社会人の俺が女体化したら転がり堕ちていった

ニッチ

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終章 雌

第二十話 新性活

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 地域によっては桜も散り始める四月初旬へ、カレンダーは移り変わっていた。世間は新生活を送る学生や社会人にスポットが当たり、テレビやネットニュースも、この手の話題に花が咲いていた。
 三十歳の大台に乗った私は、新社会人ではなかったけど、ウチの会社ではちょっとしたスポットライトの的であった――。

「お、お茶です」

 始業開始間も無くの営業部にて、営業事務職でも無いのにほぼ内勤へ切り換えてもらった私は、コトッとお茶を机に置く。これは、大部分の企業が大昔に廃止した、いわゆるお茶汲み業務であった。

「おう。――あ、新妻」

 きびすを返しそうになる私は、慌てて一つ上の先輩主任へ向き直す。

「は、はい。何でしょう?」

 粗相そそうがあったのかと、ペコペコと頭を下げては胸が揺れる。これは決して、相手が目上だからではなかった。
 じゃあなぜかって? 今の私には、だからだった。

「唾、入れてくれよ。唾」

 無表情で、ズイッと口元に湯飲みを差し出される。
 私は二回ほど瞬きをした後、口の中で舌を揺れ動かす。お茶に髪が入らないよう耳の後ろへ栗色の髪を揃えて、口内で集めた唾を、ツゥー。
 ポチャ。

「サンキュ~」

 目線も合わせずそう言うと、音を立ててすすりつつ、マイクロスカートの上からお尻をポンポンと叩かれた。
 ……四月から、私の業務内容は完全に切り替わった。まず朝、今どき新入社員ですらほぼ行わない、固定電話を布で磨く作業から始まる。席に着いたエンジンの掛かりきっていない社員達の前で、胸を揺らせて谷間を覗かせるのが基本だった。
 これは、露骨に役立たずへと成り下がった私の心へ、灼けただれた烙印を押すためなのが一つ。

「ちょっと、新妻主任。オレの受話器はもっと綺麗に拭いてくださいって」

 三つ下で一般社員の大沼君が声を荒げる。彼は新規開拓が上手く、早くも頭角を現していた。
 ――そう。もう一つは、十分に甚振られた自尊心プライドをさらにと虐めるため、そして他の社員の加虐的衝動の、はけ口とするためだった。

「え、えぇ。ご、ごめんなさいね? 気が利かなくて」

 ポケットから貰い物のレースの高級ハンカチを取り出して、取っ手の部分を何度も擦る。

「そうそう。お気にのチンコみたくもっと丁寧に……ところで主任。今日のパンツは何色なんすか?」

 雑談みたく問われる。

「え、えっと。あ、赤よ?」

「ほんとスケベな色が好きっすね――見せてくださいよ」

 年下の彼に、小さな唾を飛ばされながら要求される。様々な意味で耳まで真っ赤な私は、ハンカチを仕舞いつつも、極短いスカートの下端を、震えて握った時だった。

「おっ。時季外れの白桃み~っけ」

 腋の隙間から生えてきた手が、グニュ、っと乳房を変形される。小さく喘ぎながらも揉まれる様を、周りの男性社員にニヤニヤと見つめられる。

「も、もぉ。谷山主任。メッ、ですよ?」

 背後にいるであろう谷山主任へ、弱々しく語りかける。

「くかかか。三十歳さんじゅうのオバハンが、何ぶりっ子してんだよ」

 まるで責めるみたく揉み続けられるけど、意味不明な愛想笑いをするしかなかった。すると、目の前にて舌打ちする大沼君が、手を伸ばしてきたかと思うと、スカートをめくり上げられる。
 バッ。

