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第1章(高校生入学編)
第46話 イッツ・ショータイム!
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体を洗って水場から戻ると、愛姉はアレク達が集めて来た物の中から2つのアイテムを手に持ち、わなわなと震えていた。
「愛莉さん?どうかしたの?」
友里愛が心配そうに声を掛ける。
「あっ、うん。これに驚いていたの」
友里愛も何か分かり震えた。
「ま、魔法書と矢を無限生成する腕輪じゃないの!す、凄いわ!」
「そんなに凄いの?」
「斗升君は相変わらず勉強不足ね。いい事、まず人が魔法を使えなくもない事を知っている?」
「聞いた事があるけど、僕は使えないよ」
「勿論生まれつき使える人はいないわ。って私と斗升君は経験を積めば勝手に使えるようになる可能性があるのだけれども、普通は無理よ。で、この魔法書の出番よ。これを使えばこの魔法書に書かれている魔法を覚えられるの。但し、使えば消えるのと探索者である必要があるわ。それとこの矢の無限リング。これがあれば魔力を糧に矢を作れるの。作った矢は40秒ほどで消えるけれどもね」
「確か愛姉は高校で探索者をしている時は弓を使っていたんだよね!?なら矢は愛姉で、魔法書は友里愛が使えば良いと思うけどどう?僕は次で良いかな」
「と、と、ととと、斗升?あんたこれ幾らするか知らないの?」
「500万円位?」
「そんな安いわけ無いでしょ!愛莉さんの話からあんた何も知らないって分かってはいたけど、予測の斜め上よ!あのね、これ1億円はするわよ!矢もそうよ!これすっごく高いのよ!しかも斗升のお陰で取れたのだから貴方のなのよ!」
「でも僕は近接戦闘向きだし、2人が使えば良いと思うよ。それに友里愛はお礼を期待するって言っていたじゃないか!じゃあこれがそうだと思ってよ!。それとも売ってお金にしたかった?でも僕は大事な人に(仲間に)使って欲しいな。ほら、命はお金に替えられないでしょ?」
「ふーん。私は有り難く矢を頂くわ」
「わ、分かったわ。そう言う品だと思って良いのよね?」
「うん。僕の大事な人に(仲間に)使って貰えるなら嬉しいな」
「そう言う事なら有り難く使わせて貰うわ。ほんと斗升はずるいわね」
意味が分からないが、早速友里愛が魔法書に目を通す。
使用するのは魔法書に魔力を込めるのだそうだが、手をかざしていると魔法書が光ったかと思うと数秒程で霧散し、エフェクトが残りそのエフェクトが友里愛の体に吸収されていった。
「ふう。変わった魔法よ。フレイムプリズン。次使って試したいわね」
「聞いた事が無いわね。友里愛ちゃん、色んな意味でおめでとう!お姉さん応援するわ!」
愛姉は次にラビリンスへ入る時は弓を持ってくると言っていた。
現状最奥のボス達以外は倒しきったらしいので、そのまま最奥へと向かう。
3階へと降りると友里愛が僕の腕をギュッと握ってきた。
いや、しがみついている。
「大丈夫だよ。前回は僕と愛姉だけでやれているし、その時からかなり戦力アップしているから。」
「う、うん。前回死に掛かったから怖いのよ」
「なら、今回は後ろで見ているだけでも良いよ」
「ううん。私もやるわというか、せめて魔法を試させて!」
既に露払いが終わっており、角を曲がるとボスエリアという所へさくっと着いた。
「よし、ボスは倒すなよ!友里愛が魔法を試すからさ」
「さあさあご主人様達は我々の奏でるショーを特等席でご覧くださいまし。それでは皆様行きますよ!イッツ・ショーターイム!」
ラッチーがケタケタと笑いながら掛けていった。
「レイラ、あいつ大丈夫か?」
「多分1人で行けるでしょう。困ったものです。そうですね、キーン、貴方ならラッチーのサポートができるでしょう。頼めますか?」
「気に入りませんが、貴女様のご命令とあらば泥水でもすすりましょう」
次の瞬間キーンの姿はなかった。
僕らは角を曲がりラッチーとキーンの戦いを見ていた。
いや、キーンはラッチーの背後に背を向けて待機している。
ケラケラと笑いながらポケットに手を突っ込むと何かを出し、それを手首のスナップだけで投射する。
いや、よく見ると指だけだ。
キーンも大概だ。
予備動作なしに回転するのにくっついているかのごとくラッチーが回転する時に背後からずれない。
キーンも化け物レベルだった。
ヒューン・・・バシュッ!ヒューン・・・バシュッ!
