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前回までのおさらい。
私が青Fの登場人物で一番に関係性を懸念していた、クリスもといクリストファ-エイベル・ドートンは、冷黒王子と同じ16歳の少年だ。
青Fの設定どおりなら、彼は王子の幼馴染で[宮廷魔導士]の地位を持ち、尚且つこの王立アカデミー学院の『学院長の息子』で『王国一の魔術の使い手』という、中々に扱い難い人物である。
で。そのクリスはというと。
今は容姿を隠すように魔術師のローブに身を包んでいて、付属のフードをすっぽりと被って口元も覆っているから、見えるのは目元だけで顔の全貌は見えてないんだけどさ。
え? 容姿がほぼ見えていないのに何でクリスだと分かるのかって?
それはね。
クリスがその事を仄めかすように、冷黒王子の隣に──王族の隣に並んで立ってて、何の違和感も感じないからだ。
それはつまり、彼が王子と親しい間柄であることを意味しているし、その点で彼がクリスである判断材料は8割を満たしていると言っても過言じゃない。
(それに彼の“髪色”もね‥。)
青Fのクリスは、先端にかけて段々と赤みを帯びた白銀の長髪が特徴的なキャラだった。
同じように彼の肩側からは、白銀から段々と赤くなっている毛先が覗き見える。
加えて彼の瞳の色は、青Fのクリスと同じで『澄んだ本紫』なんだよ。
この世界では本紫の瞳は非常に珍しい色だから、その点を加えれば10割───。
つまり彼はクリストファ-エイベル・ドートンだと断言できるって訳。
で。ここ重要ね。
冷黒王子やギル様との流れから導き出される答えは、
『冷黒王子に紐付いてるクリスからも敵視される。』───ことになる訳よ。
え?
〔魔法薬剤師〕の免許取得に関わるだろうクリスに敵視されたらダメなんじゃないのかって?
ノンノン。それがそうじゃないんだなーこれが。
実は青Fでもクリスは今と同じく『主人公を敵視する』設定だったんだよ。
青Fのクリスはね。自分が持っていない属性の能力を主人公が使えるからって理由で、何かと理由をつけては主人公に魔術や魔法争いを仕掛けて来るキャラだったんだ。(もちろん【恋愛ルート】に入った途端にツンデレ君に早変わりするんだけどさ。)
だから、クリスとは【敵対ルート】に入ってもそんなに悪影響はないとゆーか、むしろ【恋愛ルート】にさえ入らなければ、クリスとは切磋琢磨できる相手になると思う訳。
ということで、今までの流れをまとめると。
私が【敵対ルート】に入ったことで、『これ以上のストーリーは進みようがない』と言ったのは、私が彼等と関わり合う気がないからが前提になるんだけど。
まず敵視されれば当然、相手との【恋愛ルート】は回避成功となる。(青Fでいうところの[好感度]は0%のままで、むしろマイナスゲージ区分で排除対象になるだろうしね。)
で。よくよく考えてみたら、彼ら攻略キャラ達は全員が王族貴族で、私は庶民階級なんだよね。
前にも説明したけど、この学院では特別な理由がない限り、王族貴族階級の者は『王族貴族専用』を、庶民階級の者は『庶民用』を利用するものとし、『双方の利用はできないものとする』と“学院の規則”で定められている。
もちろん私は『庶民用』を利用するので、『王族貴族専用』を利用する攻略キャラ達とは“各教室”と“合同演習”と“院内の通路”以外に接点は無いし、私から彼等に関わろうとしなければ、彼等との接点はほぼ無いに等しいのだ。
つまり、私が自発的に彼等の領分を侵さなければ、平穏無事に学院では過ごせると思うんだよね!