「きゃっ」

「きゃ、じゃねーっすよ。ほんっと仕事が遅いっすよねぇ。は――うっわ、エッロ。万年発情痴女妊婦は下着もイカれてるっすね」

 こ、こんな程度のセクハラは日常茶飯事だった。お茶汲み業務がまだ残っていたため、適当に乳繰られた後、髪を揺らしてその場を離れる。
 十時半くらい、やっとその作業が終わる。後はコピーやスキャン要員として顎で使われつつ、電話取りなんかで時間を潰す。

「あっ、新妻。このホームページ見てくれよ。ライバル社の商品なんだけどさぁ~」

 えっ? ――ほ、本来の仕事に絡ませてもらえるのかと、二つ隣の係長のPCを覗くと。

「あっ! ンンッ! ひぃ」

 ふ、不意打ちで、アダルトビデオの視聴ページを大画面で見せつけられた。

「っとと。悪ぃ悪ぃ。間違えたわ。あっはっは。でもお前この体位好きだろ?」

 ズリ足で下がりつつ、謝るみたく頷いては小走りで席へと戻り、時計をチラチラと見やる。

「(あっ、十一時だ)し、失礼します」

「おっ。やっと本業の時間だな」

 暇そうな何人もが、ギチャギチャと嗤い、大沼君が頬杖を突く。

「これくらいしか、主任は役に立たねーんすもんね~」

 いやらしくあざける声が鼓膜を揺らしつつ、営業部の部屋から出ようとする。何人もの営業部員達が、丸まった私の背中をニヤニヤと見送った。
 給湯室へ通りかかった私は、そこもスルーして通路のドン付きまで行き着く。目の前には赤色の扉があり、二月までは無かった小部屋へと繋がっていた。
 ガチャ。
 明かりを点けて、へと上がり込む。雑な内装のため殺風景な部屋で、三畳程度の広さしかなかった。元々は掃除用具を置いていた小倉庫を、囲部長の決済にて無理やり作り替えたのだった。
 窓も無いこの部屋には、不釣り合いな大きな鏡が一つあり、さらにハンガーをひっかける杭が、無造作に壁に打ち込まれていた。
 床は畳で、大き目の敷布団がところ狭しと敷かれてあった。さらに、部屋の端に一脚の古びた椅子が置いてある。

「(早くしないと、来ちゃう)――よっと」

 狭いたたきの部分で靴を脱ぎ捨てて、鞄を部屋の隅へと放り置く。急いで化粧ポーチを取り出して、大きな鏡を前に厚目に直す。さらにプチンプチンと上着のボタンを外し脱いで、ハンガーへと掛けて、スカートも脱衣する。
 ……そう言えば、あの妊娠報告以降、川口君ら五人から声をかけられることは無くなった。やっぱりお腹に自分の子供がいるかもしれないと思うと、ヤル気が起きないのかな?
 ――ガチャリ。
 ノックもなく扉が開く。

「――おっ。今日は赤のガーターランジェリーか。たまんねぇなあ」

 同期の静原しずはら君だ。彼は乱暴に靴を脱ぎ捨てると、笑いながらこちらを見下しつつ、ドカッと古い椅子に腰を掛ける。

「今日も混んでんだろ? さっさとしていいぜ」

「――うん。ありがとう」

 私は卑猥な下着姿で、媚笑を浮かべて小さくお辞儀をする。すっかり曲がり下がった目じりでもって、媚びた目線を彼に注ぐ。ズボンのチャックに犬みたく噛みつき、音を鳴らして降ろす。

「まるで、外国の娼婦みてーだな(笑)」

 嘲笑わらわれるのにはもう馴れた。むしろ見下される方がゾクゾクするくらい。
 現れたトランクスの隙間から――ボロン――と大きくなりつつある肉棒が、鼻先をかすめる。

「一杯、気持ちよくなってね」

「当たり前だろ。こっちは客だぜ?」

 傲慢ごうまんそうに振る舞う彼に、精一杯の笑顔を向けつつ、さっそく業務しごとを始める。
 唾液の糸を引きつつ、馬鹿みたく大口を開けて、雁首かりに舌を這わせつつ恥垢を舐め吸い取る。最近はこの苦味を肴に、チューハイが飲めるようになった。もちろん、妊娠してからアルコール類は控えているけど。
 パシャ。
 不細工に顔を歪める私を、彼は何枚も写メで撮った。私はカメラ目線を送りつつも、音を立ててバキュームを続ける。
 ジュボ、チュボア。

