26 / 80
24:リリアンの策(2)
しおりを挟む
「私ね、いいこと思いついたの」
温室で、大好きな東方の国のお菓子『マメダイフク』を頬張るリリアンは徐にそう切り出した。
キラキラとした目でこちらを見てくる彼女に、ジェレミーは嫌な予感しかしない。
「一応聞こう」
「これから毎日、私もジェレミーみたいに愛を囁こうと思うの!」
「……は?」
リリアンは自身あり気にそう言った。
ほら、やはり訳がわからない。
「リリアン。心のこもっていない言葉は悲しいだけだ。主に俺が」
「ちゃんと心を込めて言うわ」
「違う。そういうことじゃない。多分違う」
本心でないのが分かりきっているのに『好き』とか『愛している』とか言われても、一瞬だけ心が躍り、次の瞬間には言いようのない虚しさが襲ってくることだろう。ジェレミーは『無い頭で精一杯考えたんだな』と、リリアンのに生暖かい視線を送った。
彼女は皇子妃候補の仮面をかぶっていなければ、本質的には少し残念な令嬢だ。主に思慮が足りていない。
「私にも一応、ちゃんとした考えがあるから聞いて。その目はやめて」
「期待してないけど聞いてあげよう」
「期待してないとか言わないで聞いて! いい? 私はさ、ジェレミーのこと好きになる努力をするって約束したじゃない?」
「うん」
「だから、私は私が自分で努力すべきだと思うの。ジェレミーが私を振り向かせようと頑張るんじゃなくて、私が自主的に振り向くべきだと思うのよ」
「ふむふむ」
「でも、ただこうして会ってお喋りするだけじゃ、何も変わらないと思うの」
「ん? それは少し色っぽいことをしたいという意味かな?」
「違う違う違う! そうじゃなくて!」
ガタッと立ち上がり、前のめりになるジェレミー。
リリアンは両手で大きくバツを作ると、迫ってこようとする彼を止めた。
「真面目に聞いて!」
「……はい」
「私は言葉には魂が宿ると思ってるの」
「ほう」
「つまりね、言葉に出して貴方のことを好きって言い続けたら、好きになると思うわけよ!」
「それ、言霊とかじゃなくてただの自己暗示じゃないか? そこまでしないと俺のこと好きにならないの? なんか逆に悲しすぎるんだけど」
「違うよぉ! 好き好き言うことで、こう、ジェレミーは恋愛対象なんだって意識できるようになるかなって思っただけで!」
「なら俺がリリアンを異性として扱ったほうが、効率的じゃない? 最近は顔を近づけるだけで真っ赤になるし。それって俺のことを男として見てるってことじゃないの?」
「い、意識してるかどうかはわかんない。だって、こうして普通に話してる時は何も思わないもの」
ジェレミーが近くに寄り、自分のことを一人の女として扱うとドキドキするが、そうじゃない時はドキドキしない。
リリアンはそれを、ジェレミーにドキドキしているのではなく、慣れないスキンシップにドキドキしているだけだと思っているらしい。
「ドキドキしてるのが、貴方の行為に対してなのか、貴方自身に対してなのかがわからなくて、もし勘違いで好きってなったら問題じゃない? 私、なんだかこのまま流されてしまいそうなの」
「俺はそれでも構わないけど」
「だめよ。私は、ちゃんと貴方自身を好きになりたいの。ね、ジェレミー?」
俯いてもじもじしながら、リリアンは上目遣いでジェレミーを見た。潤んだ不安気な瞳があざとくて大変可愛いらしい。男を手のひらで転がすには最適な表情だ。
ジェレミーは顔を手で覆うと大きく深呼吸した。
「ずるい」
「え? 何が?」
「全部だよ。はぁー、もう!」
「えぇ……」
わからないと眉をハの字にして首を傾げる彼女をジェレミーは指の隙間から覗いた。
そしてうっすらと口角を上げる。
「じゃあさ、言ってよ」
「へ?」
「これから毎日、俺に愛を囁いてくれるんでしょ?」
「あ、う、うん。そう、だね……」
ジェレミーはジッとリリアンを見つめた。
(……あ、どうしよう)
自分から『愛を囁く』なんて言っておきながら、いざそれを要求されるとなると、なかなか言葉が出てこない。
リリアンは自分の体がみるみるうちに朱に染まって行くのを感じた。
「ジェ、ジェレミー」
「うん」
「あの、あのね、ジェレミー」
「うん。何?」
「やっぱり、恥ずかしい……」
「だめだよ。ちゃんと言って?」
ジェレミーは席を立ち、リリアンのそばに膝をついた。
そして彼女の手に自分の手を重ねた。
「聞きたい。リリアン……」
「……」
「お願い」
リリアンは耳まで真っ赤に染め上げ、コクコクと頷いた。
「ジェレミー」
「うん」
「す、す、すすす好きよ」
「もう一回」
「す、好き」
「もう一回」
「あ、愛してる」
「うん」
『俺も…』と、呟くとジェレミーはリリアンの頬に手を伸ばし、自分の顔を近づけた。
そして、何かを言いかけた彼女の口をそっと塞いだ。
目を見開いて驚くリリアン。
咄嗟に離れようとしたが、いつの間にか後頭部を押さえ込まれて離れることができない。
「んっ! んんん!」
抵抗しようと身じろぐほど、拘束する力は強くなる。
リリアンの涙目になりながら、ジェレミーの胸をドンドンと叩いた。
