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7-12・喧嘩を売られたが、どういうわけか……
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星冠決闘に勝った俺、アレクサンダー、そしてダミアン。
いつの間にかエミールたちも帰ってきており、アレクサンダーが問い詰めていた。
「つまり、星冠決闘の3日前に帰ってきた……ということかな?」
穏やかに言うアレクサンダーだったが、その笑みがとても怖い。
バツの悪そうなエミール、平然と紅茶を飲むローウェル、興味なさげなロイ、そして面倒くさそうな顔のセリオン。
アレクサンダーが怒るのも無理はない。
俺はというと、怒りを通り越して呆れていた。
なぜなら、エミールの話によると――
必要な薬草アイテム「グロウベール」は、すでにセリオンの王宮で栽培されていたらしい。
つまり、ダミアンルートでは苦労して採取していたグロウベールが、こちらではいとも簡単に手に入り、しかもそのグロウベールを使った薬もほぼ完成していた。
あとはロイが飲みやすいように調合するだけ、という話だったのだ。
おかげで、生徒会のルシアンと悪モブのジョセフが目を覚ますことができた。
その報告をしようとしたところ、生徒会長ルシアンが止めたらしい。
曰く――
副会長セドリックが、自分のために決闘を挑んだ姿を見たいと言い出し、隠れて見学していたという……。
俺たちが死ぬかもしれなかったのに、だ!
「まあまあ、そんなに怒るなよアレクサンダー様。一件落着したんだし」
「ローウェル……私たちがどれだけ大変だったか知っているのか?」
「そうだぞローウェル殿。こっちはなんとかマルセル殿がいたから副会長殿に勝てたんだ。じゃなければ、今頃は……」
ダミアンの言葉に、その場の空気がシンと静まり返った。
「まあ、とりあえずは解決したんだし、もういいだろう。俺は眠いから先に部屋に戻る。あと、アレクサンダー様」
「なんだ、ルシェル?」
「この4人への説教、お願いします」
「ああ、そうするつもりだ」
「じゃあ、先に失礼します」
背後から「鬼!!」という声が聞こえたが、俺は無視してアレクサンダーの部屋の外で待っていた執事・ラグナルと一緒に帰る。
「心配をかけたな、ラグナル」
「いいえ。おかげでセバスチャン様といろいろお話できて、よい時間でした」
「それはよかった」
多分、お互いの主の文句大会でもしていたに違いない。
自分の部屋に戻ると、ようやく落ち着いた気分になった。
ソファに腰を下ろし、ぼんやりと天井を眺める。
どういうわけか、中盤で起きるはずのフラグがもう立っている。
不思議な気持ちになる一方で、犯人が誰なのかはまだわからない。
そこで俺は、アレクサンダーに頼んでラグナルとセバスチャンに軽く隠密調査をしてもらっていた。
「ラグナル、なにか情報は見つかったか?」
「いえ、まだでございます。かなり手こずっております」
「……そうか。引き続き頼む」
「仰せのままに」
誰が闇魔法使いなのか?
もとは俺だったが、その代わりになった者が誰なのか、検討もつかない。
深くため息をつきながら、俺は思った。
とりあえずは普通に学園生活を送りたい……させてくれるといいんだけどな。
いつの間にかエミールたちも帰ってきており、アレクサンダーが問い詰めていた。
「つまり、星冠決闘の3日前に帰ってきた……ということかな?」
穏やかに言うアレクサンダーだったが、その笑みがとても怖い。
バツの悪そうなエミール、平然と紅茶を飲むローウェル、興味なさげなロイ、そして面倒くさそうな顔のセリオン。
アレクサンダーが怒るのも無理はない。
俺はというと、怒りを通り越して呆れていた。
なぜなら、エミールの話によると――
必要な薬草アイテム「グロウベール」は、すでにセリオンの王宮で栽培されていたらしい。
つまり、ダミアンルートでは苦労して採取していたグロウベールが、こちらではいとも簡単に手に入り、しかもそのグロウベールを使った薬もほぼ完成していた。
あとはロイが飲みやすいように調合するだけ、という話だったのだ。
おかげで、生徒会のルシアンと悪モブのジョセフが目を覚ますことができた。
その報告をしようとしたところ、生徒会長ルシアンが止めたらしい。
曰く――
副会長セドリックが、自分のために決闘を挑んだ姿を見たいと言い出し、隠れて見学していたという……。
俺たちが死ぬかもしれなかったのに、だ!
「まあまあ、そんなに怒るなよアレクサンダー様。一件落着したんだし」
「ローウェル……私たちがどれだけ大変だったか知っているのか?」
「そうだぞローウェル殿。こっちはなんとかマルセル殿がいたから副会長殿に勝てたんだ。じゃなければ、今頃は……」
ダミアンの言葉に、その場の空気がシンと静まり返った。
「まあ、とりあえずは解決したんだし、もういいだろう。俺は眠いから先に部屋に戻る。あと、アレクサンダー様」
「なんだ、ルシェル?」
「この4人への説教、お願いします」
「ああ、そうするつもりだ」
「じゃあ、先に失礼します」
背後から「鬼!!」という声が聞こえたが、俺は無視してアレクサンダーの部屋の外で待っていた執事・ラグナルと一緒に帰る。
「心配をかけたな、ラグナル」
「いいえ。おかげでセバスチャン様といろいろお話できて、よい時間でした」
「それはよかった」
多分、お互いの主の文句大会でもしていたに違いない。
自分の部屋に戻ると、ようやく落ち着いた気分になった。
ソファに腰を下ろし、ぼんやりと天井を眺める。
どういうわけか、中盤で起きるはずのフラグがもう立っている。
不思議な気持ちになる一方で、犯人が誰なのかはまだわからない。
そこで俺は、アレクサンダーに頼んでラグナルとセバスチャンに軽く隠密調査をしてもらっていた。
「ラグナル、なにか情報は見つかったか?」
「いえ、まだでございます。かなり手こずっております」
「……そうか。引き続き頼む」
「仰せのままに」
誰が闇魔法使いなのか?
もとは俺だったが、その代わりになった者が誰なのか、検討もつかない。
深くため息をつきながら、俺は思った。
とりあえずは普通に学園生活を送りたい……させてくれるといいんだけどな。
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