91 / 97
第2章
やり直し
しおりを挟む
太一は叫びながら目覚めた。シャロンとノエルが
「ねえ、大丈夫?」
そう声を掛けてきたが、太一は顔面蒼白である。
「生きている!生きている!シャロンとノエルが生きている!生きているよう!」
泣き叫びながらシャロンとノエルの服を剥ぎ取った。2人はポカンとしていたが、太一 がようやく自分達を求めてきたのだと思い身を任せた。
シャロンは胸に剣を突き立てられ、壁に磔にされていたがその傷がない。
「傷が無いよう」
太一はシャロンの胸を触りながら傷がない傷がないと叫んでいて、次いでノエルのお腹を触り傷がない傷がないを連呼して、そのお腹に顔を埋めて泣いていた。
二人してきょとんとなりながら、
「一体どうしたのですか?夢でも見ていたのですか?」
シャロンが尋ねる。まだ太一が泣いているので、ノエルが太一の顔を離し、平手打ちを一発食らわせた。
「ちょっと何やってるの?しっかりしなさいよ」
騒ぎを聞いた由美子がドアを開け入ってきた。しかし上半身裸の二人に太一が抱きついている最中だった。
「ご、ごめんなさい。仲良しさんの最中だったんですね。ごめんなさい」
と顔を真っ赤にしながら出て行った。そう愛し合っている最中だと勘違いしたのだ。そして由美子が出ていった直後にノエルが平手打ちをしたのだ。太一ははっとなり、
「あれ?何でお前達裸なんだ?」
「何言ってるの?あんたが私達の服を脱がせたんでしょ!私達の体に穴なんてまだ空いてなんかいないわよ。ちゃんと未経験よ。まったくおかしな事を言うわね。寝ぼけていたんじゃないの?」
「そっか。すまなかったな」
太一は床に転がっている服を拾い、ノエルとシャロンに万歳をさせ着せて行く。
「すまない。俺、寝ぼけてたのかな。今はどんなだろう…?」
「今は明け方よ。美夏さんの容態がどうなっているか気になるところではあるけれども、寝る前には大分落ち着いていたようですから、お昼頃から夕方に掛けて出発できるんじゃないでしょうか?」
シャロンが言っていた。そう今は美夏が熱を出し、治療院で治療を受けた翌日の朝である。太一が首をかしげていた。そう夢を見たのだ。
太一は説明をした
「生々しい夢だったんだ。3点鐘が鳴って、俺が門の所に奴らを倒しに行って、門の周辺の奴らを倒した後、宿に火の手が上がっていたんだ。
宿に戻ってみたら全員死んでいたんだ。シャロンもノエルも剣で刺し貫かれていて絶命していたんだ。そんな夢を見たんだ。
シャロンが太一をぎゅっと抱き締め
「大丈夫です。私達は死にませんよ。それにちゃんと生きてますよ。ほら、心臓の鼓動を感じられるでしょ?」
シャロンは服の中に太一の手を入れ、胸に当てた。
「私達があんたを残して先に死ぬ訳ないでしょ?よしよし」
ノエルはそんな太一の背中に抱きつく。
「うん。そうだよな。そうだよな。俺さ、一杯泣いたんだ。シャロンとノエルがいないなんて考えられなくて、一杯泣いたんだ。やり直しを要求するって叫んだら目が覚めたんだ。そうかあれは夢だったんだよな。生きてるんだよな。」
ノエルも太一の手を取り、服の中に手を入れて胸に持ってきた。太一が唖然としているとノエルが
「ほら、ちゃんと私の心臓は鼓動してるでしょ?」
太一は胸を揉むという無粋な事はせず
「ありがとう。そうだよな。ちゃんと生きてるよな」
二人をぎゅっと抱きしめ、太一はそういえばさっき由美子が部屋に来たような気がした。
「そういえばさっき由美子が来なかったか?」
「あっ!あの子私達が愛し合ってると勘違いして部屋を出て行ったわ」
「シャロンすまない。由美子を呼んできてくれ。美夏の様子も気になるけれども、誤解をさせておきたくはないんだ」
間髪入れずに
「いいのよ。本当に愛し合っても」
「うん。いずれ君達と本当に愛し合いたいけれども、こんな状態や状況では無理だよ。ちゃんと落ち着いた先で、きちんと君達と向き合いたいんだ。俺も男だから女性を抱き、愛し合いたいよ。でも今はその時じゃない。由美子もそうだ。本当に愛し合っている状態であればいいけれども、そんな状況じゃないのに勘違いされるとやりづらくなってくるからさ。今は誤解を解いておきたいんだ」
「まあいいわ。いずれちゃんと私達を愛してくれるんだったら。そんなに私達も焦らないから。それよりもあんたが見た夢の方が気になるわね。ひょっとして予知夢の能力でもあるんじゃないの?」
「そうなのかな。それにしても生々しかったよ。君達から流れていた血が生暖かく、俺の手にその感触が今も残っているんだ」
そうしているともじもじしながら由美子が中に入って来て、シャロンとノエルが誤解を解いてくれた。
そうなんだ!と由美子はパッと明るくなっていた。そう、美夏の世話を由美子にお願いしているので、由美子と一緒に寝ているのは美夏だったのだ。美夏は熱がもう出ていなくて動けると言っていた。但しもう少し休ませてあげたほうがいいという事になり、着替えて朝食を摂る事になったのであった。
「ねえ、大丈夫?」
