地味スキル『浄化』で寂れた土地を掃除してたら、邪神の呪いを解いてしまい聖女と勘違いされています

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ワールドアナウンスが流れた直後、私の周りは急に騒がしくなった。
いや、正確に言うと、私の視界の端で激しく点滅するシステムメッセージが、だ。

『フレンド申請が届きました』
『フレンド申請が届きました』
『フレンド申請が届きました』

まるで滝のように流れていく通知の嵐。
その中に、個人からのメッセージを知らせるポップアップも混じっていた。

『ウィスパーチャットが届きました:「聖女様ですか!? どこにいらっしゃるんですか!?」』
『ウィスパーチャットが届きました:「はじめまして! もしよろしければお近づきの印にフレンド登録を!」』
『ウィスパーチャットが届きました:「あなたの浄化スキル、買います。言い値でどうです?」』

どうやら、ワールドアナウンスで私の名前と功績が大々的に報じられたことで、サーバー中のプレイヤーから連絡が殺到しているらしい。
突然のことに、私はどうしていいか分からず完全に固まってしまった。
人付き合いが苦手で、目立つことなんて大嫌いなのに。
いきなりサーバー中の有名人になってしまったようだ。とんでもないことになった、と冷や汗が流れる。

「ミサ様、どうかなさいましたか? お顔の色が優れませんが」

私の硬直した様子を心配して、エリアーナさんがそっと声をかけてくれた。
ふと彼女の姿を見ると、さっきまでの老婆の姿ではなく、浄化の影響なのか、若々しい巫女の姿に戻っていることに気づく。
汚れ一つない純白の衣を纏い、穏やかな微笑みを浮かべるその姿は、神々しささえ感じさせた。

「あ、いえ……なんでもないんです。それより、村が元に戻って本当に良かったですね」

私は慌てて全てのウィンドウを非表示にし、エリアー-ナさんに無理やり笑顔を向けた。
心臓はまだバクバクと音を立てている。

「はい。これも全て、ミサ様のおかげです。この村の民を代表して、改めて御礼申し上げます。この御恩は、決して忘れません」

エリアーナさんは、再び深々と頭を下げた。
その丁寧な物腰に、私はかえって恐縮してしまう。

「さあ、ミサ様。せっかく村が綺麗になったのですから、どうぞゆっくりしていってください。わたくしが、とっておきのお茶でも淹れましょう」

そう言って、エリアーナさんは村で一番立派な、かつては集会所だったらしい建物に私を招き入れてくれた。
石造りのその建物は、外観だけでなく中もすっかり綺麗になっている。
温かい暖炉の火がぱちぱちと心地よい音を立てていた。

テーブルの上には、どこから持ってきたのだろうか、可愛らしい野の花が生けられた小さな花瓶が置かれている。
細やかな心遣いが嬉しかった。
エリアーナさんが淹れてくれたのは、ほんのり甘い香りのするハーブティーだった。
透き通った琥珀色の液体が、湯気と共に優しい香りを立ち上らせる。

一口飲むと、心がほっと安らぐような、柔らかな味がした。
緊張でこわばっていた体が、ゆっくりと解れていくのを感じる。

「美味しいです、これ」
「お口に合ってよかったです。村の薬草園で採れたカモミールですよ。浄化の影響で、昔よりもずっと良い香りがするようになったんです」

エリアーナさんは心から嬉しそうに微笑んだ。
その笑顔を見ていると、私のささくれた気持ちも少しずつ落ち着いてくる。

「ミサ様は、これからどうされるのですか?」
「え? ええと……」

特に何も考えていなかった。
この村を拠点にして、またどこか汚れている場所を探して掃除しようかな、くらいにしか。
ゲームの目的としては、それくらいしか思いつかない。

「もしよろしければ、これからもこの村に滞在していただけると、わたくしたちは嬉しいのですが」
「いいんですか? ご迷惑では……」
「とんでもない。ミサ様は、この村の救い主であり、大恩人です。それに……」

