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第1章
救助
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太一は盗賊の背後から近付き、斬りつけると共に殴り倒した。少し浅かったようだが、死んだかどうかの確認をせずに少女の方に向き合い
「大丈夫かい?危ない所だったね」
と声を掛けると少女は
「どこのどなたかは存じませんが、ありがとうございます」
よく見ると手枷をされていて逃げられないようになっていた。
太一は馬車に取り付けられていた鎖を引っ張ってみたがびくともしなかった。ちょっと待ってろといい、剣で鎖を切断する。ダンジョンで手に入れた業物である。バターでも切るかのごとくサクッと切れたのだ。
鎖を切り
「枷を外してあげるから手を床に。危ないから動かないで」
ぶっきらぼうに言うが、太一は彼女の手を取り床に置く。彼女はなすがままに言う事を聞き、太一は慎重に枷に剣を当て、体重を掛けるとパリンと割れた。そして反対側の手の方も同じく枷を破壊して行く。少女は手を擦っっていたが手に痣ができていた。ただ血は出ていないので、今傷がついたというのではなく、枷をされていた事によって鬱血してるような感じだった。
太一は目のやり場に困った。少女とはいえ出る所が出ているし、胸元が特に気になってしまう。そしてあまりの美少女ぶりに朦朧としかけていた意識が鮮明になった。
とりあえず羽織っていたマントを少女に掛けてあげる。何か着る物がないかなと馬車の中を観渡した。
「時に剣は使えるかい?」
収納から軽量な武器を思い出して出してあげる。出てきたのはかなり軽量なエストックだ。見た目がかなりほっそりしている為、非力だと判断したので非力な女性でも使えるような物と思ったからだ。
そして彼女は耳が尖っていた。そうエルフだ!と心が踊る。太一が武器を渡した途端に太一は殴り倒された。先程殴り倒した盗賊が息を吹き返したというか、意識を取り戻したのだ。
その辺にあったメイスを振りかざしたのだ。たまたまその場に転がっていた物である。太一は頭を床に打ち付け悶絶していた。そしてハッとなりその美少女がエストックを盗賊に突いていた。額を突かれた盗賊は血を吹き出しながら馬車の外に倒れていった。太一は唸っていたが頭をブルブルと振るが、なんとか立てそうだったが、足元がおぼつかなかった。
取り敢えずここを出よう。そう言って馬車の外に出る。すると矢が飛んできた。しかも太一の方ではなく助けた女性の方にだ。間に合わないと判断し太一は左手で矢を受け止めた。正確には矢により手を射抜かれたのだが、少女の額の直前で止まった。うがっあ!と呻きながらも、太一は情け容赦なく火炎放射を浴びせる。そう、ただのファイヤーなのだが、大量の魔力を込めた事により、20m程先にいる矢を放ってきた奴に炎が届き、そいつが燃え出した。少女はあまりの光景に驚いていた。そんな魔法は見た事も聞いた事がないからである。ファイヤーボールでもないのだ。炎が手から出続けていたのだ。太一は手を押え唸っていた。しかしこの盗賊が最後だったようで、周りは倒れた商人や冒険者、そして盗賊達の死体だらけであった。少女は一言言う
「あのー、ひょっとしてお一人なのですか?10人以上盗賊がいた筈ですが、まさかお一人で倒されたんですか?」
太一は唸りながら
「無我夢中だったけども、そんなに居たのかな?それよりここから離れた方がいいが、君の身内とかいるのかい?」
「いえ、私は一人でしたので仲間はいません」
太一はマントから彼女の下着がチラチラ見えるのが気になって仕方がなかった。
ざっと見た所まともな馬車は先程のしかなかった。とりあえず着れそうな服がなかったのだが、ふとドロップの中に今自分が着ているのと同じデザインの女性用の革の服が有ったのを思い出し
「手頃な服がなさそうなので、よかったらこれを着てみて欲しい。俺の手持ので悪いんだけども、サイズが合うかどうか分からないけど、今のその格好よりはマシだと思うんだ。サイズが合うか取り敢えず着てみて。外で待ってるから」
そう言って少女を馬車の中に押し込み、太一は周りを警戒する。ほどなくして出てきたのは太一の着ている戦闘服と同じデザインのミニスカート姿の美少女である。
