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のぞき込んで笑ったムカつく顔
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ふと顔を上げると、気のせいじゃない。
というか、誰かがかがんで私の顔をのぞき込んでいた。ニコニコ笑っていた。
「やあ、こんにちは」
そして、笑顔のまま挨拶をした。
アニメとかで見るエルフみたいな尖った耳が、ピコっと動いた。
「!?!?!?」
驚いた。
本当に驚いた。
立ち上がろうとして岩から転がり落ちるくらい。
そんな私を見てクスッと笑って手を差しのべる白髪の男。
切れ長の目が私を視界に捉える。
「大丈夫ですかぁ?派手に転びましたね。頭打ってませんか?」
「い、いや。……多分打ちました」
ぽかんとしながらそれだけ言うと、男はおや、と笑顔を崩した。
「えぇ?大丈夫ですか?痛いですかぁ?」
おろおろ、ぐるぐる。
私の周りを一周して、わしわしと頭を撫でまわして。
「うぅん…傷は、ないようですがねぇ?」
「えぇ?おかしいな…あなたが見えてる時点で絶対どっかおかしくなったんだと……」
とたんに、下がっていた眉が元に戻る。
同時にさっきのニコニコ顔……いや、すこし違う。
面白いものでも見つけたような、笑いだしそうなムカつく顔。
「おやぁ?もしや私が幻覚かなにかだと思われていらっしゃるのですか?それはとんだ勘違いですねぇ」
はははっと笑って私の腕を引っ張り立たせてくれる。
「幻覚、じゃなかったらなんなんです……?」
「私はですねぇ、こことは違う世界からあなたをお迎えに上がったのですよ!」
まるでアニメのように両腕を大きく広げて当然のように言ってのける。
でもそんなの信じられるわけないじゃん。
ついさっき私が願ったことが目の前で起きるなんてありえないじゃん。
絶対現実じゃない。
やっぱりおかしくなったんだ。
逃げたいって、そればっかり考えてたから。
それか夢だ。絶対、そうだよ。
必死に頭の中で否定する私にはお構い無しで、男は再び私に手を差し伸べた。
「さぁ、一緒に行きますか?あなたの望む自由な世界へ。…解放されたいのでしょう?」
なんで。
なんで知ってるの。心でも読める?
気持ち悪い。有り得ない。誘拐犯かもしれないし。
でも。
でも、逃げられる?
私、
私、は……
「……………………………行きたい……」
無意識。
だと思う。
全然意図的じゃなくて。
そう言ってた。
差し出された手を強く握った。
というか、誰かがかがんで私の顔をのぞき込んでいた。ニコニコ笑っていた。
「やあ、こんにちは」
そして、笑顔のまま挨拶をした。
アニメとかで見るエルフみたいな尖った耳が、ピコっと動いた。
「!?!?!?」
驚いた。
本当に驚いた。
立ち上がろうとして岩から転がり落ちるくらい。
そんな私を見てクスッと笑って手を差しのべる白髪の男。
切れ長の目が私を視界に捉える。
「大丈夫ですかぁ?派手に転びましたね。頭打ってませんか?」
「い、いや。……多分打ちました」
ぽかんとしながらそれだけ言うと、男はおや、と笑顔を崩した。
「えぇ?大丈夫ですか?痛いですかぁ?」
おろおろ、ぐるぐる。
私の周りを一周して、わしわしと頭を撫でまわして。
「うぅん…傷は、ないようですがねぇ?」
「えぇ?おかしいな…あなたが見えてる時点で絶対どっかおかしくなったんだと……」
とたんに、下がっていた眉が元に戻る。
同時にさっきのニコニコ顔……いや、すこし違う。
面白いものでも見つけたような、笑いだしそうなムカつく顔。
「おやぁ?もしや私が幻覚かなにかだと思われていらっしゃるのですか?それはとんだ勘違いですねぇ」
はははっと笑って私の腕を引っ張り立たせてくれる。
「幻覚、じゃなかったらなんなんです……?」
「私はですねぇ、こことは違う世界からあなたをお迎えに上がったのですよ!」
まるでアニメのように両腕を大きく広げて当然のように言ってのける。
でもそんなの信じられるわけないじゃん。
ついさっき私が願ったことが目の前で起きるなんてありえないじゃん。
絶対現実じゃない。
やっぱりおかしくなったんだ。
逃げたいって、そればっかり考えてたから。
それか夢だ。絶対、そうだよ。
必死に頭の中で否定する私にはお構い無しで、男は再び私に手を差し伸べた。
「さぁ、一緒に行きますか?あなたの望む自由な世界へ。…解放されたいのでしょう?」
なんで。
なんで知ってるの。心でも読める?
気持ち悪い。有り得ない。誘拐犯かもしれないし。
でも。
でも、逃げられる?
私、
私、は……
「……………………………行きたい……」
無意識。
だと思う。
全然意図的じゃなくて。
そう言ってた。
差し出された手を強く握った。
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