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第2章
新ダンジョン*
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薬草の採取ポイントを引き上げ、街道を進み始めた直後から魔物がぽつぽつと出始めた。念の為太一は剣を出していつでも戦える準備をしていた。
基本的にはエリカが御者をし、一緒に座るシャロンが魔法で倒して行く事になった。
「これ位なら私の魔法で対処できます!」
といった感じでウィンドカッターやファイヤーボールを放っていた。
初級から中級魔法での戦闘であれば、シャロンがうってつけなのである。太一は魔法を放つのを躊躇っていた。今は魔法を放つ時ではないと何となく思ったからである。先に進むにつれて段々と魔物の出没数と強さが上がってきていて、これはおかしいとなった。町から約5km 位である。本来低レベルの魔物や小さい獣だとかゴブリン程度しか発生しないエリアなのだが、なぜかオークや中型の獣型が出ていた。
勿論街道に出てきていた魔物をどんどん倒していきながら、馬車を進めていた。だがとあるところで脇道から魔物が数体出てきた。そちらに何かあるのかと思い、太一はエリカに指示し、脇道に入って行く。そうすると洞窟が出てきたのだ。更に丁度そこから魔物が這い出てきている所だった。
シャロンが首を傾げていた。エリカが一言言う
「太一、これってひょっとして?」
「あーそうだな、おそらく先に王都が魔物に襲われたのは十中八九ここから地上に出て来た魔物だろう。丁度町から見るとここは概ねアルマゲドンの射程範囲から外れている。ダンジョンの中の一部はひょっとすると射程に入っていたかも分からないが、それで先程からやたらと魔物が出ていたのだろう。ダンジョンが発生したばかりじゃないのか?目の前のダンジョンが生成された時に、ダンジョンの中に大量にいた魔物が一気に出てきて、街を目指したんではないのかと思うんだ。そして今は魔物が都度都度発生し、それが出てきていたのでないかとは思うんだよな。さてどうしたものか?」
「あの太一様、これを放置するとどうなると思いますか?」
「それを俺に聞くか?いいか、俺はこの世界に来てまだ10日程しか経ってないんだぞ。」
「そうでしたわね。ノエルさん何かありますか?」
「そうね。放置すると先日街が襲われたような魔物の大量発生が起こらないとも限らないわね。でも私達だけでダンジョンを攻略できるかしら?」
「うーん。つまりここを放置すると街が再び不味い事態に陥る可能性があるという事だよな。そうか。よし、分かった。2人の協力が必要だけれども、俺達だけでダンジョンに入って攻略したいな。いざとなったら俺のアルマゲドンを発動し、10分間逃げ回ろう。どんどん奥に進み最悪の場合、アルマゲドンを発動した後に入り口の方に逃げて行けば強い魔物とは出くわさないだろう」
「そうね。それが良さそうね」
「それとみんなのレベル上げにもなると思うんだ。そういえばノエルはレベル幾つだ?」
「ふふふ聞いて驚きなさい。私は1よ。ええ、そうよ。冒険者登録したのが初心者講習の時なの。私は魔物を殺した事もないのよ。戦闘もあの模擬戦が初めてだったわ。だから言ったでしょ?私はお荷物だって。回復専用なの。でも今は幾つか分からないわね」
太一は項垂れる。
「分かった。俺が先頭を行くから、シャロンはノエルを守りつつ後方の警戒と俺のフォローを頼む。俺ではノエルの護衛とシャロンのフォローはできないと思うんだ」
「そうですね。おそらくそれが一番だと思います。ただ接近戦で勝てない相手が出てきたらすぐに私と代わって下さいね」
「分かった。この剣であれば武器で防ぐ事などまずできない。俺達で何とかしよう。ただ馬達をどうするかだな?解き放つ訳にもいかないな」
「それなら大丈夫です。馬は木に繋いで、太一様は馬車を収納に入れて下さい。馬は私がスリープで寝かせて行きます。そして馬の周りに認識阻害系の魔法で隠蔽をかけていくんです。それとこの魔法は動いてしまうと効果が切れるのですが、馬には丸二日間寝むる様にスリープ魔法を掛けます。勿論2日以内にダンジョンを出て解除すれば馬はすぐ起きます。これで襲われる事はまず無い筈です」
「分かった。馬が生きている事を祈って、中に入ってダンジョンを攻略して行こう!。一応買ってある食料で2日位は何とでもなると思うからさ。じゃあシャロン悪いけど馬を眠らせてね!」
そうやってダンジョンの中に入っていくのであった。
エリカが冒険者登録した時のステータスを見せて貰った
名前 エリカ(ノエル)
年齢 20(17)
職業
第一職業 ヒーラー
第二職業 無し
ギフト
隠蔽無効
スキル
容姿変形
使用可能魔法
ヒール(小)(中)
解毒
状態回復
浄化
LV 1
STR 5
DEX 67
VIT 14
INT 57
AGI 11
魔力 87
太一とノエルは以前フローラに計測して貰った時の値
名前 ロイ(稲葉 太一)
年齢 19
職業
第一職業 煌勇者
第二職業 魔法戦士
ギフト
詠唱破棄
無限収納
言語翻訳
成長補正極大
スキル
気配察知
使用可能魔法
生活魔法
アルマゲドン(極大魔法)
補正地 前回 今回
LV 1 04
STR 34 62
DEX 43 89
VIT 29 96
INT 1021 19876
AGI 204 678
魔力 56785 99999
魔力は測定可能値の上限超え
INTが城で021だったのは999が最大値でオーバーした為021と表示。
シャロンの方もついでに伝えられた
名前 シャロン
年齢 19(16)
職業
第一職業 魔法剣士
第二職業 無し
ギフト
剣の舞
スキル
ミラージュ
使用可能魔法
風(初級)(中級)
火(初級)(中級)
回復魔法(初級)
補助魔法
スリープ
隠蔽
肉体強化
補正値
LV 12
STR 84
DEX 52
VIT 95
INT 74
AGI 96
魔力 149
年齢の()内はヒューマン換算
ステータス補正はレベルの割に高い方だとフローラの説明あり
基本的にはエリカが御者をし、一緒に座るシャロンが魔法で倒して行く事になった。
「これ位なら私の魔法で対処できます!」
といった感じでウィンドカッターやファイヤーボールを放っていた。
初級から中級魔法での戦闘であれば、シャロンがうってつけなのである。太一は魔法を放つのを躊躇っていた。今は魔法を放つ時ではないと何となく思ったからである。先に進むにつれて段々と魔物の出没数と強さが上がってきていて、これはおかしいとなった。町から約5km 位である。本来低レベルの魔物や小さい獣だとかゴブリン程度しか発生しないエリアなのだが、なぜかオークや中型の獣型が出ていた。
勿論街道に出てきていた魔物をどんどん倒していきながら、馬車を進めていた。だがとあるところで脇道から魔物が数体出てきた。そちらに何かあるのかと思い、太一はエリカに指示し、脇道に入って行く。そうすると洞窟が出てきたのだ。更に丁度そこから魔物が這い出てきている所だった。
シャロンが首を傾げていた。エリカが一言言う
「太一、これってひょっとして?」
「あーそうだな、おそらく先に王都が魔物に襲われたのは十中八九ここから地上に出て来た魔物だろう。丁度町から見るとここは概ねアルマゲドンの射程範囲から外れている。ダンジョンの中の一部はひょっとすると射程に入っていたかも分からないが、それで先程からやたらと魔物が出ていたのだろう。ダンジョンが発生したばかりじゃないのか?目の前のダンジョンが生成された時に、ダンジョンの中に大量にいた魔物が一気に出てきて、街を目指したんではないのかと思うんだ。そして今は魔物が都度都度発生し、それが出てきていたのでないかとは思うんだよな。さてどうしたものか?」
「あの太一様、これを放置するとどうなると思いますか?」
「それを俺に聞くか?いいか、俺はこの世界に来てまだ10日程しか経ってないんだぞ。」