「多分この服は血を垂らすと着用者に合うようにサイズを調整してくれると思うんだ。ちょっと血を垂らしてみてくれるかな?」
戸惑っているので懐からナイフを出し、
「チクッとしちゃうけど、指先をちょっとこれで切ろうか」
と言うと彼女は黙って指先を軽くナイフに当てた。すると血が少し出てきて、それを服に垂らすとやはりプシューという音と共にサイズが変わり、彼女の体にぴったりの服に変わった。
「何これ!マジックアイテムじゃないですか!しかもこれ一度血を垂らしたらその人にしか使えない筈なんですよ?いいんですか?」
「良いも悪いもないよ。僕のも拾い物だし別にいいよ。これも何かの縁だし、貰ってくれるかな?」
「はい喜んで」
彼女はかなり動揺していたが、なんとか返事はできた。
「馬車を動かす事が出来るかい?」
「はい大丈夫ですわ」
「よし。とりあえずここを離れよう。このままにしていくのは忍びないけども、奴らの仲間だとかがまだいると、再び襲われかねないから」
「そうですわね。かわいそうですが仕方がありません。ただこれだけは回収していきませんか?」
ちょっと見ると死体の額からカードが出ていた。
「なんだいこれは?」
と言うと驚いた顔で
「まさかご存知ないのですか?ライフカードですよ。後で説明しますから死体から出ているカードの回収をお願いいたします」
そして、カードを回収していった。少女には警戒を頼んだ。
全部で25人のカードを回収した。ただよく見ると盗賊とそうでない者のカードの状態が違っていた。
なるほど盗賊は犯罪者だからこうなるのかと太一はふんふんと納得していた。
回収を終えると馬車を動かし始めた。太一は傷が痛くてしょうがなかった。今着ている服は腕の所が防御力が無かった。そう肘から先は肌が露出しているのだ。女性用のはミニスカートで脚が露出している。勿論先程服を出す時に履けそうなブーツも出してあげていた。
ダンジョンで出たドロップで、2人分の着替えを確保出来たのであった。
先程の戦いの時に、腕に切り傷と矢を受けていたのだ。手の矢は既に抜いていたが、強引に抜いたのでまだ血が出ている。段々落ち着いてきたのだが、アドレナリンが出なくなり、痛みが辛くなってきたのであった。
「大丈夫かい?危ない所だったね」
と声を掛けると少女は
「どこのどなたかは存じませんが、ありがとうございます」
よく見ると手枷をされていて逃げられないようになっていた。
太一は馬車に取り付けられていた鎖を引っ張ってみたがびくともしなかった。ちょっと待ってろといい、剣で鎖を切断する。ダンジョンで手に入れた業物である。バターでも切るかのごとくサクッと切れたのだ。
鎖を切り
「枷を外してあげるから手を床に。危ないから動かないで」
ぶっきらぼうに言うが、太一は彼女の手を取り床に置く。彼女はなすがままに言う事を聞き、太一は慎重に枷に剣を当て、体重を掛けるとパリンと割れた。そして反対側の手の方も同じく枷を破壊して行く。少女は手を擦っっていたが手に痣ができていた。ただ血は出ていないので、今傷がついたというのではなく、枷をされていた事によって鬱血してるような感じだった。
太一は目のやり場に困った。少女とはいえ出る所が出ているし、胸元が特に気になってしまう。そしてあまりの美少女ぶりに朦朧としかけていた意識が鮮明になった。
とりあえず羽織っていたマントを少女に掛けてあげる。何か着る物がないかなと馬車の中を観渡した。
「時に剣は使えるかい?」
収納から軽量な武器を思い出して出してあげる。出てきたのはかなり軽量なエストックだ。見た目がかなりほっそりしている為、非力だと判断したので非力な女性でも使えるような物と思ったからだ。
そして彼女は耳が尖っていた。そうエルフだ!と心が踊る。太一が武器を渡した途端に太一は殴り倒された。先程殴り倒した盗賊が息を吹き返したというか、意識を取り戻したのだ。
その辺にあったメイスを振りかざしたのだ。たまたまその場に転がっていた物である。太一は頭を床に打ち付け悶絶していた。そしてハッとなりその美少女がエストックを盗賊に突いていた。額を突かれた盗賊は血を吹き出しながら馬車の外に倒れていった。太一は唸っていたが頭をブルブルと振るが、なんとか立てそうだったが、足元がおぼつかなかった。
