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終章 雌
最終話 昇るかも?
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ウーウー。
遠くの方から発情期の猫みたいな、低いサイレンの唸り声が夜遅くに聞こえた。
ふぅ、と自室にて息をつく私は、ヒーターを点けての梱包作業だったからか、小さな汗を額にいくつも浮べていた。
「疲れたぁ。けどこれで最後、かな?」
大きくなったお腹を小さく揺らしつつ、最後のダンボールの梱包を終えて立ち上がる。部屋の壁はダンボールでほぼ埋め尽くされ、殺風景な景色へと様変わりしていた。
……十二月半ばの夜、産休期間に入った私は、実家へ戻る荷造りをしていた。里帰り出産のためではなく、郷里へ完全に引き上げるために――。
会社へ戻ることなく産休から育休へ切り替えて、それが満了すると同時に辞める。部長らへ申し出たところ、ヤリ捨て完了とばかりに、オールオッケーをくれた。
むしろ、闇バイトならぬヤリバイトの相手をしてくれた、他の社員のみんなの落胆の方が、かなりすごかった。
「でもまぁ。やっぱ私一人で子育ては無理だわぁ」
物ぐさな上、シンママ(※シングルマザーの略語)で働きながら独りで育児家事なんて、間違いなく出来ない。そりゃ、少子化もするって。
――よっ、と机に手をついて立ち上がる。お腹は完全に臨月で、家事どころかお風呂すら今まで通りにこなせなかった。夜の睡眠時、寝返り一つ打つのにも一苦労なくらいに。
そんな中での引越準備のため、社員に手伝ってもらったのは言うまでも無かった。
「(まぁその分。サービスエッチを上乗せしてあげたけどね)――この服も捨てようかなぁ」
顎を引いて下を見る。大きな胸を包むのは、灰色のワンピース系だけど、身体にピッタリとくっつき、ボディラインが丸分かりな上、いくらか透けるという洋服だった。ボディスーツ? ってくらいにブラとパンティがくっきりと浮かび、つまりは外を歩けない仕様だった。
十二月に着る服ではないけど、ほとんど梱包してしまった余り物。他のエッチな下着や服の大半は社員に、ブルセラショップよろしく、買ってもらうか捨ててしまった。
「これ、誰に買ってもらったんだっけ?」
とあるブルマエッチ以降、コスプレやらの衣装系セックスが流行ってしまい、色々と買い与えられた、残り最後の一枚だった。
ピンポーン。
「? こんな夜遅くに誰?」
実利と趣味の両方を兼ねたエッチバイトは、ズルズルと尾を引いて今日に至った。けど、とうとう無理が出来ない身体になったため、一応は区切りらせてもらった。最後の日は我ながら、股が痛くなるまでヤッちゃったなぁ。
そんな想い出深い日から一週間以上が経っていた。もちろん、身体の疼きに負けそうになる時もあったけど、臨月のせいか、いつもの六割程度に治まり、耐えてきた。
「明日で私が本当にいなくなっちゃうから、誰か来ちゃたのかな? ん~、お願いされるかお金積まれたら簡単にエッチしちゃいそう……」
にしても、この一年強で本当に色々とあったなぁ。まぁ、お金が一時的とは言え貯められたのは助かったけど、それより性病とかに感染しなくてほんと良かったぁ。
「よっこいしょっと」
壁に手を当てて、暗い玄関へと向かう。
……そう言えば、やっぱり妊娠して以降、結局あの五人が私に触れてくることは一度も無かった。長谷川君にいたっては部署異動までしていた始末だった。
あの性欲怪物、本当に父親の可能性を思うだけで、ヤル気が削がれるたかな? まぁ今となっては、どーでもいいことだけど。
――ガチャ。
「は~い?」
敢えて誰かも確認せずに、ちょっとしたサプライズも期待して、間抜けた声と共にお客様を出迎えた。
……ガバッ!
「っ! モゴ――んんっ!」
外気の冷たさを感じるより早く――黒い手袋? に唇が覆われる。驚きと恐怖で筋肉が動かなくなったまま、玄関壁まで押さると同時に、二つの影が玄関へ侵入してくる。
「鍵かけろ!」
「ワカッテル!」
こ、声からして男性二人? 黒い帽子にマスクやサングラスを着用していて、夜の暗闇に同化して押し入っていた。背の高い男は私の口を抑えて、もう一人は片言で忙しげに言葉を返していた。何かから逃げるみたく走ってきたためか、黒の大きな鞄を持った肩でもって、大きく息をしていた。
真冬なのに、二人とも汗染みと臭いがすごく、また私も恐怖での冷や汗で腋を塗らし、震え縮こまっていた。
「おい姉ちゃん。今から手をどかすが、間違っても叫んだりするなよ? んなことしたら……」
背の高い男が合図をすると、片言の男が刃渡りニ十センチくらいのナイフを取り出し、私のお腹へ柄を当てる。
「ベイビー、シヌゾ?」
私はカラカラな喉のまま、何度も何度も大きく頷く。
「旦那は居間か?」
ゆっくりと口から手が離れる。
「――ぷはぁっ。いま、いま、せんっ」
極度に怯える私は、えづきながら答える。心臓を握りしめられているみたく、胸が痛い。
「オイ。ウソツク――」
「待て。……とりあえずここは暗い。居間に行くぞ」
背の高い男は私の二の腕を掴んだまま、居間へと進んでいった。扉の隙間から中を覗きつつ、慎重に扉を押し開ける。
「――ほんとに誰もいないな。ふぅ。やっと息がつけるぜ」
電灯の下、二人の男は帽子などを取り、素顔を見せ始める。最後の淡い希望で、社員のドッキリかと思ったけど、全く知らない男性達だった。
「ここは温かい。とりあえず上着も脱ごうぜ」
「オウ。アセデ、キモチワルイ」
私を部屋の隅にやり、男達は靴下すら脱いで、シャツとジーパンのみの姿になった。
背の高い方は四十歳過ぎの日本人で、中肉中背だけれど目つきが鋭かった。もう一人はアジア系っぽいけど、国籍まではわからず、少しまた肌が浅黒かった。