エリアーナさんは少し声を潜め、真剣な眼差しで続けた。

「この村は、聖なる泉の力によって、強力な結界で守られています。並大抵のモンスターや、悪意ある者は決して立ち入ることができません。ミサ様のようなお方が身を置くには、これほど安全な場所もないかと存じます」

安全、という言葉はとても魅力的だった。
先ほどのメッセージの嵐を思い出す。
もし私の居場所が知られたら、大勢のプレイヤーに追いかけ回されるかもしれない。
そんな事態は、絶対に避けたかった。

「ありがとうございます。では、お言葉に甘えさせていただきます」
「はい。何か必要なものがあれば、何なりと仰ってくださいね」

エリアー-ナさんと話していると、本当に心が落ち着く。
まるでおばあちゃんと話しているような、不思議な安心感があった。
お茶を飲み終えた後、私はエリアーナさんに村を案内してもらうことになった。

村には、私が最初に綺麗にした家の他にも、たくさんの空き家がある。
そのどれもが、プレイヤーの家として登録できるハウジングエリアになっているらしい。

「この家などいかがでしょう? 村の少し高台にあって、日当たりも良く、眺めも素晴らしいですよ」

エリアーナさんが勧めてくれたのは、可愛らしい一軒家だった。
白い壁にオレンジ色の屋根が映えている。
庭には葉の生い茂った大きな木があって、木陰が気持ちよさそうだ。

「素敵ですね。ここにします」

私は、この家を自分の拠点にすることに決めた。
家の前に立てられた看板に触れると、『この家を購入しますか?』というシステムメッセージが表示される。
購入、といっても値段は無料だった。
私が『YES』を選択すると、家の権利書にサインする画面に切り替わった。
そこに自分の名前を書き込むと、正式に私の家として登録されたようだ。

『チュートリアル:ハウジングへようこそ!』というメッセージと共に、簡単な説明ウィンドウが開く。
家具の配置方法や、家の拡張について書かれていた。
今は何もない殺風景な室内だけど、これから少しずつ家具を揃えていくのも楽しそうだ。

エリアーナさんにお礼を言って別れた後、私は一人、改めて村の中を散策することにした。
村はずれには、エリアーナさんが言っていた薬草園が広がっていた。
色とりどりのハーブが、風に乗って爽やかな香りを漂わせている。

そのそばには小さな畑もあって、よく見ると、カブやニンジンといった野菜が植えられていた。
これも浄化の影響なのだろうか。どれも葉が青々として瑞々しく、とても美味しそうだ。
村の周りは、穏やかな森に囲まれている。
私がここに来た時の、あの不気味で淀んだ雰囲気はもうどこにもない。

澄んだ空気の中、小鳥のさえずりが聞こえ、木々の間を茶色いリスが元気よく走り抜けていく。
本当に、静かで、平和で、いい場所だ。
私は、この村がすっかり気に入ってしまった。

しばらく森を歩いていると、少し開けた場所に出た。
そこには、小さな湖が静かに水を湛えていた。
湖の水も、村の井戸の水と同じようにどこまでも透き通っている。
水面が午後の太陽の光を反射して、きらきらとダイヤモンドのように輝いていた。

その湖のほとりで、一頭の動物が水を飲んでいた。
雪のように真っ白な毛並みをした、狐のような動物だ。
でも、よく見るとふさふさの尻尾が何本にも分かれている。
私が知っている狐とは、少し違うみたいだ。

私が近づいても、その動物は全く逃げる様子を見せない。
それどころか、水を飲むのをやめて顔を上げ、くりくりとした大きな黒い瞳で、じっと私のことを見つめてきた。
その瞳には警戒心よりも、好奇心のようなものが浮かんでいるように見える。
なんだか、人懐っこそうな子だ。

