モブ高校生と愉快なカード達〜主人公は無自覚脱モブ＆チート持ちだった！カードから美少女を召喚します！強いカード程１癖２癖もあり一筋縄ではない〜

第３章

第183話 僕は・・・？

　帰宅と共に女子に囲まれてしまった。
　黒服さんの１人がビデオを流し、１８禁のビデオ上映会になった。
　誰も目を背けない。
　表情は険しくなり、心配そうにしていた。
　僕は見たくなかったけど、女性が血を流すシーンなんて残酷だ。

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「皆様の意見をお願いします！私と真澄さんは皆様の同士となる事をお認めになられますでしょうか？」

「斗枡・・・アウト！許可します！何殴ってるのよ！馬鹿じゃない！？」

「確かに言ったわね・・・おめでとう！」

「問題ない」

「うふふ！黒服から２人目ね！響子、真澄さん、ようこそ！」

　先程のスプラッター映像を見せられ、正座しております。

「斗枡さん？何か言いたい事はありまして？」

　友里愛の顔は笑っているが、笑っていない。

「えっと、何を話しているのか僕わかんない・・・」

「今の会話聞いたわよね？」

「聞いたような・・・」

「真澄ちゃんの事を俺の女宣言したわよね？」

「てめぇ！俺の女に何し腐ってんだ！」
「俺の女に手を出したんだ、楽に死ねると思うなよ！」

　その部分をもう一度再生していた。

「いつから真澄ちゃんは貴方の女になったのかしら？」

「勢いでつい・・・」

「えっ？私・先輩の彼女の１人になったんじゃないの？ひどい！ついって・・・ううう」

「泣かせた！」

　変な方に責められる。
　取り敢えずこの場は乗り切ろう！
　うん、それが良い！

「ま、真澄ちゃんはどうしたいの？僕が言ったことがいやなら謝るから！それに周りに他の人がいる所でごめんよ」

　そうだよね！真澄ちゃんの気持ちを考えず、周りに俺の女だと宣言しちゃってるもんね！

「言ったことが事実なら許します！」

「うん！許してくれるの！うん。そうする」

　良かった！これで責められずに済む！
　事実って何だろう？

「それでは２人が新たな斗枡のパートナーとなることにはんたいの人はいませんね！？」

　皆頷く。

「全員の賛同を得て明日香以来のナンバーが増えました。ただ、１つ確認があります。真澄さんは・・・」

　ほんとにあったんだ？との都市伝説と思った証明書を出して来た。
　２人共だ。

　黒服さんが管理している種付希望者に対し求めている証明書だ。
　医者が発行した証明書だった。
　それによると２人は乙女で、危険な感染症、もちろん乙女なので性病の危険はなく、エイズなどの感染もないと。

　因みに乙女かどうかはともかく、乙女でない場合、１年以上性的な接触がないことを確認するのだとか。
　種馬さんが性病に罹ったら洒落にならないのが理由だって。

　僕も種馬扱いされているのかなって、その証明書を見て少し凹んだ・・・