ロリ奴隷の悠々冒険記

虫圭

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1章【明日から本気出す(だから今日は寝させて)】

【8】あれれ~? おかしいぞ~。犯人はいつも黒ずくめ。

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「これからどうするつもりなんだ?」

 並んで歩くモニカに声を掛ける。
 リュード達と別れた後、俺が泊まっている宿を目指し広場を離れた俺達だったが、何だか先程から空気がよろしくない。
 広場を出発して以来モニカは黙々と歩いているし、俺も黙って歩くモニカを見ていると話しかけ辛い。
 俺、何かしたかな。
 会合でも特に邪魔はしてなかったと思うけど。
 気にせず歩いていれば良いのだろうが、町の中央に位置する広場から、俺の泊まる宿までは少し距離がある。
 その時間を終始無言というのは何だか気持ちが悪い。
 というか俺が何かしたのであればそう言ってほしい。

「…………」

 無視かよ。
 いや、違った。無視されたんじゃなくて、俺の言葉に気付いてないみたいだ。
 モニカはじっと前だけを見ていて、他のものが見えていない様子だ。
 考え事をしているのか、物凄く集中している様に見える。
 それにしても、隣にいる俺の声が届かないとは、相当な集中力だな。
 まあ、宿までは一本道だし、このままでもいいか。

 この町は広場を中心に据え、そこから東西南北の四方向に大通りが走っている。 
 俺の宿は町の西側。
 町全体として捉えると、広場から宿まではそう遠くはない。
 町を囲う外壁の方が遠いくらいだ。
 つまり町の中心部に割りと近い位置にあるということになる。
 俺のような貧乏冒険者が本来住めるような区域ではないのだが、これには訳がある。
 確かに俺のような貧乏人にお似合いの外観をしたぼろ宿ではあるのだが、それでも単純に立地だけを考えると中心部の宿なので、相場は高い。
 それなのに4年もの間世話になっているのは、宿を囲う環境に関係している。
 つまり、立地ではなく、条件が良くないのだ。
 いや、『良くない』なんてオブラートに包んだ表現をしたが、それはあくまで『自分が住んでいる場所だから』という自分を貶めないための贔屓目に見た物言いであって、正しい評価ではない。
 事実に沿った正確な評価をするなら、とても『良い』とは言えない。
 端的に言って、悪いと言ってしまえる。
 先に1つ好評価なポイントを挙げるなら、冒険者ギルドに近いことだ。
 歩いて数分という距離にあるため、依頼を受けに通うには億劫にならないことが最大の利点と言える。
 それでも俺は月2回の頻度だったが。
 そして最大の悪評価の原因は、『冒険者ギルドに近い』ということだ。

 あ…ありのまま 今言ったことを話すぜ! 「おれは冒険者ギルドに近いことがメリットだと言った。そして同時に冒険者ギルドに近いことがデメリットだと言った!」 な……何を言っているのかわからねーと思うが、 おれも何を言ってるのかわからなかった……
 と言うのは冗談で、冒険者ギルドに近い。
 これは本当にメリットでもありデメリットでもある。
 メリットは先に挙げたように、依頼を受けやすく、報酬の受け取りも楽なことだ。
 そしてデメリットは、冒険者に絡まれることが、もしくは冒険者のトラブルに捲き込まれることが、非常に多いことだ。
 俺が普段外に出歩かなかった理由も、これが大部分を占めている。
 決して、俺が引きこもり気質だからという訳ではない。
……いや、それは嘘だ。引きこもり気質なんだ。
 単純に外に出るのが面倒で、且つ働くのも嫌だったからだ。
 さておき、冒険者というのは命懸けの依頼をこなすような職業だから、その能力も高い者が多い。
 高ランクな者ほど、その能力は倍々で上がっていく。
 そしてそれに比例するように能力が高い者ほど、自尊心や虚栄心も強い。
 ギルドランクには10の階級が存在し、上位ランクから『ヒヒイロカネ』『オリハルコン』『ミスリル』『プラチナ』『ゴールド』『シルバー』『スチール』『アイアン』『ブロンズ』『テン』と細かく分かれているが、中級とされるスチール級から、上級の入り口とされるプラチナ級までのランカーは、気性の荒い者が非常に多く、冒険者ギルド周辺ではケンカが絶えない。
 場合によっては決闘にまで発展してしまうこともしばしばだ。
 ただ、決闘にまで至ってしまった場合はまだ良い。
 場所を改めることになるし、決闘を申し出たり受けたりするような冒険者は自身のランクに誇りを持っているため、周囲に迷惑を掛ける人種でないことが多いからだ。
 問題となるのは、実力はそこそこだが運良くランクが上がってしまった成り上がりタイプのランカーで、こいつらに至ってはケンカを吹っ掛けてくることもあるし、周りの迷惑をかえりみない。
 本当にただただ迷惑な連中だ。
 リュードは何をやってるんだ。
 同ギルドに所属する人間はちゃんと管理してほしい。
……人のことは言えないが。
 周りに迷惑をかけてなかっただけ、俺の方がマシだろう。多分。
 とにかく、そんな輩が肩で風を切って歩き回っているようなご近所では、いくら中心部に近い場所とはいえ住むには人気が無く、物価も下がって宿屋も寂れてしまう。
 旨い飯を出す店は多いんだけどなぁ。
 まあ、金の無い俺には無縁なんだけどな。

