15 / 20
第15話 託された秘宝と、ライバルの涙
しおりを挟む
レオン様と、とろけるように甘いお茶会の時間を過ごした、次の日の放課後。
私は、彼に頼まれたお菓子を届けるために、魔法科の校舎へと向かっていた。
もう、すっかり見慣れた道のり。
向けられる視線も、温かいものばかりで、私の足取りは自然と軽くなる。
レオン様がいる高等部の教室棟に差しかかった、その時だった。
「――天野いちごさん」
凛とした、でも、どこか震えているような声に呼び止められ、私は振り返った。
そこに立っていたのは、ロゼリア様だった。
一人きりで、夕日を背にして。
その完璧に結い上げられたプラチナブロンドの髪も、寸分の隙もなく着こなされた制服も、いつもと同じはずなのに。
なぜか、今日の彼女は、すごく、すごく、儚く見えた。
「ロゼリア様……」
「……少し、お時間よろしいかしら」
彼女に案内されたのは、校舎裏にある、白い薔薇が咲き誇る小さな中庭だった。
誰もいない、二人きりの空間。
気まずい沈黙が、私たちの間に流れる。
先にそれを破ったのは、彼女の方だった。
「……先日の夜会では、みっともないところをお見せして、申し訳ありませんでしたわ」
「え……?」
まさかの、謝罪の言葉。
私は、驚いて、何も言えなくなってしまう。
彼女は、そんな私を、じっと見つめていた。
そのエメラルドグリーンの瞳には、もう、あの燃えるような嫉妬の炎はなかった。
代わりに、そこにあったのは、深い、深い、湖の底みたいな、静かな悲しみと、そして、ほんの少しの後悔の色だった。
「わたくし、ずっと、信じておりましたの」
彼女は、ぽつり、ぽつりと、語り始めた。
「レオン様の隣に立つのは、このわたくしだと。それが、当たり前の未来なのだと。ヴァイスハイト家とフォンティーヌ家を結ぶことこそが、わたくしに与えられた使命であり、揺るぎない正義なのだと……。だから、あなたのことが、許せなかった」
その声は、か細くて、今にも消えてしまいそうだった。
「でも……違いましたのね」
彼女は、自嘲するように、ふっと微笑んだ。
「魔法研究発表会で、あなたが作ったあのお菓子を、生徒たちが、本当に嬉しそうに頬張るのを見て……。夜会で、あなたに向けられる、あのレオン様の、見たこともないような、優しい笑顔を見て……。そして、あの神々しいまでの、本当の力を見て……わたくしは、ようやく、思い知らされました」
彼女の瞳から、一筋、キラリと光るものが、頬を伝った。
「わたくしは、彼の家柄や、力や、立場しか見ていなかった。でも、あなたは……あなたは、彼の心そのものを、その凍てついた孤独の奥にある、本当の魂を、見ていたのですね」
それは、完璧なプリンセスの、初めて見せる、涙だった。
「わたくしの、完敗ですわ」
その言葉は、私の胸を、ズキッと締め付けた。
勝ったとか、負けたとか、そんなんじゃない。
でも、彼女のプライドが、どれだけ傷ついているのかを思うと、かける言葉が見つからなかった。
「……ですが」
彼女は、涙をぐっとこらえると、その瞳に、強い光を宿した。
「わたくしは、もう、彼の隣に立つ資格はありません。でも……彼に、不幸になってほしくはないのです。心から、そう思うのです」
その瞳は、紛れもなく、本物だった。
彼女も、私とは違う形で、ずっと、レオン様のことを、大切に想ってきたんだ。
「だから、あなたに、お願いがあって、今日はお呼び立ていたしました」
「お願い……ですか?」
「アルビオン公爵は、まだ、諦めておりませんわ」
彼女の言葉に、私は息をのんだ。
「彼は、レオン様の聖なる魔力を暴走させ、その力を、根こそぎ奪い取るための、最後の計画を進めています」
「最後の、計画……?」
「ええ。数日後に迫った、この国の『創立記念祭』。そのクライマックスで行われる、大規模な魔法儀式を、彼は乗っ取るつもりです」
創立記念祭。
学園の生徒も、貴族も、平民も、みんなが参加する、この国で一番大きなお祭りだ。
「その儀式の中核を担うのは、代々、ヴァイスハイト家の当主と決められています。つまり、今回は、レオン様が、その大役を……。大勢の観衆の前で、もし、彼の魔力が暴走すれば……王都は、火の海になるでしょう。そうなれば、彼は、国を滅ぼしかけた大罪人として、その全ての力を、地位を、未来を、失うことになります」
