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息子よ、強く生きろ!
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派手に鼻血をだして吹っ飛んだ王子は地面を転がった。
きゃーーー!!!!
子供達の悲鳴が上がったが、私はドシドシと王子の側へ歩いて行った。
「お、おまえ!何をしたのかわかっているのか!死刑だ!死刑にしてやる!!!」
顔を抑えながら涙目でシオンに悪態を付く王子にシオンはニッコリ笑って(目は笑っていない)王子に股がった。
!?
「へぇ?死刑ね。良いわよ?別に」
「な、なんだと!」
シオンは低い声で王子の胸ぐらを掴んで言った。
「なら、死刑になる前におまえを殺してやる。別に黒髪の王子もいるからお前が死んでも問題ないわよね?」
金髪王子は驚愕しながら、なななっ………と呟いた。
「………安心して逝け(死ね)」
そこからシオンは金髪王子をフルボッコにした。鼻血が手に付こうが、顔に付こうが殴りまくった。
側にいた騎士達も突然のことで動け無かった。
王族に次ぐ権力のある公爵令嬢に、いきなりビンタを喰らわせた王子に問題があり、そこで騎士達は真っ青になってしまった。
『ヤバい!あのバカ王子がやりやがった!?』
警備をしていた騎士達はこれだけで、どうして止めなかったと言われて、恐らく減給か最悪、騎士を降格される可能性があった。
その固まってしまっていた内に、今度は公爵令嬢が王子を幻の左ストレートでぶん殴り、吹きとばしてしまった。
『ああ………明日から俺は無職か………』
そう悲壮感に浸っていた時、さらに公爵令嬢は次の行動を起こして、王子をフルボッコにしてしまった。
『息子よ。すまん!俺は職務怠慢で牢屋行き確定だ………強く生きろよ!』
騎士達はもう諦めの境地に立たされたのだった。
そして、ボコボコ殴っている間に騒ぎを聞きつけたお父様と王様が慌てて飛び込んできた。
!?
「シオン!落ち着け!?」
お父様に羽交い締めにされてようやく我に返ったシオンだった。
「離して!あのクソガキを殺さないと!」
「何を言っているんだ!何があった!?」
フィーネが姿を消した状態で、耳元で話した。
『あの金髪王子が、いきなりシオンの目の前にやってきて、俺様が婚約してやるって言っているのに、断るとは何様だ!って、言ってシオンの『顔』を叩いたのよ。それでシオンがキレて逆にフルボッコしていたって訳』
「なんだと!警備の騎士達は何をしていた!!!クソガキが!ぶっ殺してやる!!!!!」
フィーネの説明にブチ切れたカール公爵に騎士達は恐怖した。般若の顔となったカール公爵に、心の折れていた騎士達がひざまついて、頭を下げて許しを乞った。
ガクブル!?
「「申し訳ありませんでした!」」
パーティー会場を警備に当たっていた騎士達数十人は、本来国王のみにする片膝を着いて謝った。
国王様も、話を聞いてようやく事態の深刻差に頭を抱えた。
確かに長男の王子は、頭がよく、運動神経も良かったので、同年代では勉学などトップであった。最近は増長して生意気になっていたが、ここまで愚かな行動をするとは思っていなかった。
カール公爵を必死になだめて、シオンもやり過ぎたと言うことで、婚約者の話しは一端保留とし、そのまま帰宅するのだった。
そして、シオンの行動はとある人物の運命を変えることになった。
きゃーーー!!!!
子供達の悲鳴が上がったが、私はドシドシと王子の側へ歩いて行った。
「お、おまえ!何をしたのかわかっているのか!死刑だ!死刑にしてやる!!!」
顔を抑えながら涙目でシオンに悪態を付く王子にシオンはニッコリ笑って(目は笑っていない)王子に股がった。
!?
「へぇ?死刑ね。良いわよ?別に」
「な、なんだと!」
シオンは低い声で王子の胸ぐらを掴んで言った。
「なら、死刑になる前におまえを殺してやる。別に黒髪の王子もいるからお前が死んでも問題ないわよね?」
金髪王子は驚愕しながら、なななっ………と呟いた。
「………安心して逝け(死ね)」
そこからシオンは金髪王子をフルボッコにした。鼻血が手に付こうが、顔に付こうが殴りまくった。
側にいた騎士達も突然のことで動け無かった。
王族に次ぐ権力のある公爵令嬢に、いきなりビンタを喰らわせた王子に問題があり、そこで騎士達は真っ青になってしまった。
『ヤバい!あのバカ王子がやりやがった!?』
警備をしていた騎士達はこれだけで、どうして止めなかったと言われて、恐らく減給か最悪、騎士を降格される可能性があった。
その固まってしまっていた内に、今度は公爵令嬢が王子を幻の左ストレートでぶん殴り、吹きとばしてしまった。
『ああ………明日から俺は無職か………』
そう悲壮感に浸っていた時、さらに公爵令嬢は次の行動を起こして、王子をフルボッコにしてしまった。
『息子よ。すまん!俺は職務怠慢で牢屋行き確定だ………強く生きろよ!』
騎士達はもう諦めの境地に立たされたのだった。
そして、ボコボコ殴っている間に騒ぎを聞きつけたお父様と王様が慌てて飛び込んできた。
!?
「シオン!落ち着け!?」
お父様に羽交い締めにされてようやく我に返ったシオンだった。
「離して!あのクソガキを殺さないと!」
「何を言っているんだ!何があった!?」
フィーネが姿を消した状態で、耳元で話した。
『あの金髪王子が、いきなりシオンの目の前にやってきて、俺様が婚約してやるって言っているのに、断るとは何様だ!って、言ってシオンの『顔』を叩いたのよ。それでシオンがキレて逆にフルボッコしていたって訳』
「なんだと!警備の騎士達は何をしていた!!!クソガキが!ぶっ殺してやる!!!!!」
フィーネの説明にブチ切れたカール公爵に騎士達は恐怖した。般若の顔となったカール公爵に、心の折れていた騎士達がひざまついて、頭を下げて許しを乞った。
ガクブル!?
「「申し訳ありませんでした!」」
パーティー会場を警備に当たっていた騎士達数十人は、本来国王のみにする片膝を着いて謝った。
国王様も、話を聞いてようやく事態の深刻差に頭を抱えた。
確かに長男の王子は、頭がよく、運動神経も良かったので、同年代では勉学などトップであった。最近は増長して生意気になっていたが、ここまで愚かな行動をするとは思っていなかった。
カール公爵を必死になだめて、シオンもやり過ぎたと言うことで、婚約者の話しは一端保留とし、そのまま帰宅するのだった。
そして、シオンの行動はとある人物の運命を変えることになった。
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