社会人の俺が女体化したら転がり堕ちていった

ニッチ

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終章 雌

第十八話 開花

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 シュゥゥン。
 朝早くの自宅にて、掃除機の電源を切る。テレビ画面の左上へ目線を向けると、出勤時刻まもなくだったため、私は化粧を軽くチェックするため洗面所へ立つ。寝不足気味な目蓋まぶたが、少しれぼったいのに気付いた。

「……ハァ」

 溜息を絆創膏ばんそうこうの代わりに心へと貼り付ける。分厚い紺のコートを羽織って、みだりなスーツを隠し、玄関の重い扉を開ける。
 ガチャ――チュン、チュン。
 吐く息が白くくゆる。今年も残り五日となった、十二月二十七日の月曜日であった。

「――ふぅ」

 施錠しながらもう一度、息を漏らす。
 ……私の運命を決定づけた金曜日あのひの翌朝は自宅に帰って、泣いては身体を洗い、身体を洗っては泣くのを繰り返した。
 彼ら五人との付き合いの真相があまりの衝撃的で、退職届けを提出して、郷里へ帰ろうとすら思った。

「……早足じゃないと遅れそう」

 片親の母は――色々と驚くだろうけれども――受け入れてくれると思う。そうすれば今以上に荒れた、取り返しのつかないを、避けられるかな?
 仕事だって、選ばなければいくつかはあるはず。非正規雇用フリーターという選択肢だって、当面を凌ぐのなら。

「あっ。駅に着く前に、お昼も買っておかないと」

 ――でもそんな決意は、留め具の外れた扉みたく、ガタガタと徐々に緩まっていった。
 あんな酷い目にあったのに、土曜日おとついの夕方くらいから、あの五人ひとたちから連絡が来ないかを、携帯で確認する間隔がどんどん短くなっていった。
 自分でも本当に信じられなかった。身体中の、特に乳首と股間の疼きが、病的なほどに進行していたことに。

「年末だなぁ」

 電車の中、席に座っている高校生くらいのカップルが、初詣をどこにしようかと、笑い合っていた。
 彼らの眩しいくらいの笑顔とは真逆な、昨日までを思い返す――夜ご飯も半分くらいで放り起き、携帯でAVを視聴しつつ、ベットの上でこれでもかと手マンをした。
 ……けど、半分も満たされず、寂しさがうしおのように寄せては引き、引いては寄せ、切なさに泣き震えた。

「はぁ」

 痴漢にすら見放された私は会社へ辿り着き、タイムカードを押した。
 ――もう私は終わりだ。だって、あの人達に抱かれない日々が考えられなくなってしまったから。今こうやって出社した瞬間ですら、今晩は呼び出されるのかな? っと、それだけが気がかりだった。
 うつむきながら営業部の部屋へと入る。年末間近なため、勤め先への挨拶以外、営業部は特に忙しくない時期であった。肩を小さくして席へ着きつつ目をやると、部長と川口、長谷川……君はすでに席に着いていた。

「あ、新妻。ここの販売状況を聞きたいのだけど――」

 別の島で同期の社員が頭をかきつつやってきたため、気もそぞろに説明する。胸の谷間をガン見されるけど、嫌な気は欠片も起こらなかった。むしろサービス多目に揺すって見せた後、データ整理をしつつ、大掃除へ向けて片付けもチョコチョコとやっていく。
 昼休憩も挟み、午後の部へ差し掛かっていった時、ふと不安が頭を……いや、股間をよぎる。
 ひょ、ひょっとして、今日も、夜はナシ? あれだけフリーセックス発言をしていたのに? ――もう痛いくらいのうずきが、皮膚の裏側で膨れ上がってきた時だった。

「新妻クン。ちょっと」

 ドキリッ。
 囲部長の声が耳から入って鼓膜を大いに揺さぶる。私は慌てつつも、髪を耳後ろへ揃えつつ、ドキドキしながら部長の席にて立つ。
 クリスマスのあの日。散々に乱暴と暴言を繰り返し受けた、彼の前で背筋を伸ばして胸部むねを張る。

