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第一話
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三島美鶴は将棋が大好きで、女流棋士になる夢を持っている都内に通う女子高生だ。
そして、私は吉川五月で彼女のクラスメイトで、自分で言うのも何だが剣道の腕前が抜群の男子高校生だ。将棋は初心者であるが美鶴と同じ将棋部に入ることにした。早月と書いて、サツキではなくソウゲツと呼ぶ。一応主人公というか語り手というかあのひと夏の高校時代の不思議な思い出を書き記すことにした。
夏休みに吉川は、三島美鶴とそれにクラスメイトの女子の田口と男子の大内で、高校の将棋部の夏山合宿キャンプに参加することになった。
将棋部の顧問が所有する都内山奥の古びた洋館で、夏休みに対局合宿をすることを顧問から提案されたのだ。
美鶴と吉川以外のクラスメイトは今晩の夕食の買い出しのため、少し遅れて洋館にやってくる予定だ。吉川は軽装で将棋の駒と簡単な盤を入れたリュックサックを担いでいる。念のために防災グッズも入れている?、
しかし山頂の洋館に近づくと雲行きが怪しくなり風が強くなってきた。眼の前に吊り橋が見えてきた。
吊り橋の手前にはどこかの会社の保養施設や診療所が見えている。
定年間近の将棋部の顧問が、美鶴たちに声をかける。
「もうすぐじゃ。この吊り橋を渡れば、ほれ、あの洋館の建物がゴールじゃ。
先に鍵を開けるから後から来なさい。
それから吉川、この手紙をしばらく預かって欲しい」
確かに吊り橋の奥に古びた洋館が見えてきた。
顧問の兄は、昔に剣道部と将棋部の顧問をしていたらしい。
定年間近とは思えない健脚で、顧問は坂道を駆け足で素早く登っていく。
吉川はリュックサックの中に顧問から預かった手紙を仕舞った。
ここは都内だが、夏の蒸し暑い日がこの山奥に広がっていた。吉川は、三島美鶴と洋館で行われる「将棋合宿」を楽しみにしていた。
その洋館は、数十年前に起こった不可解なことが起きていたと剣道部の先輩に吉川は聞いていた。
「美鶴、この洋館って不思議な噂があるんだよ。でも、将棋合宿に参加できるなんてワクワクするな。」
「確かに、こんな雰囲気の洋館で気にはなるけれど、将棋の対局できるのは楽しみね。」
顧問が先に駆け足で吊り橋を器用に渡っていく。
そう聞いた吉川は、吊り橋の前で逡巡する。
高所恐怖症なのだ。
顧問の姿がすっかり見えなくなった。
「行くわよ。何!? 震えているの」
美鶴は笑って吉川の目を見つめている。
「エスコートしなさいよ」
美鶴は吉川を吊り橋の前に押しやった
「特別に許可してあげるわ」
美鶴の手が吉川に触れ合った。
吉川は顔が赤らむのを自覚し、吊り橋の怖さを忘れた。そして美鶴の手を握りしめ度胸を決めて半分薄目で吊り橋に足を踏み出そうとして、美鶴に初めて会った時の事が急に浮かんできた。
引っ込み思案だった中学生の吉川な爺さんは孫を気にして将棋や剣道の初歩的な手ほどきを教えたのである。将棋のほうは当然才能は大したことはなく段位の認定は無く爺さんが盤上で手加減してくれたお陰で子供心に多少の興味は残ったようだ。剣道の方は才能より反復努力と爺さんの指導でまあ何とか中学生で初段が取れた。
剣道初段の免状が届いた翌日、孫に文武両道の精神を植え付けようとして、孫の吉川を将棋会館の道場に連れて行ったのである。
