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消せずにいるもの
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「隊長!これから飲みに行きませんか?」
騎士団の詰所にて書類に埋もれるように仕事をこなしていたヒューズは、蜂蜜色の髪が印象的な副隊長のレオン・オル・アンクノックに声を掛けられていた。
「…すまない、まだ今日は上がる気は無いんだ」
特に急ぎでもない書類に食いついたまま離れないヒューズを、レオンは予想していたかのように笑うと、ヒューズの意思に反した返事を他のメンバーへと伝えた。
「隊長行くって~!」
一部始終を聞いていた他の騎士がドッと笑う声に、ヒューズは走らせていたペンを止め、眉間の皺を深くし恨めしげに顔を上げた。
「レオン…」
「良いじゃないですか!戻って来てからずーっと引きこもって決裁決裁決裁!…その内、椅子と同化しますよ。息抜きに行きましょ」
ならば何故わざわざ疑問系で聞いてきたのか。
目を通していた書類の隅にペンを走らせ終わると、ヒューズは肩を摩った後立ち上がった。
「……少しだけだ。また後で処理に戻る」
その言葉が合図かのように、他の騎士も一斉に沸き立つと、各々自分の仕事を放りだして詰所を出発した。
近衛隊一行が訪れる酒場は、いつも王宮から近く串焼きが美味い店と決まっている。
既に店には予約が入れられていたようで、着くなり席へと案内され、やがてレオンの音頭により飲み会が始まった。
「隊長、異世界遠征お疲れ様でしたー!」
ただでさえ騒がしい店内が、エールのジョッキのぶつかり合う音で溢れる。
「で、向こうはどうでした?」
酒の肴に異世界の話をねだる部下に、ヒューズは律儀に一つ一つ答えていく。
「飯は美味い。店に置かれている食材が常に安定してるのは羨ましい限りだ」
「へえ!ちなみに、何が一番美味かったです?」
ヒューズは一度思案したあと、表情を和ませて『出汁茶漬け』と答えた。
「そう言えば、姫が何か空飛ぶ乗り物を作るようにルシウス殿下に言ってましたが、それって何ですか?」
「あぁ、それなら飛行機という乗り物だな。あると便利だろうが…自分は馬がいい…」
ヒューズは手前に出された串を一本取り齧りつくと、ある若い騎士がヒューズに詰め寄った。
「あ、あと羨ましい話聞いたんですけど…!!」
「何だ?」
「女の子!めっちゃ可愛い女の子と暮らしてたって!!ルシウス殿下から聞いたんですけど!?」
咀嚼し終えて飲み込んだタイミングだったせいもあり、ヒューズは激しく咽せた。
この話は初耳だった者もいたようで、酒に夢中だった連中ですらテーブルにジョッキを置き、ヒューズへ期待の眼差しで詰め寄った。
顔が整った男ばかりで構成されている近衛でも、すし詰め状態になれば流石にむさ苦しい。
ヒューズは距離を取ろうとするが、隙間は減っていくばかりだ。
「…仕事だ…!!姫の世話係として一緒に暮らしただけで!!…ほら、侍女適正のある者の所に転移だと言っていただろう?」
仕事で出会っただけだから、酒の肴になるような話は無いと誤魔化そうとしたのだが、ヒューズの答えを聞いた他の騎士が更に燃料を投下していく。
「姫様が『あの朴念仁が、夢中になっていた』と証言してました!」
その言葉に騎士団だけではなく、聞き耳を立てていた他の客と店員すらどよめいた。
モテるのに特定の女性と噂になったことの無い近衛隊長様だ。
これ以上に美味い酒のアテなどあろうか。
(最悪だ…。紛うことなき事実であるだけに、否定しづらいことこの上ない…)
こうなれば、最後の手段だ。ヒューズは大きく息を吸い込み覚悟を決めた。
「……黙秘する」
異世界でも覚えていて損はない言葉を逃げ道に用意した。
シン…と静まり返った店内では、殺気のようなものが流れる。
ゆらりと一斉に騎士達が立ち上がると、顔を見合わせ力強く頷いた。
「…よし!呑ませるぞ!女将、ピッチャーで持って来てくれ!!」
レオンが叫ぶと、揃った威勢の良い返事が木霊する。
(…姫…恨みます…!!)
