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迷いの森の異常
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こうしてシオン達一行はオラクル聖王国を旅立った。
「しばらくは街道沿いの小さな街や村に立ち寄って、この辺りから街道を外れて森に入る形になるかな?」
馬車を操作しているジークの隣で地図を見ながらシオンが答えた。
「そうだな・・・この村で補給してからになるが、小さな村だと大量に食料の買い付けができないから、一つ前のこの街で、食料と旅に必要な物資の買い付けをしておいた方がいいかな?幸い、シオンの作った大容量のマジックバックもあるし、お金も教皇様からかなり頂いたからな」
「なるほど。ありがとうジーク。ためになるよ♪」
「いや、それほどでも・・・」
照れるジークを見て馬車の荷台から顔を出したヒジリちゃんがジトーと睨んでいた。
コソッ
「良い気にならないで下さい。それくらい私にも説明できますから」
ズモモモッと無言で魔物撃退用の『鬼の棍棒』のような武器を出していった。
「あれ?ヒジリちゃん起きたの?」
「はい!シオンお姉様♪」
馬車で寝ていたヒジリが元気に答える。
「この馬車凄いですね。振動も少ないし、ふかふかのマット?のおかげで下手なベットより快適に眠れました」
「いやー、気に入ってもらえてよかったよ~。スライムの粘液を利用した『低反発もどきのスライムマット』は私の国でも人気だったんだぁ~」
ジークの持ち込んだ馬車は家紋こそないが、王家が依頼した特注品であったが、大聖堂で1ヶ月間も足止めを喰らっている間に、シオンは馬車の車輪にサスペンションを仕込むなど、魔改造を施していたのだ。
なんと言うことでしょう。(Before and After風)
外見は普通の馬車なのに、外側には車体や帆に物理攻撃や魔法攻撃を緩和する術式を直接書き込んであり、魔物や盗賊の襲撃にも対応できます。さらに、木の車体で固い床が荷台には低反発クッションもどきが敷き詰められており、お尻が痛くなることもありません。寝っ転がっても、フワフワなクッションのおかげで、快適な旅を約束してくれます。さらに低反発クッションもどきは、車体の揺れも軽減してくれる優れものでした。シオンさんが魔改造したことによって、世界に一つしかない凄い馬車が爆誕生したのでした。
おしまい。
こほんっ
「取り敢えずその棍棒はしまいなさい」
「はーい」
シオン達は馬車でゆっくり・・・ではなくそこそこの速度で事故の無いように街道を走っていました。
理由は、似たような風景ばかりで飽きたから、だ、そうです。
こうして一週間ほど掛かる日程を3日に短縮して、迷いの森に向かう最後の村に辿り着きました。
「ようやく着いたね」
「少し疲れたな」
グイッと身体を伸ばしながら言った。
交代で馬車を運転していたが、疲れるものは疲れるのだ。
「そこそこ大きい村っぽい?」
「街道沿いにあるし、隣国を行き来する商人が多いんじゃない?」
村には丸太で作られた防壁があり簡易の門まであった。
日が高ったので門が開いており、門番らしき者が立っていた。
「珍しいな。村の規模で門番がいるなんて」
目の前で馬車を停めると門番が尋ねてきた。
「旅の者か?」
「ええ、本日はこの村で宿を取ろうかと思っているのですが、どうかされました?」
「なら、まだ日が高い内に国境に向かった方がいい。最近、西にある迷いの森から魔物が湧き出てきて、この辺りは危険なんだよ」
レオナが反応した。
「迷いの森にはエルフの隠れ里があるはずだが?」
え、それ言ってもいいの?
「よく知っているな。昔から迷いの森にエルフの里があると言われているが、滅多にエルフを見かけることはないんだ。昔からエルフを狙う人攫いや盗賊が多くて、森に入っては帰ってこなかったよ」
「なるほど。森の中にエルフの隠れ里があるのは知られているけど、何か魔法的なもので辿り着けないようにしているんだね」
「そうなんですね!流石はシオンお姉様です♪」
シオンの推理にヒジリが拍手を送るが、転生者のシオンにすればエルフの里が隠されているのはRPGの『定番』である。
「まぁ、通常であれば迷いの森の魔物はエルフ達が間引いているから、そんなに大量に増える訳が無いんだよ」
ふむふむ。
と、言うことは?