全弾命中で次々とナイト達は魔石やカードに変わっていく。
クルクルと回りながら笑顔で実行していくのだ。
30秒もしないうちにエリートナイト以外いなくなった。
「あらあら、手応えのない事。さあワンちゃん、ボスのみだから組み伏せて奥方が魔法を放つお手伝いをなさい。コホン。イッツ・クロージングタイム!」
もしも帽子を被っていたらそれをとり、片足を引いてお辞儀をしたであろう所作で引き上げてきたが、不思議な事に僕の目の前に来ると僕の両手に魔石とカードを全て置いていく。
おいおいラッチーさんやい、いつの間に集めた?
「ラッチー、やっぱり君は変な奴だけど強いな。あれは何を飛ばしていたんだぃ?」
わなわなと震えるレイラを抑えてラッチーに聞いてみた。
僕にポケットから出した物を乗せようとするのでドロップを急いで鞄にしまう。
「これですよ」
「なっ!小石じゃないのかよ!こんなんで、ばーんってなるんか!ほえー!」
「ふふふ。愉しんでいただけたようですね!」
「ははは。まあ、次はレイラに1言言ってからにしてやってな」
「これは失礼を。それよりよろしいのかな?もうボスをワンコが取り押さえておりますよ」
そういうとラッチーはするりと下がっていった。
後方でキーンと何やら話していたが、キーンがこちらにやってきた。
「旦那様、あの者の事ですが、あちら方面のフラストレーションの現れだそうです。私個人としてはあちら方面を封じているのでとやかく言う事は有りません」
「斗升、あたしやっても良いの?」
「友里愛様、ジョーイによるとライカンスロープごと攻撃しても構わないとの事です」
「分かったわ!じゃあ行くわよ!えっと・・・フレイムプリズン!?」
何故か友里愛は疑問形で魔法名を唱えるのだった。
「愛莉さん?どうかしたの?」
友里愛が心配そうに声を掛ける。
「あっ、うん。これに驚いていたの」
友里愛も何か分かり震えた。
「ま、魔法書と矢を無限生成する腕輪じゃないの!す、凄いわ!」
「そんなに凄いの?」
「斗升君は相変わらず勉強不足ね。いい事、まず人が魔法を使えなくもない事を知っている?」
「聞いた事があるけど、僕は使えないよ」
「勿論生まれつき使える人はいないわ。って私と斗升君は経験を積めば勝手に使えるようになる可能性があるのだけれども、普通は無理よ。で、この魔法書の出番よ。これを使えばこの魔法書に書かれている魔法を覚えられるの。但し、使えば消えるのと探索者である必要があるわ。それとこの矢の無限リング。これがあれば魔力を糧に矢を作れるの。作った矢は40秒ほどで消えるけれどもね」
「確か愛姉は高校で探索者をしている時は弓を使っていたんだよね!?なら矢は愛姉で、魔法書は友里愛が使えば良いと思うけどどう?僕は次で良いかな」
「と、と、ととと、斗升?あんたこれ幾らするか知らないの?」
「500万円位?」
「そんな安いわけ無いでしょ!愛莉さんの話からあんた何も知らないって分かってはいたけど、予測の斜め上よ!あのね、これ1億円はするわよ!矢もそうよ!これすっごく高いのよ!しかも斗升のお陰で取れたのだから貴方のなのよ!」
「でも僕は近接戦闘向きだし、2人が使えば良いと思うよ。それに友里愛はお礼を期待するって言っていたじゃないか!じゃあこれがそうだと思ってよ!。それとも売ってお金にしたかった?でも僕は大事な人に(仲間に)使って欲しいな。ほら、命はお金に替えられないでしょ?」
「ふーん。私は有り難く矢を頂くわ」
「わ、分かったわ。そう言う品だと思って良いのよね?」
「うん。僕の大事な人に(仲間に)使って貰えるなら嬉しいな」
「そう言う事なら有り難く使わせて貰うわ。ほんと斗升はずるいわね」
意味が分からないが、早速友里愛が魔法書に目を通す。