ヒューズの口を割ろうと張り切る部下達を前に、ヒューズはソフィアには恐ろしくて言えない小言を心で吐いた。
その後、散々呑まされたヒューズは、辛うじて知花のことを吐かずに済んだものの、執務室に戻ることを諦め、仮眠室がわりに使用している宿舎の部屋へと向かった。
夜も更け月明かりだけになった廊下を、覚束ない足取りで進む。
(もう、既に頭が痛い…飲み過ぎた…、レオンの奴、遠慮ってものを知らない…)
レオンは騎士団でも一、二を争う酒豪だ。
潰れずに済んだだけでも、大したものだと自分を褒めたい。
自身に割り当てられている部屋の前に辿り着くと、その扉をゆっくりと押す。
フラフラとした足取りで中へと入ると、自然と口が開く。
「ただいま、知花」
自分で口にした声に、ハッとする。
身体から一気に酔いが抜けていき、すかさず部屋を見渡した。
そこは知花の部屋では無い、騎士団の宿舎の一室だ。
閉められていないカーテンから、月の明かりが差し込む。
知花の部屋でも必要最低限の家具しか置いていなかったが、更にこの部屋には生活感がない。
部屋の匂いも違えば、窓の外から聞こえる外の音も違う。
ここは彼女のいた世界では無いことを突き付けられるようで、ヒューズの鳩尾のあたりが酷く締め付けられた。
帰って来てから、ヒューズはひたすら仕事に明け暮れている。
その理由はただ一つ。
何かをしていないと、知花を想ってしまうからだ。
(…気をつけていたのに…)
不意に出た愛しい人の名前。
胸の奥はますます苦しくなると、懐からそっと彼女から貰った懐中時計を取り出した。
蓋を開けると、その時計はエクシアルの時間とは違う時を刻んでいる。
示されている時刻は、知花のいる日本の時間だ。
(…この時期はきっとバイトでもしているな…)
ふっと笑みがこぼれると、蓋をそっと閉じもう一度ポケットへと仕舞う。
もう、彼女は自分のことを覚えていない。
だから、もう自分の中の彼女を消してしまっても、責める者もいない。
『おかえりなさい。ヒューズさん』
それなのに何処からか聞こえる彼女の声を必死に探している。
未だヒューズの心は、彼女の姿と声を消せずにいた。
騎士団の詰所にて書類に埋もれるように仕事をこなしていたヒューズは、蜂蜜色の髪が印象的な副隊長のレオン・オル・アンクノックに声を掛けられていた。
「…すまない、まだ今日は上がる気は無いんだ」
特に急ぎでもない書類に食いついたまま離れないヒューズを、レオンは予想していたかのように笑うと、ヒューズの意思に反した返事を他のメンバーへと伝えた。
「隊長行くって~!」
一部始終を聞いていた他の騎士がドッと笑う声に、ヒューズは走らせていたペンを止め、眉間の皺を深くし恨めしげに顔を上げた。
「レオン…」
「良いじゃないですか!戻って来てからずーっと引きこもって決裁決裁決裁!…その内、椅子と同化しますよ。息抜きに行きましょ」
ならば何故わざわざ疑問系で聞いてきたのか。
目を通していた書類の隅にペンを走らせ終わると、ヒューズは肩を摩った後立ち上がった。
「……少しだけだ。また後で処理に戻る」
その言葉が合図かのように、他の騎士も一斉に沸き立つと、各々自分の仕事を放りだして詰所を出発した。
近衛隊一行が訪れる酒場は、いつも王宮から近く串焼きが美味い店と決まっている。
既に店には予約が入れられていたようで、着くなり席へと案内され、やがてレオンの音頭により飲み会が始まった。
「隊長、異世界遠征お疲れ様でしたー!」
ただでさえ騒がしい店内が、エールのジョッキのぶつかり合う音で溢れる。
「で、向こうはどうでした?」
酒の肴に異世界の話をねだる部下に、ヒューズは律儀に一つ一つ答えていく。
「飯は美味い。店に置かれている食材が常に安定してるのは羨ましい限りだ」
「へえ!ちなみに、何が一番美味かったです?」
ヒューズは一度思案したあと、表情を和ませて『出汁茶漬け』と答えた。
「そう言えば、姫が何か空飛ぶ乗り物を作るようにルシウス殿下に言ってましたが、それって何ですか?」
「あぁ、それなら飛行機という乗り物だな。あると便利だろうが…自分は馬がいい…」