(…ただまぁ、そうは言ってもまだ三人だけしか攻略キャラとは出会ってないから、安心はできないんだけど。。)
そんな事を考えながらクリスをチラ見していたら、さっきから無言で黒いオーラを立ち昇らせている王子が、それはそれは極上の笑みを深めて私を見たから、ビビって体が飛び跳ねた。
慌ててすぐにエステル様の背中に身を潜め直したけれど…‥
でした───…そうでした。
今はあの〈冷黒王子〉様をどうにかしないとなんでした。。。
…てゆーか、入学して初っ端からコレってどうなのよ。。
(一気に現れすぎでしょーよ…。ハァ~…。。)
───そうだ。
ちょっとここに至るまでの経緯を聞いて欲しい。
私が裏庭に来てエステル様の後ろに隠れるまでに、実はこんな事があったんだ。
私が冷黒王子の“心の声”で言われた『打首』発言をエステル様達に暴露したことで、エステル様達が固まってしまった後。
あのまま気まずい沈黙を続ける訳にも行かず、私は意を決して、ありのままの経緯をエステル様達に伝えたのだ。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
渡り廊下を歩いていたら、誰かに足を引っ掛けられて転びそうになったこと。
偶然にも目の前に王子が居て、ぶつかってしまったこと。
落とした手荷物を王子に拾われ、手渡されたこと。
度重なる無礼と迷惑を掛けてしまい、王子を相手に言葉を発するのは恐れ多くて、手荷物から学院の見取り図を取り出し、裏面のメモ欄にぶつかったことへの陳謝と、打首だけはご勘弁くださいと書いて王子に渡したこと。
私の身を案ずる王子の手を煩わせることは避けたくて、大丈夫だと伝えて逃げたこと。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
‥────ってね。
うん、嘘は言っていない。
ただまぁ、言葉を発するのは恐れ多くてってゆーのは、本当は冷黒王子に『打首』って“心の声”で言われたことで、恐怖で声が出なくなったから。なんだけどさ‥。
それで、「あれは恋文ではなく嘆願書です!」と涙目でエステル様達に訴えた所で、〈冷黒王子〉様が新たな攻略キャラを引き連れて登場したんだけど。
それが目も当てられない大惨事に繋がるんだよね────…。
* * * *
「───…殿下? (…なぜこんな辺鄙な場所に殿下が…?)」
ぽつりと零したエステル様の言葉に、私はエステル様達の方向を見つめたまま固まった。
(…え、‥殿下って…───冷黒王子のこと?)
渡り廊下の両サイドに広がる[裏庭]。
その渡り廊下の中央にある右壁側にいた私は、急いでエステル様達の後方にある目前の景色を見渡したけれど、それらしき人物は見つけられなかった。
でも、エステル様達の目は溢れんばかりに開かれている。
まさか・・・。
‥…私の…
(…後ろの庭の方に、冷黒王子が居るの‥‥?)
思考が追いついたところで、背中にゾクゥッと、とんでもない冷気を感じた。
ついで、私の額からツゥーーっと、冷や汗が流れ落ちていった。
…ジャリッ
(‥え、ウソ…‥。)
…ジャリッ …ジャリッ
冷気とともに段々と足音が近付いてくる。
( ───っっ ふ、振り向けない…。)
…ジャリッ …ジャリッ …ジャリッ
( ──────え、ちょっ…マジで冷黒王子が後ろから来てるの?!)
…ジャリッ …ジャリッ ‥ジャリ。
( ────‥うそうそ、すぐ後ろで止まった気配がするんですけど───っっ)
そのまま振り向けなかった私は、次の瞬間────。
───突然、左腕を引っ張られて、背中から相手にぶつかった。
「───ッ ぃ… た…‥。」
掴まれた腕の痛さに、つい出てしまった私の言葉と同時に、周囲の温度がグッと下がったのが分かった。
私にピタリと張り付いた背後の相手から、凄まじい量の怒気を感じて、言いようのない恐怖が全身を駆け抜けた。
…ヤバい。
…ヤバい。。
…ヤバい。。。
…ヤバい。。。。
「・・・・・。(…よくも俺の言葉を無下にして逃げたな、下民?)」
( ───────っっ!!!)
冷黒王子が…、冷黒王子が…、
────“心の声”だけで喋ってきたぁあああああ!!!
(わ、わ、わたしの左腕を掴んで拘束してるのって、やっぱり冷黒王子ぃ~~~~?!)