あまりにも、恐ろしい計画。
私の体から、サーッと血の気が引いていく。
「わたくしは、もう、無力です。フォンティーヌ家の力をもってしても、王宮魔法顧問である、あの男を止めることはできませんでした」
彼女は、悔しそうに、唇を噛む。
「だから……あなたに、これを、託しますわ」
そう言って、彼女が、制服のポケットから取り出したもの。
それを見て、私は、息をのんだ。
それは、手のひらに収まるくらいの、小さな、雫の形をした宝石だった。
内側から、まるで生きているみたいに、淡い、虹色の光を放っている。
その光は、あまりにも清らかで、神々しくて、見ているだけで、心が洗われるようだった。
「これは……?」
「フォンティーヌ家に、代々、密かに伝えられてきた、伝説の秘宝……『妖精の涙(フェアリー・ティアー)』ですわ」
「妖精の、涙……」
「ええ。あらゆる魔力を浄化し、持ち主の魔力を、最大限まで増幅させる効果があると言われています。ですが、その力を引き出せるのは、心から誰かを想う、純粋で、優しい魔力の持ち主だけ……」
彼女は、その宝石を、そっと、私の手のひらに乗せた。
ひんやりとして、でも、どこか温かい、不思議な感触。
「……今の、わたくしには、もう、この宝石を輝かせることはできません。でも、あなたなら……」
彼女は、私の目を、まっすぐに見つめた。
「あなたの魔法菓子と、この宝石の力があれば、あるいは、奇跡を起こせるかもしれない。レオン様を……あの人の未来を救えるのは、もう、世界で、あなたしかいないのです。天野いちごさん」
ライバルだった彼女からの、魂からの、願い。
手のひらにある、小さな宝石が、ずしりと、重く感じられた。
それは、宝石そのものの重さじゃない。
彼女の、想いの重さだ。
「……わかりました」
私は、その宝石を、ぎゅっと握りしめた。
もう、私の心に、迷いはなかった。
「お預かり、します。必ず、レオン様を、守ってみせます」
私の瞳に宿った、強い光を見て、ロゼリア様は、ふっと、本当に、心からの、美しい微笑みを、見せた。
それは、私が初めて見る、彼女の、本当の笑顔だった。
*
その日の夜。
私は、一人、実習室にいた。
テーブルの上には、最高の材料たち。
そして、私の手のひらの中には、淡い光を放つ、『妖精の涙』。
(私が、レオン様を守るんだ)
ロゼリア様の想いも、みんなの笑顔も、私の全部の気持ちも、全部、このお菓子に込める。
人生で、最高で、最強の、魔法菓子を作るんだ。
私が、その決意を固めた、その時だった。
カチャリ、と、実習室のドアが開く音がした。
振り返ると、そこに、レオン様が立っていた。
「……いちご。こんな時間に、何をしている?」
彼の顔は、少しだけ、疲れているように見えた。
家の問題で、ずっと、大変だったんだろう。
「レオン様……」
「創立記念祭の儀式、正式に、俺が執り行うことになった」
彼は、まっすぐに、私のところへ歩いてくる。
「少し、嫌な予感がするんだ。アルビオンの奴が、何か、仕掛けてくるような、そんな気がして……」
その不安そうな顔を見て、私の心は、逆に、すっと落ち着いた。
もう、守られるだけの、私じゃない。
私も、あなたを守る力になるんだ。
私は、彼に、とびっきりの、太陽みたいな笑顔を向けた。
「――大丈夫です、レオン様」
私は、後ろ手に、『妖精の涙』を隠す。
「私が、あなたのために、世界で一番すごい、最強のお守りを作りますから」
私の言葉に、彼は、一瞬、きょとんとした顔をした。
そして、次の瞬間には、いつもの、自信に満ちた、不敵な笑みを浮かべた。
「……ああ。期待している、俺のパティシエール」
彼の瞳に、私への、絶対的な信頼の光が宿る。
それに呼応するように、私の手の中に隠された『妖精の涙』が、これまでで一番強い、希望の光を、キラリと、放った気がした。
最後の戦いが、もう、すぐそこまで、近づいていた。
私は、彼に頼まれたお菓子を届けるために、魔法科の校舎へと向かっていた。
もう、すっかり見慣れた道のり。