ヒューズは手前に出された串を一本取り齧りつくと、ある若い騎士がヒューズに詰め寄った。
「あ、あと羨ましい話聞いたんですけど…!!」
「何だ?」
「女の子!めっちゃ可愛い女の子と暮らしてたって!!ルシウス殿下から聞いたんですけど!?」
咀嚼し終えて飲み込んだタイミングだったせいもあり、ヒューズは激しく咽せた。
この話は初耳だった者もいたようで、酒に夢中だった連中ですらテーブルにジョッキを置き、ヒューズへ期待の眼差しで詰め寄った。
顔が整った男ばかりで構成されている近衛でも、すし詰め状態になれば流石にむさ苦しい。
ヒューズは距離を取ろうとするが、隙間は減っていくばかりだ。
「…仕事だ…!!姫の世話係として一緒に暮らしただけで!!…ほら、侍女適正のある者の所に転移だと言っていただろう?」
仕事で出会っただけだから、酒の肴になるような話は無いと誤魔化そうとしたのだが、ヒューズの答えを聞いた他の騎士が更に燃料を投下していく。
「姫様が『あの朴念仁が、夢中になっていた』と証言してました!」
その言葉に騎士団だけではなく、聞き耳を立てていた他の客と店員すらどよめいた。
モテるのに特定の女性と噂になったことの無い近衛隊長様だ。
これ以上に美味い酒のアテなどあろうか。
(最悪だ…。紛うことなき事実であるだけに、否定しづらいことこの上ない…)
こうなれば、最後の手段だ。ヒューズは大きく息を吸い込み覚悟を決めた。
「……黙秘する」
異世界でも覚えていて損はない言葉を逃げ道に用意した。
シン…と静まり返った店内では、殺気のようなものが流れる。
ゆらりと一斉に騎士達が立ち上がると、顔を見合わせ力強く頷いた。
「…よし!呑ませるぞ!女将、ピッチャーで持って来てくれ!!」
レオンが叫ぶと、揃った威勢の良い返事が木霊する。
(…姫…恨みます…!!)
ヒューズの口を割ろうと張り切る部下達を前に、ヒューズはソフィアには恐ろしくて言えない小言を心で吐いた。
その後、散々呑まされたヒューズは、辛うじて知花のことを吐かずに済んだものの、執務室に戻ることを諦め、仮眠室がわりに使用している宿舎の部屋へと向かった。
夜も更け月明かりだけになった廊下を、覚束ない足取りで進む。
(もう、既に頭が痛い…飲み過ぎた…、レオンの奴、遠慮ってものを知らない…)
レオンは騎士団でも一、二を争う酒豪だ。
潰れずに済んだだけでも、大したものだと自分を褒めたい。
自身に割り当てられている部屋の前に辿り着くと、その扉をゆっくりと押す。
フラフラとした足取りで中へと入ると、自然と口が開く。
「ただいま、知花」
自分で口にした声に、ハッとする。
身体から一気に酔いが抜けていき、すかさず部屋を見渡した。
そこは知花の部屋では無い、騎士団の宿舎の一室だ。
閉められていないカーテンから、月の明かりが差し込む。
知花の部屋でも必要最低限の家具しか置いていなかったが、更にこの部屋には生活感がない。
部屋の匂いも違えば、窓の外から聞こえる外の音も違う。
ここは彼女のいた世界では無いことを突き付けられるようで、ヒューズの鳩尾のあたりが酷く締め付けられた。
帰って来てから、ヒューズはひたすら仕事に明け暮れている。
その理由はただ一つ。
何かをしていないと、知花を想ってしまうからだ。
(…気をつけていたのに…)
不意に出た愛しい人の名前。
胸の奥はますます苦しくなると、懐からそっと彼女から貰った懐中時計を取り出した。
蓋を開けると、その時計はエクシアルの時間とは違う時を刻んでいる。
示されている時刻は、知花のいる日本の時間だ。
(…この時期はきっとバイトでもしているな…)
ふっと笑みがこぼれると、蓋をそっと閉じもう一度ポケットへと仕舞う。
もう、彼女は自分のことを覚えていない。
だから、もう自分の中の彼女を消してしまっても、責める者もいない。
『おかえりなさい。ヒューズさん』
それなのに何処からか聞こえる彼女の声を必死に探している。
未だヒューズの心は、彼女の姿と声を消せずにいた。
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