「ナンデ、ハコガタクサン?」
「引っ越す予定かなんかだったんだろ。そういう意味では運が無かったな――でぇ、お姉ちゃんよぉ」
いやらしく笑う男は、弱った獲物を目の前にした肉食獣みたく、部屋の隅でお腹だけを守って震える私に近付いてくる。
「妊婦の癖に随分とエッチな恰好してるじゃねぇか。……ほんとに男が来る予定とかじゃねぇだろうなぁ?」
顔を近づけて私の谷間を覗いてくる。ドスの利いたその声に怯えつつ、ハイ、ハイ、と馬鹿みたく頷く。
「嘘つくと――開く――からな」
「オイ、オンナ。ノミモノダセ」
絶対的な恐怖の檻に閉じ込められた私にとって、彼らの選択肢はイエスかハイの二択しかなかった。
「そうだな。冷蔵庫にあるもの全部もってこい。食い物も用意しろ」
日本人の男は、机の端に置いてあった私の携帯を奪い取ってジーパンにしまい、床に音を立てて座った。
――多分、強盗かそれに近しい犯罪者であろう彼らは、安全の確認を経て余裕が出てからか、私の身体へ視線を注ぎつつ、歓談する。
「アノジジィ、ワリトカネモチ、ダッタ」
外国人の男は、うっとりとした表情を作って、大きな黒の革の鞄を撫でる。
「きっちり下調べしたからな。しかし、警察の初動が早かったのにはちょっと焦ったが、女の一人部屋を引き当てられたのは、ラッキーだったぜ」
こ、この部屋のこと? とにかく冷蔵庫内に残っていた、社員達が持ち込んで置いて行った缶ビールやオツマミを用意する。
「おっ、色々と結構あんじゃねーか。コップもってきて注げ」
逆らうわけにはいかないと、大きなお腹と胸を揺らして、残していた紙コップも持って行く。――にしても、後一日でと思うと、悪夢と思わざるを得なかった。
「ウマイ」
お腹が減っていたのか、喉が渇いていたのか、次々に口へ運んでいく。そしてお酌を強要されている都合上、薄着の、しかも汗臭い男達に挟まれて、恐縮しつつ正座する。
強盗という法に外れた男二人と、卑猥な服の女一人のため、当然ながら妙な空気となってくる。浮き透ける下着のラインを無遠慮に眺められて、鼻息が谷間に当たり始める。
「……にしてもだ。姉ちゃんよぉ」
肩を寄せて来たかと思うと、薄汚れた手で、モニュッ、と服の上から乳房を突かれはじめちゃう。
「(ひん。ど、どうしよう)――なん、ですか?」
緊張と軽い痛みに目まいを感じつつ、遊ばれる胸から目を背けて――命だけはと――上目遣いで目線を絡める。
「旦那も彼氏も来る予定がねーのに。妊婦がなんでこんなエロい格好してんだよ?」
グユニッ。
こ、今度はいきなり、後ろからお尻も揉み掴まれる。
ここ最近は、社員に優しく抱かれていた私にとって、不躾で強引な愛撫は、八割の恐怖を与えた。残った二割は――そ、そのぉ――最近出番の無かった被虐的な高揚を、皮膚の下で疼かせていたのであった。
「そっ、れは。他の男の人が、置いていったもので――ァン」
胸の谷間から、乱暴に腕を突っ込まれる。お尻を握っていた手は前に回り込み、短いスカートをいとも簡単にたくし上げて、太腿のあたりをムカデが這うみたく上ってくる。
「なんだ。ヤリまくられた挙げ句、孕んで捨てられたのか」
悲鳴に近い喘ぎ声を口の端からこぼしつつ――ちょっと違うけど、似たようなものかな――なんて、酷い物言いを素直に受け止めてしまった。
二つの命が危険にさらされているのに、危機的状況で身体を蝕まれるという初経験によって、股間が溶鉱炉みたいに熱くなりそぅ。
「スケベ、オンナ」
服は見るも無惨に伸びだらけて、ブラと乳房の隙間にまで指を入れられては、滅茶苦茶に揉み摘ままれた。
すぐ傍で様子見つつ股間を膨らませていた外国人も、覗く生足の股間へ突然、縦長の顔を埋めてくる。
「ひぅ!」
日本人の男は、息も忘れて口元を歪める。
「おらっ。無様に命乞いしろよ」
加虐的に笑った。
恐怖と興奮で私の呼吸はどんどんと荒くなり、言葉を考えていると、外国人の鼻先が陰核に当たり、ピリ;ツと下半身が跳ねる。
「ひん! お、ねがいします。ど、どうか。お、お腹の子供だけは助けて――ンンッ!」
ンチュ、レロン。
「ぷはっ――そりゃ母親次第だ」
上の口は、日本人の大きな舌によって、私の小さな舌を何度も押し潰していた。
――怯え震えつつも、プレイなんかじゃ無いガチの強姦に、雌のスイッチが入りそうな感じが、後頭部付近を熱くする。
生き残るためと自分を偽りつつ、臭い息と味が口内に広がる中、媚びるように舌を絡ませ合う。股の方では、外国人の男が薄い下着へ噛みつき、引きずり脱がされる。
「メチャクチャ、ヌレテルゾ」
! ちが、違うの。これは、女の防御行為なのぉ。
「チュバ。――おいおい。強盗に押し入られて、死ぬかもわかんねー時に、姦されて感じるなんて、真性のドMか異常者だな。しかも腹の中にガキがいるのによぉ」
目と鼻の先で、蔑むみたく睨まれも、両眉を曲げ下げて、ただただ情けなく頷くしかできなかった。
日本人の方が、私の背後へ腕を回したかと思うと、カチリとホックの外れる音が小さく鳴った。ぷるん――ややキツくなったマタニティーブラが外されちゃったから、妊娠前よりも格段に大きくなったオッパイが揺れ出る。二人とも音を立てながら舌なめずりをした。
「細身な癖にでけぇな。つか乳輪がデカい上に真っ黒だ」
「グロイ。クロイ?」
「くかか、どっちの言葉でも合ってる」
やがてヒーターの音以外は、罵倒と喘ぎ声だけが室内に満ちてイッタ。
口の中は舌で舐め尽くされ、乳首と乳房は汗まみれで汚れて手によって何度も何度も甚振られた。股間は唾液と愛液でベトベトで、脚を閉じようとしても、浅黒い手によって逆に限界まで開かされていた。
――ハァ、ハァ、っと私は身体中に汗の玉を浮かべつつ、無抵抗に嬲られながら、だらりとした姿勢で口を開く。