その道場で目が大きな美少女が美鶴だった。美鶴は、老年に差し掛かろうとしているグレーヘアの女流棋士の先生と盤を向き合っていた。
将棋会館の道場では女流棋士に指導対局をしてもらえたのである。
女流棋士は三面指しと言って3人のアマチュアと前、右横、左横に将棋盤を置き、交互に3つの盤を指して指導対局をしていた。
そのうちの前に陣取っていた一人が中学生の美鶴だった。その横にはアマチュアの中年男性が飛車と角の駒を落としてもらう二枚落ちで指導対局を受けていた。美鶴の盤面は対局が始まったばかりであるが平手と言って駒落ち対局ではなくプロの女流棋士相手に対等で指導対局を受けていた。目が大きくツインテールが似合う中学生の美少女ではあるが目は爛々と対抗意識のある眼差しで盤面を睨みつけていた。
美少女中学生のうなじの奥には小さな赤い痣のようなものがみえている。同じ中学生ながら吉川は気後れしていた。爺さんに促され空いたもう一つの指導対局席に吉川は座った。
「手合いはどうします?」
吉川の代わりに爺さんがグレーヘアの女流棋士に答えた。北山という女流棋士らしい。
「まだ級位者で覚えたてなので八枚落ちでお願いします」
六枚落ちというのはプロの女流棋士が飛車角桂香を落とし、玉と金銀四枚と歩だけで戦うものだ。端から定跡通り指せば勝ちやすい手合いである。素人にはそれでも勝ち切るのは大変だ。
吉川は何とか飛車は成ったものの駒不足で女流棋士の玉まで届かない。
一方、相手の歩が成金になり気が付くと吉川の王は動けなくなった。
「負けました」吉川は小さな声で女流棋士にお辞儀をした。
女流棋士に色々手筋を押してもらって初めての指導対局は終わった。
横を見ると美鶴が、「弱すぎる。後で貴方と八枚落ちで私が指すから。金も無しよ」
女流棋士と美鶴は大熱戦で指導対局なのにお互いの王将が相手陣地に入り込んでいる。
女流棋士が美鶴に言った。
「中学生にしては強いわね。指導対局のレベルをこえているみたいね。これは引き分けで良いわね。プロ養成の研修会にはいっているの?」
「ありがとうございました。勝っていたのに。横の弱すぎ盤面の男子が気になって終盤をしくじって入玉されたわ。あの弱すぎのせいで引き分けか。まだまだ修業不足だわ。研修会ではなく最初から奨励会を狙ってるわ」
美鶴は立ち上がるとお辞儀をしてくるりとその場で回るとうなじ近くの髪型を靡かせた。
女流棋士は美鶴のうなじの後ろに視線を走らせると、びっくりしたような顔で「赤龍の紋」と唸っていた。
美鶴は、吉川の手首を掴むと道場の隅に吉川を座らせた。
「さあ。やるよ。ちょっとその顔、その目、気になるのよ。何処かで会ったことがある?」
記憶が無い吉川は「いや。記憶が無い」と答えたが美鶴に、女流棋士指導対局より更に駒落ち対局でコテンパンにやられた。
「気になるのよ。会ったことがあると思うわ」
吉川は記憶を取り出そうと物思いにふけった。
「何突っ立ってんのよ」
その声に吉川は吊り橋で美鶴の手を握りしめていたままであることに気付いた。出会いの過去を振り返っていたようだ。
吊り橋をやっとの思いで駆け抜けると
そこから少し時間をかけて歩き続け二人はやっと古びた洋館の前に着いた。
顧問の姿は無い。洋館の入り口のドアノブを回すと入り口のドアが空いた。洋館の広間の明かりがうっすらと輝いている。
二人は洋館に足を踏み入れると、広間の奥深くまで入り込んでいった。
すると、洋館の扉が閉ざされ、突然電気が消えた。
「えっ、何が起きたの!?」
「これはまさか……!?
