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序章 私刑人誕生編
第46話 王都に到着
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死体はその辺に晒す事にし、カードを全て回収したが盗賊は20人いた。
ダイモンは盗賊と繋がっていたのだ。
野営をするのに適した所をサクッと見付けていたから不思議だったが、予めここで襲う予定だったようだ。
商人としての荷物が乗った馬車と、人を乗せる馬車がその場に残った。
荷物は2台に積まれており、荷馬車に人を乗せていたのが2台、そして俺達が乗っていた馬車。
俺達が乗っていた馬車以外は収納に入れておく。
また、念の為俺が皆の名前のみ鑑定したが、全員黒文字なのを確認してホッとした。
取り敢えず朝食を食べる事にした。
「パパ!みんなどこかに行ったんか?」
「うん。皆急いでいるのかな?先に逝ったよ!」
ふーんとなるだけだった。
リリアーナ、マリニア、スニシスの顔を見るとおこちゃま2人は満足したようだ。
少し早いが出発する事にした。
急げば今日中に王都に着くからだ。
俺と情報屋は馬で移動だ。
馬車から男2人がいなくなれば歩みも早くなる。
御者はマリニアがする事になった。
おこちゃま2人は俺が馬車の中にいない事を不満がっていたが、騎馬の者が警戒していれば中々襲ってこれない。
人数差で行くなら別だ。
途中馬を休ませる為に休憩を入れていたが、その度におこちゃまを抱っこしてクリーンを掛けたりと俺は忙しい。
それで渋々だが納得させたのだ。
また、馬は8頭引き連れており、その馬の管理も少ない人数でしなければならない。
開放する手もなくはないのだが魔物に殺される未来しか見えないので、連れて行って王都にて売却する事にしている。
俺も久し振りの王都だ。
俺の故郷はガラタークと王都の真反対だ。
ギフトを得た後、最初は王都を目指した。
先ずは近くの町で魔物の討伐をし、レベルを上げたりお金を稼ぎ、1つずつ町を移動して行ったな。
都会への憧れだ。
俺以外皆完全にお上りさんだったが、俺は大した事が無いなと冷めていたな。
ふと昔の事を思い出していた。
そんな感じに俺が昔の事を思い出したりしているが順調に進み、夕方になり王都が見え始めた。
これまで通過してきた町に比べ、明らかに大きさが違う。
「ねぇねぇランスタッド、王都って大きいんだね!凄いなぁ!まさか王都に来れるなんて夢みたいだよ!」
マリニアのはしゃぐ姿が可愛かった。
マリニアがはしゃいでいる以外皆冷静で、ただ、今日は1日長かったので疲れた!と言うのが本音だ。
そして王都にはいる為の長蛇の列に辟易していたが、何とか日が暮れる前に王都に入り、情報屋は馬を引き連れて去っていった。
明日ギルドにて待ち合わせとし、町に入った途端にクルシュ達とも別れ、俺達は俺達で宿に向かうのであった。
第1章 完
ダイモンは盗賊と繋がっていたのだ。
野営をするのに適した所をサクッと見付けていたから不思議だったが、予めここで襲う予定だったようだ。
商人としての荷物が乗った馬車と、人を乗せる馬車がその場に残った。
荷物は2台に積まれており、荷馬車に人を乗せていたのが2台、そして俺達が乗っていた馬車。
俺達が乗っていた馬車以外は収納に入れておく。
また、念の為俺が皆の名前のみ鑑定したが、全員黒文字なのを確認してホッとした。
取り敢えず朝食を食べる事にした。
「パパ!みんなどこかに行ったんか?」
「うん。皆急いでいるのかな?先に逝ったよ!」
ふーんとなるだけだった。
リリアーナ、マリニア、スニシスの顔を見るとおこちゃま2人は満足したようだ。
少し早いが出発する事にした。
急げば今日中に王都に着くからだ。
俺と情報屋は馬で移動だ。
馬車から男2人がいなくなれば歩みも早くなる。
御者はマリニアがする事になった。
おこちゃま2人は俺が馬車の中にいない事を不満がっていたが、騎馬の者が警戒していれば中々襲ってこれない。
人数差で行くなら別だ。
途中馬を休ませる為に休憩を入れていたが、その度におこちゃまを抱っこしてクリーンを掛けたりと俺は忙しい。
それで渋々だが納得させたのだ。
また、馬は8頭引き連れており、その馬の管理も少ない人数でしなければならない。
開放する手もなくはないのだが魔物に殺される未来しか見えないので、連れて行って王都にて売却する事にしている。
俺も久し振りの王都だ。
俺の故郷はガラタークと王都の真反対だ。
ギフトを得た後、最初は王都を目指した。
先ずは近くの町で魔物の討伐をし、レベルを上げたりお金を稼ぎ、1つずつ町を移動して行ったな。
都会への憧れだ。
俺以外皆完全にお上りさんだったが、俺は大した事が無いなと冷めていたな。
ふと昔の事を思い出していた。
そんな感じに俺が昔の事を思い出したりしているが順調に進み、夕方になり王都が見え始めた。
これまで通過してきた町に比べ、明らかに大きさが違う。
「ねぇねぇランスタッド、王都って大きいんだね!凄いなぁ!まさか王都に来れるなんて夢みたいだよ!」
マリニアのはしゃぐ姿が可愛かった。
マリニアがはしゃいでいる以外皆冷静で、ただ、今日は1日長かったので疲れた!と言うのが本音だ。
そして王都にはいる為の長蛇の列に辟易していたが、何とか日が暮れる前に王都に入り、情報屋は馬を引き連れて去っていった。
明日ギルドにて待ち合わせとし、町に入った途端にクルシュ達とも別れ、俺達は俺達で宿に向かうのであった。
第1章 完
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