しばらくして、ようやく離れた唇は少し湿っていた。
ジェレミーは濡れた彼女の唇を親指の腹で拭う。
「好きだよ。リリー」
「……っ!」
リリアンは色々と罵倒してやりたいのに、言葉が出てこないので、口をパクパクとさせながらジェスチャーで抗議した。
だが、ジェレミーは得意げな顔をした。彼に反省の色は見えない。きっと婚約者にキスして何が悪いんだ、くらいにしか思っていないのだろう。
「リリアン。やはりこれはやめておこう。危険だ。主に君が」
愛おしい人が頬を染め、潤んだ瞳で自分のことを『好きだ』と『愛してる』と言う。それが自己暗示のための言葉だと理解していても、ジェレミーはどうしようもなく嬉しくなってしまう。
こんなことを繰り返していると、多分きっと、ジェレミーは3日もしないうちにリリアンを押し倒すに決まっている。
「理性のタガなんてすぐに外れるよ」
惜しいような気もするが、ジェレミーは複雑な顔で忠告した。
リリアンは破裂しそうなほどに高鳴る自身の鼓動を聴きながら、小さく「そうね」と呟いた。
温室で、大好きな東方の国のお菓子『マメダイフク』を頬張るリリアンは徐にそう切り出した。
キラキラとした目でこちらを見てくる彼女に、ジェレミーは嫌な予感しかしない。
「一応聞こう」
「これから毎日、私もジェレミーみたいに愛を囁こうと思うの!」
「……は?」
リリアンは自身あり気にそう言った。
ほら、やはり訳がわからない。
「リリアン。心のこもっていない言葉は悲しいだけだ。主に俺が」
「ちゃんと心を込めて言うわ」
「違う。そういうことじゃない。多分違う」
本心でないのが分かりきっているのに『好き』とか『愛している』とか言われても、一瞬だけ心が躍り、次の瞬間には言いようのない虚しさが襲ってくることだろう。ジェレミーは『無い頭で精一杯考えたんだな』と、リリアンのに生暖かい視線を送った。
彼女は皇子妃候補の仮面をかぶっていなければ、本質的には少し残念な令嬢だ。主に思慮が足りていない。
「私にも一応、ちゃんとした考えがあるから聞いて。その目はやめて」
「期待してないけど聞いてあげよう」
「期待してないとか言わないで聞いて! いい? 私はさ、ジェレミーのこと好きになる努力をするって約束したじゃない?」
「うん」
「だから、私は私が自分で努力すべきだと思うの。ジェレミーが私を振り向かせようと頑張るんじゃなくて、私が自主的に振り向くべきだと思うのよ」
「ふむふむ」
「でも、ただこうして会ってお喋りするだけじゃ、何も変わらないと思うの」
「ん? それは少し色っぽいことをしたいという意味かな?」
「違う違う違う! そうじゃなくて!」
ガタッと立ち上がり、前のめりになるジェレミー。
リリアンは両手で大きくバツを作ると、迫ってこようとする彼を止めた。
「真面目に聞いて!」
「……はい」
「私は言葉には魂が宿ると思ってるの」
「ほう」
「つまりね、言葉に出して貴方のことを好きって言い続けたら、好きになると思うわけよ!」
「それ、言霊とかじゃなくてただの自己暗示じゃないか? そこまでしないと俺のこと好きにならないの? なんか逆に悲しすぎるんだけど」
「違うよぉ! 好き好き言うことで、こう、ジェレミーは恋愛対象なんだって意識できるようになるかなって思っただけで!」
「なら俺がリリアンを異性として扱ったほうが、効率的じゃない? 最近は顔を近づけるだけで真っ赤になるし。それって俺のことを男として見てるってことじゃないの?」
「い、意識してるかどうかはわかんない。だって、こうして普通に話してる時は何も思わないもの」
ジェレミーが近くに寄り、自分のことを一人の女として扱うとドキドキするが、そうじゃない時はドキドキしない。
リリアンはそれを、ジェレミーにドキドキしているのではなく、慣れないスキンシップにドキドキしているだけだと思っているらしい。
「ドキドキしてるのが、貴方の行為に対してなのか、貴方自身に対してなのかがわからなくて、もし勘違いで好きってなったら問題じゃない? 私、なんだかこのまま流されてしまいそうなの」
「俺はそれでも構わないけど」
「だめよ。私は、ちゃんと貴方自身を好きになりたいの。ね、ジェレミー?」
俯いてもじもじしながら、リリアンは上目遣いでジェレミーを見た。潤んだ不安気な瞳があざとくて大変可愛いらしい。男を手のひらで転がすには最適な表情だ。
ジェレミーは顔を手で覆うと大きく深呼吸した。
「ずるい」
「え? 何が?」
「全部だよ。はぁー、もう!」
「えぇ……」
わからないと眉をハの字にして首を傾げる彼女をジェレミーは指の隙間から覗いた。
そしてうっすらと口角を上げる。
「じゃあさ、言ってよ」
「へ?」
「これから毎日、俺に愛を囁いてくれるんでしょ?」
「あ、う、うん。そう、だね……」
ジェレミーはジッとリリアンを見つめた。
(……あ、どうしよう)
自分から『愛を囁く』なんて言っておきながら、いざそれを要求されるとなると、なかなか言葉が出てこない。
リリアンは自分の体がみるみるうちに朱に染まって行くのを感じた。
「ジェ、ジェレミー」
「うん」