「な、なんでしょうか?」

 ずと、けどお伺いする。

「君、年休の取得日数が少ないね? 来年からでいいから、三月までにもう少し消化しなさい。最近は総務が五月蠅うるさいからね。やれやれ。公務員じゃあるまいし……」

 そうとだけ言うと、席に戻っていいよと顎で押し返される。私は酷く落胆して、席へと戻っていった。
 カチ、カチっと、呆然したままマウスを操作する。表計算ソフト開いては閉じる、という無意味な作業を繰り返した。鉛みたいな重い不安が、夜が近づくのと重なって、その体積を増していった。

「おい、新妻」

 不意に川口から声を掛けられる。

「今日はもう予定ないだろ? 客先に販促物を届けにいくから、お前も手伝え」

 いつも通りの、有無を言わせない言い方だった。
 でもやっぱり私は――あれだけボロクソに惨めにされた――にも関わらず、大きな胸を小さく揺らせてしまう。
 ほんと、部長に言われた『ペニスの奴隷』という言葉が、頭の隅で害虫みたく触覚を動かした。もしくは、真正の被虐マゾとは、アタシみたいなのことを言うのかもしれない。
 ――彼は免許証を確認すると、社用車の鍵を引っ掴み、部屋を出ていった。私もコートを掴んで、急いで後を追う。

「うおっ、さみぃ」

 ガチャ――バタン。運転をさせられるのかと思いきや、早々に運転席へ乗り込んでいった。
 助手席の扉を開けた私は、背筋を伸ばして、脚の間に両手を重ね置く。川口は乱暴に車を発進させて、片手間にラジオを操作する。

「――いよいよ、今年も終わりですねぇ――」
 
 クリスマスが明けて、ラジオでは鉄板ネタを交えて、平穏なトークが繰り返されていた。
 国道を走る中、徐々に道が混雑してくる。他府県への移動でも使われる中規模のこの道路は、年末年始やお盆と、混雑することが多かった。

「ったく。ぜんっぜん動かねぇし」

 ずっと閉口していた川口の第一声がそれだった。私は相槌も打たず、またなだめもせず、黙ったまま前を見て座っていた。
 突然だった。彼が車前部分の中央にあるシフトノブへ手を伸ばそうと、身体を少しこちらへ傾けた時だった。

「――ンンッ!」

 あ、甘い電気信号が、股間から全身へ疾走する。――やばっ、不意打ちで声が漏れちゃった。
 薄目で股間したを見ると、川口の左手はシフトノブを越えて、私の両手を弾き飛ばし、スカートの中に突っ込み入っていた。股間のストッキング部分を、乱暴に指先で引っ掻いていく。
 ガリ、グリ、っと人差し指の先端で、強めに力を込められる。逃げ場の無い腰は、座席の上で右往左往し続けるだけだった。

「あんっ。んくぅ!」

 ――アタシって、本当にありえない。
 クリスマスにあんな犯罪的な事を集団でされたのに、待ちに待ったこの感覚しびれを、しかも不意で乱暴にされたことで、全身が一気に熱くなっちゃうなんて。
 ほうけた嬌声きょうせいが、口の端っこから染み出るのを、止められなかった。

「――人が苦労して運転してんのに。マンコ触られて、いい気なもんだなぁ新妻てめぇは」

 心の底から発せされた軽蔑の一言にすら、熱い吐息で返してしまう。

「そんなこと――ひぅん――言われて、もぉ」

「あんだけひとの尊厳を踏みにじられて、まだ雌奴隷なんだからな」

 確かに、雌奴隷、ってヤツなのかも。アタシ。
 こうやって自尊心をグチャグチャにされても、甘いと評判な息を、川口の横顔にぶつけちゃう。乳首はブラの内側でジンジンと硬くなり、全神経を股間に集中させた。
 舌打ちをする川口は――マジありえねぇ――と呟くと。

