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第1章(高校生入学編)
第120話 起動前にやればよいのさ!
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ナスタリスの話通りならエルフ達が今頃ボスを配置している最中だ。
先ずはボスを配置し、そこから階層の地形や木、トラップの設置等をするビルド部隊が働いている。
・
・
・
そしてボスと思われる巨大なエイプが横たわっており、エルフ達が忙しく何かをしている。
「今なら動き出す前です!」
こちらの出現にエルフ達は唖然となっていたが、お構いなしに攻撃をする。
エルフ達は事戦闘力については最底辺だそうなので、今は無視だ。
「あの者を倒して!」
エイプに巻き付いている管が何かの制御装置から伸びており、その装置にある端末かパネルを操作している者を倒せと言っている。
なので浪漫砲をぶっ放す。
首がもげ、即死だ。
一瞬エイプの上半身が動いたが、それ以上動かなかった。
そこからは総攻撃だ。
浪漫砲を最大火力にしてぶっ放し、タイタン達も合せ技でその巨大なエイプ、クリムゾングリムを一方的にボコっていく。
クリムゾングリム
火の力を持つ炎のエイプ型魔物で、赤い毛並みを持ち、炎の息を吐き出す。
火炎の攻撃や熱線で敵を焼き尽くすことが得意で、灼熱の地域に生息している。
身長は8mにも及ぶ巨躯。
その巨躯に相応しい膂力を持ち合わせており、ランク7のサイクロプスとて1撃で沈むだろう。
卑怯な気もしなくはないが、動き出す前に片付ければこちらに被害はないはずだ。
漸く上半身を起こし掛けたが、僕は駆け出し、その巨躯をタンタンタンと踏み台にしてジャンプした。
そして剣を脳天に突き刺し剣をそのままに離れた。
入れ替わりにタイタン達がトールハンマーを叩き込み、その追撃により霧散した。
そこにはエイプのカードが落ちていた。
また、魔法陣が現れその中心はいつもの穴がある。
「ご主人様、あの穴にタイタン2体の合せ技を放って下さい。その後私達のカードを回収して下さい」
ナスタリスの言っている意味が良く分からないが、タイタン2体に僕は頷き、ナスタリスの指示に従うように促した。
「オオオオオオォォォ」
雄叫びと共に2振りのハンマーによる合せ技が転移陣に襲い掛かる。
中心の穴が脈打ち、エルフ達の悲鳴が聞こえる。
しかしエルフ達は乏しい戦闘力ではどうにもならず、見ている事しか出来なかった。
穴の方も脈動が段々と激しさを増し、光が発し始めた。
それはやがて光の本流となり周りに追い掛かる。
その眩い光に僕は顔を手で覆う。
数秒間の激しい頭痛の後不意に頭痛が止み、光の本流も同時に終わりを告げていた。
まだ目が見えず1分ぐらいして目が落ち着いてきて、周りが見渡せるようになって来た。
それよりも小動物の鳴き声が気になってはいたが、目が見えるようになると僕は暗闇にいた。
ただ手を伸ばすとそこには木々があり、ここが森の中だと分かった。
ただ、周りに生き物の気配はしない。
勿論小動物や虫はべつにしてで、カーバント達の気配はまるでない。
ただの1体もいないのだ。
ふと違和感から足元に落ちているカードを拾い、持っていたライトでカードを照らすとコライリスとあった。
そこから落ちているカードを拾っていくと、近くにあったのは僕のカーヴァント達のカードだった。
そして周りに落ちているカードを拾うと、それはエルフ達のカードだった。
取り敢えず僕のカーヴァント達のカードを優先し、カードを無心になり拾いながらこの後どうすべきか考えるのであった。
第1章完
先ずはボスを配置し、そこから階層の地形や木、トラップの設置等をするビルド部隊が働いている。
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そしてボスと思われる巨大なエイプが横たわっており、エルフ達が忙しく何かをしている。
「今なら動き出す前です!」
こちらの出現にエルフ達は唖然となっていたが、お構いなしに攻撃をする。
エルフ達は事戦闘力については最底辺だそうなので、今は無視だ。
「あの者を倒して!」
エイプに巻き付いている管が何かの制御装置から伸びており、その装置にある端末かパネルを操作している者を倒せと言っている。
なので浪漫砲をぶっ放す。
首がもげ、即死だ。
一瞬エイプの上半身が動いたが、それ以上動かなかった。
そこからは総攻撃だ。
浪漫砲を最大火力にしてぶっ放し、タイタン達も合せ技でその巨大なエイプ、クリムゾングリムを一方的にボコっていく。
クリムゾングリム
火の力を持つ炎のエイプ型魔物で、赤い毛並みを持ち、炎の息を吐き出す。
火炎の攻撃や熱線で敵を焼き尽くすことが得意で、灼熱の地域に生息している。
身長は8mにも及ぶ巨躯。
その巨躯に相応しい膂力を持ち合わせており、ランク7のサイクロプスとて1撃で沈むだろう。
卑怯な気もしなくはないが、動き出す前に片付ければこちらに被害はないはずだ。
漸く上半身を起こし掛けたが、僕は駆け出し、その巨躯をタンタンタンと踏み台にしてジャンプした。
そして剣を脳天に突き刺し剣をそのままに離れた。
入れ替わりにタイタン達がトールハンマーを叩き込み、その追撃により霧散した。
そこにはエイプのカードが落ちていた。
また、魔法陣が現れその中心はいつもの穴がある。
「ご主人様、あの穴にタイタン2体の合せ技を放って下さい。その後私達のカードを回収して下さい」
ナスタリスの言っている意味が良く分からないが、タイタン2体に僕は頷き、ナスタリスの指示に従うように促した。
「オオオオオオォォォ」
雄叫びと共に2振りのハンマーによる合せ技が転移陣に襲い掛かる。
中心の穴が脈打ち、エルフ達の悲鳴が聞こえる。
しかしエルフ達は乏しい戦闘力ではどうにもならず、見ている事しか出来なかった。
穴の方も脈動が段々と激しさを増し、光が発し始めた。
それはやがて光の本流となり周りに追い掛かる。
その眩い光に僕は顔を手で覆う。
数秒間の激しい頭痛の後不意に頭痛が止み、光の本流も同時に終わりを告げていた。
まだ目が見えず1分ぐらいして目が落ち着いてきて、周りが見渡せるようになって来た。
それよりも小動物の鳴き声が気になってはいたが、目が見えるようになると僕は暗闇にいた。
ただ手を伸ばすとそこには木々があり、ここが森の中だと分かった。
ただ、周りに生き物の気配はしない。
勿論小動物や虫はべつにしてで、カーバント達の気配はまるでない。
ただの1体もいないのだ。
ふと違和感から足元に落ちているカードを拾い、持っていたライトでカードを照らすとコライリスとあった。
そこから落ちているカードを拾っていくと、近くにあったのは僕のカーヴァント達のカードだった。
そして周りに落ちているカードを拾うと、それはエルフ達のカードだった。
取り敢えず僕のカーヴァント達のカードを優先し、カードを無心になり拾いながらこの後どうすべきか考えるのであった。
第1章完
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