「チュパ――お、お願い、します。何でも言うことを聞きますので、どうか、どうか……」
情けなくも懇願しつつ、膨らんだお腹を撫でる。今までのように甘いだけでなく、母性をまとった本心でもって口にした。
「……そうだなぁ。とりあえずまず、俺らのことは絶対に話すなよ?」
日本人の男は、携帯を起動させて私の犯されている様を撮影しだす。
「撮影データは別サーバーにも送る。もしもチクったら、お前の輪姦動画を全世界に流すからな。――名前は?」
キュ、っと強く乳首を摘ままれてビクンと身体が跳ねる。
「に、新妻、明ですぅ」
「住所もだ!」
「え、えっとぉ――」
危機的状況だけれど、少しずつ快楽が恐怖に勝ってしまい、心身が桃色にトロトロになっていく。疲労と緊張と快感で脱力する私は、まるで服従を示すみたいに、撮影する男にしだれかかってしまう。
その痴態に満足してか、私の口の中へ唾を吐かれて、私も音を鳴らして飲み込んでしまった。
「ガマン、デキナイ!」
股間から叫び声が聞こえると、立ち上がってジーパンとパンツを脱ぎ捨てる。上半身を犯されている私の膨らんだお腹へ、黒いオチンポの先端を擦ってくる。
「てめぇが先かよ。ちゃんと外に射精せよ?」
そう言いつつ、日本人の男は阿吽の呼吸みたく、私の肢の付け根を背後より握り、グィっと百八十度ほど股を開かされる。
汗で化粧が取れそうな状況にて、黒い小陰唇の隙間から、何筋もの粘液の光が垂れ伸びていた。
「おねが、い。せめて、優しく。子宮には、赤ちゃんがい……ルノッ!」
背後の男が――聞き飽きた――と言わんばかりに陰毛の付近へ手を回して、陰核を指で弾く。痺れる感覚と卑猥な叫び、そして尖った乳首と濡れ伏す股間が、私の正当性を打ち消していった。
「犯されてビショ濡れの癖に、母親面してんじゃねぇ。糞ビッチが!」
「イレルゼ!」
震える黒いオチンポが股間に近付いてきたかと思うと、何の抵抗も無く膣の中へと吸い込まれちゃう!
ズニュニュ!
「ああおおん! ――なが、イィ」
おぉ、お腹の底から息が出ちゃった。だって久々の生オチンポ、しかも外国産のだからかな? ゴニュ、ゴニュっと愛液塗れの膣壁が吸い付いて、子宮の温度が上がってイッちゃう。
「おい。変態ママ。上の口が止まってんぞ」
「えっ……ンチュブ!」
ジュル、っと大きな舌が再び歯茎や内頬をねぶりまくってくる。さらに左手は黒く固まった乳首をこねくり引っ張られて、右手は陰核を弄り続けた。
そして何と言っても、膣壁をひたすらにえぐられ続ける、私の愛して病まないオチンポが、最高すぎるよぉ。
「ニホンジンノオンナ――ヤリヤスイ!」
グショ、パン! ズニュ、ピチャン!
「んんあっ、おっおんおぉ!」
徐々に遠慮のない嬌声になっていっちゃう。隣の部屋からも尻軽認定されているから、男女の声に反応して不審に思われる可能性はなかった。
ピクッ、っとお腹が動く。――赤ちゃん。あたしの赤ちゃん。
「(ママ、がんばるからぁ)――はん、あんっ!」
むせ返る男臭と激しい力任せの性行為によって、初見でしかも危険な男二人を相手に、心と身体が、凌辱を受け入れちゃう!
パン、パァン!
オチンポ、強すぎっ。赤ちゃんは心配だけど、白目、むき、そぅ。
「ビッチノクセニ、シメツケ、ヤガル!」
硬くてふやけそうなオチンポが、膣内でビクビクしてる。もうすぐ、きっと――あっ。
ビュ、ビュルル、ビュ!
「ふぁ。ん、くふぅ」
ぁっ、つい。赤ちゃんの出口の肉の扉が、白く塗装、され、ちゃったぁ。
「バッカ汚ねぇだろ。後のこと考えろよな!」
怒鳴りつつ、日本人の彼も慌てるみたくジーパンを脱ぎ出す。
「グハハ。イイマンコダッタゼ」
小さく痙攣する私は、股間から精液を垂らしつつ、そのまま後ろ向けへ倒される。
視界の端で、さっきのナイフが輝いたかと思うと――シュパッ。伸び伸びとなった服が切り裂かれて、ただの全裸の妊婦にされてしまった。
今更だからそれより酸素をと、沁み汚れた天井を見上げて、胸部を上下させていた。
「そのまま弛緩しとけ――オラッ」
ズニュニュチュ!
「おほっ、んオオおオぅ!」
下品な表情から、下品な声が、ウンチみたく漏れ出ちゃう。――さっきのとは違うオチンポの形状と硬度を、一瞬で理解できちゃった。
パァンチュ! ヅビチャ!
「くはっ。やっぱセックスは最高だな!」
妊婦への一切配慮のない、野生の動物の交尾みたいな、セックス!
お腹を手で押さえてなるべく振動を和らげようとするけど、惚けてしまって、力が入らなぃ。
「まっ。妊娠させる、心配が無いから、足もつかなくて、逆に楽だぜ!」
ガポ、ゴポって、溝さらいみたいな音がしたかと思うと――あぁん――さっきの精子が掻き出されちゃてるぅ。でもぉ、他の雄の精子を雁首でこそぎ出して、自分の精子を優先させるのは、雄として当然、だよねぇ?
「コイツ、ボニュウデナイ?」
いつの間にか、姦通の衝撃で揺れる乳房のすぐ傍に、浅黒い縦長の顔があった。
バサ――布切れになった服の残骸が放り投げられて、目が覆われる。
「ヤッてる最中にうるせぇ! 勝手に確認してろ!」
「ワカッタ」
――カプッ。
! だ、誰かが、あたしの乳首に噛みつく。あっ、チュウチュウしてる。え? 赤ちゃんの練習を、手伝ってくれてるの? かなぁ。
じゃ、じゃぁ。母乳、がんばってださないとぉ!
「んはっ、はぁぁぁん!」
チュバ、チュゥ――ンゴク。
「! ボニュウ、ダシタゾ」
「くけけけ。レイプしてくる強盗に母乳を飲ませてくれるなんて。とんだ淫乱変態ママだな。よし、俺もっ」
ガプ、カプ――チュルゾゾゾ。
おおんっ! 両方の乳首から、母乳を吸われているから、あ、赤ちゃん二人? でもぉ、オチンポが出入りしているから、男の人もいて三人? ひん、ひひん! 股を緩めて、ぼ、母乳出さなきゃ……オマンコと乳首が痛痒くて、気持ちいいぃぃ!