「うほっぉ、流石に上手うめぇな――しっかし、聞いた時は腰を抜かしかけたぜ。なんてよ」

 ハハハッ、とわらう彼の話に小さく頷きつつ、懸命にオチンポをしゃぶり続ける。

「囲部長は天才だよなぁ。平日の十分間ランチ代わりに、フェラ二千円、手コキ千円、パイズリ三千円。ディナーは一日二組でオーラルありの一万円で、完全予約制! ――まぁ、オーラルは妊娠の都合上、ハードなのはNGだけど」

 陰茎みきを握って擦りつつ、尿道口を舌でほじる。口の中でピクピクしだすのに、僅かな充実感を覚える。

「んおぉ。バレたらマジで会社が終わりかねんよなぁ。――けど、俺らの中で裏切るヤツなんて誰もいないぜ」

 口の中で唾液塗れにした亀頭を再び舐め吸い、濡れた指の動きを加速させていくと、ビクビクと小刻みに震えてくる。もちろん同時に、私の股間も湿り気を帯びてくる。

「俺たちゃ穴兄弟きょうだいだからな。裏切るなんてありえねー、よっ!」

 ビュ、ビョ、ピュル!
 口の中を、味わい馴れた白い苦味が満たしていく。ゴクッ、ゴクっと喉を鳴らし、当然ながらこぼさずに飲み干す。

「ふ~。やっぱ一社に一人、プロの肉便器だよなぁ。俺の精子は旨かったか? 妊婦にタンパク質は必須だからな」

「――ぅ、うん。ご馳走様、でした」

 一滴も精子をこぼさず、侮辱の言葉をシャワーみたく浴びて、下着姿のまま正座して頭を下げる。

「あははっ。マジで堕ちるとこまで堕ちたなお前。入社した時はちゃんと仕事できてたのに」

 そう散々に私をこき下ろしてくれた後、財布から皺くちゃの紙幣を二枚だし、その辺に投げ捨てる。私は拾わずに、そのまま彼が出るのを見送った。

「あ、そうだ。新妻なぁ、平日の夜って次はいつ空いてんの?」

「えっとぉ……二週間くらい先かな?」

「うっへぇ。精液ザーメン塗れの人生だな」

「あはは。……日曜日の夕方なら来週末が空いているよ?」

 彼は服の埃を摘まみ、捨てた。

「土日はたけぇからいいや。つか、休みは彼女に相手させるから何ら問題ねーよ。お前より五つ下で、男の経験人数も、十分の一以下だよ」

 蝿を追い払うみたく手を振ると、じゃあ、も言わずに扉を開けた。入替わりで誰かの影が見える。

「おっ、静原」

「あ、栗畑係長も今からっすか?」

「おう。排泄は大事だからな」

「便器も悦びますよ」

 ハハハッ、と笑いながら、選手交代していった。

新妻おい、俺はパイズリ。乳首も使えよ」

 まるでラーメンでも注文するみたくし指示して、カチャカチャとベルトを鳴らし始める。

「はぁ~い」

 まだ精液の味が残る中、乳房を抱き上げつつ膝立ちし、彼にすり寄る。
 ――そう。社員達に見下されつつ、肉体でもってご奉仕するお仕事をいただけた。私の、はこんな感じのスタートだった――。

 * * *

「と、常呂川ところがわ係長。さすがにこの格好で外は――」

 四月も終わりのとある土曜日の夕方だった。珍しくやや肌寒い空の下、繁華街からちょっと外れた路地にて、オプション有りの予約をしてくれた係長と並んで歩いていた。腕を胸へ押しつけつつ歩いているけど、それとは別の意味で羞恥に悶えていた。

「今更ナニ言ってんだよ。変態ビッチの新妻ちゃんにはむしろ快感だろ? ほれほれ、知らない男達がチラホラこっちを振り返ってるぜ」

 もぉ。夕方からこんな格好している痴女がいたら、二度見もするって。
 ――肩出しのブレザー風で、首元には赤いリボンが付いており、胸は乳首が見えそうなくらいに開いているヘソ出しルック。スカートの丈は言うまでもなく超短くて、紺のハイソックスだけがまともと言う、いわやる破廉恥はれんち系制服の着用を強いられていた。
 いくらオプション料金を積んでもらっても、三十歳このとしでこれは――流石に。

「いいね、いいねぇ。化粧を頑張ったら、三十歳さんじゅうでも全然通用するぜ」

「は、恥ずかしすぎますよ。そ、そもそもコスプレがよくわからないですし」

 エッチとは違う恥ずかしさには、未だに慣れない面が多かった。けど私の苦情が馬耳東風な係長は、大きな鞄を揺らしながら、嬉しそうに笑った。

「しかもただの三十歳じゃなく、妊娠初期の新妻おまえにエロ制服を着せる、ってのがいいんだよ!」

 だ、ダメだ。レベルが高すぎる。男性の要求を一応は理解できてるつもりだったけど、おくが凄まじく深そうなのを感じた。

「っというか、ちょっとスカートが揺れるだけでパンツ見えちゃんうんですって。それに妊婦のヘソ出しはNGなんですよ? お腹が冷えるから」

 少しでも見られる表面積を減らそうと、また体を温めようと彼の腕を強く抱きしめつつ、唇を動かせる。

「もぅ。早くホテルに行きましょ」

「おっ。そんなにオレに抱かれたいの?」

 人が往来する中、スカートの中に手を突っ込まれて、捲り上げられつつお尻を掴み揉まれる。
 行き交う誰も彼も目を丸くし、子供の手を引く母親なんかは、まるで害悪を見るみたく目を細めた。

「やん! ちが、違います。早く、脱ぎたいだけです」

 そう言いつつも、お尻で人肌を感じた私の声は、いくらか甘みを帯びていた。

「早く脱ぎたい? くくく。別の催し物を用意してやっから、着ながらヤルに決まってんじゃん。みんなに見せてやらないとな」

 これが本当の実況プレイだな、なんて事を口にしつつ、派手なラブホテルへと腕を引かれた。
 ……部屋に着き、とりあえずはとシャワーを浴びている間、彼はベッドルームで何やら作業をしていた。
 なぜかだんだん騒がしくなってきた気がして、まだ髪が濡れたままガウンを羽織りつつ、脱衣所から顔をのぞかせる。

 ――おっ。音も映像もバッチリですよ。常呂川係長――

 今の声って、営業二課の竹端たけはし君?

「おう。音響や映像機器に詳しいと言う事だけのことはあるな。今日のために役に立ったぜ」

 へ? えっ?
 なんとベッドを囲むように、カメラやら集音器マイクが配備接続されていて、ちょっとした撮影現場の様相を構えていた。私はその様変わりに驚きつつ問い掛ける。

「ちょ、ちょっと。携帯でトーク間共有するだけじゃなかったんですか?」

「一言も言ってねぇし。ってか、もっと臨場感が欲しいだろ。なぁ、皆?」

 ――当り前だ――

 ――常呂川係長は神!――

 ――はよセックス始めろ!――

 などと声割れしそうな勢いで音声が発散し、ノートパソコンのチャット欄が更新されていく。
 同じ部署の二十人くらいの社員が、オンラインで参加しているみたいだった。機械に詳しくなく、首を傾げている私の真ん前に、パサッ、っと紅白の服っぽいのが投げ置かれる。

