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日頃の行いがね?【報告があります】
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ちょっと報告です!
後一週間ぐらいで法王国編が終わります。
そこで、切りの良い所でこの連載を終了させるかどうか悩んでおります。
予定としては、長いプロローグ(100話超えたけど)が終わり、成長したシオン達の学園編を考えており、そこでようやく恋愛ゲームの話に入る予定でした。
ただ、私は恋愛小説が苦手でして、おもしろく書けるか正直不安があります。なので、人気のある内に終了も考えております。
まだ検討中ですので、皆様にはこのままお楽しみ頂ければと思います。
誠に勝手ながら申し訳ありません!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
空から聖なる山を見ると、至る所に魔物が蠢いていた。
「う~ん、山全体の魔物を倒そうとすると大変だよ~」
シオンはどうしようかと考えたが、頭から煙が出そうになったので考えるのを止めた。
「よし!リヴィやノームにお願いしよう!」
そして他力本願なシオンであった。
シオンが戻ってくると、シルフィが手際よく魔物を解体して収納バッグにしまっていた。
「手際が良いね!」
「ええ、世界樹はダンジョン化して魔物が無限に沸いていたから、自然と覚えたの」
へぇ~意外な特技にシオンは感心した。
…………10歳未満の少女が血塗れで解体する絵面が悪いのは黙っておこう。
近くの魔物を片付けたシオン達は、皆を集めて休憩も兼ねて、簡単なミーティングをした。
「パーティーを二手に分けようと思うの」
シオン提案に質問が殺到した。
「シオン、理由はなんじゃ?それと二手に分かれたパーティーはどこに行くのじゃ?」
「イルミナさんに封印の間まで転移して、そのまま戻るパーティーとこのまま山から奥に進むパーティーを作ろうと思うの」
「おおっ!なるほど!交互に挟み撃ちする感じにするのじゃな?」
そうすれば、時間も短縮され魔物の討ち漏れを少なくできると思ったの!
流石は私!凄いぞ私である!
封印の間の方が楽そうだから、そっち側にいけば楽できるよね♪
シオンは、どこまでも自己中心的な事を考えていた。
「では、封印の間は山の中腹から洞窟に入るので、このまま山の周辺の魔物を倒しながら進むパーティーは、シオン、ウンディーネ、シルフィード、フレイで」
「そして、転移で封印の間から挟撃するパーティーは、クリス、アース、ノーム、イルミナ、リヴィで行きましょう!」
んっ?あれ?待って!?どうしてよーーーー!!!!!
「ま、待って!?えーと、そうだ!封印の間の周辺の方が魔物が強そうじゃない?だから私もそっちの方が良いと思うのよ?」
咄嗟にでた言い訳としては良かったと、シオンは内心で微笑んだ。しかし─
「うむ、却下じゃな」
「「「異議なし!」」」
なんでだよ!
ビシッ!これだ!
(逆○裁判風に指を突き付ける!)
「異議あり!明確な理由もなしに却下するのはどうかと思います!」
シオンの言葉にウンディーネは逆に突き付けた!
喰らえ!!!
「明確な理由ならあるのじゃ!シオンが封印の間に転移すると、必ず封印を破り魔王軍の幹部と戦うじゃろう!故に却下じゃ!」
なんだってーーーーー!!!!!
ドドドッン!!!!
………………ば、バカな。
って、そんな事するかい!
「そんな事しないよ!」
「たわけっ!ノームの時を忘れたか!?」
!?
「あ、あれは、ノームが勝手に呼び込んだだけで、私のせいじゃ…………」
「それが、今回も起きるかも知れんじゃろうが!それに山の周辺の討伐は、空の飛べるシオンが適任じゃ。それに狭い洞窟では魔法を使う者より、クリスやアースの様に剣を使う者が適任じゃ」
!?
くっそーーーーー!!!!!
反論ができん!!!!
