勇者だけど幼女使いと言われていますが何か?

KeyBow

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第1章  入試篇

第48話  ご機嫌取

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 フォルクスはシーラの機嫌取りに必死だった。

「ごめんシーラ。僕が悪かった。その、胸を触るつもりはなかったんだけど、ごめんよ。触っちゃった。でも柔らかくて触り心地が良かったよ!」

「何を馬鹿な事を言っているのよ。確かあんた、私の胸なんて小さくてお子ちゃまだって言ってたでしょ?」

「うん、そうだけど少し大きくなったか?」

「えっ?ほんとに?私の胸って大きくなったの?確かめられるの?」

 ついシーラは確かめたいと言ってしまったが、フォルクスは確認と称してシーラの胸を見る為に服を捲し上げようとしたのだが、その途端に、シーラがハッとなり

「あ、あんた何やってんのよ?」

「だってさ、確かめろって言ったじゃん!」

「確かに言ったけど、普通そんな事しないでしょ?服の上からでも分かるでしょ?」

「そう、そうかごめんよ。そ、その何かお詫びをさせて。って確かめるね。モミモミ。うん、少し大きくなっているね!もう少しで俺の好きな大きさだから安心して」

 フォルクスが突然胸を触って来た。突然の事で唖然としていたが、フォルクスの好みの大きさに近付いていると聞こえ、胸を揉まれた事をつい忘れてしまった。シーラは嬉しかったのだ。

「じゃあお詫びとして今から皆のところに戻る時に、私と手を繋いで行きなさいよ」

 そうやって皆のところへるんるんな顔のシーラと手を繋いだフォルクスが現れた為、皆がびっくりしていた。それはともかく老人がいきなり土下座を始めた。

「これは儂の早とちりだったようで申し訳ない事をした。儂はジェスロと言う。貴方様に叩きのめされた時に記憶が戻りましてな、実はこの屋敷に私は縛られております。その、何者かが禁術を使い、それも失敗した事により儂ともう一人別の禍々しい者が召喚されてしまったのじゃ。儂はなんとかその者を槍で刺し貫いたが、逃げられてしもうたんじゃ」

「貴方は一体何者なのですか?」

「うむ、儂か。信じられないかもだが、儂は別の世界から召喚された者なのじゃ。だが向こうの世界では1度死んで人生が終わっとる。そして本来は勇者殿のサポートと指南をする為に召喚される筈だったのじゃ。だが何者かの禁術により不完全な状態で、しかもこの屋敷に縛り付けられる形で召喚されてしもうたんじゃ。女神様に言われてのう、責務を全うするのならば若い体にして生き返らせてやると。もう少し若い体で今生きておる筈だったのだが、何故か向こうで死んだ時の歳のままじゃて。確か儂が仕える筈の勇者様はゆうま殿と言うた筈であったが、お主がゆうま殿か?」

 カーラがハッとなり

「はい、老騎士様。この御方がゆうま様で間違いございません」

 奴隷商がやり取りを見ていて頃合いと感じたのか、質問をした

「フォルクス様。このお屋敷をご購入されるという事で宜しかったでしょうか?既に血まみれになっていた部屋の改修も終わっておりますし、寝具等も全て新調されております。ですからすぐにでも住む事が出来るかと思います。ですがこれだけのお屋敷で御座いますから、私共の方で扱っております奴隷を使用人としてご購入されるのはいかがでしょうか?メイドや屋敷の使用人としてお使い頂けるものと思います」

 フォルクスが皆の顔を見ると頷いていた。


「分かりました。また明日お伺いするので、買う買わないは別として明日奴隷を見せて貰いますね。勿論この屋敷は買わさせて頂きます。この屋敷で誰かが死んでいても僕達は気にしません。だよなシーラ?」

「ええ、問題ないわ。こんな立派なお屋敷に住めるなんてやっぱりフォルクスは凄いわね。フォルクスを好きになって良かった!」

 べソンがフォルクスに一言言う

「じゃああの離れを売って貰ってもいいか?」

 すかさず奴隷商が言う

「ほほほ。べソン様。丁度この屋敷の隣に小さなお屋敷がございます。先程ちらっと見えたかと思います。金貨500枚ほどでありますが、いかがですかな?そこも訳有のお値打ち物件となっております。貴族の愛人の為の家でしたが、愛人が浮気をしましてな。パドロンは浮気相手と愛し合っている最中に偶々屋敷を訪れましてな、浮気現場を目撃してしまった次第です。その愛人と間男が愛し合っている最中にメッタ刺しにして殺害したという事件が有った物件なのです。部屋数はこのお屋敷の1/5ほどしかありませんが、お屋敷というよりは館と言うべきでしょうか。べソン様がべソン様のハーレムと住まれる位でしたら十分かと思います」

 リズとべソンの目が輝き

「じゃあ見せてくれ!」

「ではお二人を案内して参りますので、フォルクス様もお屋敷の中をよくご覧になってください」

 そして奴隷商はべソンを引き連れ、隣にある館に入って行ったのであった。

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