…振り向けない。
───────振り向けない!!
( 振り向ける訳ないでしょーーーーーーっ!!)
だって『“心の声”だけで喋ってきた』んだよ!?
それって私の〔読心〕の能力が、完っ全に冷黒王子にバレてるってことだよ!!
無理無理無理無理!!
(‥助けて…。)
“ 助けてっ 創世神様─────────!!! ”
あまりの恐怖に、私は縋るように肌身離さず付けている〈晶鏡石〉を服の上からギュッと握りしめた。
瞬間、ぐわん‥と視界が歪んで、全身から血の気が引いて倒れそうになった。
(‥うぁ‥ヤバ‥い…。)
…王子に、倒れかか───‥・・・
(‥っるなんて自爆する気か私のバカーーーーーっ!!)
───────バシュン!!!!
(全力でそんな未来は回避するわーーーーーーっっ!!)
* * * *
…‥─────それで・・・。
(ハッと気づいた時には、冷黒王子に掴まれてた私の左腕は、開放されてたんだよね‥。)
咄嗟に周囲を見回したら、王子が10m以上も遠くに飛ばされてて。
それが自分が引き起こした魔力暴走による結果だとすぐに判って、やってしまった焦りはあったけど。
私は王子から解放されたこの機を逃すまいと、反射的に体が動いてて。
冷黒王子の手が離れた私は、
目の前に居るエステル様達の後ろに、ズザザーーーーッと回り込んだんだよね‥。
そうして現在に至る訳です‥はい。。
先程のことを振り返ると、ホント溜め息しか出てこないわ。。ハァ~…。
…え?
───なぜエステル様達の後ろに隠れたのかって?
それはね~…。
(エステル様がとってもとっても、と~~っても良い人だって分かったからに決まってるでしょ!)
…───ええ、ええ、そうですとも!私は現金なヤツですよ~だ!
だってさぁ~。
他に頼れる人がこの場で思いつかなかったんだもん。。
(ほんと、何で入学初日からこんな目に合うんだか…。)
入学して初っ端からコレって…。。
本気でちょっと創世神様に物申したいわ‥トホホ…。
私が青Fの登場人物で一番に関係性を懸念していた、クリスもといクリストファ-エイベル・ドートンは、冷黒王子と同じ16歳の少年だ。
青Fの設定どおりなら、彼は王子の幼馴染で[宮廷魔導士]の地位を持ち、尚且つこの王立アカデミー学院の『学院長の息子』で『王国一の魔術の使い手』という、中々に扱い難い人物である。
で。そのクリスはというと。
今は容姿を隠すように魔術師のローブに身を包んでいて、付属のフードをすっぽりと被って口元も覆っているから、見えるのは目元だけで顔の全貌は見えてないんだけどさ。
え? 容姿がほぼ見えていないのに何でクリスだと分かるのかって?
それはね。
クリスがその事を仄めかすように、冷黒王子の隣に──王族の隣に並んで立ってて、何の違和感も感じないからだ。
それはつまり、彼が王子と親しい間柄であることを意味しているし、その点で彼がクリスである判断材料は8割を満たしていると言っても過言じゃない。
(それに彼の“髪色”もね‥。)
青Fのクリスは、先端にかけて段々と赤みを帯びた白銀の長髪が特徴的なキャラだった。
同じように彼の肩側からは、白銀から段々と赤くなっている毛先が覗き見える。
加えて彼の瞳の色は、青Fのクリスと同じで『澄んだ本紫』なんだよ。
この世界では本紫の瞳は非常に珍しい色だから、その点を加えれば10割───。
つまり彼はクリストファ-エイベル・ドートンだと断言できるって訳。
で。ここ重要ね。
冷黒王子やギル様との流れから導き出される答えは、
『冷黒王子に紐付いてるクリスからも敵視される。』───ことになる訳よ。
え?
〔魔法薬剤師〕の免許取得に関わるだろうクリスに敵視されたらダメなんじゃないのかって?