「(こ、これって)! まま、待ってください係長。次はコレを着るんですか?」

 そんな私の驚きには耳も貸さず、係長も服を脱ぎ始める。

「それを着た女とヤリたかったんだよ。嫁はぜってー嫌がるから、今日しか無いと思って。――あっ、そうだ」

 急所モロ出しの係長は、一枚の高額紙幣をピッ、と投げる。

「追加料金だ。オレが風呂に入ってる間、その服を着てカメラの前で自慰オナってろ」

 ――係長最高!――
 
 ――お前は真の男だ――
 
 ――今の内にビール取ってこよ――

 ハァ~。
 最近はあんまり出なかったけど――男って――という溜息を吐いてしまう。
 にしてもブルマかぁ。昔は女生徒や児童に穿かせて体育をさせてたんだっけ? こんな下着みたいなの、何で着せたのか意味わかんないなぁ。

「ふぅ。もぉ」

 ――でも、お金は必要だし、仕方ないよね? 頭の中で口実を作りつつも、いつもと違うエッチ現場のせいか、内心では初ブルマにも微かにドキドキしつつ、ガウンを脱ぐ。生着替えシーンはさすがにと、でもパンティとブラを取りに行くとカメラに写ってしまうから、裸体のまま白の体操着ウェアと赤いブルマをその場で穿く。
 ノーパンのせいか、ブルマのフィット感がちょっとやばかった。そしていよいよと、中継によって二十人以上の男達に覗き見られるために、カメラとマイクが向けられるベッド中央へ姿を現す。

 ――キタ! エロ妻ちゃん!――

 ――この常に媚びている表情と姿勢がたまらん――

 ――って、おいおい。まさかこの格好――

 一瞬、潮汐うしおが引いたみたく、シーンとなる。
 既に乳首はツンと体操着の二カ所を押し上げて、ブルマはピッチリとお尻のラインそのものの形に伸び、少し股に食い込んでいた。

 ――神ブルマ!――

 ――体操着最高!――

 ――今、流行の背信映像ってか(笑)――

 チャット欄が飛ぶように更新されていく。私は、お金をもらった事を自分への言い訳にして、お姉さん座りをしつつ、媚びるようにカメラへ視線を飛ばす。

「(こんな恥ずかしい格好を、二十人以上の男性社員の前で……)で、では今から。に、新妻明の、オ、オナニー大会を、はじ、はじめます」

 機械を通してでもわかるくらいの、熱視線が身体中に突き刺さる。焦らすように股を開き、股に密着する赤い布へ、人差し指をそっと押し当てる。

 ――新妻主任は、今いくつぅ?――

 早くも荒い息が音となって流れるスピーカーから、意地悪く問われる。

「さ、三十歳さんじゅうさいに、なりました」

 ――三十歳なのにブルマ履いて公開オナニーするなんて変態だね――

 似た様なコメントが次々に姿を現しては消えていく。その誹謗中傷を眺めるだけで、股間が熱くなり、乳首が尖っていく。

「ご、ごめんなさい」

 謝罪のせいで、余計に皮膚の下がゾクゾクする。

 ――おいおい、乳首が勃起してんぞ。たまらねぇ――

 ――見られて感じ、ののしられて感じる。本物の被虐痴女へんたいだなぁ主任は――

 ――おい、新妻ぁ。せっかくブルマ穿いてんだから、もっとケツをドアップしろ!――

 野次のような指示に胸と股間を締め付けられつつ、もちろん言われた通りにする。四つん這いの姿勢を取り、一台のカメラへ向けて、お尻をアップにする。

「こう、ですかぁ?」

 ――うおおっ。デカッケツ――

 ――今すぐ画面の向こうへ行ってハメ倒してぇ――

 私はフリフリっと、犬みたくお尻を振って挑発した後、元の体勢に戻って、オナニーを再開しようとした、けど。

 ――バッカ! さっきの姿勢で、もっと股にブルマ食い込ませろ!――

 ――何のために着てるんすか? 足りない頭を使ってくださいよ――

 リクエストの強要に、何故か拍手が巻き起こる。けど、ドMな私も徐々にノッてきてしまう。

「んもぅ。みんなエッチなんだからぁ」

 そう言いつつ片手でブルマを掴み、股にグッと食い込ませる。! ちょ、ちょっとイイかも。

 ――うおぉぉ!――

 ――これはエロい!――
 
 ――えっ、ノーパン?――

 皆から褒められて、さらに気分が良くなって来ちゃう。

「(まぁ、画面の向こうから手が出るわけじゃないし)ここがぁ、アソコでぇ」

 そう言ってお尻をさらに上げて、股間に指を這わせる。人差し指でブルマの上から膣口をなぞり、マン筋をクッキリと晒け出す。

 ――ダメだ。もう射精る!――

 ――AVのVR(※バーチャル・リアリティ)とも違う。異次元の臨場感だ――

 ――もう濡れてね?――

 動画配信で脱いでしまう女の子も、こんな気持ちなのかな? 誰かに褒められる、っていうのは大人になっても求めてしまうものなんだ。
 私はグニュグニョとオマンコをいじって、魅せビラかせていると……ガチャ。

「盛り上がってんじゃねーか」

 常呂川係長が脱衣所から飛び出てきて、カメラへお尻を向けてオナニーをしている私を、見下ろす。すでに羞恥心が理性をただれさせていた私は、唇を舐める。

「やん。まだオナニーの途中ですよぉ」

 そう言って目で笑いつつ、人差し指でマン筋を往復する。

 ――おいっ、常呂川。はよぶっ挿せ!――

 ――係長。この調子乗ってるブルマっに肉棒を捩じり込んでください!――

 ――跳び箱ならぬ跳び尻で!――

「言われるまでも無いっ」

 既に全裸で勃起状態の係長は、濡れた身体のまま機材を避けつつ、ベットに飛び乗ると私を押し倒した。
 ……けども?

 ――ちょっ、係長。見えねっす!――

 ――立ち位置と体位を考えろって。だからお前は課長になれねぇんだよ!――

「……俺のおかげ、ってことを忘れている外野が多すぎるぜ」

 係長は背後から私の背中に引っ付いたかと思うと、密着したままメインカメラの方へ向き直る。脚を絡ませられたて、思い切りM字に開脚される。

 ――おおおっ、係長ナイス。ナイスぅ!――

 ――お前ならすぐに課長になれるぞ!――

「さってと、そろそろ祭りをアゲていこうぜぇ」

 近くの荷物袋を手繰り寄せたかと思うと、はさみを取り出して、チョキチョキと音を鳴らせる。

「え? 係長――」

「こうやってな!」

 乳首付近の体操着を引っ張ったかと思うと、チョキン。

「! や、やだぁ」

 乳首が当たる服の部分に丸い穴が空き、勃起した乳首がくっきりと丸見えになっちゃう。

 ――うおおおぉっ! 係長最高!――

 ――切っちゃうのか。いや、う~ん!――

 ――ここの判断は難しいな――

 室内のいやらしい色の照明の下、かつての面影も無い黒ずんだ乳首が、まるで巨大な虫の卵みたいに上下する。

「係長ぉ。こんなの裸より恥ずかしい――ングッ」

 チュブ。
 顔を右に捻られたかと思うと、舌が口の中に捻り込まれる。まるで恋人同士みたく、がむしゃらに舌を絡め合う間、係長の指が股のブルマを横へズラした。
 ズヌチョォ。
 ……濡れた陰毛と、グチョグチョのだらしないオマンコが、恥ずかしげも無く現れちゃった。

 ――やっぱノーパン!――

 ――陰毛マンゲ本当に薄いよなぁ。新妻になれなかった新妻主任は――

 ――ビショ濡れじゃん。係長。前戯いらなっそうっすよ――

 舌も乳首もアソコもジンジンと熱くなる。係長によって脚を限界まで開かせられたまま、体を持ち上げられる。ブルマを湿らせたオマンコが、くぱぁ、っと口を開いた状態で。

「か、係長。優しく、ね?」

 だってさっきから、まるで怒っているみたく震える、係長の肉棒がお尻の谷間に触れているんだもの――。
 ズニョッチョ!