向けられる視線も、温かいものばかりで、私の足取りは自然と軽くなる。
レオン様がいる高等部の教室棟に差しかかった、その時だった。
「――天野いちごさん」
凛とした、でも、どこか震えているような声に呼び止められ、私は振り返った。
そこに立っていたのは、ロゼリア様だった。
一人きりで、夕日を背にして。
その完璧に結い上げられたプラチナブロンドの髪も、寸分の隙もなく着こなされた制服も、いつもと同じはずなのに。
なぜか、今日の彼女は、すごく、すごく、儚く見えた。
「ロゼリア様……」
「……少し、お時間よろしいかしら」
彼女に案内されたのは、校舎裏にある、白い薔薇が咲き誇る小さな中庭だった。
誰もいない、二人きりの空間。
気まずい沈黙が、私たちの間に流れる。
先にそれを破ったのは、彼女の方だった。
「……先日の夜会では、みっともないところをお見せして、申し訳ありませんでしたわ」
「え……?」
まさかの、謝罪の言葉。
私は、驚いて、何も言えなくなってしまう。
彼女は、そんな私を、じっと見つめていた。
そのエメラルドグリーンの瞳には、もう、あの燃えるような嫉妬の炎はなかった。
代わりに、そこにあったのは、深い、深い、湖の底みたいな、静かな悲しみと、そして、ほんの少しの後悔の色だった。
「わたくし、ずっと、信じておりましたの」
彼女は、ぽつり、ぽつりと、語り始めた。
「レオン様の隣に立つのは、このわたくしだと。それが、当たり前の未来なのだと。ヴァイスハイト家とフォンティーヌ家を結ぶことこそが、わたくしに与えられた使命であり、揺るぎない正義なのだと……。だから、あなたのことが、許せなかった」
その声は、か細くて、今にも消えてしまいそうだった。
「でも……違いましたのね」
彼女は、自嘲するように、ふっと微笑んだ。
「魔法研究発表会で、あなたが作ったあのお菓子を、生徒たちが、本当に嬉しそうに頬張るのを見て……。夜会で、あなたに向けられる、あのレオン様の、見たこともないような、優しい笑顔を見て……。そして、あの神々しいまでの、本当の力を見て……わたくしは、ようやく、思い知らされました」
彼女の瞳から、一筋、キラリと光るものが、頬を伝った。
「わたくしは、彼の家柄や、力や、立場しか見ていなかった。でも、あなたは……あなたは、彼の心そのものを、その凍てついた孤独の奥にある、本当の魂を、見ていたのですね」
それは、完璧なプリンセスの、初めて見せる、涙だった。
「わたくしの、完敗ですわ」
その言葉は、私の胸を、ズキッと締め付けた。
勝ったとか、負けたとか、そんなんじゃない。
でも、彼女のプライドが、どれだけ傷ついているのかを思うと、かける言葉が見つからなかった。
「……ですが」
彼女は、涙をぐっとこらえると、その瞳に、強い光を宿した。
「わたくしは、もう、彼の隣に立つ資格はありません。でも……彼に、不幸になってほしくはないのです。心から、そう思うのです」
その瞳は、紛れもなく、本物だった。
彼女も、私とは違う形で、ずっと、レオン様のことを、大切に想ってきたんだ。
「だから、あなたに、お願いがあって、今日はお呼び立ていたしました」
「お願い……ですか?」
「アルビオン公爵は、まだ、諦めておりませんわ」
彼女の言葉に、私は息をのんだ。
「彼は、レオン様の聖なる魔力を暴走させ、その力を、根こそぎ奪い取るための、最後の計画を進めています」
「最後の、計画……?」
「ええ。数日後に迫った、この国の『創立記念祭』。そのクライマックスで行われる、大規模な魔法儀式を、彼は乗っ取るつもりです」
創立記念祭。
学園の生徒も、貴族も、平民も、みんなが参加する、この国で一番大きなお祭りだ。
「その儀式の中核を担うのは、代々、ヴァイスハイト家の当主と決められています。つまり、今回は、レオン様が、その大役を……。大勢の観衆の前で、もし、彼の魔力が暴走すれば……王都は、火の海になるでしょう。そうなれば、彼は、国を滅ぼしかけた大罪人として、その全ての力を、地位を、未来を、失うことになります」
あまりにも、恐ろしい計画。
私の体から、サーッと血の気が引いていく。