そう声を掛けてきたが、太一は顔面蒼白である。
「生きている!生きている!シャロンとノエルが生きている!生きているよう!」
泣き叫びながらシャロンとノエルの服を剥ぎ取った。2人はポカンとしていたが、太一 がようやく自分達を求めてきたのだと思い身を任せた。
シャロンは胸に剣を突き立てられ、壁に磔にされていたがその傷がない。
「傷が無いよう」
太一はシャロンの胸を触りながら傷がない傷がないと叫んでいて、次いでノエルのお腹を触り傷がない傷がないを連呼して、そのお腹に顔を埋めて泣いていた。
二人してきょとんとなりながら、
「一体どうしたのですか?夢でも見ていたのですか?」
シャロンが尋ねる。まだ太一が泣いているので、ノエルが太一の顔を離し、平手打ちを一発食らわせた。
「ちょっと何やってるの?しっかりしなさいよ」
騒ぎを聞いた由美子がドアを開け入ってきた。しかし上半身裸の二人に太一が抱きついている最中だった。
「ご、ごめんなさい。仲良しさんの最中だったんですね。ごめんなさい」
と顔を真っ赤にしながら出て行った。そう愛し合っている最中だと勘違いしたのだ。そして由美子が出ていった直後にノエルが平手打ちをしたのだ。太一ははっとなり、
「あれ?何でお前達裸なんだ?」
「何言ってるの?あんたが私達の服を脱がせたんでしょ!私達の体に穴なんてまだ空いてなんかいないわよ。ちゃんと未経験よ。まったくおかしな事を言うわね。寝ぼけていたんじゃないの?」
「そっか。すまなかったな」
太一は床に転がっている服を拾い、ノエルとシャロンに万歳をさせ着せて行く。
「すまない。俺、寝ぼけてたのかな。今はどんなだろう…?」
「今は明け方よ。美夏さんの容態がどうなっているか気になるところではあるけれども、寝る前には大分落ち着いていたようですから、お昼頃から夕方に掛けて出発できるんじゃないでしょうか?」
シャロンが言っていた。そう今は美夏が熱を出し、治療院で治療を受けた翌日の朝である。太一が首をかしげていた。そう夢を見たのだ。
太一は説明をした
「生々しい夢だったんだ。3点鐘が鳴って、俺が門の所に奴らを倒しに行って、門の周辺の奴らを倒した後、宿に火の手が上がっていたんだ。
宿に戻ってみたら全員死んでいたんだ。シャロンもノエルも剣で刺し貫かれていて絶命していたんだ。そんな夢を見たんだ。
シャロンが太一をぎゅっと抱き締め
「大丈夫です。私達は死にませんよ。それにちゃんと生きてますよ。ほら、心臓の鼓動を感じられるでしょ?」
シャロンは服の中に太一の手を入れ、胸に当てた。
「私達があんたを残して先に死ぬ訳ないでしょ?よしよし」
ノエルはそんな太一の背中に抱きつく。
「うん。そうだよな。そうだよな。俺さ、一杯泣いたんだ。シャロンとノエルがいないなんて考えられなくて、一杯泣いたんだ。やり直しを要求するって叫んだら目が覚めたんだ。そうかあれは夢だったんだよな。生きてるんだよな。」
ノエルも太一の手を取り、服の中に手を入れて胸に持ってきた。太一が唖然としているとノエルが
「ほら、ちゃんと私の心臓は鼓動してるでしょ?」
太一は胸を揉むという無粋な事はせず
「ありがとう。そうだよな。ちゃんと生きてるよな」
二人をぎゅっと抱きしめ、太一はそういえばさっき由美子が部屋に来たような気がした。
「そういえばさっき由美子が来なかったか?」
「あっ!あの子私達が愛し合ってると勘違いして部屋を出て行ったわ」
「シャロンすまない。由美子を呼んできてくれ。美夏の様子も気になるけれども、誤解をさせておきたくはないんだ」
間髪入れずに
「いいのよ。本当に愛し合っても」
「うん。いずれ君達と本当に愛し合いたいけれども、こんな状態や状況では無理だよ。ちゃんと落ち着いた先で、きちんと君達と向き合いたいんだ。俺も男だから女性を抱き、愛し合いたいよ。でも今はその時じゃない。由美子もそうだ。本当に愛し合っている状態であればいいけれども、そんな状況じゃないのに勘違いされるとやりづらくなってくるからさ。今は誤解を解いておきたいんだ」
「まあいいわ。いずれちゃんと私達を愛してくれるんだったら。そんなに私達も焦らないから。それよりもあんたが見た夢の方が気になるわね。ひょっとして予知夢の能力でもあるんじゃないの?」
「そうなのかな。それにしても生々しかったよ。君達から流れていた血が生暖かく、俺の手にその感触が今も残っているんだ」
そうしているともじもじしながら由美子が中に入って来て、シャロンとノエルが誤解を解いてくれた。
そうなんだ!と由美子はパッと明るくなっていた。そう、美夏の世話を由美子にお願いしているので、由美子と一緒に寝ているのは美夏だったのだ。美夏は熱がもう出ていなくて動けると言っていた。但しもう少し休ませてあげたほうがいいという事になり、着替えて朝食を摂る事になったのであった。
1
あなたにおすすめの小説
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる