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忌まわしき過去
友達が欲しい…
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再びオレと暮らすようになり、母は毎日が楽しいと言う。
今では実業家となり、多忙な毎日を過ごしているが、必ず夜には帰って来て、夕飯を作ってくれる。
身体の関係は続いているが、以前と違うのは、オレから母を求める事も多々ある。
母の事が好きになり、独占欲が強くなった。
もし、母に新しい恋人が出来たら、オレは嫉妬し、別れろと言うだろう。
母を誰にも渡したくない、母はオレのものだ、と。
母のいない生活なんてあり得ない程、狂おしく愛していた。
だがその一方で、オレは退屈をもて余していた。
オレには友達がいない。
小学校の頃から遡っても、友人と遊ぶといった記憶は無い。
高校を辞めた今、昼間は家でゴロゴロしてばかり。一歩も外へ出ないで一日が終わる事もザラだ。
こんな時友達がいてくれたら…と思うが、友達を作るにはどうすればいいのか。
誰でもいい、どんなヤツでもいい、年齢も問わない、何でも話が出来る友人が欲しい。
金があって、性欲も満たされている。
でも、友人が一人もいないのはこの世で一番悲しい事なのではないか。
母は何もしなくていい、家に居てくれるだけで良いと言うが、そんなつまらない日々を送る毎日に嫌気がさしてきた。
外に出て、友人になれそうな相手を探すしかないんだが、きっかけが無い。
どうすればきっかけが作れるのだろうか?
【友達になってください】と言うのか。
となると、SNSが手っ取り早い。
ベッドに寝そべり、スマホでSNSを検索した。
一口にSNSと言っても、数多くある。
どのサイトが良いのかなんて分からないので、一番登録者数が多いサイトに決めた。
登録を済ませ、掲示板には【何でも話せる友人が欲しい】と書き込んだ。
程なくして、メールの着信がきた。
こんなにも早く返事がくるのか、とワクワクしながら内容を見ると、女が援助を求めているような書き込みだった。
女なんか母だけで十分だ。
オレが欲しいのは男同士で話が出来る相手だ。
どう書いたら仲間が作れるのか。
色々と考えてみたが、これといった案が浮かばない。
仕方がないので、今の状況を素直に書き込んでみた。
【僕は今15才で、高校を中退して現在はニートです。こんな生活のせいか、友人がいません。
僕と友人になってくれる人を募集しています。
仲良くなったら会って食事などしながらお互いの事を語り合いたいです。少しでも興味がある方がいたらメールください、待ってます】
と書き込んだ。
後は誰かがこの書き込みを見て、返事が来るのを待てばいい。
枕元にスマホを置いて返事が来るのを待っていた。
今では実業家となり、多忙な毎日を過ごしているが、必ず夜には帰って来て、夕飯を作ってくれる。
身体の関係は続いているが、以前と違うのは、オレから母を求める事も多々ある。
母の事が好きになり、独占欲が強くなった。
もし、母に新しい恋人が出来たら、オレは嫉妬し、別れろと言うだろう。
母を誰にも渡したくない、母はオレのものだ、と。
母のいない生活なんてあり得ない程、狂おしく愛していた。
だがその一方で、オレは退屈をもて余していた。
オレには友達がいない。
小学校の頃から遡っても、友人と遊ぶといった記憶は無い。
高校を辞めた今、昼間は家でゴロゴロしてばかり。一歩も外へ出ないで一日が終わる事もザラだ。
こんな時友達がいてくれたら…と思うが、友達を作るにはどうすればいいのか。
誰でもいい、どんなヤツでもいい、年齢も問わない、何でも話が出来る友人が欲しい。
金があって、性欲も満たされている。
でも、友人が一人もいないのはこの世で一番悲しい事なのではないか。
母は何もしなくていい、家に居てくれるだけで良いと言うが、そんなつまらない日々を送る毎日に嫌気がさしてきた。
外に出て、友人になれそうな相手を探すしかないんだが、きっかけが無い。
どうすればきっかけが作れるのだろうか?
【友達になってください】と言うのか。
となると、SNSが手っ取り早い。
ベッドに寝そべり、スマホでSNSを検索した。
一口にSNSと言っても、数多くある。
どのサイトが良いのかなんて分からないので、一番登録者数が多いサイトに決めた。
登録を済ませ、掲示板には【何でも話せる友人が欲しい】と書き込んだ。
程なくして、メールの着信がきた。
こんなにも早く返事がくるのか、とワクワクしながら内容を見ると、女が援助を求めているような書き込みだった。
女なんか母だけで十分だ。
オレが欲しいのは男同士で話が出来る相手だ。
どう書いたら仲間が作れるのか。
色々と考えてみたが、これといった案が浮かばない。
仕方がないので、今の状況を素直に書き込んでみた。
【僕は今15才で、高校を中退して現在はニートです。こんな生活のせいか、友人がいません。
僕と友人になってくれる人を募集しています。
仲良くなったら会って食事などしながらお互いの事を語り合いたいです。少しでも興味がある方がいたらメールください、待ってます】
と書き込んだ。
後は誰かがこの書き込みを見て、返事が来るのを待てばいい。
枕元にスマホを置いて返事が来るのを待っていた。
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