 治安は良い町(高ランカーが多いから)なのに物騒(高ランカーが多いから)とは何事だよ。
 なんて事を不満に思いながら歩いていると、ふと周囲に違和感を感じた。
 ちょうど冒険者ギルドの前を通り過ぎた辺りだ。
 俺の根城とする宿まではあと数分という所だった。
 冒険者ギルドは今夜に限ってはガランとしていて(当たり前だ。皆広場で酔っ払っているからだ)受付嬢すらカウンターには居なかった(それはそれでどうなんだ)
 ギルドの建物は入り口の脇に掛けてあるランタンが灯っているだけだった。
 大通りも人気は無く、星の明かりは雲に遮られ夜道は薄暗い。
 家々から溢れる灯りも殆ど無く、通りを照らすには申し訳程度でしかなかった。
 町の人も相当な数広場に集まっているのだろう。
 もしくは家に帰って寝てしまっているのか。
 そのどちらかだと考えられた。

 そんな静かな大通りに漂う違和感。
 その正体は血の匂いだった。
 一瞬、またぞろ馬鹿共が日中に一悶着やらかしたのかと考えたが、どうやら違うようだ。
 血の匂いが新しい。否、血生臭いと言うべきか。
 たった今・・・・、この場で流れた血の臭いがする。

 俺はモニカの手を掴み立ち止まる。
 モニカも止まりはしたものの、それでも何も反応しない。
 触れても気付かない程集中してるのか?
 逆に心配になってくるが、今はそんな事を考えている場合じゃない。
 目を凝らして俺達が進む先、その薄暗い道の奥の闇を見る。
 そこには三人。
 此方を見詰めて立っている者がいた。
 全員黒の覆面で顔を隠している。
 目元すら隠れているように見えるが、此方を見ているのだけは分かった。
 いや、正しくはモニカを見ている、か。
 顔同様に全身も黒の衣服に包まれていて、肌を露出している箇所は無い。
 三人とも両手にナイフを持ち、逆手に構えている。
 何処のどいつだ。
 と言うか、まさか俺達を狙う為に、赤の他人を殺したのか。
 三人の刺客(?)がゆっくりと距離を縮めてくる。
 ナイフから滴り落ちる赤い血。
 その臭いが、段々濃く漂ってくる。
 不快だ。
 不愉快だ。
 こいつらが引き起こした、理不尽な暴力に憤りを覚える。

「ハルベルト。最初のお仕事よ。もう、夜中と言って良いくらい、夜も更けたでしょう?」

 突然モニカが口を開いた。

「生かして捕らえなさい。殺さない為なら何をしても良いわ」

 そこに俺の様な怒気は感じられない。
 寧ろ何か、違う感情がーー

「最初のお仕事がこんなかぁ……」

 ぐちぐちと不満を漏らしながら、モニカの前に立つ。
 彼女を守るように、俺も錆びた剣を鞘から引き抜く。
 錆と鞘の擦れる、ザリザリという耳障りな音が静かな大通りに響いた。

「……何処に突っ立っているの? 邪魔よ。この愚か者。貴方が私の視界を遮ってどうするの。貴方の仕事を見守るのが私の仕事よ」

 こんな状況でも罵られるのか……。

「へいへい、モニカ様。了解しました」

 スッとモニカの視界を開けるように移動する。
 と、その動きを切っ掛けに黒ずくめ達が一斉に動く。
 一瞬にして俺達の視界から消え、モニカの背後に移動していた。
 速い。
 手練れであることは所作からも感じ取っていたが、これは相当な使い手のようだ。
 まあ、俺より遅いけど。

「ぐぅっ……!?」

 モニカの背後に立った黒ずくめの一人を、更にその背後から殴る。
 柄で思いっきり後頭部をど突いてやった。
 剣を左手に持ち替える。
 残った二人の黒ずくめが一瞬身動みじろぎして左右に飛び退く。
 モニカが遅れてゆっくりと振り向く。

「先ずは一人?」

「先ずは一人」

 そう応えた俺の両手は、右に飛び退いた黒ずくめの肩を背後から掴んでいた。
 ごぎり、と鈍い音がした直後、後頭部を右の手刀で打つ。
 黒ずくめの意識が飛んでそのまま崩れ落ちる。

「二人目ね」

「二人目だ」

 残った黒ずくめが撤退しようと踵を返す姿が目に移ったが、次の瞬間には両膝を剣の腹で殴打し砕く。
 ただし、こいつまで気絶してもらっては困るので、右手で顎を掴み、そのまま外す。
 こきん、と軽い音がする。
 こういう輩は自害用の何かを口腔内に仕込んでいるのでは? という不確かな予想でとりあえず顎も外してみた。
 痛みに悶えようとしたところを拘束し、自由を奪う。

