人きり。「あなたは、何者なんだ」と問う彼の瞳には、もはや氷の冷たさはない。部下たちは囁く。「閣下、またフェルゼン領ですか」。本人は「重要案件だ」と言い張るが、その頬は微かに赤い。
一方、エリナを捨てた元婚約者の王太子リオンは、彼女の成功を知って後悔に苛まれる。「俺は…取り返しのつかないことを」。かつてエリナを馬鹿にした貴族たちも掌を返し、継母は「戻ってきて」と懇願する。だがエリナは冷静に微笑むだけ。「もう、過去のことです」。ざまあみろ、ではなく──もっと前を向いている。
知的で戦略的な領地経営。冷徹な財務大臣の不器用な溺愛。そして、自分を捨てた者たちへの圧倒的な「ざまぁ」。三周目だからこそ完璧に描ける、逆転と成功の物語。
経済政策で国を変え、本物の愛を見つける──これは、消去法で選ばれただけの婚約者が、自らの知恵と努力で勝ち取った、最高の人生逆転ストーリー。
嫁ぎ先は悪役令嬢推しの転生者一家でした〜攻略対象者のはずの夫がヒロインそっちのけで溺愛してくるのですが、私が悪役令嬢って本当ですか?〜
As-me.com
恋愛
事業の失敗により借金で没落寸前のルーゼルク侯爵家。その侯爵家の一人娘であるエトランゼは侯爵家を救うお金の為に格下のセノーデン伯爵家に嫁入りすることになってしまった。
金で買われた花嫁。政略結婚は貴族の常とはいえ、侯爵令嬢が伯爵家に買われた事実はすぐに社交界にも知れ渡ってしまう。
「きっと、辛い生活が待っているわ」
これまでルーゼルク侯爵家は周りの下位貴族にかなりの尊大な態度をとってきた。もちろん、自分たちより下であるセノーデン伯爵にもだ。そんな伯爵家がわざわざ借金の肩代わりを申し出てまでエトランゼの嫁入りを望むなんて、裏があるに決まっている。エトランゼは、覚悟を決めて伯爵家にやってきたのだが────。
義母「まぁぁあ!やっぱり本物は違うわぁ!」
義妹「素敵、素敵、素敵!!最推しが生きて動いてるなんてぇっ!美しすぎて眼福ものですわぁ!」
義父「アクスタを集めるためにコンビニをはしごしたのが昨日のことのようだ……!(感涙)」
なぜか私を大歓喜で迎え入れてくれる伯爵家の面々。混乱する私に優しく微笑んだのは夫となる人物だった。
「うちの家族は、みんな君の大ファンなんです。悪役令嬢エトランゼのね────」
実はこの世界が乙女ゲームの世界で、私が悪役令嬢ですって?!
────えーと、まず、悪役令嬢ってなんなんですか……?
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
転生したので推し活をしていたら、推しに溺愛されました。
ラム猫
恋愛
異世界に転生した|天音《あまね》ことアメリーは、ある日、この世界が前世で熱狂的に遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気が付く。
『煌めく騎士と甘い夜』の攻略対象の一人、騎士団長シオン・アルカス。アメリーは、彼の大ファンだった。彼女は喜びで飛び上がり、推し活と称してこっそりと彼に贈り物をするようになる。
しかしその行為は推しの目につき、彼に興味と執着を抱かれるようになったのだった。正体がばれてからは、あろうことか美しい彼の側でお世話係のような役割を担うことになる。
彼女は推しのためならばと奮闘するが、なぜか彼は彼女に甘い言葉を囁いてくるようになり……。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
【完結】転生したらラスボスの毒継母でした!
白雨 音
恋愛
妹シャルリーヌに裕福な辺境伯から結婚の打診があったと知り、アマンディーヌはシャルリーヌと入れ替わろうと画策する。
辺境伯からは「息子の為の白い結婚、いずれ解消する」と宣言されるが、アマンディーヌにとっても都合が良かった。「辺境伯の財で派手に遊び暮らせるなんて最高!」義理の息子など放置して遊び歩く気満々だったが、義理の息子に会った瞬間、卒倒した。
夢の中、前世で読んだ小説を思い出し、義理の息子は将来世界を破滅させようとするラスボスで、自分はその一因を作った毒継母だと知った。破滅もだが、何より自分の死の回避の為に、義理の息子を真っ当な人間に育てようと誓ったアマンディーヌの奮闘☆
異世界転生、家族愛、恋愛☆ 短めの長編(全二十一話です)
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、いいね、ありがとうございます☆
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
転生しましたが悪役令嬢な気がするんですけど⁉︎
水月華
恋愛
ヘンリエッタ・スタンホープは8歳の時に前世の記憶を思い出す。最初は混乱したが、じきに貴族生活に順応し始める。・・・が、ある時気づく。
もしかして‘’私‘’って悪役令嬢ポジションでは?整った容姿。申し分ない身分。・・・だけなら疑わなかったが、ある時ふと言われたのである。「昔のヘンリエッタは我儘だったのにこんなに立派になって」と。
振り返れば記憶が戻る前は嫌いな食べ物が出ると癇癪を起こし、着たいドレスがないと癇癪を起こし…。私めっちゃ性格悪かった!!
え?記憶戻らなかったらそのままだった=悪役令嬢!?いやいや確かに前世では転生して悪役令嬢とか流行ってたけどまさか自分が!?
でもヘンリエッタ・スタンホープなんて知らないし、私どうすればいいのー!?
と、とにかく攻略対象者候補たちには必要以上に近づかない様にしよう!
前世の記憶のせいで恋愛なんて面倒くさいし、政略結婚じゃないなら出来れば避けたい!
だからこっちに熱い眼差しを送らないで!
答えられないんです!
これは悪役令嬢(?)の侯爵令嬢があるかもしれない破滅フラグを手探りで回避しようとするお話。
または前世の記憶から臆病になっている彼女が再び大切な人を見つけるお話。
小説家になろうでも投稿してます。
こちらは全話投稿してますので、先を読みたいと思ってくださればそちらからもよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる