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2.心の奥
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湖から双子が産まれた翌日に天花へ連絡をし、三日後には迎えが来た。
天花の旦那である華月は席を外せなかったらしく、天花と十になったばかりの息子の紅月、そして今や華月の右腕を担っている寧月の三人がやってきた。
天狗の里の代替わりがあり、その忙しさでしばらく天花は屋敷に来れないと聞いていたが、それも目処がついたらしい。
「ねね坊は今の世代のお纏め役で一番上になったんですよ」
「それはすごいですね! 以前から華月様はねねさんを評価していましたからね」
「そんな! 私はまだまだです」
「ふふ。あぁ、そうだ、もうねねさんなんて呼んでは失礼でしたね」
「いえ、そのままでお願いします。私は私らしく、寧月でありねね坊ですから」
天狗の里のこと、紅月の成長ぶり、銀花が今後どのようなことを学びたいか……居間で茶を飲みながら談笑する姿に、最初は微笑ましく眺めていたけれど、少しずつ少しずつ、銀花が離れていく実感が増してその場にいられなくなった。
お茶を淹れ直すと言い訳をして席を立つ。
台所で湯を沸かしながら、その火をじっと見つめてため息を吐く。
(双子が寝る時間で良かった……)
これで、双子が起きてぐずっていたら余計に心が苦しくなっていただろう。
すると、後ろから優しく「風花」と声をかけられた。懐かしい声、親しんだ声、久しぶりで安心して……それだけで涙が出そうになったのを、唇を噛んで我慢をした。
「風花、何かあったんでしょ?」
「……天花、俺、嫌なわけじゃないから」
「…………」
「嫌なわけじゃない!!」
聞こえていなかった訳では無いと思う。ただ、黙って受け入れてくれたのだろうけれど、押さえつけたいた気持ちが溢れて止まらなくなる。
「……分かってるよ」
振り向いていないけれど、天花が一人で来てくれたことは分かる。だからそのまま、溢れてしまった言葉を吐き出し続きた。
「あの双子は蓮様が産みだしたんだと思う。四季神の元に新しい神が、しかも双子で産まれたのは蓮様の力強くなってる証拠だよな。素晴らしいんだろうよ! でも」
「大丈夫だよ」
「大丈夫じゃない!! 双子が産まれてからドロドロした気持ちが収まらないんだ!! 俺にはここしかなのに!!」
「なら、天狗の里に来ますか?」
「え?」
妬み僻み、蓮には絶対に見せられない感情。それを天花ならば否定はしないと思っていたけれど、まさかの提案をされて思わず振り向いた。
近付いた天花は、そっと手拭いで顔を拭いてくれた。涙が溢れて酷い顔をしていたのだろう。そうしてから、ゆっくりと口を開いた。
「天狗の里に来て、学びますか?」
「でも、そしたら蓮様たちは? この屋敷の管理は今は俺しか……それに双子もいる」
「それくらい、ご自分でするでしょう?」
「――!! よくそんなことが言えるな!!」
「風花……」
蓮が自分でするなんて、いざとなればそうなのだろうけれど、天花も本心で言っている訳では無いはずだ。狭量の己が憎い。
「……分かってる。怒鳴ってごめん」
「いえ。風花が誰よりも蓮様と恭吾、銀花様を思ってると知っています」
「もっと、俺に力や知識があれば……銀花様を」
「それでも。蓮様は湖の神を任せたと思いますよ」
「……」
そうかもしれない。でも、銀花のお世話役をしながら、神使としてのお役目を全うし、屋敷の家事をこなし、双子の世話をし……自身の要領が良ければ、何も手放さなくて良かったのではと考えてしまうのだ。
何よりも、優先すべき項目はずっと銀花だった。だからこそ、それを奪って、最優先にポンと登ってきた双子に恐怖を感じていた。
「もっと、やれれば……」
「十分ですよ。私と六花が屋敷を出てしまってから、あの仕事を全てこなしてたんでしょ? それに、優しくて思いやりがあって、銀花様のように神の子であってもちゃんと叱れるのは、風花だけですから」
「…………」
天花の優しい言葉が身に染みるが、それでも広がった黒い染みはなかなか薄くはならない。
きっと、銀花が天狗の里に行ってしまってから、普通に双子の世話をして、普通に屋敷のことも神使の仕事もこなせるだろう。繰り返しこなし、染み付いているので目を瞑ってもやり切れる自信がある。
もしかしたら、この黒い感情も月日が経てば変わるかもしれない。
「風花。それでも、辛くなったらいつでも天狗の里に来て下さい。双子も連れて。里の皆さんは子供の扱いに長けてますから、ひと月ふた月くらい滞在しても何も問題ないですよ」
「双子はまだ安定していない赤子だ。しばらくは産まれた湖から離れるのは危険だ」
「ふふ、そういう所が優し過ぎるんです」
今のはただの真実だ。でも、天花にそう言われると、自分が優しくできているような気がして、少し楽になった。
自分を守る言い訳かもしれないけれど……。
「天花、ありがとう」
「大丈夫。六花もハルトも春になるまでは滞在するんですから」
にっこりと笑い頷いくと、すこし気が晴れた気がした。