「そうでしたわね。ノエルさん何かありますか?」
「そうね。放置すると先日街が襲われたような魔物の大量発生が起こらないとも限らないわね。でも私達だけでダンジョンを攻略できるかしら?」
「うーん。つまりここを放置すると街が再び不味い事態に陥る可能性があるという事だよな。そうか。よし、分かった。2人の協力が必要だけれども、俺達だけでダンジョンに入って攻略したいな。いざとなったら俺のアルマゲドンを発動し、10分間逃げ回ろう。どんどん奥に進み最悪の場合、アルマゲドンを発動した後に入り口の方に逃げて行けば強い魔物とは出くわさないだろう」
「そうね。それが良さそうね」
「それとみんなのレベル上げにもなると思うんだ。そういえばノエルはレベル幾つだ?」
「ふふふ聞いて驚きなさい。私は1よ。ええ、そうよ。冒険者登録したのが初心者講習の時なの。私は魔物を殺した事もないのよ。戦闘もあの模擬戦が初めてだったわ。だから言ったでしょ?私はお荷物だって。回復専用なの。でも今は幾つか分からないわね」
太一は項垂れる。
「分かった。俺が先頭を行くから、シャロンはノエルを守りつつ後方の警戒と俺のフォローを頼む。俺ではノエルの護衛とシャロンのフォローはできないと思うんだ」
「そうですね。おそらくそれが一番だと思います。ただ接近戦で勝てない相手が出てきたらすぐに私と代わって下さいね」
「分かった。この剣であれば武器で防ぐ事などまずできない。俺達で何とかしよう。ただ馬達をどうするかだな?解き放つ訳にもいかないな」
「それなら大丈夫です。馬は木に繋いで、太一様は馬車を収納に入れて下さい。馬は私がスリープで寝かせて行きます。そして馬の周りに認識阻害系の魔法で隠蔽をかけていくんです。それとこの魔法は動いてしまうと効果が切れるのですが、馬には丸二日間寝むる様にスリープ魔法を掛けます。勿論2日以内にダンジョンを出て解除すれば馬はすぐ起きます。これで襲われる事はまず無い筈です」
「分かった。馬が生きている事を祈って、中に入ってダンジョンを攻略して行こう!。一応買ってある食料で2日位は何とでもなると思うからさ。じゃあシャロン悪いけど馬を眠らせてね!」
そうやってダンジョンの中に入っていくのであった。
エリカが冒険者登録した時のステータスを見せて貰った
名前 エリカ(ノエル)
年齢 20(17)
職業
第一職業 ヒーラー
第二職業 無し
ギフト
隠蔽無効
スキル
容姿変形
使用可能魔法
ヒール(小)(中)
解毒
状態回復
浄化
LV 1
STR 5
DEX 67
VIT 14
INT 57
AGI 11
魔力 87
太一とノエルは以前フローラに計測して貰った時の値
名前 ロイ(稲葉 太一)
年齢 19
職業
第一職業 煌勇者
第二職業 魔法戦士
ギフト
詠唱破棄
無限収納
言語翻訳
成長補正極大
スキル
気配察知
使用可能魔法
生活魔法
アルマゲドン(極大魔法)
補正地 前回 今回
LV 1 04
STR 34 62
DEX 43 89
VIT 29 96
INT 1021 19876
AGI 204 678
魔力 56785 99999
魔力は測定可能値の上限超え
INTが城で021だったのは999が最大値でオーバーした為021と表示。
シャロンの方もついでに伝えられた
名前 シャロン
年齢 19(16)
職業
第一職業 魔法剣士
第二職業 無し
ギフト
剣の舞
スキル
ミラージュ
使用可能魔法
風(初級)(中級)
火(初級)(中級)
回復魔法(初級)
補助魔法
スリープ
隠蔽
肉体強化
補正値
LV 12
STR 84
DEX 52
VIT 95
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魔力 149
年齢の()内はヒューマン換算
ステータス補正はレベルの割に高い方だとフローラの説明あり
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