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第13話 オランジの実
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3体のオークを倒した後、二人の間には重い沈黙が流れていた。リリアは昨夜泣き疲れたせいか、ほとんど口を利かない。ディノッゾもかけるべき言葉が見つからないまま、翌朝を迎え、今もただ黙々と歩を進めていた。
御者という仕事柄、彼はさまざまな年齢や身分の者と、良好なコミュニケーションを取る術に長けていた。
貴族の命令にも、商人の愚痴にも、旅人の世間話にも、適度な距離と柔らかな応答で応じてきた。
だが、目の前の少女には、その経験がまるで役に立たなかった。
言葉をかけるべきなのか、黙って寄り添うべきなのか――その判断すら、彼にはつかみかねていた。
年齢差だけではない。異常事態の中で、少女が抱えるトラウマと恐怖は、彼の言葉を拒むように、空気を張り詰めさせていた。
(ここで改行し、新しい段落として)
まともな食事をしていなかったことも、その一因だった。彼の頭の働きは、明らかに落ちていた。
少しでもこの場所から離れたい。その一心で歩き続けていた時だった。
不意に、森の木々が途切れ、陽光が差し込む小さな開けた場所に出た。そして、その中央に、一本の木が立っていた。二人の目が、その木に成っている【モノ】に釘付けになる。
「オランジの実だ! リリア、あれは食えるぞ!」
ディノッゾは、久しぶりに心の底から喜びに満ちた声を上げた。だが、喜びはすぐにため息に変わる。実がなっているのは、地上から5メートルはあろうかという高い場所。とても手では届かない。
彼は、何か棒で叩き落とせないかと地面に突き立てていた槍に目をやると悪態をついた。
「くそっ、どうにかならねえか・・・」
彼は数歩下がると、槍を構えた。そして、どこかの英雄譚で見たような、いかにもなポーズを取る。目標を指し示すように、まっすぐ伸ばされた左手。重心を低く落とし、投擲の瞬間を待つその姿は、まさしく「中二病」そのものだった。
そのポーズのまま腕を大きく振りかぶり、槍を投げようと力を込めた、その瞬間だった。
彼の腕に、小さな手がそっと添えられた。
ディノッゾが「なんだ?」という顔で横を見ると、リリアが静かに首を横に振った。彼女は、ディノッゾの視線を追うように、おずおずとオランジの実の周りを指さした。そこには、無数の小枝が迷路のように複雑に絡み合っている。
そして、聞こえるか聞こえないかくらいの、か細い声で、ぼそっと呟いた。
「たぶん、引っかかります」
その一言に、ディノッゾはハッとした。彼は、自分の気合の入ったポーズが急に恥ずかしくなり、そそくさと槍を下ろした。
「くそっ、焦りすぎたが・・・」
だが、思考はすぐに飢えに引き戻される。腹の皮が背中とくっつきそうだ。目の前のオランジが、まるで黄金のように輝いて見えた。
その時、リリアが確信に満ちた声で言った。
「ディノッゾさんがジャンプすれば、きっと届きます。だって、すごいですから」
彼女は、何の疑いもない、キラキラとした瞳で彼を見上げている。
ディノッゾは、そのまっすぐな視線に耐えかねたように、照れ臭そうに、そして少しぶっきらぼうに言った。
「言っとくが、俺はただのおっさんだぞ。そんなキラキラした目で見るなよ」
彼はぷいと顔をそむけるが、リリアの視線は変わらない。その期待が、重く、そして温かく彼の背中にのしかかる。やがて、観念したように大きなため息をついた。
「・・・ああもう、分かったよ。何とかするさ。どの道、あれを食えたら元気も出るよな」
彼は、自分自身に言い聞かせるようにそう締めくくると、再びオランジの実を見上げた。
「不思議なんだよな」
ディノッゾは、内心で独りごちた。