「は~ぁっ。……お前が土下座する勢いで、どーしてもっつんなら」

 二十メートルほど先、左側車線の方にある西洋のお城めいたビルを顎で指す。

「急ぎの案件じゃねーし。チンポくらいしゃぶらせてやるよ」

 ハァハァ、と呼吸を荒くする私は、即断即決と言う痴女っぷり全開で、股間の手の甲を優しく撫でる。

「う、うん。お、お願い、かわ、ぐち」

「川口様だろ!」

 スカートの中の手が拳を作り、グリグリと股間を刺激する。

「いたっ! ――おね、お願いします川口様」

 ……とうとう堕ちるところまで、堕ちちゃった? ううん、まだまだこれから――。

 * * *

 入室して二分と経たない内に、青く透けるセクシーランジェリーのみの姿にされていた。もちろん。長谷川クンに買ってもらったものだった。
 そして、部屋の中央にある大きくて趣味の悪い、ハート型のベッドに腰を掛けている川口……様、の股間に顔を埋めていた。
 チュボ、チュバ。

「ほんと口淫フェラだけはうめぇよ。そこだけは認めてやる」

 眉間に皺を刻む川口様は ネクタイを外して携帯を触っていた。
 はしたない音を積極的に出しつつ、愛おしいオチンチンを口の中全部で味わっていた。雁首かりへ舌を這わせて、尿道口を溜めた唾で埋めて、細い指を太い陰茎みきに絡ませて擦った。

「設定よし。……じゃあはーい。新妻開発部の皆様~、クリスマス明けの一発目の淫行を、川口がお送りしま~す」

 ――何のこと? けど、オチンチンを口内でマッサージしつつ、上目遣いで伺うみたく見上げる。
 彼の携帯のカメラ部分が、不細工な顔を作る私へ向けられていた。

「さすがにこの時間帯でリアルタイムにられる人は……おっ、囲部長と式峰係長がいる。どもども~、ご覧の通り勤務時間帯なのに、新妻がオレのチンポを舐めてよろこんでま~す。――おい、なんか言えよ売女ビッチ
 ジュポア、っと太い糸を彼の亀頭との間に作る。私の柔らかな頬を、彼のビチョビチョの亀頭へ擦り付けつつ、トロンとした表情でカメラを覗く。

「は、はぁい。今、川口君の、お、オチンチンを舐めています~」

「川口様だろ!」

 そう言うと、オチンチンを取り上げて、水平に振っては頬をぶたれた。
 ビタン。自分の唾液と彼の我慢汁が、頬にベチョリと付いた。

「んぅ」

「皆さん視ました~? チンポビンタで悦ぶ超弩級の変態ドM子ちゃんで~す。輪姦レイプされた男に欲情するという、リアルAV女優をで行く淫乱雌犬で~す」

 そう唾を飛ばすと、彼は立ち上がるように指で指示してくる。身体を抱き締めるみたいに腕を巻き付けて、膝を伸す。

「ではでは、常に発情状態で欲求不満の、雌犬にいづまのオマンコ状況を確認しま~っす。――おいグズ。さっさと下着脱げ」

 もちろん、言われるがままにショーツのサイドの紐を持ち、ズルル、っと下げる。薄い陰毛の下は梅雨の窓ガラスみたいに濡れていて、内股の部分をつたって何本もの愛液が、トローリと垂れていった。

「絶賛お漏らし中の現状を、見えやすいようドアップしま~す」

 そう言うと川口……様はカメラ部分を近づけて、股間あたりを接写し始める。恥辱に甚振いたぶられて、汚辱に晒される私のオマンコは、もう限界だった。

「ここまでくると病気っすねぇ(笑)」

 そう言うと、カメラ部分を小唇陰ビラビラに――グニッ――と当ててくる。

「ひぁん!」

 冷たく硬い無機質の感じに驚いて、肛門の筋肉が緩んでしまう。
 プゥ。

「――ぶははっ。コイツ、膣口にカメラ当てられて、感じたかと思ったら屁ぇこきましたよ。屁を!」

 彼の非道い言葉遣いと笑い声によって、耳も頬も赤く、でもどこよりも乳首と股間が熱くなる。私は、絞り出すみたいな声で、はしたない言葉を口にしてしまった。

「川口様。お願い……ほんと、欲しいの」

 そう言うと、お尻をカーペットにつけて、指示をされてもいないのに小陰唇ビラビラの両側を指で引っ張り、肉の扉を開く。すっかり黒ずんだのオマンコは、口の中のように粘液に塗れていて、照明を浴びて照り輝いた。