シオンは崩れるように、膝を付いて頷くのだった。グスンッ
・
・
・
・
・
・
「くっそーーーーー!!!!!この怨み晴らさずでおくべきか!」
シオンは魔物達を逆恨みで攻撃していた!
酷い女の子である。
「魔力充填完了!種ドラゴンフルーツ!」
標準ピピッ!OK!
『ファイヤーーーーーーー!!!!!!』
シオンは右手をすでに変化させており、大砲の発射口の様に構えて発射した!シオンの腕からは、高圧縮された魔力がドラゴンの形となって放出された!
ゴゴゴゴッ!!!!!
シオンの放った必殺の弾丸は弧を描きながら山の魔物を薙ぎ払った!
ドッカーーーーーーン!!!!!!!
着弾地には大きなクレーターを作り、1度に大量の魔物を葬ることに成功したのだった。
「凄いわ!シオン!?私も負けてられないわ!」
シオンに触発されて、フレイも気合いを入れるのだった。
「フレイ、私も力を貸すわ。思いっきり殺りなさい!」
シルフィードが怖いこと言ってる。
「はいっ!『我が手に紅蓮の焔を宿す。紅蓮の炎は邪悪な者を喰い殺す正義の灯火とならん。ディバイン・フレイム』!!!!」
聖属性の炎がフレイを中心に燃え上がった!
「後は任せなさい!『風よ!我が命に従いここに集え!精霊魔術タイフーン』!」
フレイの炎をシルフィードが拾い、炎の竜巻が魔物達を襲った!
「いくわよ!しっかりと合わせなさい!」
「はいっ!」
「「ユニゾンレイド(魔力融合)合体技『ディバイン・トルネード』!!!」
二人の合体技が魔物達を襲う!火属性に耐久のある魔物が多かったが、聖属性の炎の竜巻に成す術もなく消し炭になっていった。
「これは妾の出番はないかも知れぬ…………」
ウンディーネはシオンや他のメンバーのフォローに廻っており後方で呟くのだった。
後一週間ぐらいで法王国編が終わります。
そこで、切りの良い所でこの連載を終了させるかどうか悩んでおります。
予定としては、長いプロローグ(100話超えたけど)が終わり、成長したシオン達の学園編を考えており、そこでようやく恋愛ゲームの話に入る予定でした。
ただ、私は恋愛小説が苦手でして、おもしろく書けるか正直不安があります。なので、人気のある内に終了も考えております。
まだ検討中ですので、皆様にはこのままお楽しみ頂ければと思います。
誠に勝手ながら申し訳ありません!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
空から聖なる山を見ると、至る所に魔物が蠢いていた。
「う~ん、山全体の魔物を倒そうとすると大変だよ~」
シオンはどうしようかと考えたが、頭から煙が出そうになったので考えるのを止めた。
「よし!リヴィやノームにお願いしよう!」
そして他力本願なシオンであった。
シオンが戻ってくると、シルフィが手際よく魔物を解体して収納バッグにしまっていた。
「手際が良いね!」
「ええ、世界樹はダンジョン化して魔物が無限に沸いていたから、自然と覚えたの」
へぇ~意外な特技にシオンは感心した。
…………10歳未満の少女が血塗れで解体する絵面が悪いのは黙っておこう。
近くの魔物を片付けたシオン達は、皆を集めて休憩も兼ねて、簡単なミーティングをした。
「パーティーを二手に分けようと思うの」
シオン提案に質問が殺到した。
「シオン、理由はなんじゃ?それと二手に分かれたパーティーはどこに行くのじゃ?」
「イルミナさんに封印の間まで転移して、そのまま戻るパーティーとこのまま山から奥に進むパーティーを作ろうと思うの」
「おおっ!なるほど!交互に挟み撃ちする感じにするのじゃな?」
そうすれば、時間も短縮され魔物の討ち漏れを少なくできると思ったの!
