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第二話
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「社長!」
特大三島神社の本殿の隅に寝ていた美都留は、跳び起きた。
美都留の横には先ほど永禄九年と言っていたイケメンの刑事に似た大名らしき人物がいる。
本殿の隅に来た人物の顔はどう見ても、美都留がOLをしていた会社の社長に似ている。
お金を返してもらわないと。
「五百万円返してください。」
社長らしい人物が声を発した。
「鶴、何をわけのわからないことを言っている。今からお前はもうここの巫女ではない。
この特大三島神社は、大内様が多くの寄進をしている神社であり、お前は神社の前に捨てられていた子供。
それを宮司の私が育てて、大内様のご子息と婚約をしようと話をまとめたばかりなのに、お前は、巫女の姿で嵐を呼び大内様の水軍を海賊呼ばわりして、邪魔をした。
「大内様との婚約は破棄だ。
お前はもうこの神社の巫女でも何でもない。
ここから出ていけ。」
美都留は、話に付いて行けず黙っていた。
「鶴の横に居るのは大内様の領地になるのを逆らっている市川家のバカ息子ではないか。
お前もこの神社にいる資格はない。出て行ってもらおう。」
美都留はこの時代では、鶴と呼ばれる巫女らしい。巫女に転生したのか。
美都留は、ふらふらと本殿の階段を降り、本殿の外に出て行った。
本殿の外は雷鳴が聞こえる。
本殿の外に出たとたん、美都留はまばゆい光と物凄い音に囲まれて、体が震えた。
「鶴さん。雷が落ちた。大丈夫ですか。」
刑事に似た顔のイケメンが叫ぶのを聞いて美都留は再び意識を失った。
美都留は目蓋をゆっくり開けた。気が付くと、立派な屋敷に、ふかふかの寝具に横たわっていた。
「鶴さん、大丈夫ですか。
あなたは神社の本殿の外に出たところで雷に打たれて気絶したのです。」
刑事に似たイケメンが美都留の手を取って、近づいてきた。
セクシーで良い匂いがする。目元がくっきりとして瞳が大きく優しい私の好みの顔だ。
「鶴さん、あなたは私の守護神だ。いや。私と結婚してください。
私の嫁として私の後継ぎを産んでください。」
イケメンの顔が寄ってきた。
事情はわからないが、もちろん承諾だ。
美都留は、『はい、わかりました。』と言おうとして、声が出ない。
美都留は口を開けて再び結婚プロポーズを受けますと言おうとしたが、声が出なかった。
美都留は慌てて近くを見渡すと、筆と和紙が置いているのに気が付いた。
焦った美都留は和紙に、『OK』と書いて、市川という苗字のイケメン侍の顔面に差し出した。
「これは判じ物だな。
イケメン侍の横には家来が控えていた。
イケメン侍が和紙を取って、家来に聞いていた。家来が言った。
「殿、これは条件を満たせば、結婚を承知したということではないかと存じます。」
「条件とは。」
家来は和紙を横に持ち、「これは市川家が探し求めている伝説の赤龍三種の神器ではないでしょうか。
丸は宝珠、棒は宝刀、曲がった線は勾玉を示しております。赤龍の印が入った三種の神器はこの瀬戸内の島々のどこかに隠されていると伝承されております。
これを手に入れれば、鶴様は殿と結婚できるということではないでしょうか。」
「なるほど。鶴、いや、鶴姫、私は三種の神器を必ず集めて見せる。だから結婚してくれ。」
市川家と思われるイケメンのお殿様に美都留は手を取られ寄ってきた。
迷っている場合ではないわ、イケメン大名と結婚できるなんて玉の輿よ。三種の神器なんかなくてもいいのよ。結婚承諾よ。
美都留は声を出そうとしたが、声は出なかった。
イケメンが悲しそうな顔をして
「ダメなのか。集められないと思っているのか。」
イケメンが更に美都留に近づく。
「これが最後だ。三種の神器は必ず用意する。私と結婚してくれ。」
美都留は焦って思わず、イケメンの大名に頷いた。
「よしっ。決まった。婚約準備だ。そして、伝説の三種の神器を集めて結婚式を挙げる。」
目元が優しくセクシーなイケメンは、家来と女中にそう指示をした。
女中頭の女が
「鶴様、いえ、鶴姫様。早速婚約の儀の準備に入ります。
まず控室で身を清め、豪華なお召し物にお色直しをして、お化粧を施します。
そして引退された殿の父上様にお目にかかります。」
「良い名前だ。結婚する迄は、そなたは鶴姫。
鶴姫と呼ぼう。
準備が出来たら私も正装をして、父上に婚約と三種の神器を集める旅に出ることを報告しよう。
父上は確か赤龍の三種の神器の伝承を聞いたことがあると言っておられたような気がする。」
特大三島神社の本殿の隅に寝ていた美都留は、跳び起きた。
美都留の横には先ほど永禄九年と言っていたイケメンの刑事に似た大名らしき人物がいる。
本殿の隅に来た人物の顔はどう見ても、美都留がOLをしていた会社の社長に似ている。
お金を返してもらわないと。
「五百万円返してください。」
社長らしい人物が声を発した。
「鶴、何をわけのわからないことを言っている。今からお前はもうここの巫女ではない。
この特大三島神社は、大内様が多くの寄進をしている神社であり、お前は神社の前に捨てられていた子供。
それを宮司の私が育てて、大内様のご子息と婚約をしようと話をまとめたばかりなのに、お前は、巫女の姿で嵐を呼び大内様の水軍を海賊呼ばわりして、邪魔をした。
「大内様との婚約は破棄だ。
お前はもうこの神社の巫女でも何でもない。
ここから出ていけ。」
美都留は、話に付いて行けず黙っていた。
「鶴の横に居るのは大内様の領地になるのを逆らっている市川家のバカ息子ではないか。
お前もこの神社にいる資格はない。出て行ってもらおう。」
美都留はこの時代では、鶴と呼ばれる巫女らしい。巫女に転生したのか。
美都留は、ふらふらと本殿の階段を降り、本殿の外に出て行った。
本殿の外は雷鳴が聞こえる。
本殿の外に出たとたん、美都留はまばゆい光と物凄い音に囲まれて、体が震えた。
「鶴さん。雷が落ちた。大丈夫ですか。」
刑事に似た顔のイケメンが叫ぶのを聞いて美都留は再び意識を失った。
美都留は目蓋をゆっくり開けた。気が付くと、立派な屋敷に、ふかふかの寝具に横たわっていた。
「鶴さん、大丈夫ですか。
あなたは神社の本殿の外に出たところで雷に打たれて気絶したのです。」
刑事に似たイケメンが美都留の手を取って、近づいてきた。
セクシーで良い匂いがする。目元がくっきりとして瞳が大きく優しい私の好みの顔だ。
「鶴さん、あなたは私の守護神だ。いや。私と結婚してください。
私の嫁として私の後継ぎを産んでください。」
イケメンの顔が寄ってきた。
事情はわからないが、もちろん承諾だ。
美都留は、『はい、わかりました。』と言おうとして、声が出ない。
美都留は口を開けて再び結婚プロポーズを受けますと言おうとしたが、声が出なかった。
美都留は慌てて近くを見渡すと、筆と和紙が置いているのに気が付いた。
焦った美都留は和紙に、『OK』と書いて、市川という苗字のイケメン侍の顔面に差し出した。
「これは判じ物だな。
イケメン侍の横には家来が控えていた。
イケメン侍が和紙を取って、家来に聞いていた。家来が言った。
「殿、これは条件を満たせば、結婚を承知したということではないかと存じます。」
「条件とは。」
家来は和紙を横に持ち、「これは市川家が探し求めている伝説の赤龍三種の神器ではないでしょうか。
丸は宝珠、棒は宝刀、曲がった線は勾玉を示しております。赤龍の印が入った三種の神器はこの瀬戸内の島々のどこかに隠されていると伝承されております。
これを手に入れれば、鶴様は殿と結婚できるということではないでしょうか。」
「なるほど。鶴、いや、鶴姫、私は三種の神器を必ず集めて見せる。だから結婚してくれ。」
市川家と思われるイケメンのお殿様に美都留は手を取られ寄ってきた。
迷っている場合ではないわ、イケメン大名と結婚できるなんて玉の輿よ。三種の神器なんかなくてもいいのよ。結婚承諾よ。
美都留は声を出そうとしたが、声は出なかった。
イケメンが悲しそうな顔をして
「ダメなのか。集められないと思っているのか。」
イケメンが更に美都留に近づく。
「これが最後だ。三種の神器は必ず用意する。私と結婚してくれ。」
美都留は焦って思わず、イケメンの大名に頷いた。
「よしっ。決まった。婚約準備だ。そして、伝説の三種の神器を集めて結婚式を挙げる。」
目元が優しくセクシーなイケメンは、家来と女中にそう指示をした。
女中頭の女が
「鶴様、いえ、鶴姫様。早速婚約の儀の準備に入ります。
まず控室で身を清め、豪華なお召し物にお色直しをして、お化粧を施します。
そして引退された殿の父上様にお目にかかります。」
「良い名前だ。結婚する迄は、そなたは鶴姫。
鶴姫と呼ぼう。
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