「……えー、生意気にも雌犬が陳情おねがいしてきました。犬らしく種付けしてほしいそうで~す」

 つまらなそうに口にした後、けど彼はベットの中央にて、枕に後頭部を沈めつつ仰向けになった。
 オチンチンを、まるで天井へ真っ直ぐ向けながら。

「引き続き特別コーナー。雌犬にいづまの、一人でイケるもん、をはじめま~す」

 私は炎に引き寄せられる羽虫みたいに、ベットへ登っていく。肌に汗を浮かべたまま、荒い呼吸と共に、おそるおそる彼の股間を跨ぐ。
 ここにきて行儀も何もないと、右手の指を舐めつつ、左手で乳房を揉み、視覚的に彼(ら)を誘った。

「――フリーマンコの雌犬が、自分の意思で――ご主人様のオチンポを使わせてください――っとお願いするそうで~す」

 恥ずかしさと悲しみで、涙腺に涙が溜まっていく。
 ――けどそれ以上に、欲しくて欲しくてたまらない。切なくて、淫らで、疼いて、胸が張り裂けそうな、私には絶対に、必要だから。
 だから羞恥で震える唇を、動かすの。

「わた、私には。川口様の、オチ、オチンチンが絶対に必要です。つか、使わせて、いただきます」

「もっとなめらかに」

「川口様のオチンチンで、私を貫いてくださいませ」

「声が小さい!」

「オマンコさせてくださいお願いします!」

 一筋の涙が頬を流れた。彼は果物へ手を伸ばすように、腰を降ろす私の乳房を、ブラの上から揉みほぐし、ブラの内部へ指を突っ込む。硬い乳首をいじられるつど、栗色の髪を揺らして、垂直に腰を落としていく。
 クチャ、クチュゥ。
 濡れた亀頭ともっと濡れた膣口が、エッチなキスを始める――あぁ、やっと、やっとぉ!
 ズニョルン!

「っ! アアアッ!」

 ぁはぁん。コレ。コレがずっと、欲しかったのぉ。
 空虚から膣内部ぶぶんがピッチシと埋まる。今日初めて、心の底から落ち着けた。安心できた。
 ――そう、そうなの。指じゃダメなの。野菜でも、道具でも決して嵌まらない。
 この硬くて、温かくて、脈打つ、孕ませられる危険を秘めた男性器でないと、私の心身ちつは絶対に埋められない。

「幸、せぇ」

 目を赤くして、味わうみたく腰を上下させる。生き返るって、こういうことなんだ。
 パチュン、パァン。
 ゴリュ、ゴリィと彼の肉棒が、私の膣壁を削る。他の四人とは僅か形状が違うから、今まで微妙に触れられなかった箇所を擦られる。
 恍惚の表情の私は、笑顔で彼のカメラを見下ろす。

「なんか、知らんけど、自主的にチンコを突っ込まれて、感動してま~す」

 そういう彼を見下ろしつつ、舌先をチロチロと揺らし、画面向こうの囲部長や式峰係長まで、挑発してしまう。

「――糞売女にいづまの癖に、余裕をかまして、ムカつきませんか、リスナーの皆様? でも、ご安心ください。新妻コイツは私の絶対的なセフレです。何でも言うこと聞きまぁす」

 パチョン。ビチャァン。
 互いの股間がエッチな音を立てて重なるたび、淫水と汗がぶつかり飛び散る。ぶるんぶるん、見せるつける風に乳房を揺らせる。

「チッ――おい。来年三十歳のババァが、女の子座りなんてしてじゃねーよ。M字に股開け、ボケ」

 彼のオチンポを膣で味わっていたアタシは、思わず聞き逃しそうになった。あぶないあぶない。
 恥辱で膣口がキュウキュウと鳴る中、彼の腹筋にそっと手を置く。そしてまず右脚から、次に左脚を立たせて、膣と肉棒の挿入が、よく見えるよう、ご指示の態勢を取る。

「んふぁ。あっ、くぅ」

 ニュチョ、ズッチュ。股間に近い携帯の一部に、汁が付着した。

「んほ――次は、そうだな。ピースしろピース」

 腰を上下させつつ、右手をゆっくりとあげて、汗をにじませる笑顔の隣でピースを作る。
 彼の肉棒が、小さく攣縮れんしゅくするのを、膣壁を通じて感じ取れた。

「――よ、し。ブラを外して、自分の乳首を吸え」

 カメラを持っている腕を伸ばし、私の上半身をドアップさせてくる。私は縦に揺れつつ、背中に手を回して器用にホックを外して脱ぐ。
 バルンブルン、っと揺れる片方の乳房を手で掴み、上へ持ち上げて、首を伸ばす。痛そうなくらいに腫れあがった乳首を、口一杯に頬張る。
 ジュルル、チュバッ。
 お、犯されながら自分の乳首を吸うの、癖になっちゃう、かも。
 下腹部おなかがキュンキュンして、子宮口が緩むみたいな甘い痛みに、女の本能が下腹部にて膨らむ。

「こい、つ。マジで、キチガ……いっ!」

 パン、パァン、パァンッ!
 川口様は、まるでオチンポが痒いみたく、腰を打ち付けて膣内で必死に擦ってきた。

「あんっ、ひぅん! 川口、様ぁ!」

 私も阿吽あうんの呼吸で彼に合わせて腰を上下させつつ、衝撃インパクトの威力を倍増させる。
 ビチャ、ゲチャ、っとおよそセックスとは思えない汚い音を撒き散らす。愛液が彼の腰椎部分からベットへ流れてイク。M字に開かれた姿勢で貫かれつつ、口から唾液つばを垂らして、彼の乳首を濡らした。

「ぐっ、このぉ。ヤリマンビッチがっ」

 彼が最も腰を水平に高く上げた時、私は追いかけるみたく、あらん限りの力で腰を落とした。
 ビチャン! 
 彼はカメラを投げ捨てたかと思うと――ガッ――と両手で腰付の辺りの肉に爪を食い込ませて、グリグリと腰を擦り上げてくる。
 はぁぁん。幸、せぇ。

「イケッ!」

 膣内の肉棒かれが、吐精きそうに膨張する!

「はっ、イ!」

 ――ドピュ、ドプッ、ピュ、ドク。
 彼の性欲が私のなかを駆け昇った。係長に初膣出しされたあの日から通算で、ひょっとしたら百回目記念くらいかな?
 複数回の収縮と射精が繰り返される感覚に、ウットリとする。男性に性の証を刻まれるこの瞬間が最も怖く、また最も――。

「気持ちイイ……」

 ドスピンクの天井を見上げて、よだれを垂らしながら呟いた。
 ドМは恐怖すら気持ちいいんだぁ、っとくだらない事を想いつつ、お尻から彼の腹部の熱を感じ続けた。

「ハァ、ハァ――直退扱いだ。好きに帰れやがれ」

 ? なぜか不機嫌そうに言い捨てると、腰の上から私を払い落とした。
 彼はシーツでや身体を拭うと、何が気に触ったのか、黙ったままスーツを着て、携帯と鞄を持って出ていった。

「んぁ、ふぅ」

 ……その一方、久々のオチンチンに(下のお口で)ありつけた私は、やっと人心地を得ていた。

「まるで薬物みたい」

 アハハ、っと股間から彼の白い子種を垂らしつつ、シャワーを浴びた。
 バスローブを羽織りつつ、携帯を手繰り寄せる。もちろん。視聴者であったお二人からのアツイお誘いを受けて、メッセージの代わりに卑猥な自撮り画像を送るために――。
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