顧問、悪ふざけはやめてくださいよ。」
暗闇の中、広間の奥部屋の奥で呻き声と物音が聞こえてくる。
美鶴: 「大変。顧問が発作でも起こしたのかもしれないわ。早く顧問を助けないと!」
吉川はリュックサックから懐中電灯を出して、光を頼りに、美鶴と音の方へと走り出した。
すると、古びた書庫の前で、人が倒れているのを見つけた。
美鶴が声を上げる。
「顧問、大丈夫ですか?」
顧問は既に声を出すことができない様子だった。美鶴は身を乗り出して老人の体を確認しようとしたが、その目に驚愕の光景が広がる。
「えっ……血よ!?一体、何が起きたのよ……」
顧問の首と胸には、凶器と思われる何かが突き刺さっていた。部屋中に血の臭いが漂っていた。
顧問の首は項垂れて息をしていない。
美鶴が大声で叫ぶ。
「顧問、しっかりしてください」
美鶴が心臓マッサージをしようとしたが顧問は息をしていない。
突然、洋館の扉がガタガタと音がしてた。
そして、私は吉川五月で彼女のクラスメイトで、自分で言うのも何だが剣道の腕前が抜群の男子高校生だ。将棋は初心者であるが美鶴と同じ将棋部に入ることにした。早月と書いて、サツキではなくソウゲツと呼ぶ。一応主人公というか語り手というかあのひと夏の高校時代の不思議な思い出を書き記すことにした。
夏休みに吉川は、三島美鶴とそれにクラスメイトの女子の田口と男子の大内で、高校の将棋部の夏山合宿キャンプに参加することになった。
将棋部の顧問が所有する都内山奥の古びた洋館で、夏休みに対局合宿をすることを顧問から提案されたのだ。
美鶴と吉川以外のクラスメイトは今晩の夕食の買い出しのため、少し遅れて洋館にやってくる予定だ。吉川は軽装で将棋の駒と簡単な盤を入れたリュックサックを担いでいる。念のために防災グッズも入れている?、
しかし山頂の洋館に近づくと雲行きが怪しくなり風が強くなってきた。眼の前に吊り橋が見えてきた。
吊り橋の手前にはどこかの会社の保養施設や診療所が見えている。
定年間近の将棋部の顧問が、美鶴たちに声をかける。
「もうすぐじゃ。この吊り橋を渡れば、ほれ、あの洋館の建物がゴールじゃ。
先に鍵を開けるから後から来なさい。
それから吉川、この手紙をしばらく預かって欲しい」
確かに吊り橋の奥に古びた洋館が見えてきた。
顧問の兄は、昔に剣道部と将棋部の顧問をしていたらしい。
定年間近とは思えない健脚で、顧問は坂道を駆け足で素早く登っていく。
吉川はリュックサックの中に顧問から預かった手紙を仕舞った。
ここは都内だが、夏の蒸し暑い日がこの山奥に広がっていた。吉川は、三島美鶴と洋館で行われる「将棋合宿」を楽しみにしていた。
その洋館は、数十年前に起こった不可解なことが起きていたと剣道部の先輩に吉川は聞いていた。
「美鶴、この洋館って不思議な噂があるんだよ。でも、将棋合宿に参加できるなんてワクワクするな。」
「確かに、こんな雰囲気の洋館で気にはなるけれど、将棋の対局できるのは楽しみね。」
顧問が先に駆け足で吊り橋を器用に渡っていく。
そう聞いた吉川は、吊り橋の前で逡巡する。
高所恐怖症なのだ。
顧問の姿がすっかり見えなくなった。
「行くわよ。何!? 震えているの」
美鶴は笑って吉川の目を見つめている。
「エスコートしなさいよ」
美鶴は吉川を吊り橋の前に押しやった
「特別に許可してあげるわ」
美鶴の手が吉川に触れ合った。
吉川は顔が赤らむのを自覚し、吊り橋の怖さを忘れた。そして美鶴の手を握りしめ度胸を決めて半分薄目で吊り橋に足を踏み出そうとして、美鶴に初めて会った時の事が急に浮かんできた。
引っ込み思案だった中学生の吉川な爺さんは孫を気にして将棋や剣道の初歩的な手ほどきを教えたのである。将棋のほうは当然才能は大したことはなく段位の認定は無く爺さんが盤上で手加減してくれたお陰で子供心に多少の興味は残ったようだ。剣道の方は才能より反復努力と爺さんの指導でまあ何とか中学生で初段が取れた。
剣道初段の免状が届いた翌日、孫に文武両道の精神を植え付けようとして、孫の吉川を将棋会館の道場に連れて行ったのである。
その道場で目が大きな美少女が美鶴だった。美鶴は、老年に差し掛かろうとしているグレーヘアの女流棋士の先生と盤を向き合っていた。
