モブ高校生と愉快なカード達〜主人公は無自覚脱モブ&チート持ちだった!カードから美少女を召喚します!強いカード程1癖2癖もあり一筋縄ではない〜

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第1章(高校生入学編)

第50話 シケラビ情報

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 今日はまだ授業はなく、オリエンテーション等のみがありその日の学校は11時位に終わった。

 最後に明日までにグループを作るように言われ解散となった。

「終わったぁー!」

 僕が伸びをしていると友里愛が声を掛けてきた。

「ほら、みーこ達とご飯に行くんだから、チャッチャッと教室を出ましょ!」

 友里愛に促され、僕らは下駄箱に。で、鍵を交換して違う所を使う。
 ワザワザ苗字が書かれたプレートが下駄箱には付けられているから、誰のか分かるんだ。

 どうしようかとなり、取り敢えずタクシーを呼ぼうか?となったが、15分も歩けば目的のゼニーズがあるからと歩きでの移動になった。

 少し早いからか待たずに座る事が出来た、今回は6人席を2つ使い、席はというと僕と友里愛、みーこさん、もう1人無口な子が一緒になった。

 男3人の方に女の子が2人行ったんだ。

 取り敢えずドリンクバーにて飲み物を確保し、各々ガッツリ注文だ。

「えっと、アタシから自己紹介するね!ゆりっちの幼馴染の新妻美世子よ!みっちゃんじゃなくみーこって呼んでね!」

 みーこはショートカットの闊達な子だ。
 少し童顔だが、年相応のスタイル。
 丸顔で誰にでも好かれそうな可愛らしい顔立ち。
 その顔立ちとは裏腹に饒舌毒舌担当のようだ。

「身長は150cm程で、まだ伸び盛りだよー!トーマス君好みの大きな胸に育ち中だから今後に期待してね!彼氏はいないからトーマス君、いえ、私は斗升君って呼ぶわ。斗升君の新妻なら良いから、2号候補って事で宜しく!」

 僕はつい胸の事でぶふーっと蒸せ掛けたが、いや待て、女子の方が胸の大きさには敏感で、胸の大きさにはコンプレックスがあるんだな。
 これは胸の事を絶対に話題に出さないぞ!
 最後の意味はあれだな、2号ってグループのナンバー2にしろって事だな。
 みっちゃんはまだ親しくなっていない人には新妻って言う子なんだな!

 隣に座る大人しい子の番だ。
 金髪の肩までのおフランスの出身だ。
 これは今日クラスでの1分自己紹介で言っていた。
 お人形のように整った顔立ちで、表情が乏しい。
 スタイルは・・・ほっそりとしており、モデル体型。

「アレクシア・狭間・シアトリシヌ!宜しく」
 
 1言で終わる。

「あーちゃん、流石にこれだと斗升君に相手にされないわよ」

「それは困る。あーちゃん、アリシア、アレクシア好きに呼んで。」 

「この子はお父さんが日本人の養子だったけど、両親共フランス人よ。あーちゃん、大事な事言っていないよ」

「ゆりっちと同じ中学の出。私は3号でよい」

 2人共あちゃーといった感じで、意味不明な事を発する不思議ちゃんだ。
 この子は元々友里愛ちゃんのグループのナンバー3で、このグループでもそれを踏襲するんだな。
 2人共グループのトップになれる顔面偏差値の持ち主だけど、トップを張らないのは性格からかな。

 みっちゃんはめんどくさくてトップはやらないタイプで、アレクシアは会話能力の問題もあり、トップをやりたがらない子だな。
 2人共癖が強いな。
 僕は彼女達からすると何号になるのかな?

 別テーブルの2人はこんな感じだ。

 伊奈瓦器 恵(いながき めぐみ)
 まさかの苗字が4文字。
 ニックネームはメグミン
 苗字の文字数が多いから名前は1文字になった。
 セミロングのそばかす少女。
 中の上と言った感じでそこそこ可愛い。
 おっとりとした爆乳娘。
 多分クラス1番の果実の持ち主。

 もう1人は
 酒口 空蒼那 (さかぐち そあら)
 本人談当て字だなあ!
 ニックネームはまんまソアラ。
 身長170Cmと女子の中ではかなり大きい。
 元バレーボール部
 生粋の日本の美女タイプ。
 性格は温厚で指示待ち。
 キリッとしていて、女子5人の中では1番大人びて見える。

 日本人は全員黒髪だ。
 モブ3人衆のうち鮫口君は175cmとでかい。
 なのでソアラは鮫口くんの横に座る。

 鮫口くんは探索者に憧れていて、高身長を活かす事を主体にしている感じだ。

 で、中芝君と田仲君の横にメグミンが座るも無口な田仲君とは合わないようで、中芝君と主に話していた。

 そんな中、愛姉から電話が入った。
 プルルル、プルルル

「僕だけど」

「斗升君、ひょっとして今ってクラスメイトと一緒にいたりしない?」

「うん。全部で9人いるよ」

「良かった。もし来られるならシケラビに来ない?先程条件付きで開放されたの」

「条件って?」

「既に探索者登録をしている人のみで、ランク3のカード保持者よ。それと今日を逃すと1週間待たなければならなくなるわね」

「問題ないよ。皆に聞いてみるけど、愛姉もシケラビに来れる?・・をうん。ああ・・分かった・・を待っているよ」

「どうかしたの?シケラビがどうのと言っていたけど」

「うん。今日臨時でシケラビを開らくって。条件が追加になったけど、まあ問題ないかな」

「どんな条件なの?」

「取り敢えず今日を逃すと1週間は待つんだって。それとランク3のカードがいるって」

 全員首を横に振る。

「ランク3のカードなんて持っていないわよ」

「友里愛、カードあげても良いよね?」

「あっ!昨日のよね。問題ないわよ。ただ女の子にマンティスは辛いわよ」

 僕はナイトのカードとマンティスのカードを出した。

「まだ血を掛けないでね。これを皆にあげるよ。正直カードは余っているから。それとここからはタクシーで動くよ。皆行くよね?」

「斗升君、僕ら皆制服だよ?」

「だから家に着替えに戻り、ギルドの会議室にて集合かな。タクシー代は僕が出すから。服が駄目になるかもだから着替えを持ってきてね。それと僕らは先行してボスを倒しに行くよ。1日はリポップしないから、万が一徘徊型だったとしても大丈夫なようにね」

 暫く入れないはずが入れると分かり、全員シケラビに入る事になった。

 そして急いで食事をするとタクシーに乗り込んだ!
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