ノンノン。それがそうじゃないんだなーこれが。
実は青Fでもクリスは今と同じく『主人公を敵視する』設定だったんだよ。
青Fのクリスはね。自分が持っていない属性の能力を主人公が使えるからって理由で、何かと理由をつけては主人公に魔術や魔法争いを仕掛けて来るキャラだったんだ。(もちろん【恋愛ルート】に入った途端にツンデレ君に早変わりするんだけどさ。)
だから、クリスとは【敵対ルート】に入ってもそんなに悪影響はないとゆーか、むしろ【恋愛ルート】にさえ入らなければ、クリスとは切磋琢磨できる相手になると思う訳。
ということで、今までの流れをまとめると。
私が【敵対ルート】に入ったことで、『これ以上のストーリーは進みようがない』と言ったのは、私が彼等と関わり合う気がないからが前提になるんだけど。
まず敵視されれば当然、相手との【恋愛ルート】は回避成功となる。(青Fでいうところの[好感度]は0%のままで、むしろマイナスゲージ区分で排除対象になるだろうしね。)
で。よくよく考えてみたら、彼ら攻略キャラ達は全員が王族貴族で、私は庶民階級なんだよね。
前にも説明したけど、この学院では特別な理由がない限り、王族貴族階級の者は『王族貴族専用』を、庶民階級の者は『庶民用』を利用するものとし、『双方の利用はできないものとする』と“学院の規則”で定められている。
もちろん私は『庶民用』を利用するので、『王族貴族専用』を利用する攻略キャラ達とは“各教室”と“合同演習”と“院内の通路”以外に接点は無いし、私から彼等に関わろうとしなければ、彼等との接点はほぼ無いに等しいのだ。
つまり、私が自発的に彼等の領分を侵さなければ、平穏無事に学院では過ごせると思うんだよね!
(…ただまぁ、そうは言ってもまだ三人だけしか攻略キャラとは出会ってないから、安心はできないんだけど。。)
そんな事を考えながらクリスをチラ見していたら、さっきから無言で黒いオーラを立ち昇らせている王子が、それはそれは極上の笑みを深めて私を見たから、ビビって体が飛び跳ねた。
慌ててすぐにエステル様の背中に身を潜め直したけれど…‥
でした───…そうでした。
今はあの〈冷黒王子〉様をどうにかしないとなんでした。。。
…てゆーか、入学して初っ端からコレってどうなのよ。。
(一気に現れすぎでしょーよ…。ハァ~…。。)
───そうだ。
ちょっとここに至るまでの経緯を聞いて欲しい。
私が裏庭に来てエステル様の後ろに隠れるまでに、実はこんな事があったんだ。
私が冷黒王子の“心の声”で言われた『打首』発言をエステル様達に暴露したことで、エステル様達が固まってしまった後。
あのまま気まずい沈黙を続ける訳にも行かず、私は意を決して、ありのままの経緯をエステル様達に伝えたのだ。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
渡り廊下を歩いていたら、誰かに足を引っ掛けられて転びそうになったこと。
偶然にも目の前に王子が居て、ぶつかってしまったこと。
落とした手荷物を王子に拾われ、手渡されたこと。
度重なる無礼と迷惑を掛けてしまい、王子を相手に言葉を発するのは恐れ多くて、手荷物から学院の見取り図を取り出し、裏面のメモ欄にぶつかったことへの陳謝と、打首だけはご勘弁くださいと書いて王子に渡したこと。
私の身を案ずる王子の手を煩わせることは避けたくて、大丈夫だと伝えて逃げたこと。
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
‥────ってね。
うん、嘘は言っていない。
ただまぁ、言葉を発するのは恐れ多くてってゆーのは、本当は冷黒王子に『打首』って“心の声”で言われたことで、恐怖で声が出なくなったから。なんだけどさ‥。
それで、「あれは恋文ではなく嘆願書です!」と涙目でエステル様達に訴えた所で、〈冷黒王子〉様が新たな攻略キャラを引き連れて登場したんだけど。
それが目も当てられない大惨事に繋がるんだよね────…。
* * * *
「───…殿下? (…なぜこんな辺鄙な場所に殿下が…?)」
ぽつりと零したエステル様の言葉に、私はエステル様達の方向を見つめたまま固まった。
(…え、‥殿下って…───冷黒王子のこと?)