使用するのは魔法書に魔力を込めるのだそうだが、手をかざしていると魔法書が光ったかと思うと数秒程で霧散し、エフェクトが残りそのエフェクトが友里愛の体に吸収されていった。
「ふう。変わった魔法よ。フレイムプリズン。次使って試したいわね」
「聞いた事が無いわね。友里愛ちゃん、色んな意味でおめでとう!お姉さん応援するわ!」
愛姉は次にラビリンスへ入る時は弓を持ってくると言っていた。
現状最奥のボス達以外は倒しきったらしいので、そのまま最奥へと向かう。
3階へと降りると友里愛が僕の腕をギュッと握ってきた。
いや、しがみついている。
「大丈夫だよ。前回は僕と愛姉だけでやれているし、その時からかなり戦力アップしているから。」
「う、うん。前回死に掛かったから怖いのよ」
「なら、今回は後ろで見ているだけでも良いよ」
「ううん。私もやるわというか、せめて魔法を試させて!」
既に露払いが終わっており、角を曲がるとボスエリアという所へさくっと着いた。
「よし、ボスは倒すなよ!友里愛が魔法を試すからさ」
「さあさあご主人様達は我々の奏でるショーを特等席でご覧くださいまし。それでは皆様行きますよ!イッツ・ショーターイム!」
ラッチーがケタケタと笑いながら掛けていった。
「レイラ、あいつ大丈夫か?」
「多分1人で行けるでしょう。困ったものです。そうですね、キーン、貴方ならラッチーのサポートができるでしょう。頼めますか?」
「気に入りませんが、貴女様のご命令とあらば泥水でもすすりましょう」
次の瞬間キーンの姿はなかった。
僕らは角を曲がりラッチーとキーンの戦いを見ていた。
いや、キーンはラッチーの背後に背を向けて待機している。
ケラケラと笑いながらポケットに手を突っ込むと何かを出し、それを手首のスナップだけで投射する。
いや、よく見ると指だけだ。
キーンも大概だ。
予備動作なしに回転するのにくっついているかのごとくラッチーが回転する時に背後からずれない。
キーンも化け物レベルだった。
ヒューン・・・バシュッ!ヒューン・・・バシュッ!
全弾命中で次々とナイト達は魔石やカードに変わっていく。
クルクルと回りながら笑顔で実行していくのだ。
30秒もしないうちにエリートナイト以外いなくなった。
「あらあら、手応えのない事。さあワンちゃん、ボスのみだから組み伏せて奥方が魔法を放つお手伝いをなさい。コホン。イッツ・クロージングタイム!」
もしも帽子を被っていたらそれをとり、片足を引いてお辞儀をしたであろう所作で引き上げてきたが、不思議な事に僕の目の前に来ると僕の両手に魔石とカードを全て置いていく。
おいおいラッチーさんやい、いつの間に集めた?
「ラッチー、やっぱり君は変な奴だけど強いな。あれは何を飛ばしていたんだぃ?」
わなわなと震えるレイラを抑えてラッチーに聞いてみた。
僕にポケットから出した物を乗せようとするのでドロップを急いで鞄にしまう。
「これですよ」
「なっ!小石じゃないのかよ!こんなんで、ばーんってなるんか!ほえー!」
「ふふふ。愉しんでいただけたようですね!」
「ははは。まあ、次はレイラに1言言ってからにしてやってな」
「これは失礼を。それよりよろしいのかな?もうボスをワンコが取り押さえておりますよ」
そういうとラッチーはするりと下がっていった。
後方でキーンと何やら話していたが、キーンがこちらにやってきた。
「旦那様、あの者の事ですが、あちら方面のフラストレーションの現れだそうです。私個人としてはあちら方面を封じているのでとやかく言う事は有りません」
「斗升、あたしやっても良いの?」
「友里愛様、ジョーイによるとライカンスロープごと攻撃しても構わないとの事です」
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