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7章:コラボ小説なのです!
2人のシオン!
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ようやく、色々とありましたがミスレイン公国の港に着きました。
ワァー!ワァー!ワァー!
おや?何か歓迎されていますね?
「ミスレイン公国とフィリアス公爵領は友好な関係を築いているからね。お互いの領地にない珍しい商品を運んでくるので人気があるんだよ」
「なるほど!私もミスレインからの珍しい作物に大変お世話になっていますから、わかります!」
「でも多分、海賊船の捕縛が目に見えているからだと思うよ?貿易の商人にとって海賊は天敵だからね」
確かにと頷いたよ。船から降りて足を地面に付けると、やっぱり足元が安定している方が安心するねー
「お母様!迎えに来ました!」
なんと!!!?それから聞こえてきた声に上を見ると私と同じぐらいの女の子が、光の翼で空を飛んでいました!
「と、飛んでるーーーー!!!!」
私はうらめしい…………じゃない、羨ましいとじっくりと見つめた。
「あら♪シオン!ありがとう!降りて来なさい。紹介したい人がいるの」
「はーい!」
ゆっくりと光の翼を羽ばたかせて降りてきた。少女は王妃様の隣に来ると足下に抱き付いたの。
「こらこら。お客様の前よ?」
「だって、お母様が走って行ったから心配したんだよ?」
「ごめんなさいね……」
王妃様は気まずそうに少女の頭を撫でた。
「さぁ、自己紹介しなさい」
「はーい!初めまして!ミスレイン公国公女、シオン・ミスレインです!よろしくお願い致します」
この子が私と同じ名前の女の子なんだ!登場の仕方で負けた気分だよ………
(いえ、誰も求めていないから)
「お初にお目に掛かります。私はフィリアス公爵家長女、シオン・フィリアスと申します!」
ふっふっふ………私の方が綺麗にカテーシーが出来たと思うよ!私の自己紹介にミスレインのシオンが目をキラキラさせて手を握ってきた。
「貴女がフィリアス公爵家のシオンね!ずっと会いたいと思っていたの!?これからよろしくね!」
あぁ……この子、めっちゃ良い子や!自己紹介を張り合った私がバカみたい!この子となら良い友達になりそう。
「これからは二人のシオンコンビとして冒険しましょう!この大陸には地下へ潜るダンジョンがあるのよ!貴女となら最下層まで行ける気がする!」
はい!前言撤回です!ちょっと変わっているかも………でも………
(お前が言うな!?)
「ダンジョン!?うわぁ!楽しみ♪」
それを見た土龍騎士団長のシールがたしなめた。
「これ!お嬢!今回の建国記念日の日程にダンジョン潜りは入っておらぬからのぅ?」
釘を刺されました。ちぇ!
「あら、ダンジョンなんて楽しみね♪シリカちゃん、一緒にどうかしら?道案内してくれる?」
「良いわよ!ひかりん!後で一緒に行きましょう♪」
酷い!私はダメで、ひかりさんは良いの!?
私はじとっーと目で訴えた。
「あらあら、シオンは大人になってからね♪これも大人の特権よ」
むきぃーーー!!!ムカつく!!!しかも、王妃様と気軽に名前を呼び合う仲にいつの間になってんのよ!!!
私はもう一人のシオンと抱き付き、訴えた!
「大人は酷いねシオン!」
「自分達だけで酷いよね!」
うるうる………と、訴えたけどダメでした………くそー!
「さぁ、お城へいきますよ」
お母様の声に「「はーい!」」と二人で返事をするのだった。
「あっ!そうそう、お土産があったんだ!」
「えっ!なになにー?」
「船の後ろに、シーサーペントのぶつ切りがあるから食材として使って下さい」
「きゃーっ!!!私の大好物なのー!フカヒレスープが好き!」
王妃様もきゃいきゃいと騒いでいる。
「これだけの大きさなら、出汁を取って色々な具材を入れれば、町中の人々に振る舞えるわ!?他国から大勢の人々が訪れて来ているから食料の物価が上がってきていて助かるわ!」
流石に王妃様だけあって、城下町の物価の流通と価格に神経を尖らせていたみたいだ。
コソッ
「ねぇ、私達で大型の食べられる魔物を狩ってきたら喜ばれるかな?」
「良いね!こっそり夜にでも行こうか!」
こうして、初対面で意気投合した二人のシオンでした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「この二人が何をやらかすのか予想がつかない!」
シオン×2
「「失礼ね!」」
愚者の声
「二人揃うと迫力が!?」
ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!
