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第3章
第182話 水責め
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人に土下座をされるのは初めてかな?
治療されている時に散々叫んでいたけど、治療が終わり仁王立ちする僕を見ると驚怖に顔を歪め、逃げようとする。
しかし、恐怖からうまく体が動かない。
あっ!地面が濡れ・・・臭い・・・
とりあえず水を持ってきてもらう。
「すいやせんした!すいやせんした!」
自ら作った水たまりで必死に土下座をしているな。
血まみれだし・・・
と思ったら、なんかゴツいホースを渡されたんだよね?
「斗升様、間もなくきますので、しっかり握っておいてください!」
すると、なにか衝撃が走り、彼めがけて大量の水が吹き出した。
そう、近くの消火栓からホースを伸ばしてきたんだ。
ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ!と叫んでいるけどまあ、大丈夫そうだ。
10秒ほどでストップしたけど、濡れ鼠になりはしたけど、血はきれいになったし、粗相の痕跡もない。
乱暴だなあと思ったけど、これで彼の名誉は守られた。
「あっ!これ片付けといて。僕はもう帰るから。腕大丈夫だよね?もう同じようなことをしないでね!つぎやったら、めっ!だよ!」
ひたすら頭を下げ、もうしません!を連呼していたな。
まあ、ホースぶっかけはやり過ぎな気もするけど、失禁の事実が分からなくなるから、結果オーライだよね!
やってはいけないことだけど、中々楽しかったな!
で、僕はその場を後にして人のいないところで土下座をしたんだ。
人前でするのは僕は良いけど、響子さんが困るだろうなと。
「理由はともかく、さっきは申し訳なかったです・・・」
「駄目!今は駄目です!家に帰ってから話をしましょうね!人に見られたら・・・ね?」
やはり人に見られたら気まずいらしい。
そうだよね。
男を土下座させたなんて、どんな悪女だよと思われるかもだよね。
僕は相変わらず配慮が足りない。
色々やらかすからか、友里愛達があーでもないとかこーでもないとか言って世話を焼きたがる。
私がいなかったらほんと駄目よね!がみっちゃんの口癖だったりする。
まあ、変なやつに絡まれたけど、ムミムナのお陰で大事に至らず良かった。
そうそう、壊れた壁とかはさっきのお漏らしさんが弁済するらしい。
とりあえず先日のランク11のラビリンス出現以降、特に何もなく過ごしていた。
さっきの絡まれは?
あれね、日常茶飯事なんだ。
黒服さん達の警護をくぐり抜けてきたのは驚いたけど、それだけだったな。
でも、彼女達に危害を加えたのは許さん!
思い出しただけで腹が立ってきた!
僕は怖い顔をしたけど、真澄ちゃんと響子さんに抱きしめられ、背中をとんとんと叩かれ、はっとなった。
「ごめん・・・僕は自分を抑える事ができなくなってきたのかな・・・」
ラビリンスが凶暴化するのに伴い、僕もワイルドになってきたのかな?
治療されている時に散々叫んでいたけど、治療が終わり仁王立ちする僕を見ると驚怖に顔を歪め、逃げようとする。
しかし、恐怖からうまく体が動かない。
あっ!地面が濡れ・・・臭い・・・
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「すいやせんした!すいやせんした!」
自ら作った水たまりで必死に土下座をしているな。
血まみれだし・・・
と思ったら、なんかゴツいホースを渡されたんだよね?
「斗升様、間もなくきますので、しっかり握っておいてください!」
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そう、近くの消火栓からホースを伸ばしてきたんだ。
ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ!と叫んでいるけどまあ、大丈夫そうだ。
10秒ほどでストップしたけど、濡れ鼠になりはしたけど、血はきれいになったし、粗相の痕跡もない。
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「あっ!これ片付けといて。僕はもう帰るから。腕大丈夫だよね?もう同じようなことをしないでね!つぎやったら、めっ!だよ!」
ひたすら頭を下げ、もうしません!を連呼していたな。
まあ、ホースぶっかけはやり過ぎな気もするけど、失禁の事実が分からなくなるから、結果オーライだよね!
やってはいけないことだけど、中々楽しかったな!
で、僕はその場を後にして人のいないところで土下座をしたんだ。
人前でするのは僕は良いけど、響子さんが困るだろうなと。
「理由はともかく、さっきは申し訳なかったです・・・」
「駄目!今は駄目です!家に帰ってから話をしましょうね!人に見られたら・・・ね?」
やはり人に見られたら気まずいらしい。
そうだよね。
男を土下座させたなんて、どんな悪女だよと思われるかもだよね。
僕は相変わらず配慮が足りない。
色々やらかすからか、友里愛達があーでもないとかこーでもないとか言って世話を焼きたがる。
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