将棋会館の道場では女流棋士に指導対局をしてもらえたのである。
女流棋士は三面指しと言って3人のアマチュアと前、右横、左横に将棋盤を置き、交互に3つの盤を指して指導対局をしていた。
そのうちの前に陣取っていた一人が中学生の美鶴だった。その横にはアマチュアの中年男性が飛車と角の駒を落としてもらう二枚落ちで指導対局を受けていた。美鶴の盤面は対局が始まったばかりであるが平手と言って駒落ち対局ではなくプロの女流棋士相手に対等で指導対局を受けていた。目が大きくツインテールが似合う中学生の美少女ではあるが目は爛々と対抗意識のある眼差しで盤面を睨みつけていた。
美少女中学生のうなじの奥には小さな赤い痣のようなものがみえている。同じ中学生ながら吉川は気後れしていた。爺さんに促され空いたもう一つの指導対局席に吉川は座った。
「手合いはどうします?」
吉川の代わりに爺さんがグレーヘアの女流棋士に答えた。北山という女流棋士らしい。
「まだ級位者で覚えたてなので八枚落ちでお願いします」
六枚落ちというのはプロの女流棋士が飛車角桂香を落とし、玉と金銀四枚と歩だけで戦うものだ。端から定跡通り指せば勝ちやすい手合いである。素人にはそれでも勝ち切るのは大変だ。
吉川は何とか飛車は成ったものの駒不足で女流棋士の玉まで届かない。
一方、相手の歩が成金になり気が付くと吉川の王は動けなくなった。
「負けました」吉川は小さな声で女流棋士にお辞儀をした。
女流棋士に色々手筋を押してもらって初めての指導対局は終わった。
横を見ると美鶴が、「弱すぎる。後で貴方と八枚落ちで私が指すから。金も無しよ」
女流棋士と美鶴は大熱戦で指導対局なのにお互いの王将が相手陣地に入り込んでいる。
女流棋士が美鶴に言った。
「中学生にしては強いわね。指導対局のレベルをこえているみたいね。これは引き分けで良いわね。プロ養成の研修会にはいっているの?」
「ありがとうございました。勝っていたのに。横の弱すぎ盤面の男子が気になって終盤をしくじって入玉されたわ。あの弱すぎのせいで引き分けか。まだまだ修業不足だわ。研修会ではなく最初から奨励会を狙ってるわ」
美鶴は立ち上がるとお辞儀をしてくるりとその場で回るとうなじ近くの髪型を靡かせた。
女流棋士は美鶴のうなじの後ろに視線を走らせると、びっくりしたような顔で「赤龍の紋」と唸っていた。
美鶴は、吉川の手首を掴むと道場の隅に吉川を座らせた。
「さあ。やるよ。ちょっとその顔、その目、気になるのよ。何処かで会ったことがある?」
記憶が無い吉川は「いや。記憶が無い」と答えたが美鶴に、女流棋士指導対局より更に駒落ち対局でコテンパンにやられた。
「気になるのよ。会ったことがあると思うわ」
吉川は記憶を取り出そうと物思いにふけった。
「何突っ立ってんのよ」
その声に吉川は吊り橋で美鶴の手を握りしめていたままであることに気付いた。出会いの過去を振り返っていたようだ。
吊り橋をやっとの思いで駆け抜けると
そこから少し時間をかけて歩き続け二人はやっと古びた洋館の前に着いた。
顧問の姿は無い。洋館の入り口のドアノブを回すと入り口のドアが空いた。洋館の広間の明かりがうっすらと輝いている。
二人は洋館に足を踏み入れると、広間の奥深くまで入り込んでいった。
すると、洋館の扉が閉ざされ、突然電気が消えた。
「えっ、何が起きたの!?」
「これはまさか……!?
顧問、悪ふざけはやめてくださいよ。」
暗闇の中、広間の奥部屋の奥で呻き声と物音が聞こえてくる。
美鶴: 「大変。顧問が発作でも起こしたのかもしれないわ。早く顧問を助けないと!」
吉川はリュックサックから懐中電灯を出して、光を頼りに、美鶴と音の方へと走り出した。
すると、古びた書庫の前で、人が倒れているのを見つけた。
美鶴が声を上げる。
「顧問、大丈夫ですか?」
顧問は既に声を出すことができない様子だった。美鶴は身を乗り出して老人の体を確認しようとしたが、その目に驚愕の光景が広がる。
「えっ……血よ!?一体、何が起きたのよ……」
顧問の首と胸には、凶器と思われる何かが突き刺さっていた。部屋中に血の臭いが漂っていた。
顧問の首は項垂れて息をしていない。
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