「あああんんんっ!」

 め、捲りあげられたオマンコに、熱くて硬い肉棒が、突き刺さる!
 グチョ、ズチョ、ヌッチョ。
 はぁぁぁん。お腹の子は心配だけどぉ、この血が濃くなったみたいな、自分の体積が増えるみたいな、この多幸感かんかく
 やっぱりあたしあなには、肉棒コレが絶対にいるのぉん!

 ――カチ上げセックスきたぁぁ――

 ――汁の飛び方がえぐい――

 ――係長。一応は妊婦らしいっすよ――

 ズッチョ、グッチョ、ビッチョ!

「あん、あんっ、アアンッ!」

 いつもよりはっちゃけちゃって、嬌声こえが次々に飛び出ちゃう。
 体操着セックスが、思ったより新鮮なのかな? まるで学生の頃、体育の授業中にオマンコされているみたいなイケナイ感じが、股間をグチョトロにしちゃう。
 クラスの男子? それとも体育の教師? に、体操着このふくを着せられたまま、犯されて感じちゃってるのが、新しい。
 それにぃ、何よりもぉ……。

 ――主任。めっちゃ気持ちよさそうだな――

 ――身体やわらか。チンコがマンコに出入りするとこ丸見え――

 こんなに大勢の、しかも知り合いに、視姦しかんされながら、なんてぇ。

「ふっ、はっ。――新妻。今の、状態を、自分の口で、説明してみろ!」

「そん、アン、かかりちょ、ンンッ、ゆるしてぇ」

 彼の汗だくの後頭部へ手を添えて、口づけをする。

 ――おい、常呂川。そのカッチカチの乳首も摘まみ上げてやれ。ちょっとは素直になるかもしれん――

「……こういう、ところが、実況プレイの、愉しいところだ、なっ」

 キュ、っと両方が同時に摘まみ上げられるぅ。

「ひああっ!」

 そのままこねくり回される。痛い! ――のに、その全部が気持ちイイに変換されて、オマンコも喜び泣きするかみたく、愛汁の大安売りバーゲンセールをしちゃう!
 私も、自分の陰核クリをいじめつつ、係長とのキスとの合間に、告白しだす。

「――明はぁ、三十歳でぇ、パパがわからない子供がお腹にいま~す。それなのにぃ、みんなの見ている前でぇ、体操服とブルマを着させてもらって、会社の上司にぃ、オマンコされてまぁ~す!」

 涎を垂らしながら、カメラへ向かって大声で笑いかけた。

 ――新妻。犯されピースしろピース!――

 ――産休入るまで、目一杯に買ってやるからな――

 ――係長。そろそろホワイトアウトしてやって!――

 パァン! パン! ズヌッチョ!
 二人の股間が激しくぶつかり合う! 男の人好きっ、オチンポはもっとスキィ!

「よぉし! 新妻っ、授業を終えるぞ!」

「はぃん! せんっ、せぇ!」

鞍馬あんばに耐えた、ご褒美だ。お腹の赤ちゃんへ、男ミルクをプレゼント!」

 ドピュ、ドポ、ビュ。
 音割れの歓声に包まれて、無事に体育の授業を終える。まるで五十メートル走を何度も往復したみたいだった。だから喉が渇くのは自然なことで、白いスポーツドリンクを、下のお口でがぶ飲みしちゃった。
 おかわりしよ。
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