「三人目」

「三人目」

 気絶している二人はすぐには回復しないだろうから、意識のある最後の一人から先に縛ることにする。
 と言っても縄など無いので覆面を剥ぎ取り、上着も毟り脱がして紐代わりに使い足と腕を固定する。
 猿轡さるぐつわ代わりに覆面を口に詰め込んでおく。
 残りの二人も同様に縛る。
 やはり直ぐに起きる様子は無い。
 これで一先ず大丈夫かな?
 他には刺客は居ないようだし、まさかこいつらも俺相手にこんな目に遇うとは思っていなかっただろうから、増援は無いだろう。
 尋問するなら手短にやらなきゃだけど。

「で、こいつらどうする?」

 縛りあげた三人をうつぶせに寝かせ、意識のある一人の頭を掴んで固定し、俺はモニカに尋ねた。
 三人とも、初めて見る顔の男だ。
 冒険者なのかすら分からない。
 俺の記憶に無いだけなのか、何者かの私兵なのか。
 十中八九後者なんだろうな。

「決まってるじゃない。その人達を手土産に、敵の本拠地に乗り込むわ」

 てことは、本拠地を聞き出すってことか。
 拷問かあ、苦手だなぁ。
 したこと無いけど。
 普通は無いよな。

「どうやって聞き出す? 指でも折るのか? それとも爪を剥ぐ? 大雑把に殴るとかなら良いけど、ちまちまやるのは気分が悪いんだが……」

 頭を掴む腕越しに、刺客の体が震えているのが分かる。
 うん、普通はこういう反応だよな。
 逆に、この連中はこういう事の為に鍛えられた訳じゃないってことだな。
 私兵は私兵でも、使い走りってことか。

 顎を外されいてる上に口に覆面を詰め込まれて、激痛が走っているんだろう。
 顔が苦痛に歪んでいる。
 既に拷問されてるみたいもんだな。
 自業自得だ。

「拷問なんてしないわ。黒幕が誰かなんて分かっているもの。その人に聞きたいのは、相手の戦力と、罠の有無よ」

「え、こいつらが誰の差し金か、分かったのか?」

 何処にそんな手掛かりが?
 こいつまだ一言も喋ってないよ?
 顎外されてまともに話せる状態じゃないから、今から嵌めてやるとこだし。

「寧ろ、分からないの? 本当に愚かなのね。驚きを禁じ得ないわ」

 表情からして本気で驚いてるっぽいけど、え? 俺がダメなの? 

「リュードか? こいつらそこそこの使い手みたいだしリュードなら私兵くらい持ってるだろうし」

「…………」

 え、無言?

「……モリヤでしょうか」

「正解」

 良かった。当たった。
 これで外したら、どんなそしりを受けたか分からないぜ。
 十分がっかりされたけどな。

「相手が誰でも良いけど、どうして俺達は狙われたんだ? ついさっき不干渉を約束したばかりなのに」

「簡単よ。欲、でしょうね」

 欲。
 欲?

「何の欲だ? 俺達から得られる物なんて無いだろう」

「モリヤが欲しいのは私自身よ」

 えぇ? モニカを?
 そりゃあ、まあ、モニカは元貴族だけあって美人の部類に入るんだろうけど、全身傷だらけだよ?(口に出さない俺の優しさ)
 顔こそ傷付けられていないものの、侍らせるにはちょっと歪なんじゃないか?

「納得いかない顔ね。まあ良いわ。貴方にとっては、私は魅力的とは言えないものね」

 脛を蹴られた。
 痛ぇ。まあ良いわ。とか言いながら蹴ってくるな。
 怒ってるじゃねぇか。

「私、男の性欲には敏感なの。特に、変態には」

 ぞぞぞ、と俺の背筋に嫌な震えが走る。
 え、何それ気持ち悪い。
 モリヤってそういう性癖の持ち主なの?

「それは……なんと言うか……アレですね、大変ですね……」

 何となく敬語になる。
 なるよね? こんな話聞かされたら。
 だって相手は少女だよ?

「モリヤが少女趣味なのかは分からないけれど、特殊な性癖を持っているのは確かね。空気になっていた貴方には分からなかったかもしれないけれど、あの男、私の服の隙間から覗く傷跡を見て興奮していた様よ?」

 うえぇ。
 マジで気持ち悪い……。
 そして空気になってたとか、さらっと言わないでほしい。
 言葉にされると悲しい。

「でも、まあ、実のところ丁度良いわ」

「何が?」

 まさか……モニカも特殊なーー。
 っ!? ぅいってぇ!!?
 鋭い目付きでさっきよりも強く蹴られた!
 今度は腹を!!

「今、本当に失礼な事を考えたでしょう?」

「すみません……」

 考えかけました。
 二度としません。
 そりゃ、嫌だよな。
 ごめんなさいでした。

「私もモリヤから仕掛けようと思っていただけよ。取り入り易そうだったし。それにーー」

 モニカが悪そうな笑みを浮かべる。
 そういう顔、似合うなーお前。
 そんな表情も悪くねぇってのがまた、な。

「商流を支配するのが、一番手っ取り早いのよ? 貴方には解らないでしょうけれどね。愚か者さん?」
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