「迷いの森の魔物が溢れるぐらい多くなっているのは、エルフ達が魔物を間引けなくなってしまった状態にあると?」
シオンの言葉にようやくみんながハッとなった。
「まだ憶測だしなんとも言えないよね。やっぱり明日の朝一に行ってみるしか無いかな?」
シオン達はレオナがS級冒険者だと言って、森の様子を見てくると伝えた。
「なんと!そんな凄い御方とは!?ぜひ村長に話を聞いてください!」
門番は急いで村に入ると村長の元に走って向かって行った。
「・・・・どうでもいいけど、私達も中に入っていいのかな?」
「いいんじゃない?私達を心配して先に向かえばって言ってくれた良い人だし」
門番がいなくなって大丈夫?と思うシオン達だった。
「しばらくは街道沿いの小さな街や村に立ち寄って、この辺りから街道を外れて森に入る形になるかな?」
馬車を操作しているジークの隣で地図を見ながらシオンが答えた。
「そうだな・・・この村で補給してからになるが、小さな村だと大量に食料の買い付けができないから、一つ前のこの街で、食料と旅に必要な物資の買い付けをしておいた方がいいかな?幸い、シオンの作った大容量のマジックバックもあるし、お金も教皇様からかなり頂いたからな」
「なるほど。ありがとうジーク。ためになるよ♪」
「いや、それほどでも・・・」
照れるジークを見て馬車の荷台から顔を出したヒジリちゃんがジトーと睨んでいた。
コソッ
「良い気にならないで下さい。それくらい私にも説明できますから」
ズモモモッと無言で魔物撃退用の『鬼の棍棒』のような武器を出していった。
「あれ?ヒジリちゃん起きたの?」
「はい!シオンお姉様♪」
馬車で寝ていたヒジリが元気に答える。
「この馬車凄いですね。振動も少ないし、ふかふかのマット?のおかげで下手なベットより快適に眠れました」
「いやー、気に入ってもらえてよかったよ~。スライムの粘液を利用した『低反発もどきのスライムマット』は私の国でも人気だったんだぁ~」
ジークの持ち込んだ馬車は家紋こそないが、王家が依頼した特注品であったが、大聖堂で1ヶ月間も足止めを喰らっている間に、シオンは馬車の車輪にサスペンションを仕込むなど、魔改造を施していたのだ。
なんと言うことでしょう。(Before and After風)
外見は普通の馬車なのに、外側には車体や帆に物理攻撃や魔法攻撃を緩和する術式を直接書き込んであり、魔物や盗賊の襲撃にも対応できます。さらに、木の車体で固い床が荷台には低反発クッションもどきが敷き詰められており、お尻が痛くなることもありません。寝っ転がっても、フワフワなクッションのおかげで、快適な旅を約束してくれます。さらに低反発クッションもどきは、車体の揺れも軽減してくれる優れものでした。シオンさんが魔改造したことによって、世界に一つしかない凄い馬車が爆誕生したのでした。
おしまい。
こほんっ
「取り敢えずその棍棒はしまいなさい」
「はーい」
シオン達は馬車でゆっくり・・・ではなくそこそこの速度で事故の無いように街道を走っていました。
理由は、似たような風景ばかりで飽きたから、だ、そうです。
こうして一週間ほど掛かる日程を3日に短縮して、迷いの森に向かう最後の村に辿り着きました。
「ようやく着いたね」
「少し疲れたな」
グイッと身体を伸ばしながら言った。
交代で馬車を運転していたが、疲れるものは疲れるのだ。
「そこそこ大きい村っぽい?」
「街道沿いにあるし、隣国を行き来する商人が多いんじゃない?」
村には丸太で作られた防壁があり簡易の門まであった。
日が高ったので門が開いており、門番らしき者が立っていた。
「珍しいな。村の規模で門番がいるなんて」
目の前で馬車を停めると門番が尋ねてきた。
「旅の者か?」
「ええ、本日はこの村で宿を取ろうかと思っているのですが、どうかされました?」
「なら、まだ日が高い内に国境に向かった方がいい。最近、西にある迷いの森から魔物が湧き出てきて、この辺りは危険なんだよ」
レオナが反応した。
「迷いの森にはエルフの隠れ里があるはずだが?」
え、それ言ってもいいの?
「よく知っているな。昔から迷いの森にエルフの里があると言われているが、滅多にエルフを見かけることはないんだ。昔からエルフを狙う人攫いや盗賊が多くて、森に入っては帰ってこなかったよ」
「なるほど。森の中にエルフの隠れ里があるのは知られているけど、何か魔法的なもので辿り着けないようにしているんだね」
「そうなんですね!流石はシオンお姉様です♪」
シオンの推理にヒジリが拍手を送るが、転生者のシオンにすればエルフの里が隠されているのはRPGの『定番』である。
「まぁ、通常であれば迷いの森の魔物はエルフ達が間引いているから、そんなに大量に増える訳が無いんだよ」
ふむふむ。
と、言うことは?
「迷いの森の魔物が溢れるぐらい多くなっているのは、エルフ達が魔物を間引けなくなってしまった状態にあると?」
シオンの言葉にようやくみんながハッとなった。
「まだ憶測だしなんとも言えないよね。やっぱり明日の朝一に行ってみるしか無いかな?」
シオン達はレオナがS級冒険者だと言って、森の様子を見てくると伝えた。
「なんと!そんな凄い御方とは!?ぜひ村長に話を聞いてください!」
門番は急いで村に入ると村長の元に走って向かって行った。
「・・・・どうでもいいけど、私達も中に入っていいのかな?」
「いいんじゃない?私達を心配して先に向かえばって言ってくれた良い人だし」
門番がいなくなって大丈夫?と思うシオン達だった。
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