シオン×2
「「楽しみにしていなさい♪」」
愚者の声
「ちょっ!?何をやらかすんだ!?」
ワァー!ワァー!ワァー!
おや?何か歓迎されていますね?
「ミスレイン公国とフィリアス公爵領は友好な関係を築いているからね。お互いの領地にない珍しい商品を運んでくるので人気があるんだよ」
「なるほど!私もミスレインからの珍しい作物に大変お世話になっていますから、わかります!」
「でも多分、海賊船の捕縛が目に見えているからだと思うよ?貿易の商人にとって海賊は天敵だからね」
確かにと頷いたよ。船から降りて足を地面に付けると、やっぱり足元が安定している方が安心するねー
「お母様!迎えに来ました!」
なんと!!!?それから聞こえてきた声に上を見ると私と同じぐらいの女の子が、光の翼で空を飛んでいました!
「と、飛んでるーーーー!!!!」
私はうらめしい…………じゃない、羨ましいとじっくりと見つめた。
「あら♪シオン!ありがとう!降りて来なさい。紹介したい人がいるの」
「はーい!」
ゆっくりと光の翼を羽ばたかせて降りてきた。少女は王妃様の隣に来ると足下に抱き付いたの。
「こらこら。お客様の前よ?」
「だって、お母様が走って行ったから心配したんだよ?」
「ごめんなさいね……」
王妃様は気まずそうに少女の頭を撫でた。
「さぁ、自己紹介しなさい」
「はーい!初めまして!ミスレイン公国公女、シオン・ミスレインです!よろしくお願い致します」
この子が私と同じ名前の女の子なんだ!登場の仕方で負けた気分だよ………
(いえ、誰も求めていないから)
「お初にお目に掛かります。私はフィリアス公爵家長女、シオン・フィリアスと申します!」
ふっふっふ………私の方が綺麗にカテーシーが出来たと思うよ!私の自己紹介にミスレインのシオンが目をキラキラさせて手を握ってきた。
「貴女がフィリアス公爵家のシオンね!ずっと会いたいと思っていたの!?これからよろしくね!」
あぁ……この子、めっちゃ良い子や!自己紹介を張り合った私がバカみたい!この子となら良い友達になりそう。
「これからは二人のシオンコンビとして冒険しましょう!この大陸には地下へ潜るダンジョンがあるのよ!貴女となら最下層まで行ける気がする!」
はい!前言撤回です!ちょっと変わっているかも………でも………
(お前が言うな!?)
「ダンジョン!?うわぁ!楽しみ♪」
それを見た土龍騎士団長のシールがたしなめた。
「これ!お嬢!今回の建国記念日の日程にダンジョン潜りは入っておらぬからのぅ?」
釘を刺されました。ちぇ!
「あら、ダンジョンなんて楽しみね♪シリカちゃん、一緒にどうかしら?道案内してくれる?」
「良いわよ!ひかりん!後で一緒に行きましょう♪」
酷い!私はダメで、ひかりさんは良いの!?
私はじとっーと目で訴えた。
「あらあら、シオンは大人になってからね♪これも大人の特権よ」
むきぃーーー!!!ムカつく!!!しかも、王妃様と気軽に名前を呼び合う仲にいつの間になってんのよ!!!
私はもう一人のシオンと抱き付き、訴えた!
「大人は酷いねシオン!」
「自分達だけで酷いよね!」
うるうる………と、訴えたけどダメでした………くそー!
「さぁ、お城へいきますよ」
お母様の声に「「はーい!」」と二人で返事をするのだった。
「あっ!そうそう、お土産があったんだ!」
「えっ!なになにー?」
「船の後ろに、シーサーペントのぶつ切りがあるから食材として使って下さい」
「きゃーっ!!!私の大好物なのー!フカヒレスープが好き!」
王妃様もきゃいきゃいと騒いでいる。
「これだけの大きさなら、出汁を取って色々な具材を入れれば、町中の人々に振る舞えるわ!?他国から大勢の人々が訪れて来ているから食料の物価が上がってきていて助かるわ!」
流石に王妃様だけあって、城下町の物価の流通と価格に神経を尖らせていたみたいだ。
コソッ
「ねぇ、私達で大型の食べられる魔物を狩ってきたら喜ばれるかな?」
「良いね!こっそり夜にでも行こうか!」
こうして、初対面で意気投合した二人のシオンでした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「この二人が何をやらかすのか予想がつかない!」
シオン×2
「「失礼ね!」」
愚者の声
「二人揃うと迫力が!?」
ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!
シオン×2
「「楽しみにしていなさい♪」」
愚者の声
「ちょっ!?何をやらかすんだ!?」
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