パァン、ビチャ、チュバ!
「ああ゛っ、んんん、ほぉん!」
下品な水音と声に囲まれて、耳まで幸せ。乳首とオマンコがビチャクソで最っ高に気持ちいい!
あっん、でも、赤ちゃん大丈夫かな? ――大丈夫だよね? 私とあの五人の誰かの子供なんだから、きっと元気元気!
「確かに、妊娠してる癖に中々の締め付けだ。どんだけ妊娠して産みたいんだよ。――そろそろ射精すぞっ! 変態ママさんよっ」
目を覆う布を取り払われた。目も口も鼻ですら笑って、犯されながら愛嬌を全開にしちゃってのがバレちゃった。
「う、ん。たくさん射精して、ちょうだい!」
――だって好きなんだものっ。男の人が気持ち良くなりたいためだけの、女のことなんて気にせずにする、無責任膣内射精がっ。
しかも妊婦のアタシは超安全だし!
「コイツ、ナンデ、ワラッテンダ?」
「セックス中毒者の心中なんて気にすんな。俺らはアバズレ妊婦のご希望通りっ――!」
ビュ、ビュルル、ドポッ。
「……自分が気持ちよくなることだけ、考えりゃいいんだよ」
――あっ、たかい。オチンポ、私の膣内でビクビクして、いっぱい吐精してくれているぅ。
「ふおぉ。いい汗かいたぜ。飲み直すか?」
放心している私は、中古のダッチワイフみたく、グニャリとM字に脚を曲げて倒れたまま、手も伸ばされなかった。膣口からブレンド精子を、トロリと垂れ流しつつ。
「ノンダラ、マタ、オカシテイイカ?」
「あっ? 殺さなきゃイイだろ別に。朝には出るから、それまで好きに使えよ」
汗と体液と唾液まみれのアタシは、最後の気力を振り絞って、服だった布っきれをお腹の上へと引っ張り寄せた。
ゼェゼェ、と喘いでいると、それもすぐに取り払われて、またオマンコに硬くて長い肉の棒にて埋め立てられる。獣みたいな声で迎えて、けどお腹だけはちょっと気にしつつ汗だくのまま、朝までワンナイトカーニバルを愉しんじゃったぁ。
アタシってほんと、性欲女、なんだなぁ……。
* * *
「――可愛いねぇ。本当に」
地方都市の片田舎、人も建物も高齢化した住宅地の一角だった。古びた一軒家の軒先にて――母親と祖母が、小さな命をそっと見守っていた。
昼下がりの晩春の風は穏やかで、庭先の花水木の可愛らしい白の花弁からは、命の芽吹きと郷愁を秘した香りが、そっと漂っていた。
「うん。そうだね」
柔らかな陽の元、母性に頬を緩ませる腕の中――ングング――と懸命に母乳を飲む我が子が、愛おしくて仕方が無かった。
……新妻明こと私は今、郷里の実家にて育児に専念していた。
一言では語れないほど濁った桃色の社会人生活を送ってしまいつつ、この場へと流れ着いた。蜘蛛の糸みたく様々な男性と絡み合う、性的関係に溺れ濡れてのことだった。
女として、下の下な性活……もとい生活を送ってきたけれども、何とか、今に落ち着けていた。
「チュウ、チュゥ」
何よりこの腕の中の重みと温もりが、妊娠出産の正しさを実感させてくれていた。
やっと髪が生え揃ってきた我が子の――雄也は今月で月齢が四ヶ月となった。安産であったため、母子共に健康とすこぶる問題も少なく、今に至れた。
強いて言うなら出産後、胸回りがさらに大きくなって、マタニティーブラを買い直すハメにあったとかかなぁ。――というか、もう牛みたくなってきちゃった。近所の目上の旦那さんや農家のお爺ちゃんには、ガン見されまくって、ちょっと照れちゃう。
でも、射乳はバッチシだったから、完全母乳でここまで育ててこられた。いくら食べても太らないのも、この子にオッパイとして吸われているからと考えれば、自然だった。
そんな牛のごとき乳にむしゃぶり付く雄也は、けど涎を垂らしつつ、小さな瞳を薄い目蓋で覆い始める。
「あっ、飲み終わったみたいね」
「えぇ。ゲップさせてあげなさい」
「うん」
首が据わり始めたので、肩に顎を乗せて、トントンと優しく背中を撫でていく。
「ふふっ」
「? どしたの、お母さん?」
白髪で、顔中に皺を刻む母は、眩しそうに私達へ視線を注いだ。
「本当に優しい顔しているわよ。明」
「なにそれ? ふふっ」
ケプ、と雄也が息を吐くと、ほんのりと母乳の匂いがした。抱き直すと、私の胸を乳枕にして、寝息を立て始める。ゆらゆらと優しく揺らすと、安心を凝縮したみたいな寝顔になっていく。
「(母親の幸せだなぁ)……ふぁっ」
遠慮なく大きな欠伸をする。時間がゆっくりと過ぎていく。
「寝不足? 昨日も夜泣きしていたもんね。私が見ているから寝てきたら?」
「ほんと? 助かる。――でも、先に買い物に行ってくるね」
子供が産まれてからあらゆることが一変した。何より、あのマグマみたいな性欲も、雄也の育児に精を出すことと、出来るだけ家に籠って男性達との接近を避けることで、小康状態にあった。
「そうだったわね。紙オムツとお尻拭きと――あっ。化粧品も見てきたら?」
「そっちは大丈夫。産んでからほぼ化粧していないから、余ってるし(笑)」
もう一回、欠伸をする。買物は車必須な地域だから、居眠り運転だけは気を付けないと。
「気をつけてね?」
「うん」
雄也が寝たタイミングを見計らい、母へ手渡そうとするとした時、乳首が引っ張られた。雄也へ視線を戻すと、再び乳首をまさぐりだして、咥え吸って寝ていた。
「ふふっ。我が孫ながら、食い意地が張っているというか」
「本当ね。誰に似たん――だか……」
えっ?
刹那の事だった。
あり得ないほどの集中力が、目と脳に宿る。改めて、顔の輪郭や眉と目、鼻筋と口を、具に眺める。何よりその寝顔を、瞬きも忘れて凝視する。
ハッ!
