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第1章(高校生入学編)
第63話 時には強引に
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他のグループも各部室で話し合いをしたり、方針を決めていた。
放課後昼を食べてからラビリンスへ向かうのだが各自装備を家へ取りに戻らないとだ。
アレクの所為で変な名前になった忠煎廟剣を布で包んで持ってきたかったが、背中に背負って学校に来るのに抵抗があり持ってきていない。
そのうち慣れるそうだが、まだ羞恥心がある。
学校が終わるとおそらくこれからも定番になると思う近くのファミレスで昼食を摂り、その間にタクシーを呼んでいた。
一旦装備を整えに自宅に戻り、時間を決めてギルドに集合とした。
愛姉がジャンボタクシーを手配しており、それに乗り風曲の森ラビリンスへ向かう。
明日解禁予定で、愛姉の特権で最終調査と銘打って貸切状態で入る。
ギルドからの依頼扱いで、ジャンボタクシーのチャーター料はギルド持ちと有り難い。
本当はランク2の(ランク3に上った)ラビリンスに入るのが今の時期は順当となるのだが、折角今日まで貸し切りになっているからと、皆で腕試しだ。
愛姉が自衛隊の監視員と話をしていたが、流石に呆れられていたようだ。
職権乱用としか思われていないだろう・・・
皆ボストンバックに服をぎっしり入れている。
各自のカーヴァントに着せる分だが、合成した後2時間経過し、カーヴァントの性別が分かった。
各自男子の服と女子の服を交換し合う。
持ち寄った服を並べて行き、女のカーヴァントへは女子が提供した服を着させ、男のカーヴァントへは男子が提供した服を着させる。
幸い少し余る程度だった。
僕と友里愛は慣れたもの?だけど、他はそうではない。
自衛隊の人は不思議そうに僕等の荷物の多さを見ていたけど、キャッ、キャッ、キャッ、キャッと賑やかな僕らを生暖かい目で見ていたな。
そうそう、今日の愛姉は弓を持っていた。
あの矢を生成する腕輪をしており、試射をするようだ。
外扉を入ると皆服を脱いだりしていた。
みーこは健康的な美脚を惜しげもなく魅せる短パンだ。
ぐっと上向きな小尻の形がよく分かる。
上も寒くないのかな?と思うような半袖のシャツを着ており、その上に皮の胸当てをしている。
1番安い装備だ。
武器もコンバットナイフのみと、初心者ルックだ。
アレクシアは・・・中学の時のジャージだった・・・色気がないダサい格好なのだが、美人の特権で変ではない。
むしろ地味な服がその整った顔を強調すらしている。
ただ、流石に胸当てはしているのでアンバランスな姿だ。
他の面々は長ズボンとトレーナーに胸当てとまともな格好だと言いたかったが、ソアラは中学の時の体操着、つまりブルマだ。
何故?
高身長なのでそれはそれで格好良いが、鮫島君も中学のジャージだ。
僕以外に服のセンスがない者がいて少し安心した!
と言いたいが、皆さん公立高校に入る位なので経済的にあまり余力がない家庭の者が多く、服は本当の意味で捨てても良いようなのを来てラビリンスへ入るだけなんだ。
ただ、アレクシアだけはズボラで女子力がなかっただけだが。
ロッカーにスマホや貴重品を入れると服の入ったカバンを持ちラビリンスの中に入っていく。
アレクシアは無表情だが、普段テンションの高いみーこの表情は険しい。
短い付き合いだが、みーこは友里愛に他愛もない話をし、窘められていたりするし、ムードメーカーだ。
そんな彼女の姿から緊張しているのがよく分かる。
しかし、それは皆が通る道だから、自力で乗りきらないといけない試練だ。
「ねぇ斗升、皆緊張しているんだから、何か言ったら?」
友里愛が突然話を振ってきた。
「えっ?あっ、うん。そんなに心配しなくても大丈夫だよ。合成したカードはゴブリン10体分の力を持つから。例えば今のここのボスはエリートナイトだと思うけど、僕のカーヴァントのジョーイはライカンスロープを召喚するんだ。そのライカンスロープがエリートナイトより強いし、護衛として皆に1体つけるから」
「ちょっと!あんた大概だと思ってはいたけど、まったく。友里愛!それならそうと教えてよね!」
「ふふふ。サプライズよ。ってサプライズにはなりませんわね」
この2人仲が良い。
みーこがツンデレさんになると、友里愛は委員長さんになるんだ。
ツッコミとボケの役割分担ができている?