「俺の半分も生きてない、ほんの14歳のガキなのに、この子の言う通りにしたら何とかなる気がするし、何とかしてやりたいと、腹の底からふつふつと力が湧くような、不思議な感覚が訪れるんだよ。とは言え、俺の身体能力じゃ厳しいんだよな。どうにかして、この槍を届かせたい」
その時、ふと、忘れていた記憶が蘇る。
「そういや、1年前、兄弟が長い棒の構え方を教えてくれたっけな。こんなところで活かされるなんて、世の中、何があるか分かったもんじゃねえよな」
遠い昔の、他愛もない兄弟のやり取り。その曖昧な記憶を頼りに、彼はまず、安定性を最優先した構えを試みた。応援旗を持つように、石突をがっちりと腰に当て、右手を手前に、左手を30cmほど前に添える。
「ダメだ。これだと胸の高さまで跳ばなきゃだし、そもそも、こんな格好じゃまともに垂直になんて跳べやしない! よく考えろ、俺!」
彼は自分の手の中の槍を、もう一度、馬鹿みたいに見つめた。
「ん? なんだ、簡単なことじゃねえか。端を持てば、長さが足りるじゃないか!」
あまりに単純な解決策。
「ちっ、当たり前なのに、俺はバカだよな・・・」
空腹で頭が働いていない自分に悪態をつき、彼はその「当たり前」の答えに飛びついた。「一番端っこを持つ」という、物理的な困難さなど、今の彼には思いもよらない。
彼は意を決し、槍の石突のあたりを、両手で握りしめた。本来なら、てこの原理で穂先が振り子のように揺れる、無謀の極みとも言える構え。
しかし、ラストアタックの際に得た、ディノッゾ本人も気づいていない異常な膂力と握力が、その無謀をいとも簡単に実現させた。彼の腕の中で、長槍はピタリと静止し、穂先は天を向いて微動だにしない。
だが、ディノッゾの意識は、その異常には全く向かなかった。「守護神でいなければ」という覚悟と、「あれを食わなければ」という生存本能。その二つが、自分の身体が発する異常信号を、完全に無視させていた。
「見てろよ、リリア」
ディノッゾは、深く息を吸い込んだ。彼は、石突を握る両手に力を込め、意識を足元に集中させる。少し腰を落とし、全身のバネを圧縮するように、深く体を沈み込ませた。
そして、次の瞬間。
大地を叩きつけるような雄叫びと共に、彼は全身全霊で地面を蹴り上げた。
その瞬間、リリアの前からディノッゾの姿が消えたのであった。
御者という仕事柄、彼はさまざまな年齢や身分の者と、良好なコミュニケーションを取る術に長けていた。
貴族の命令にも、商人の愚痴にも、旅人の世間話にも、適度な距離と柔らかな応答で応じてきた。
だが、目の前の少女には、その経験がまるで役に立たなかった。
言葉をかけるべきなのか、黙って寄り添うべきなのか――その判断すら、彼にはつかみかねていた。
年齢差だけではない。異常事態の中で、少女が抱えるトラウマと恐怖は、彼の言葉を拒むように、空気を張り詰めさせていた。
(ここで改行し、新しい段落として)
まともな食事をしていなかったことも、その一因だった。彼の頭の働きは、明らかに落ちていた。
少しでもこの場所から離れたい。その一心で歩き続けていた時だった。
不意に、森の木々が途切れ、陽光が差し込む小さな開けた場所に出た。そして、その中央に、一本の木が立っていた。二人の目が、その木に成っている【モノ】に釘付けになる。
「オランジの実だ! リリア、あれは食えるぞ!」
ディノッゾは、久しぶりに心の底から喜びに満ちた声を上げた。だが、喜びはすぐにため息に変わる。実がなっているのは、地上から5メートルはあろうかという高い場所。とても手では届かない。
彼は、何か棒で叩き落とせないかと地面に突き立てていた槍に目をやると悪態をついた。
「くそっ、どうにかならねえか・・・」
彼は数歩下がると、槍を構えた。そして、どこかの英雄譚で見たような、いかにもなポーズを取る。目標を指し示すように、まっすぐ伸ばされた左手。重心を低く落とし、投擲の瞬間を待つその姿は、まさしく「中二病」そのものだった。
そのポーズのまま腕を大きく振りかぶり、槍を投げようと力を込めた、その瞬間だった。