「そういえば、双子の名前は風花が決めるんだよね? もう決まった?」
「……あぁ」
天花の旦那である華月は席を外せなかったらしく、天花と十になったばかりの息子の紅月、そして今や華月の右腕を担っている寧月の三人がやってきた。
天狗の里の代替わりがあり、その忙しさでしばらく天花は屋敷に来れないと聞いていたが、それも目処がついたらしい。
「ねね坊は今の世代のお纏め役で一番上になったんですよ」
「それはすごいですね! 以前から華月様はねねさんを評価していましたからね」
「そんな! 私はまだまだです」
「ふふ。あぁ、そうだ、もうねねさんなんて呼んでは失礼でしたね」
「いえ、そのままでお願いします。私は私らしく、寧月でありねね坊ですから」
天狗の里のこと、紅月の成長ぶり、銀花が今後どのようなことを学びたいか……居間で茶を飲みながら談笑する姿に、最初は微笑ましく眺めていたけれど、少しずつ少しずつ、銀花が離れていく実感が増してその場にいられなくなった。
お茶を淹れ直すと言い訳をして席を立つ。
台所で湯を沸かしながら、その火をじっと見つめてため息を吐く。
(双子が寝る時間で良かった……)
これで、双子が起きてぐずっていたら余計に心が苦しくなっていただろう。
すると、後ろから優しく「風花」と声をかけられた。懐かしい声、親しんだ声、久しぶりで安心して……それだけで涙が出そうになったのを、唇を噛んで我慢をした。
「風花、何かあったんでしょ?」
「……天花、俺、嫌なわけじゃないから」
「…………」
「嫌なわけじゃない!!」
聞こえていなかった訳では無いと思う。ただ、黙って受け入れてくれたのだろうけれど、押さえつけたいた気持ちが溢れて止まらなくなる。
「……分かってるよ」
振り向いていないけれど、天花が一人で来てくれたことは分かる。だからそのまま、溢れてしまった言葉を吐き出し続きた。
「あの双子は蓮様が産みだしたんだと思う。四季神の元に新しい神が、しかも双子で産まれたのは蓮様の力強くなってる証拠だよな。素晴らしいんだろうよ! でも」
「大丈夫だよ」
「大丈夫じゃない!! 双子が産まれてからドロドロした気持ちが収まらないんだ!! 俺にはここしかなのに!!」
「なら、天狗の里に来ますか?」
「え?」
妬み僻み、蓮には絶対に見せられない感情。それを天花ならば否定はしないと思っていたけれど、まさかの提案をされて思わず振り向いた。
近付いた天花は、そっと手拭いで顔を拭いてくれた。涙が溢れて酷い顔をしていたのだろう。そうしてから、ゆっくりと口を開いた。
「天狗の里に来て、学びますか?」
「でも、そしたら蓮様たちは? この屋敷の管理は今は俺しか……それに双子もいる」
「それくらい、ご自分でするでしょう?」
「――!! よくそんなことが言えるな!!」
「風花……」
蓮が自分でするなんて、いざとなればそうなのだろうけれど、天花も本心で言っている訳では無いはずだ。狭量の己が憎い。
「……分かってる。怒鳴ってごめん」
「いえ。風花が誰よりも蓮様と恭吾、銀花様を思ってると知っています」
「もっと、俺に力や知識があれば……銀花様を」
「それでも。蓮様は湖の神を任せたと思いますよ」
「……」
そうかもしれない。でも、銀花のお世話役をしながら、神使としてのお役目を全うし、屋敷の家事をこなし、双子の世話をし……自身の要領が良ければ、何も手放さなくて良かったのではと考えてしまうのだ。
何よりも、優先すべき項目はずっと銀花だった。だからこそ、それを奪って、最優先にポンと登ってきた双子に恐怖を感じていた。
「もっと、やれれば……」
「十分ですよ。私と六花が屋敷を出てしまってから、あの仕事を全てこなしてたんでしょ? それに、優しくて思いやりがあって、銀花様のように神の子であってもちゃんと叱れるのは、風花だけですから」
「…………」
天花の優しい言葉が身に染みるが、それでも広がった黒い染みはなかなか薄くはならない。
きっと、銀花が天狗の里に行ってしまってから、普通に双子の世話をして、普通に屋敷のことも神使の仕事もこなせるだろう。繰り返しこなし、染み付いているので目を瞑ってもやり切れる自信がある。
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「風花。それでも、辛くなったらいつでも天狗の里に来て下さい。双子も連れて。里の皆さんは子供の扱いに長けてますから、ひと月ふた月くらい滞在しても何も問題ないですよ」
「双子はまだ安定していない赤子だ。しばらくは産まれた湖から離れるのは危険だ」
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自分を守る言い訳かもしれないけれど……。
「天花、ありがとう」
「大丈夫。六花もハルトも春になるまでは滞在するんですから」
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「……あぁ」
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