「取り敢えず中に入るよ」
皆がまだ心の準備をしていたけど、時間が経てば良いというのでもないので、僕は半ば強引にアレクシアとみーこの手首を掴むとラビリンスの中へと進んだ。
放課後昼を食べてからラビリンスへ向かうのだが各自装備を家へ取りに戻らないとだ。
アレクの所為で変な名前になった忠煎廟剣を布で包んで持ってきたかったが、背中に背負って学校に来るのに抵抗があり持ってきていない。
そのうち慣れるそうだが、まだ羞恥心がある。
学校が終わるとおそらくこれからも定番になると思う近くのファミレスで昼食を摂り、その間にタクシーを呼んでいた。
一旦装備を整えに自宅に戻り、時間を決めてギルドに集合とした。
愛姉がジャンボタクシーを手配しており、それに乗り風曲の森ラビリンスへ向かう。
明日解禁予定で、愛姉の特権で最終調査と銘打って貸切状態で入る。
ギルドからの依頼扱いで、ジャンボタクシーのチャーター料はギルド持ちと有り難い。
本当はランク2の(ランク3に上った)ラビリンスに入るのが今の時期は順当となるのだが、折角今日まで貸し切りになっているからと、皆で腕試しだ。
愛姉が自衛隊の監視員と話をしていたが、流石に呆れられていたようだ。
職権乱用としか思われていないだろう・・・
皆ボストンバックに服をぎっしり入れている。
各自のカーヴァントに着せる分だが、合成した後2時間経過し、カーヴァントの性別が分かった。
各自男子の服と女子の服を交換し合う。
持ち寄った服を並べて行き、女のカーヴァントへは女子が提供した服を着させ、男のカーヴァントへは男子が提供した服を着させる。
幸い少し余る程度だった。
僕と友里愛は慣れたもの?だけど、他はそうではない。
自衛隊の人は不思議そうに僕等の荷物の多さを見ていたけど、キャッ、キャッ、キャッ、キャッと賑やかな僕らを生暖かい目で見ていたな。
そうそう、今日の愛姉は弓を持っていた。
あの矢を生成する腕輪をしており、試射をするようだ。
外扉を入ると皆服を脱いだりしていた。
みーこは健康的な美脚を惜しげもなく魅せる短パンだ。
ぐっと上向きな小尻の形がよく分かる。
上も寒くないのかな?と思うような半袖のシャツを着ており、その上に皮の胸当てをしている。
1番安い装備だ。
武器もコンバットナイフのみと、初心者ルックだ。
アレクシアは・・・中学の時のジャージだった・・・色気がないダサい格好なのだが、美人の特権で変ではない。
むしろ地味な服がその整った顔を強調すらしている。
ただ、流石に胸当てはしているのでアンバランスな姿だ。
他の面々は長ズボンとトレーナーに胸当てとまともな格好だと言いたかったが、ソアラは中学の時の体操着、つまりブルマだ。
何故?
高身長なのでそれはそれで格好良いが、鮫島君も中学のジャージだ。
僕以外に服のセンスがない者がいて少し安心した!
と言いたいが、皆さん公立高校に入る位なので経済的にあまり余力がない家庭の者が多く、服は本当の意味で捨てても良いようなのを来てラビリンスへ入るだけなんだ。
ただ、アレクシアだけはズボラで女子力がなかっただけだが。
ロッカーにスマホや貴重品を入れると服の入ったカバンを持ちラビリンスの中に入っていく。
アレクシアは無表情だが、普段テンションの高いみーこの表情は険しい。
短い付き合いだが、みーこは友里愛に他愛もない話をし、窘められていたりするし、ムードメーカーだ。
そんな彼女の姿から緊張しているのがよく分かる。
しかし、それは皆が通る道だから、自力で乗りきらないといけない試練だ。
「ねぇ斗升、皆緊張しているんだから、何か言ったら?」
友里愛が突然話を振ってきた。
「えっ?あっ、うん。そんなに心配しなくても大丈夫だよ。合成したカードはゴブリン10体分の力を持つから。例えば今のここのボスはエリートナイトだと思うけど、僕のカーヴァントのジョーイはライカンスロープを召喚するんだ。そのライカンスロープがエリートナイトより強いし、護衛として皆に1体つけるから」
「ちょっと!あんた大概だと思ってはいたけど、まったく。友里愛!それならそうと教えてよね!」
「ふふふ。サプライズよ。ってサプライズにはなりませんわね」
この2人仲が良い。
みーこがツンデレさんになると、友里愛は委員長さんになるんだ。
ツッコミとボケの役割分担ができている?
「取り敢えず中に入るよ」
皆がまだ心の準備をしていたけど、時間が経てば良いというのでもないので、僕は半ば強引にアレクシアとみーこの手首を掴むとラビリンスの中へと進んだ。
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