彼の腕に、小さな手がそっと添えられた。
ディノッゾが「なんだ?」という顔で横を見ると、リリアが静かに首を横に振った。彼女は、ディノッゾの視線を追うように、おずおずとオランジの実の周りを指さした。そこには、無数の小枝が迷路のように複雑に絡み合っている。
そして、聞こえるか聞こえないかくらいの、か細い声で、ぼそっと呟いた。
「たぶん、引っかかります」
その一言に、ディノッゾはハッとした。彼は、自分の気合の入ったポーズが急に恥ずかしくなり、そそくさと槍を下ろした。
「くそっ、焦りすぎたが・・・」
だが、思考はすぐに飢えに引き戻される。腹の皮が背中とくっつきそうだ。目の前のオランジが、まるで黄金のように輝いて見えた。
その時、リリアが確信に満ちた声で言った。
「ディノッゾさんがジャンプすれば、きっと届きます。だって、すごいですから」
彼女は、何の疑いもない、キラキラとした瞳で彼を見上げている。
ディノッゾは、そのまっすぐな視線に耐えかねたように、照れ臭そうに、そして少しぶっきらぼうに言った。
「言っとくが、俺はただのおっさんだぞ。そんなキラキラした目で見るなよ」
彼はぷいと顔をそむけるが、リリアの視線は変わらない。その期待が、重く、そして温かく彼の背中にのしかかる。やがて、観念したように大きなため息をついた。
「・・・ああもう、分かったよ。何とかするさ。どの道、あれを食えたら元気も出るよな」
彼は、自分自身に言い聞かせるようにそう締めくくると、再びオランジの実を見上げた。
「不思議なんだよな」
ディノッゾは、内心で独りごちた。
「俺の半分も生きてない、ほんの14歳のガキなのに、この子の言う通りにしたら何とかなる気がするし、何とかしてやりたいと、腹の底からふつふつと力が湧くような、不思議な感覚が訪れるんだよ。とは言え、俺の身体能力じゃ厳しいんだよな。どうにかして、この槍を届かせたい」
その時、ふと、忘れていた記憶が蘇る。
「そういや、1年前、兄弟が長い棒の構え方を教えてくれたっけな。こんなところで活かされるなんて、世の中、何があるか分かったもんじゃねえよな」
遠い昔の、他愛もない兄弟のやり取り。その曖昧な記憶を頼りに、彼はまず、安定性を最優先した構えを試みた。応援旗を持つように、石突をがっちりと腰に当て、右手を手前に、左手を30cmほど前に添える。
「ダメだ。これだと胸の高さまで跳ばなきゃだし、そもそも、こんな格好じゃまともに垂直になんて跳べやしない! よく考えろ、俺!」
彼は自分の手の中の槍を、もう一度、馬鹿みたいに見つめた。
「ん? なんだ、簡単なことじゃねえか。端を持てば、長さが足りるじゃないか!」
あまりに単純な解決策。
「ちっ、当たり前なのに、俺はバカだよな・・・」
空腹で頭が働いていない自分に悪態をつき、彼はその「当たり前」の答えに飛びついた。「一番端っこを持つ」という、物理的な困難さなど、今の彼には思いもよらない。
彼は意を決し、槍の石突のあたりを、両手で握りしめた。本来なら、てこの原理で穂先が振り子のように揺れる、無謀の極みとも言える構え。
しかし、ラストアタックの際に得た、ディノッゾ本人も気づいていない異常な膂力と握力が、その無謀をいとも簡単に実現させた。彼の腕の中で、長槍はピタリと静止し、穂先は天を向いて微動だにしない。
だが、ディノッゾの意識は、その異常には全く向かなかった。「守護神でいなければ」という覚悟と、「あれを食わなければ」という生存本能。その二つが、自分の身体が発する異常信号を、完全に無視させていた。
「見てろよ、リリア」
ディノッゾは、深く息を吸い込んだ。彼は、石突を握る両手に力を込め、意識を足元に集中させる。少し腰を落とし、全身のバネを圧縮するように、深く体を沈み込ませた。
そして、次の瞬間。
大地を叩きつけるような雄叫びと共に、彼は全身全霊で地面を蹴り上げた。
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