私がもっと近づこうと一歩踏み出した時、その子はふらりと体勢を崩した。
どこか苦しそうで、元気がないように見える。
私は心配になって、そっと手を差し出してみた。

すると、その子はゆっくりとした足取りで私に近づき、くんくんと匂いを嗅いだ後、私の手のひらをぺろりと優しく舐めた。
くすぐったくて、思わず笑みがこぼれる。

「君も、この村の住人なのかな?」

私が優しく話しかけると、その子は「きゅん……」と弱々しい声で鳴いた。
その瞬間、私の目の前にシステムウィンドウが開き、その子の情報が表示される。

【神獣の仔(幼体)】
名前:なし
状態:衰弱(穢れによる)

穢れ?
見たところ、どこも汚れているようには見えないけれど……。
でも、この子の元気がないのは、その『穢れ』が原因なのかもしれない。
私は念のため、その子に『浄化』スキルを使ってみることにした。

「浄化」

私の手から放たれた温かい光が、神獣の仔を優しく包み込む。
すると、その子の純白の体から、ふわりと黒い靄のようなものが抜け出て、光の中に霧散していった。
それは、祠を覆っていた穢れと同じものだった。

『オブジェクト[神獣の仔]の穢れを浄化しました』
『神獣の仔は、あなたに深く感謝しています』

浄化が終わると、神獣の仔はさっきまでとは比べ物にならないほど元気になったように見えた。
少しだけくすんで見えた毛並みには輝くような艶が戻り、黒い瞳は一層その輝きを増している。
そして、その子は嬉しそうに私の足元に駆け寄り、体をすりつけて甘えるように喉を鳴らした。

どうやら、すっかり懐かれてしまったらしい。
こんなに可愛い生き物と触れ合うのは久しぶりで、私の心も温かくなる。

「よしよし。元気になってよかったね。君、名前はないの?」

私がそう尋ねると、神獣の仔は不思議そうに首を傾げた。
本当に言葉が分かっているみたいだ。

「じゃあ、私が名前をつけてあげようかな。うーん……」

真っ白で、ふわふわしていて、雪みたいだから……。

「シロ、なんてどうかな?」

少し安直すぎるだろうか、と一瞬思った。
でも、神獣の仔は「きゅんきゅん!」と高く鳴いて、ふさふさの尻尾をぶんぶんと振った。
どうやら気に入ってくれたみたいだ。

『神獣の仔が、あなたを主と認めました』
『ペット機能が解放されます。シロをペットにしますか? <YES / NO>』

ペットにできるんだ。
もちろん、答えは『YES』だ。

私が承諾すると、シロのステータスウィンドウが目の前に表示された。
名前の欄には、ちゃんと『シロ』と書かれている。
レベルはまだ1だけど、HPやMPの他に、神聖属性の攻撃スキルをいくつか覚えているようだった。

私はシロの頭を優しく撫でた。
一人で静かに過ごすつもりだったけど、こんなに可愛い相棒ができるなんて、思ってもみなかった。
これからのゲーム生活が、少し楽しみになった。

シロを連れて村に戻ると、家から出てきたエリアーナさんが、私の足元のシロを見て驚いたように目を見開いた。

「まあ、ミサ様! その子は、この森の守り神様ではございませんか……!」
「守り神様?」
「はい。古くからこの森と泉を守ってきた神獣の一族です。ですが、大崩壊戦争の折に穢れを受け、ずっと苦しんでいると聞いておりました。まさか、ミサ様がその穢れまでも……」

エリアーナさんは、感激した様子でシロを見つめている。
その目には、うっすらと涙さえ浮かんでいた。

「ミサ様は、やはりただのお方ではございませんね。天の遣わしたもうた、真の聖女様に違いありません」

そう言って、エリアーナさんは私を拝むように見つめてくる。
聖女様、という呼び方が、もうすっかり定着してしまいそうだ。
私は苦笑いしながら、嬉しそうに私の足にじゃれついているシロをそっと抱き上げた。

その日の夜、私は自分の家になった建物の中で、シロ用の小さなベッドをクラフト機能で作ってあげた。
そして、その隣で初めてログアウトしたのだった。
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