流石は私!凄いぞ私である!
封印の間の方が楽そうだから、そっち側にいけば楽できるよね♪
シオンは、どこまでも自己中心的な事を考えていた。
「では、封印の間は山の中腹から洞窟に入るので、このまま山の周辺の魔物を倒しながら進むパーティーは、シオン、ウンディーネ、シルフィード、フレイで」
「そして、転移で封印の間から挟撃するパーティーは、クリス、アース、ノーム、イルミナ、リヴィで行きましょう!」
んっ?あれ?待って!?どうしてよーーーー!!!!!
「ま、待って!?えーと、そうだ!封印の間の周辺の方が魔物が強そうじゃない?だから私もそっちの方が良いと思うのよ?」
咄嗟にでた言い訳としては良かったと、シオンは内心で微笑んだ。しかし─
「うむ、却下じゃな」
「「「異議なし!」」」
なんでだよ!
ビシッ!これだ!
(逆○裁判風に指を突き付ける!)
「異議あり!明確な理由もなしに却下するのはどうかと思います!」
シオンの言葉にウンディーネは逆に突き付けた!
喰らえ!!!
「明確な理由ならあるのじゃ!シオンが封印の間に転移すると、必ず封印を破り魔王軍の幹部と戦うじゃろう!故に却下じゃ!」
なんだってーーーーー!!!!!
ドドドッン!!!!
………………ば、バカな。
って、そんな事するかい!
「そんな事しないよ!」
「たわけっ!ノームの時を忘れたか!?」
!?
「あ、あれは、ノームが勝手に呼び込んだだけで、私のせいじゃ…………」
「それが、今回も起きるかも知れんじゃろうが!それに山の周辺の討伐は、空の飛べるシオンが適任じゃ。それに狭い洞窟では魔法を使う者より、クリスやアースの様に剣を使う者が適任じゃ」
!?
くっそーーーーー!!!!!
反論ができん!!!!
シオンは崩れるように、膝を付いて頷くのだった。グスンッ
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「くっそーーーーー!!!!!この怨み晴らさずでおくべきか!」
シオンは魔物達を逆恨みで攻撃していた!
酷い女の子である。
「魔力充填完了!種ドラゴンフルーツ!」
標準ピピッ!OK!
『ファイヤーーーーーーー!!!!!!』
シオンは右手をすでに変化させており、大砲の発射口の様に構えて発射した!シオンの腕からは、高圧縮された魔力がドラゴンの形となって放出された!
ゴゴゴゴッ!!!!!
シオンの放った必殺の弾丸は弧を描きながら山の魔物を薙ぎ払った!
ドッカーーーーーーン!!!!!!!
着弾地には大きなクレーターを作り、1度に大量の魔物を葬ることに成功したのだった。
「凄いわ!シオン!?私も負けてられないわ!」
シオンに触発されて、フレイも気合いを入れるのだった。
「フレイ、私も力を貸すわ。思いっきり殺りなさい!」
シルフィードが怖いこと言ってる。
「はいっ!『我が手に紅蓮の焔を宿す。紅蓮の炎は邪悪な者を喰い殺す正義の灯火とならん。ディバイン・フレイム』!!!!」
聖属性の炎がフレイを中心に燃え上がった!
「後は任せなさい!『風よ!我が命に従いここに集え!精霊魔術タイフーン』!」
フレイの炎をシルフィードが拾い、炎の竜巻が魔物達を襲った!
「いくわよ!しっかりと合わせなさい!」
「はいっ!」
「「ユニゾンレイド(魔力融合)合体技『ディバイン・トルネード』!!!」
二人の合体技が魔物達を襲う!火属性に耐久のある魔物が多かったが、聖属性の炎の竜巻に成す術もなく消し炭になっていった。
「これは妾の出番はないかも知れぬ…………」
ウンディーネはシオンや他のメンバーのフォローに廻っており後方で呟くのだった。
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