いつの間にか口と目が大きく開かれていた。母が不思議がる中、私の口が勝手に動いた。
「雄也。貴方のパパってひょっとして――」
END
遠くの方から発情期の猫みたいな、低いサイレンの唸り声が夜遅くに聞こえた。
ふぅ、と自室にて息をつく私は、ヒーターを点けての梱包作業だったからか、小さな汗を額にいくつも浮べていた。
「疲れたぁ。けどこれで最後、かな?」
大きくなったお腹を小さく揺らしつつ、最後のダンボールの梱包を終えて立ち上がる。部屋の壁はダンボールでほぼ埋め尽くされ、殺風景な景色へと様変わりしていた。
……十二月半ばの夜、産休期間に入った私は、実家へ戻る荷造りをしていた。里帰り出産のためではなく、郷里へ完全に引き上げるために――。
会社へ戻ることなく産休から育休へ切り替えて、それが満了すると同時に辞める。部長らへ申し出たところ、ヤリ捨て完了とばかりに、オールオッケーをくれた。
むしろ、闇バイトならぬヤリバイトの相手をしてくれた、他の社員のみんなの落胆の方が、かなりすごかった。
「でもまぁ。やっぱ私一人で子育ては無理だわぁ」
物ぐさな上、シンママ(※シングルマザーの略語)で働きながら独りで育児家事なんて、間違いなく出来ない。そりゃ、少子化もするって。
――よっ、と机に手をついて立ち上がる。お腹は完全に臨月で、家事どころかお風呂すら今まで通りにこなせなかった。夜の睡眠時、寝返り一つ打つのにも一苦労なくらいに。
そんな中での引越準備のため、社員に手伝ってもらったのは言うまでも無かった。
「(まぁその分。サービスエッチを上乗せしてあげたけどね)――この服も捨てようかなぁ」
顎を引いて下を見る。大きな胸を包むのは、灰色のワンピース系だけど、身体にピッタリとくっつき、ボディラインが丸分かりな上、いくらか透けるという洋服だった。ボディスーツ? ってくらいにブラとパンティがくっきりと浮かび、つまりは外を歩けない仕様だった。
十二月に着る服ではないけど、ほとんど梱包してしまった余り物。他のエッチな下着や服の大半は社員に、ブルセラショップよろしく、買ってもらうか捨ててしまった。
「これ、誰に買ってもらったんだっけ?」
とあるブルマエッチ以降、コスプレやらの衣装系セックスが流行ってしまい、色々と買い与えられた、残り最後の一枚だった。
ピンポーン。
「? こんな夜遅くに誰?」
実利と趣味の両方を兼ねたエッチバイトは、ズルズルと尾を引いて今日に至った。けど、とうとう無理が出来ない身体になったため、一応は区切りらせてもらった。最後の日は我ながら、股が痛くなるまでヤッちゃったなぁ。
そんな想い出深い日から一週間以上が経っていた。もちろん、身体の疼きに負けそうになる時もあったけど、臨月のせいか、いつもの六割程度に治まり、耐えてきた。
「明日で私が本当にいなくなっちゃうから、誰か来ちゃたのかな? ん~、お願いされるかお金積まれたら簡単にエッチしちゃいそう……」
にしても、この一年強で本当に色々とあったなぁ。まぁ、お金が一時的とは言え貯められたのは助かったけど、それより性病とかに感染しなくてほんと良かったぁ。
「よっこいしょっと」
壁に手を当てて、暗い玄関へと向かう。
……そう言えば、やっぱり妊娠して以降、結局あの五人が私に触れてくることは一度も無かった。長谷川君にいたっては部署異動までしていた始末だった。
あの性欲怪物、本当に父親の可能性を思うだけで、ヤル気が削がれるたかな? まぁ今となっては、どーでもいいことだけど。
――ガチャ。
「は~い?」
敢えて誰かも確認せずに、ちょっとしたサプライズも期待して、間抜けた声と共にお客様を出迎えた。
……ガバッ!
「っ! モゴ――んんっ!」
外気の冷たさを感じるより早く――黒い手袋? に唇が覆われる。驚きと恐怖で筋肉が動かなくなったまま、玄関壁まで押さると同時に、二つの影が玄関へ侵入してくる。
「鍵かけろ!」
「ワカッテル!」
こ、声からして男性二人? 黒い帽子にマスクやサングラスを着用していて、夜の暗闇に同化して押し入っていた。背の高い男は私の口を抑えて、もう一人は片言で忙しげに言葉を返していた。何かから逃げるみたく走ってきたためか、黒の大きな鞄を持った肩でもって、大きく息をしていた。
真冬なのに、二人とも汗染みと臭いがすごく、また私も恐怖での冷や汗で腋を塗らし、震え縮こまっていた。
「おい姉ちゃん。今から手をどかすが、間違っても叫んだりするなよ? んなことしたら……」
背の高い男が合図をすると、片言の男が刃渡りニ十センチくらいのナイフを取り出し、私のお腹へ柄を当てる。
「ベイビー、シヌゾ?」
私はカラカラな喉のまま、何度も何度も大きく頷く。
「旦那は居間か?」
ゆっくりと口から手が離れる。
「――ぷはぁっ。いま、いま、せんっ」
極度に怯える私は、えづきながら答える。心臓を握りしめられているみたく、胸が痛い。
「オイ。ウソツク――」
「待て。……とりあえずここは暗い。居間に行くぞ」
背の高い男は私の二の腕を掴んだまま、居間へと進んでいった。扉の隙間から中を覗きつつ、慎重に扉を押し開ける。
「――ほんとに誰もいないな。ふぅ。やっと息がつけるぜ」
電灯の下、二人の男は帽子などを取り、素顔を見せ始める。最後の淡い希望で、社員のドッキリかと思ったけど、全く知らない男性達だった。
「ここは温かい。とりあえず上着も脱ごうぜ」
「オウ。アセデ、キモチワルイ」
私を部屋の隅にやり、男達は靴下すら脱いで、シャツとジーパンのみの姿になった。
背の高い方は四十歳過ぎの日本人で、中肉中背だけれど目つきが鋭かった。もう一人はアジア系っぽいけど、国籍まではわからず、少しまた肌が浅黒かった。
「ナンデ、ハコガタクサン?」