渡り廊下の両サイドに広がる[裏庭]。
その渡り廊下の中央にある右壁側にいた私は、急いでエステル様達の後方にある目前の景色を見渡したけれど、それらしき人物は見つけられなかった。
でも、エステル様達の目は溢れんばかりに開かれている。
まさか・・・。
‥…私の…
(…後ろの庭の方に、冷黒王子が居るの‥‥?)
思考が追いついたところで、背中にゾクゥッと、とんでもない冷気を感じた。
ついで、私の額からツゥーーっと、冷や汗が流れ落ちていった。
…ジャリッ
(‥え、ウソ…‥。)
…ジャリッ …ジャリッ
冷気とともに段々と足音が近付いてくる。
( ───っっ ふ、振り向けない…。)
…ジャリッ …ジャリッ …ジャリッ
( ──────え、ちょっ…マジで冷黒王子が後ろから来てるの?!)
…ジャリッ …ジャリッ ‥ジャリ。
( ────‥うそうそ、すぐ後ろで止まった気配がするんですけど───っっ)
そのまま振り向けなかった私は、次の瞬間────。
───突然、左腕を引っ張られて、背中から相手にぶつかった。
「───ッ ぃ… た…‥。」
掴まれた腕の痛さに、つい出てしまった私の言葉と同時に、周囲の温度がグッと下がったのが分かった。
私にピタリと張り付いた背後の相手から、凄まじい量の怒気を感じて、言いようのない恐怖が全身を駆け抜けた。
…ヤバい。
…ヤバい。。
…ヤバい。。。
…ヤバい。。。。
「・・・・・。(…よくも俺の言葉を無下にして逃げたな、下民?)」
( ───────っっ!!!)
冷黒王子が…、冷黒王子が…、
────“心の声”だけで喋ってきたぁあああああ!!!
(わ、わ、わたしの左腕を掴んで拘束してるのって、やっぱり冷黒王子ぃ~~~~?!)
…振り向けない。
───────振り向けない!!
( 振り向ける訳ないでしょーーーーーーっ!!)
だって『“心の声”だけで喋ってきた』んだよ!?
それって私の〔読心〕の能力が、完っ全に冷黒王子にバレてるってことだよ!!
無理無理無理無理!!
(‥助けて…。)
“ 助けてっ 創世神様─────────!!! ”
あまりの恐怖に、私は縋るように肌身離さず付けている〈晶鏡石〉を服の上からギュッと握りしめた。
瞬間、ぐわん‥と視界が歪んで、全身から血の気が引いて倒れそうになった。
(‥うぁ‥ヤバ‥い…。)
…王子に、倒れかか───‥・・・
(‥っるなんて自爆する気か私のバカーーーーーっ!!)
───────バシュン!!!!
(全力でそんな未来は回避するわーーーーーーっっ!!)
* * * *
…‥─────それで・・・。
(ハッと気づいた時には、冷黒王子に掴まれてた私の左腕は、開放されてたんだよね‥。)
咄嗟に周囲を見回したら、王子が10m以上も遠くに飛ばされてて。
それが自分が引き起こした魔力暴走による結果だとすぐに判って、やってしまった焦りはあったけど。
私は王子から解放されたこの機を逃すまいと、反射的に体が動いてて。
冷黒王子の手が離れた私は、
目の前に居るエステル様達の後ろに、ズザザーーーーッと回り込んだんだよね‥。
そうして現在に至る訳です‥はい。。
先程のことを振り返ると、ホント溜め息しか出てこないわ。。ハァ~…。
…え?
───なぜエステル様達の後ろに隠れたのかって?
それはね~…。
(エステル様がとってもとっても、と~~っても良い人だって分かったからに決まってるでしょ!)
…───ええ、ええ、そうですとも!私は現金なヤツですよ~だ!
だってさぁ~。
他に頼れる人がこの場で思いつかなかったんだもん。。
(ほんと、何で入学初日からこんな目に合うんだか…。)
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