取り敢えずここを出よう。そう言って馬車の外に出る。すると矢が飛んできた。しかも太一の方ではなく助けた女性の方にだ。間に合わないと判断し太一は左手で矢を受け止めた。正確には矢により手を射抜かれたのだが、少女の額の直前で止まった。うがっあ!と呻きながらも、太一は情け容赦なく火炎放射を浴びせる。そう、ただのファイヤーなのだが、大量の魔力を込めた事により、20m程先にいる矢を放ってきた奴に炎が届き、そいつが燃え出した。少女はあまりの光景に驚いていた。そんな魔法は見た事も聞いた事がないからである。ファイヤーボールでもないのだ。炎が手から出続けていたのだ。太一は手を押え唸っていた。しかしこの盗賊が最後だったようで、周りは倒れた商人や冒険者、そして盗賊達の死体だらけであった。少女は一言言う
「あのー、ひょっとしてお一人なのですか?10人以上盗賊がいた筈ですが、まさかお一人で倒されたんですか?」
太一は唸りながら
「無我夢中だったけども、そんなに居たのかな?それよりここから離れた方がいいが、君の身内とかいるのかい?」
「いえ、私は一人でしたので仲間はいません」
太一はマントから彼女の下着がチラチラ見えるのが気になって仕方がなかった。
ざっと見た所まともな馬車は先程のしかなかった。とりあえず着れそうな服がなかったのだが、ふとドロップの中に今自分が着ているのと同じデザインの女性用の革の服が有ったのを思い出し
「手頃な服がなさそうなので、よかったらこれを着てみて欲しい。俺の手持ので悪いんだけども、サイズが合うかどうか分からないけど、今のその格好よりはマシだと思うんだ。サイズが合うか取り敢えず着てみて。外で待ってるから」
そう言って少女を馬車の中に押し込み、太一は周りを警戒する。ほどなくして出てきたのは太一の着ている戦闘服と同じデザインのミニスカート姿の美少女である。
「多分この服は血を垂らすと着用者に合うようにサイズを調整してくれると思うんだ。ちょっと血を垂らしてみてくれるかな?」
戸惑っているので懐からナイフを出し、
「チクッとしちゃうけど、指先をちょっとこれで切ろうか」
と言うと彼女は黙って指先を軽くナイフに当てた。すると血が少し出てきて、それを服に垂らすとやはりプシューという音と共にサイズが変わり、彼女の体にぴったりの服に変わった。
「何これ!マジックアイテムじゃないですか!しかもこれ一度血を垂らしたらその人にしか使えない筈なんですよ?いいんですか?」
「良いも悪いもないよ。僕のも拾い物だし別にいいよ。これも何かの縁だし、貰ってくれるかな?」
「はい喜んで」
彼女はかなり動揺していたが、なんとか返事はできた。
「馬車を動かす事が出来るかい?」
「はい大丈夫ですわ」
「よし。とりあえずここを離れよう。このままにしていくのは忍びないけども、奴らの仲間だとかがまだいると、再び襲われかねないから」
「そうですわね。かわいそうですが仕方がありません。ただこれだけは回収していきませんか?」
ちょっと見ると死体の額からカードが出ていた。
「なんだいこれは?」
と言うと驚いた顔で
「まさかご存知ないのですか?ライフカードですよ。後で説明しますから死体から出ているカードの回収をお願いいたします」
そして、カードを回収していった。少女には警戒を頼んだ。
全部で25人のカードを回収した。ただよく見ると盗賊とそうでない者のカードの状態が違っていた。
なるほど盗賊は犯罪者だからこうなるのかと太一はふんふんと納得していた。
回収を終えると馬車を動かし始めた。太一は傷が痛くてしょうがなかった。今着ている服は腕の所が防御力が無かった。そう肘から先は肌が露出しているのだ。女性用のはミニスカートで脚が露出している。勿論先程服を出す時に履けそうなブーツも出してあげていた。
ダンジョンで出たドロップで、2人分の着替えを確保出来たのであった。
先程の戦いの時に、腕に切り傷と矢を受けていたのだ。手の矢は既に抜いていたが、強引に抜いたのでまだ血が出ている。段々落ち着いてきたのだが、アドレナリンが出なくなり、痛みが辛くなってきたのであった。
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本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
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