「わたくしは、もう、無力です。フォンティーヌ家の力をもってしても、王宮魔法顧問である、あの男を止めることはできませんでした」
彼女は、悔しそうに、唇を噛む。
「だから……あなたに、これを、託しますわ」
そう言って、彼女が、制服のポケットから取り出したもの。
それを見て、私は、息をのんだ。
それは、手のひらに収まるくらいの、小さな、雫の形をした宝石だった。
内側から、まるで生きているみたいに、淡い、虹色の光を放っている。
その光は、あまりにも清らかで、神々しくて、見ているだけで、心が洗われるようだった。
「これは……?」
「フォンティーヌ家に、代々、密かに伝えられてきた、伝説の秘宝……『妖精の涙(フェアリー・ティアー)』ですわ」
「妖精の、涙……」
「ええ。あらゆる魔力を浄化し、持ち主の魔力を、最大限まで増幅させる効果があると言われています。ですが、その力を引き出せるのは、心から誰かを想う、純粋で、優しい魔力の持ち主だけ……」
彼女は、その宝石を、そっと、私の手のひらに乗せた。
ひんやりとして、でも、どこか温かい、不思議な感触。
「……今の、わたくしには、もう、この宝石を輝かせることはできません。でも、あなたなら……」
彼女は、私の目を、まっすぐに見つめた。
「あなたの魔法菓子と、この宝石の力があれば、あるいは、奇跡を起こせるかもしれない。レオン様を……あの人の未来を救えるのは、もう、世界で、あなたしかいないのです。天野いちごさん」
ライバルだった彼女からの、魂からの、願い。
手のひらにある、小さな宝石が、ずしりと、重く感じられた。
それは、宝石そのものの重さじゃない。
彼女の、想いの重さだ。
「……わかりました」
私は、その宝石を、ぎゅっと握りしめた。
もう、私の心に、迷いはなかった。
「お預かり、します。必ず、レオン様を、守ってみせます」
私の瞳に宿った、強い光を見て、ロゼリア様は、ふっと、本当に、心からの、美しい微笑みを、見せた。
それは、私が初めて見る、彼女の、本当の笑顔だった。
*
その日の夜。
私は、一人、実習室にいた。
テーブルの上には、最高の材料たち。
そして、私の手のひらの中には、淡い光を放つ、『妖精の涙』。
(私が、レオン様を守るんだ)
ロゼリア様の想いも、みんなの笑顔も、私の全部の気持ちも、全部、このお菓子に込める。
人生で、最高で、最強の、魔法菓子を作るんだ。
私が、その決意を固めた、その時だった。
カチャリ、と、実習室のドアが開く音がした。
振り返ると、そこに、レオン様が立っていた。
「……いちご。こんな時間に、何をしている?」
彼の顔は、少しだけ、疲れているように見えた。
家の問題で、ずっと、大変だったんだろう。
「レオン様……」
「創立記念祭の儀式、正式に、俺が執り行うことになった」
彼は、まっすぐに、私のところへ歩いてくる。
「少し、嫌な予感がするんだ。アルビオンの奴が、何か、仕掛けてくるような、そんな気がして……」
その不安そうな顔を見て、私の心は、逆に、すっと落ち着いた。
もう、守られるだけの、私じゃない。
私も、あなたを守る力になるんだ。
私は、彼に、とびっきりの、太陽みたいな笑顔を向けた。
「――大丈夫です、レオン様」
私は、後ろ手に、『妖精の涙』を隠す。
「私が、あなたのために、世界で一番すごい、最強のお守りを作りますから」
私の言葉に、彼は、一瞬、きょとんとした顔をした。
そして、次の瞬間には、いつもの、自信に満ちた、不敵な笑みを浮かべた。
「……ああ。期待している、俺のパティシエール」
彼の瞳に、私への、絶対的な信頼の光が宿る。
それに呼応するように、私の手の中に隠された『妖精の涙』が、これまでで一番強い、希望の光を、キラリと、放った気がした。
最後の戦いが、もう、すぐそこまで、近づいていた。
0
あなたにおすすめの小説
極甘独占欲持ち王子様は、優しくて甘すぎて。
猫菜こん
児童書・童話
私は人より目立たずに、ひっそりと生きていたい。
だから大きな伊達眼鏡で、毎日を静かに過ごしていたのに――……。
「それじゃあこの子は、俺がもらうよ。」
優しく引き寄せられ、“王子様”の腕の中に閉じ込められ。
……これは一体どういう状況なんですか!?