「引っ越す予定かなんかだったんだろ。そういう意味では運が無かったな――でぇ、お姉ちゃんよぉ」
いやらしく笑う男は、弱った獲物を目の前にした肉食獣みたく、部屋の隅でお腹だけを守って震える私に近付いてくる。
「妊婦の癖に随分とエッチな恰好してるじゃねぇか。……ほんとに男が来る予定とかじゃねぇだろうなぁ?」
顔を近づけて私の谷間を覗いてくる。ドスの利いたその声に怯えつつ、ハイ、ハイ、と馬鹿みたく頷く。
「嘘つくと――開く――からな」
「オイ、オンナ。ノミモノダセ」
絶対的な恐怖の檻に閉じ込められた私にとって、彼らの選択肢はイエスかハイの二択しかなかった。
「そうだな。冷蔵庫にあるもの全部もってこい。食い物も用意しろ」
日本人の男は、机の端に置いてあった私の携帯を奪い取ってジーパンにしまい、床に音を立てて座った。
――多分、強盗かそれに近しい犯罪者であろう彼らは、安全の確認を経て余裕が出てからか、私の身体へ視線を注ぎつつ、歓談する。
「アノジジィ、ワリトカネモチ、ダッタ」
外国人の男は、うっとりとした表情を作って、大きな黒の革の鞄を撫でる。
「きっちり下調べしたからな。しかし、警察の初動が早かったのにはちょっと焦ったが、女の一人部屋を引き当てられたのは、ラッキーだったぜ」
こ、この部屋のこと? とにかく冷蔵庫内に残っていた、社員達が持ち込んで置いて行った缶ビールやオツマミを用意する。
「おっ、色々と結構あんじゃねーか。コップもってきて注げ」
逆らうわけにはいかないと、大きなお腹と胸を揺らして、残していた紙コップも持って行く。――にしても、後一日でと思うと、悪夢と思わざるを得なかった。
「ウマイ」
お腹が減っていたのか、喉が渇いていたのか、次々に口へ運んでいく。そしてお酌を強要されている都合上、薄着の、しかも汗臭い男達に挟まれて、恐縮しつつ正座する。
強盗という法に外れた男二人と、卑猥な服の女一人のため、当然ながら妙な空気となってくる。浮き透ける下着のラインを無遠慮に眺められて、鼻息が谷間に当たり始める。
「……にしてもだ。姉ちゃんよぉ」
肩を寄せて来たかと思うと、薄汚れた手で、モニュッ、と服の上から乳房を突かれはじめちゃう。
「(ひん。ど、どうしよう)――なん、ですか?」
緊張と軽い痛みに目まいを感じつつ、遊ばれる胸から目を背けて――命だけはと――上目遣いで目線を絡める。
「旦那も彼氏も来る予定がねーのに。妊婦がなんでこんなエロい格好してんだよ?」
グユニッ。
こ、今度はいきなり、後ろからお尻も揉み掴まれる。
ここ最近は、社員に優しく抱かれていた私にとって、不躾で強引な愛撫は、八割の恐怖を与えた。残った二割は――そ、そのぉ――最近出番の無かった被虐的な高揚を、皮膚の下で疼かせていたのであった。
「そっ、れは。他の男の人が、置いていったもので――ァン」
胸の谷間から、乱暴に腕を突っ込まれる。お尻を握っていた手は前に回り込み、短いスカートをいとも簡単にたくし上げて、太腿のあたりをムカデが這うみたく上ってくる。
「なんだ。ヤリまくられた挙げ句、孕んで捨てられたのか」
悲鳴に近い喘ぎ声を口の端からこぼしつつ――ちょっと違うけど、似たようなものかな――なんて、酷い物言いを素直に受け止めてしまった。
二つの命が危険にさらされているのに、危機的状況で身体を蝕まれるという初経験によって、股間が溶鉱炉みたいに熱くなりそぅ。
「スケベ、オンナ」
服は見るも無惨に伸びだらけて、ブラと乳房の隙間にまで指を入れられては、滅茶苦茶に揉み摘ままれた。
すぐ傍で様子見つつ股間を膨らませていた外国人も、覗く生足の股間へ突然、縦長の顔を埋めてくる。
「ひぅ!」
日本人の男は、息も忘れて口元を歪める。
「おらっ。無様に命乞いしろよ」
加虐的に笑った。
恐怖と興奮で私の呼吸はどんどんと荒くなり、言葉を考えていると、外国人の鼻先が陰核に当たり、ピリ;ツと下半身が跳ねる。
「ひん! お、ねがいします。ど、どうか。お、お腹の子供だけは助けて――ンンッ!」
ンチュ、レロン。
「ぷはっ――そりゃ母親次第だ」
上の口は、日本人の大きな舌によって、私の小さな舌を何度も押し潰していた。
――怯え震えつつも、プレイなんかじゃ無いガチの強姦に、雌のスイッチが入りそうな感じが、後頭部付近を熱くする。
生き残るためと自分を偽りつつ、臭い息と味が口内に広がる中、媚びるように舌を絡ませ合う。股の方では、外国人の男が薄い下着へ噛みつき、引きずり脱がされる。
「メチャクチャ、ヌレテルゾ」
! ちが、違うの。これは、女の防御行為なのぉ。
「チュバ。――おいおい。強盗に押し入られて、死ぬかもわかんねー時に、姦されて感じるなんて、真性のドMか異常者だな。しかも腹の中にガキがいるのによぉ」
目と鼻の先で、蔑むみたく睨まれも、両眉を曲げ下げて、ただただ情けなく頷くしかできなかった。
日本人の方が、私の背後へ腕を回したかと思うと、カチリとホックの外れる音が小さく鳴った。ぷるん――ややキツくなったマタニティーブラが外されちゃったから、妊娠前よりも格段に大きくなったオッパイが揺れ出る。二人とも音を立てながら舌なめずりをした。
「細身な癖にでけぇな。つか乳輪がデカい上に真っ黒だ」
「グロイ。クロイ?」
「くかか、どっちの言葉でも合ってる」
やがてヒーターの音以外は、罵倒と喘ぎ声だけが室内に満ちてイッタ。
口の中は舌で舐め尽くされ、乳首と乳房は汗まみれで汚れて手によって何度も何度も甚振られた。股間は唾液と愛液でベトベトで、脚を閉じようとしても、浅黒い手によって逆に限界まで開かされていた。
――ハァ、ハァ、っと私は身体中に汗の玉を浮かべつつ、無抵抗に嬲られながら、だらりとした姿勢で口を開く。
「チュパ――お、お願い、します。何でも言うことを聞きますので、どうか、どうか……」
情けなくも懇願しつつ、膨らんだお腹を撫でる。今までのように甘いだけでなく、母性をまとった本心でもって口にした。
「……そうだなぁ。とりあえずまず、俺らのことは絶対に話すなよ?」
日本人の男は、携帯を起動させて私の犯されている様を撮影しだす。
「撮影データは別サーバーにも送る。もしもチクったら、お前の輪姦動画を全世界に流すからな。――名前は?」
キュ、っと強く乳首を摘ままれてビクンと身体が跳ねる。
「に、新妻、明ですぅ」
「住所もだ!」
「え、えっとぉ――」
危機的状況だけれど、少しずつ快楽が恐怖に勝ってしまい、心身が桃色にトロトロになっていく。疲労と緊張と快感で脱力する私は、まるで服従を示すみたいに、撮影する男にしだれかかってしまう。
その痴態に満足してか、私の口の中へ唾を吐かれて、私も音を鳴らして飲み込んでしまった。
「ガマン、デキナイ!」
股間から叫び声が聞こえると、立ち上がってジーパンとパンツを脱ぎ捨てる。上半身を犯されている私の膨らんだお腹へ、黒いオチンポの先端を擦ってくる。
「てめぇが先かよ。ちゃんと外に射精せよ?」
そう言いつつ、日本人の男は阿吽の呼吸みたく、私の肢の付け根を背後より握り、グィっと百八十度ほど股を開かされる。
汗で化粧が取れそうな状況にて、黒い小陰唇の隙間から、何筋もの粘液の光が垂れ伸びていた。
「おねが、い。せめて、優しく。子宮には、赤ちゃんがい……ルノッ!」
背後の男が――聞き飽きた――と言わんばかりに陰毛の付近へ手を回して、陰核を指で弾く。痺れる感覚と卑猥な叫び、そして尖った乳首と濡れ伏す股間が、私の正当性を打ち消していった。
「犯されてビショ濡れの癖に、母親面してんじゃねぇ。糞ビッチが!」
「イレルゼ!」
震える黒いオチンポが股間に近付いてきたかと思うと、何の抵抗も無く膣の中へと吸い込まれちゃう!
ズニュニュ!
「ああおおん! ――なが、イィ」
おぉ、お腹の底から息が出ちゃった。だって久々の生オチンポ、しかも外国産のだからかな? ゴニュ、ゴニュっと愛液塗れの膣壁が吸い付いて、子宮の温度が上がってイッちゃう。
「おい。変態ママ。上の口が止まってんぞ」
「えっ……ンチュブ!」
ジュル、っと大きな舌が再び歯茎や内頬をねぶりまくってくる。さらに左手は黒く固まった乳首をこねくり引っ張られて、右手は陰核を弄り続けた。
そして何と言っても、膣壁をひたすらにえぐられ続ける、私の愛して病まないオチンポが、最高すぎるよぉ。
「ニホンジンノオンナ――ヤリヤスイ!」
グショ、パン! ズニュ、ピチャン!
「んんあっ、おっおんおぉ!」
徐々に遠慮のない嬌声になっていっちゃう。隣の部屋からも尻軽認定されているから、男女の声に反応して不審に思われる可能性はなかった。
ピクッ、っとお腹が動く。――赤ちゃん。あたしの赤ちゃん。
「(ママ、がんばるからぁ)――はん、あんっ!」
むせ返る男臭と激しい力任せの性行為によって、初見でしかも危険な男二人を相手に、心と身体が、凌辱を受け入れちゃう!
パン、パァン!
オチンポ、強すぎっ。赤ちゃんは心配だけど、白目、むき、そぅ。
「ビッチノクセニ、シメツケ、ヤガル!」
硬くてふやけそうなオチンポが、膣内でビクビクしてる。もうすぐ、きっと――あっ。
ビュ、ビュルル、ビュ!
「ふぁ。ん、くふぅ」
ぁっ、つい。赤ちゃんの出口の肉の扉が、白く塗装、され、ちゃったぁ。
「バッカ汚ねぇだろ。後のこと考えろよな!」
怒鳴りつつ、日本人の彼も慌てるみたくジーパンを脱ぎ出す。
「グハハ。イイマンコダッタゼ」
小さく痙攣する私は、股間から精液を垂らしつつ、そのまま後ろ向けへ倒される。
視界の端で、さっきのナイフが輝いたかと思うと――シュパッ。伸び伸びとなった服が切り裂かれて、ただの全裸の妊婦にされてしまった。
今更だからそれより酸素をと、沁み汚れた天井を見上げて、胸部を上下させていた。
「そのまま弛緩しとけ――オラッ」
ズニュニュチュ!
「おほっ、んオオおオぅ!」
下品な表情から、下品な声が、ウンチみたく漏れ出ちゃう。――さっきのとは違うオチンポの形状と硬度を、一瞬で理解できちゃった。
パァンチュ! ヅビチャ!
「くはっ。やっぱセックスは最高だな!」
妊婦への一切配慮のない、野生の動物の交尾みたいな、セックス!
お腹を手で押さえてなるべく振動を和らげようとするけど、惚けてしまって、力が入らなぃ。
「まっ。妊娠させる、心配が無いから、足もつかなくて、逆に楽だぜ!」
ガポ、ゴポって、溝さらいみたいな音がしたかと思うと――あぁん――さっきの精子が掻き出されちゃてるぅ。でもぉ、他の雄の精子を雁首でこそぎ出して、自分の精子を優先させるのは、雄として当然、だよねぇ?
「コイツ、ボニュウデナイ?」
いつの間にか、姦通の衝撃で揺れる乳房のすぐ傍に、浅黒い縦長の顔があった。
バサ――布切れになった服の残骸が放り投げられて、目が覆われる。
「ヤッてる最中にうるせぇ! 勝手に確認してろ!」
「ワカッタ」
――カプッ。
! だ、誰かが、あたしの乳首に噛みつく。あっ、チュウチュウしてる。え? 赤ちゃんの練習を、手伝ってくれてるの? かなぁ。
じゃ、じゃぁ。母乳、がんばってださないとぉ!
「んはっ、はぁぁぁん!」
チュバ、チュゥ――ンゴク。
「! ボニュウ、ダシタゾ」
「くけけけ。レイプしてくる強盗に母乳を飲ませてくれるなんて。とんだ淫乱変態ママだな。よし、俺もっ」
ガプ、カプ――チュルゾゾゾ。
おおんっ! 両方の乳首から、母乳を吸われているから、あ、赤ちゃん二人? でもぉ、オチンポが出入りしているから、男の人もいて三人? ひん、ひひん! 股を緩めて、ぼ、母乳出さなきゃ……オマンコと乳首が痛痒くて、気持ちいいぃぃ!
パァン、ビチャ、チュバ!
「ああ゛っ、んんん、ほぉん!」
下品な水音と声に囲まれて、耳まで幸せ。乳首とオマンコがビチャクソで最っ高に気持ちいい!
あっん、でも、赤ちゃん大丈夫かな? ――大丈夫だよね? 私とあの五人の誰かの子供なんだから、きっと元気元気!
「確かに、妊娠してる癖に中々の締め付けだ。どんだけ妊娠して産みたいんだよ。――そろそろ射精すぞっ! 変態ママさんよっ」
目を覆う布を取り払われた。目も口も鼻ですら笑って、犯されながら愛嬌を全開にしちゃってのがバレちゃった。
「う、ん。たくさん射精して、ちょうだい!」
――だって好きなんだものっ。男の人が気持ち良くなりたいためだけの、女のことなんて気にせずにする、無責任膣内射精がっ。
しかも妊婦のアタシは超安全だし!
「コイツ、ナンデ、ワラッテンダ?」
「セックス中毒者の心中なんて気にすんな。俺らはアバズレ妊婦のご希望通りっ――!」
ビュ、ビュルル、ドポッ。
「……自分が気持ちよくなることだけ、考えりゃいいんだよ」
――あっ、たかい。オチンポ、私の膣内でビクビクして、いっぱい吐精してくれているぅ。
「ふおぉ。いい汗かいたぜ。飲み直すか?」
放心している私は、中古のダッチワイフみたく、グニャリとM字に脚を曲げて倒れたまま、手も伸ばされなかった。膣口からブレンド精子を、トロリと垂れ流しつつ。
「ノンダラ、マタ、オカシテイイカ?」
「あっ? 殺さなきゃイイだろ別に。朝には出るから、それまで好きに使えよ」
汗と体液と唾液まみれのアタシは、最後の気力を振り絞って、服だった布っきれをお腹の上へと引っ張り寄せた。
ゼェゼェ、と喘いでいると、それもすぐに取り払われて、またオマンコに硬くて長い肉の棒にて埋め立てられる。獣みたいな声で迎えて、けどお腹だけはちょっと気にしつつ汗だくのまま、朝までワンナイトカーニバルを愉しんじゃったぁ。
アタシってほんと、性欲女、なんだなぁ……。
* * *
「――可愛いねぇ。本当に」
地方都市の片田舎、人も建物も高齢化した住宅地の一角だった。古びた一軒家の軒先にて――母親と祖母が、小さな命をそっと見守っていた。
昼下がりの晩春の風は穏やかで、庭先の花水木の可愛らしい白の花弁からは、命の芽吹きと郷愁を秘した香りが、そっと漂っていた。
「うん。そうだね」
柔らかな陽の元、母性に頬を緩ませる腕の中――ングング――と懸命に母乳を飲む我が子が、愛おしくて仕方が無かった。
……新妻明こと私は今、郷里の実家にて育児に専念していた。
一言では語れないほど濁った桃色の社会人生活を送ってしまいつつ、この場へと流れ着いた。蜘蛛の糸みたく様々な男性と絡み合う、性的関係に溺れ濡れてのことだった。
女として、下の下な性活……もとい生活を送ってきたけれども、何とか、今に落ち着けていた。
「チュウ、チュゥ」
何よりこの腕の中の重みと温もりが、妊娠出産の正しさを実感させてくれていた。
やっと髪が生え揃ってきた我が子の――雄也は今月で月齢が四ヶ月となった。安産であったため、母子共に健康とすこぶる問題も少なく、今に至れた。
強いて言うなら出産後、胸回りがさらに大きくなって、マタニティーブラを買い直すハメにあったとかかなぁ。――というか、もう牛みたくなってきちゃった。近所の目上の旦那さんや農家のお爺ちゃんには、ガン見されまくって、ちょっと照れちゃう。
でも、射乳はバッチシだったから、完全母乳でここまで育ててこられた。いくら食べても太らないのも、この子にオッパイとして吸われているからと考えれば、自然だった。
そんな牛のごとき乳にむしゃぶり付く雄也は、けど涎を垂らしつつ、小さな瞳を薄い目蓋で覆い始める。
「あっ、飲み終わったみたいね」
「えぇ。ゲップさせてあげなさい」
「うん」
首が据わり始めたので、肩に顎を乗せて、トントンと優しく背中を撫でていく。
「ふふっ」
「? どしたの、お母さん?」
白髪で、顔中に皺を刻む母は、眩しそうに私達へ視線を注いだ。
「本当に優しい顔しているわよ。明」
「なにそれ? ふふっ」
ケプ、と雄也が息を吐くと、ほんのりと母乳の匂いがした。抱き直すと、私の胸を乳枕にして、寝息を立て始める。ゆらゆらと優しく揺らすと、安心を凝縮したみたいな寝顔になっていく。
「(母親の幸せだなぁ)……ふぁっ」
遠慮なく大きな欠伸をする。時間がゆっくりと過ぎていく。
「寝不足? 昨日も夜泣きしていたもんね。私が見ているから寝てきたら?」
「ほんと? 助かる。――でも、先に買い物に行ってくるね」
子供が産まれてからあらゆることが一変した。何より、あのマグマみたいな性欲も、雄也の育児に精を出すことと、出来るだけ家に籠って男性達との接近を避けることで、小康状態にあった。
「そうだったわね。紙オムツとお尻拭きと――あっ。化粧品も見てきたら?」
「そっちは大丈夫。産んでからほぼ化粧していないから、余ってるし(笑)」
もう一回、欠伸をする。買物は車必須な地域だから、居眠り運転だけは気を付けないと。
「気をつけてね?」
「うん」
雄也が寝たタイミングを見計らい、母へ手渡そうとするとした時、乳首が引っ張られた。雄也へ視線を戻すと、再び乳首をまさぐりだして、咥え吸って寝ていた。
「ふふっ。我が孫ながら、食い意地が張っているというか」
「本当ね。誰に似たん――だか……」
えっ?
刹那の事だった。
あり得ないほどの集中力が、目と脳に宿る。改めて、顔の輪郭や眉と目、鼻筋と口を、具に眺める。何よりその寝顔を、瞬きも忘れて凝視する。
ハッ!
いつの間にか口と目が大きく開かれていた。母が不思議がる中、私の口が勝手に動いた。
「雄也。貴方のパパってひょっとして――」
END
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