「あの、あのね、ジェレミー」
「うん。何?」
「やっぱり、恥ずかしい……」
「だめだよ。ちゃんと言って?」
ジェレミーは席を立ち、リリアンのそばに膝をついた。
そして彼女の手に自分の手を重ねた。
「聞きたい。リリアン……」
「……」
「お願い」
リリアンは耳まで真っ赤に染め上げ、コクコクと頷いた。
「ジェレミー」
「うん」
「す、す、すすす好きよ」
「もう一回」
「す、好き」
「もう一回」
「あ、愛してる」
「うん」
『俺も…』と、呟くとジェレミーはリリアンの頬に手を伸ばし、自分の顔を近づけた。
そして、何かを言いかけた彼女の口をそっと塞いだ。
目を見開いて驚くリリアン。
咄嗟に離れようとしたが、いつの間にか後頭部を押さえ込まれて離れることができない。
「んっ! んんん!」
抵抗しようと身じろぐほど、拘束する力は強くなる。
リリアンの涙目になりながら、ジェレミーの胸をドンドンと叩いた。
しばらくして、ようやく離れた唇は少し湿っていた。
ジェレミーは濡れた彼女の唇を親指の腹で拭う。
「好きだよ。リリー」
「……っ!」
リリアンは色々と罵倒してやりたいのに、言葉が出てこないので、口をパクパクとさせながらジェスチャーで抗議した。
だが、ジェレミーは得意げな顔をした。彼に反省の色は見えない。きっと婚約者にキスして何が悪いんだ、くらいにしか思っていないのだろう。
「リリアン。やはりこれはやめておこう。危険だ。主に君が」
愛おしい人が頬を染め、潤んだ瞳で自分のことを『好きだ』と『愛してる』と言う。それが自己暗示のための言葉だと理解していても、ジェレミーはどうしようもなく嬉しくなってしまう。
こんなことを繰り返していると、多分きっと、ジェレミーは3日もしないうちにリリアンを押し倒すに決まっている。
「理性のタガなんてすぐに外れるよ」
惜しいような気もするが、ジェレミーは複雑な顔で忠告した。
リリアンは破裂しそうなほどに高鳴る自身の鼓動を聴きながら、小さく「そうね」と呟いた。
21
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
転生皇女セラフィナ
秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。
目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。
赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。
皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。
前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。
しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。
一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。
「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」
そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。
言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。
それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。
転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
婚約破棄された悪役令嬢の心の声が面白かったので求婚してみた
夕景あき
恋愛
人の心の声が聞こえるカイルは、孤独の闇に閉じこもっていた。唯一の救いは、心の声まで真摯で温かい異母兄、第一王子の存在だけだった。
そんなカイルが、外交(婚約者探し)という名目で三国交流会へ向かうと、目の前で隣国の第二王子による公開婚約破棄が発生する。
婚約破棄された令嬢グレースは、表情一つ変えない高潔な令嬢。しかし、カイルがその心の声を聞き取ると、思いも寄らない内容が聞こえてきたのだった。
竜人のつがいへの執着は次元の壁を越える
たま
恋愛
次元を超えつがいに恋焦がれるストーカー竜人リュートさんと、うっかりリュートのいる異世界へ落っこちた女子高生結の絆されストーリー
その後、ふとした喧嘩らか、自分達が壮大な計画の歯車の1つだったことを知る。
そして今、最後の歯車はまずは世界の幸せの為に動く!
ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~
紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。
毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる