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第2章
第132話 ラビリンス病の検査
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新学期早々から黒服さんが何をやったかと言うと、黒服さん達の指示の元ゴブリンのカードを10枚重ねた物を1組と2組みの全員分確保しており、それに血を掛ける為の採血だった。
勿論今じゃないけど、黒服さんの中に看護師の資格を持っている人がいて、採血セットを準備していたんだ。
健康診断とかで血液検査するあれなんだ。
ただ、普通の人は自分でやれないから白服に着替えた黒服さんのお世話になるんだよね。
男子は凄く喜んでいたな。
若くてピチピチ【死語】で胸元を強調した感じの綺麗なお姉さんにやられるんだけどさ。
でもね、胸をジロジロ見た奴には容赦なかったよ。
わざと痛くしたり、手元が狂ったとかで3度やり直したのもいたよ。
でも長い時間お姉さんと接する事が出来て逆にご褒美だったらしい・・・
その点女子はすんなり行ったな。
「どうやったらそんなに大きくなるんですか?」
ちらっと聞こえたのはそんな質問。
聞こえなかった事にしよう。
そんな中、レイラとムミムナ、アレクが教室に入ってきた。
「この血はギルドにて君達に渡すゴブリンのカードを作る為に使います。因みこの3人が何者か分かる人はいますか?」
3人の服装は黒服さん達と同じデザインの黒服だった。
「えっと、ゴブリンと同じような色の肌ですが、ゴブリンとの混血の方ですか?」
女子の1人が答えた。
「鋭いですね!と言いたいですが違います。この3人はヒューマンでは有りません。ゴブリンなのです」
レイラ達がサングラスを外し、レイラが一歩前に出た。
「ゴブリン族のレイラと申します。私のご主人様の類稀な力により力と知性を得る事が出来ました。また、見た目も肌の色以外は人にそっくりにして頂いております。ご主人様の力により知性と力を得たカーヴァントの代表を務めさせて頂いております。戦闘系の者達はランク8のタイタンを凌駕しております」
「ご主人様ってトーマス君じゃないか!そのカーヴァントって見た事あるよ!やっぱもうやってんの??」
「コホン。カーヴァントと性行為をしようなどと思わぬ事よ。統計によると、カーヴァントと性行為をした男は半年以内にラビリンス病を発症し、発症したが最後1週間持たないそうだ。因みに発症率は50%だそうだ。女子は9割が感染し、発症まで数年から10年、発症したら数年以内に100%死んでしまう。高価な薬で進行を遅らせるだけなの。しかも、潜伏期間中に結婚などして妊娠しても、その子は100%母子感染して生まれるのだ。ただ、凄まじい快楽が訪れると聞いているから、人生と引き換えるつもりなら止めはしないが、良く良く考えなさい!」
「あのう、ゴムしたら大丈夫じゃないんですか?」
「感染した人が装着していなかったと思うの?」
押し黙っていた。
「君、レディーの前でよくそんな質問が出来たと関心するけれども、良いわ。ついでに話しておきます。男女問わずカーヴァントの性器には絶頂を迎えるとあるガスが発生するの。空気中に放出されてもガスが1m位離れる頃には分解され無害化されるの。でもね、その時は女性器の中に男性器が入っているわよね?コンドーム如きは通り抜け、性器からガスが侵入して感染するの。教科書には書かれないわ。これがカーヴァントと性行為が禁じられている理由なの。分かったかしら?」
一部の男子の顔色が悪い。
勿論質問していた生徒もだ。
「おい勇太どうした?」
「ど、どうしよう!やっちゃったんだ!どうしよう?」
「おい、どういう事だよ?」
「夏休みに則夫達と員米ラビリンスに行ったんだよ!」
「それってカーヴァントとやれるって噂のだよな?」
明日香さんは僕とムミムナに耳打ちした。
「分かりました。このムミムナさんが感染の有無を確認出来ます。言いにくいでしょうから、心配な方はこっそり申告して下さい。それと貴方と、一緒に行った人は放課後検査しますから残って下さい。それとそのラビリンスの事を教えて下さい!潰します!」
放課後男子4人と別室に女子2人が待っており検査のみと称して治療を行った・・・
感染していないと話したが、皮肉な事に質問していた男子のみ非感染だった。
勿論今じゃないけど、黒服さんの中に看護師の資格を持っている人がいて、採血セットを準備していたんだ。
健康診断とかで血液検査するあれなんだ。
ただ、普通の人は自分でやれないから白服に着替えた黒服さんのお世話になるんだよね。
男子は凄く喜んでいたな。
若くてピチピチ【死語】で胸元を強調した感じの綺麗なお姉さんにやられるんだけどさ。
でもね、胸をジロジロ見た奴には容赦なかったよ。
わざと痛くしたり、手元が狂ったとかで3度やり直したのもいたよ。
でも長い時間お姉さんと接する事が出来て逆にご褒美だったらしい・・・
その点女子はすんなり行ったな。
「どうやったらそんなに大きくなるんですか?」
ちらっと聞こえたのはそんな質問。
聞こえなかった事にしよう。
そんな中、レイラとムミムナ、アレクが教室に入ってきた。
「この血はギルドにて君達に渡すゴブリンのカードを作る為に使います。因みこの3人が何者か分かる人はいますか?」
3人の服装は黒服さん達と同じデザインの黒服だった。
「えっと、ゴブリンと同じような色の肌ですが、ゴブリンとの混血の方ですか?」
女子の1人が答えた。
「鋭いですね!と言いたいですが違います。この3人はヒューマンでは有りません。ゴブリンなのです」
レイラ達がサングラスを外し、レイラが一歩前に出た。
「ゴブリン族のレイラと申します。私のご主人様の類稀な力により力と知性を得る事が出来ました。また、見た目も肌の色以外は人にそっくりにして頂いております。ご主人様の力により知性と力を得たカーヴァントの代表を務めさせて頂いております。戦闘系の者達はランク8のタイタンを凌駕しております」
「ご主人様ってトーマス君じゃないか!そのカーヴァントって見た事あるよ!やっぱもうやってんの??」
「コホン。カーヴァントと性行為をしようなどと思わぬ事よ。統計によると、カーヴァントと性行為をした男は半年以内にラビリンス病を発症し、発症したが最後1週間持たないそうだ。因みに発症率は50%だそうだ。女子は9割が感染し、発症まで数年から10年、発症したら数年以内に100%死んでしまう。高価な薬で進行を遅らせるだけなの。しかも、潜伏期間中に結婚などして妊娠しても、その子は100%母子感染して生まれるのだ。ただ、凄まじい快楽が訪れると聞いているから、人生と引き換えるつもりなら止めはしないが、良く良く考えなさい!」
「あのう、ゴムしたら大丈夫じゃないんですか?」
「感染した人が装着していなかったと思うの?」
押し黙っていた。
「君、レディーの前でよくそんな質問が出来たと関心するけれども、良いわ。ついでに話しておきます。男女問わずカーヴァントの性器には絶頂を迎えるとあるガスが発生するの。空気中に放出されてもガスが1m位離れる頃には分解され無害化されるの。でもね、その時は女性器の中に男性器が入っているわよね?コンドーム如きは通り抜け、性器からガスが侵入して感染するの。教科書には書かれないわ。これがカーヴァントと性行為が禁じられている理由なの。分かったかしら?」
一部の男子の顔色が悪い。
勿論質問していた生徒もだ。
「おい勇太どうした?」
「ど、どうしよう!やっちゃったんだ!どうしよう?」
「おい、どういう事だよ?」
「夏休みに則夫達と員米ラビリンスに行ったんだよ!」
「それってカーヴァントとやれるって噂のだよな?」
明日香さんは僕とムミムナに耳打ちした。
「分かりました。このムミムナさんが感染の有無を確認出来ます。言いにくいでしょうから、心配な方はこっそり申告して下さい。それと貴方と、一緒に行った人は放課後検査しますから残って下さい。それとそのラビリンスの事を教えて下さい!潰します!」
放課後男子4人と別室に女子2人が待っており検査のみと称して治療を行った・・・
感染していないと話したが、皮肉な事に質問していた男子のみ非感染だった。
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