静かな場所が好きで大人しめな地味子ちゃん
できるだけ目立たないように過ごしたい
湖宮結衣(こみやゆい)
×
文武両道な学園の王子様
実は、好きな子を誰よりも独り占めしたがり……?
氷堂秦斗(ひょうどうかなと)
最初は【仮】のはずだった。
「結衣さん……って呼んでもいい?
だから、俺のことも名前で呼んでほしいな。」
「さっきので嫉妬したから、ちょっとだけ抱きしめられてて。」
「俺は前から結衣さんのことが好きだったし、
今もどうしようもないくらい好きなんだ。」
……でもいつの間にか、どうしようもないくらい溺れていた。
四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。
クールな幼なじみの許嫁になったら、甘い溺愛がはじまりました
藤永ゆいか
児童書・童話
中学2年生になったある日、澄野星奈に許嫁がいることが判明する。
相手は、頭が良くて運動神経抜群のイケメン御曹司で、訳あって現在絶交中の幼なじみ・一之瀬陽向。
さらに、週末限定で星奈は陽向とふたり暮らしをすることになって!?
「俺と許嫁だってこと、絶対誰にも言うなよ」
星奈には、いつも冷たくてそっけない陽向だったが……。
「星奈ちゃんって、ほんと可愛いよね」
「僕、せーちゃんの彼氏に立候補しても良い?」
ある時から星奈は、バスケ部エースの水上虹輝や
帰国子女の秋川想良に甘く迫られるようになり、徐々に陽向にも変化が……?
「星奈は可愛いんだから、もっと自覚しろよ」
「お前のこと、誰にも渡したくない」
クールな幼なじみとの、逆ハーラブストーリー。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
左左左右右左左 ~いらないモノ、売ります~
菱沼あゆ
児童書・童話
菜乃たちの通う中学校にはあるウワサがあった。
『しとしとと雨が降る十三日の金曜日。
旧校舎の地下にヒミツの購買部があらわれる』
大富豪で負けた菜乃は、ひとりで旧校舎の地下に下りるはめになるが――。
氷鬼司のあやかし退治
桜桃-サクランボ-
児童書・童話
日々、あやかしに追いかけられてしまう女子中学生、神崎詩織(かんざきしおり)。
氷鬼家の跡取りであり、天才と周りが認めているほどの実力がある男子中学生の氷鬼司(ひょうきつかさ)は、まだ、詩織が小さかった頃、あやかしに追いかけられていた時、顔に狐の面をつけ助けた。
これからは僕が君を守るよと、その時に約束する。
二人は一年くらいで別れることになってしまったが、二人が中学生になり再開。だが、詩織は自身を助けてくれた男の子が司とは知らない。
それでも、司はあやかしに追いかけられ続けている詩織を守る。
そんな時、カラス天狗が現れ、二人は命の危険にさらされてしまった。
狐面を付けた司を見た詩織は、過去の男の子の面影と重なる。
過去の約束は、二人をつなぎ止める素敵な約束。この約束が果たされた時、二人の想いはきっとつながる。
一人ぼっちだった詩織と、他人に興味なく冷たいと言われている司が繰り広げる、和風現代ファンタジーここに開幕!!
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
未来スコープ ―この学園、裏ありすぎなんですけど!? ―
米田悠由
児童書・童話
「やばっ!これ、やっぱ未来見れるんだ!」
平凡な女子高生・白石藍が偶然手にした謎の道具「未来スコープ」。
それは、未来を“見る”だけでなく、“触れたものの行く末を映す”装置だった。
好奇心旺盛な藍は、未来スコープを通して、学園に潜む都市伝説や不可解な出来事の真相に迫っていく。
旧校舎の謎、転校生・蓮の正体、そして学園の奥深くに潜む秘密。
見えた未来が、藍たちの運命を大きく揺るがしていく。
未来スコープが映し出すのは、甘く切ないだけではない未来。
誰かを信じる気持ち、誰かを疑う勇気、そして真実を暴く覚悟。
藍は「信じるとはどういうことか」を問われていく。
この物語は、好奇心と正義感、友情と疑念の狭間で揺れながら、自分の軸を見つけていく少女の記録です。
感情の揺らぎと、未来への探究心が交錯するSFラブストーリー、シリーズ第3作。
読後、きっと「誰かを信じるとはどういうことか」を考えたくなる一冊です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる