ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)

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第61話 時間凍結の魔導缶と美食の断罪者

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ポルトゥスの港湾地区に、異様な熱気を放つ巨大な建造物がそびえ立っていた。
アークライト商会直轄、第一食品加工プラント。
この工場は、魔法で一晩にして湧いて出たものではない。
私がサルツ伯爵から塩の利権を奪い取ってから数週間。王都から呼び寄せた精鋭の建築部隊と、現地の労働者たちを昼夜交代で酷使し、金貨を湯水のように注ぎ込んで完成させた「突貫工事の結晶」だ。
建屋の壁はまだ乾ききっていない漆喰の匂いを残しているが、内部ではすでにフル稼働の轟音が響いている。

「……ふう。ようやく、形になったわね」

私は工場最奥部に設けられた品質管理室の革張りソファに深く座り、ハンカチで額の汗を拭った。
室外から漏れ聞こえるのは、数百人の従業員たちが駆け回る足音と、巨大な魔導釜が蒸気を噴き上げる音。そして、鼻腔を暴力的に刺激するのは、焦げた醤油と魚の脂が混じり合った濃厚な香りだ。
これこそが、私が求めていた「産業」の香りである。

「リリア様。これが、幾多の失敗と徹夜の果てに完成した、量産型『魔法の鉄箱』……いえ、缶詰の第一号でございます」

目の前に、銀色に鈍く光る円筒形の物体が差し出された。
差し出したのは、もはや人間かゾンビか区別がつかないほどやつれた技師長のガラムだ。彼の目は充血し、作業服は油と煤で真っ黒だが、その瞳だけは狂信的な達成感に輝いていた。
この数週間、私が彼に強いたのは地獄のような開発スケジュールだった。「寝ている暇があったら図面を引け」という私の無茶ぶりに、彼は見事に応えてくれたようだ。

「完璧だわ、ガラム。蓋の巻き締め強度、内側の防腐コーティング、そして魔法銀(ミスリル)を配合した時間停止術式の定着率。すべて私の計算通りね」

「は、はいっ! リリア様の設計図があまりにも高度で、現場は何度も心が折れかけましたが……まさか、金属の箱に『時間停止』の概念を組み込むとは。これで中身は、理論上は百年経っても腐りません」

ガラムがひれ伏すようにして答える。
物理的な密閉と、魔法的な保存。この二つを掛け合わせることで、私は「鮮度」という概念を支配下に置いたのだ。

「セバスチャン。開封の儀を」

「かしこまりました」

私の合図で、執事が専用のオープナーを缶に突き立てる。
プシュッ、という空気の抜ける音が、静寂な部屋に響いた。
それは、閉じ込められていた時間が解放された音だ。
パカッ、と蓋が開かれた瞬間。
部屋の空気が一変した。

芳醇な醤油の香り。生姜の爽やかな刺激。そして、魚の脂が煮溶けた甘く濃厚な匂い。
それらが爆発的に広がり、鼻腔を占領する。

中から現れたのは、黄金色の煮汁に浸った、分厚い鮭の切り身だった。
骨まで柔らかくなるよう、高圧力と魔力でじっくりと数時間煮込まれている。
私は銀のスプーンを手に取り、その身をそっと崩した。抵抗なくほぐれる繊維。溢れ出す肉汁。
そのまま一口、口へと運ぶ。

「……んんっ」

舌の上で、鮭が溶けた。
醤油の塩気と砂糖の甘みが、魚の脂と完全に乳化している。
缶の中で数週間熟成されたことで、作りたてよりも角が取れ、まろやかで深みのある味わいに昇華されていた。
白いご飯が欲しい。切実にそう思わせる、魔性の味だ。

「合格よ。これなら、王侯貴族の晩餐に出しても恥ずかしくないわ」

私が太鼓判を押すと、ガラムと周囲の技師たちが、安堵のあまりその場に崩れ落ちそうになった。
足元では、二匹の相棒が我慢の限界を迎えている。

「わんっ! いいにおいです! リリアさま、はやく!」
「にゃあ。これは……ただの魚じゃないわね。魔力を感じるわ」

フェンが尻尾で床を叩き、ノクスが私の膝に爪を立てる。
私は苦笑しながら、二匹専用の皿に鮭をたっぷりと盛り付けた。骨まで食べられる柔らかさだから、喉に詰まらせる心配もない。

「はい、どうぞ。あなたたちの食費を稼ぐための新商品よ。心して味わいなさい」

二匹は猛然と皿に顔を突っ込み、ハフハフと音を立てて食べ始めた。
その幸せそうな姿を見ていると、この数週間の激務と投資も安いものだと思えてくる。
いや、実際には安いどころか、これから生み出す利益を考えれば誤差の範囲にも満たないのだが。

私は手元の帳簿を開き、さらさらとペンを走らせた。
原材料費は、大量仕入れと魔導生産ラインによる自動化で極限まで圧縮されている。容器代に多少のコストはかかるが、中身の付加価値を考えれば些末な問題だ。
原価、銀貨三枚。想定売価、金貨一枚。利益率は約三千三百パーセント。
暴利? いいえ、これは「時間」と「場所」を越える魔法への対価だ。

「ガラム、生産ラインをフル稼働させなさい。まずは一万個。王宮への手土産にするわ」

「承知いたしました! 工場長に伝え、二十四時間体制で製造させます!」

ガラムが部屋を飛び出していく。
工場の窓から外を見下ろすと、そこにはすでに完成品を運ぶための馬車列が待機していた。アークライト商会のロゴが入った幌馬車が、地平線の彼方まで続いている。
この全てが、私の富を運ぶ血管だ。

「さて、行きましょうか。アーノルド殿下が、首を長くして待っているはずよ」

私は立ち上がり、ドレスの裾を翻した。
セバスチャンが扉を開け、レオン様が護衛につく。完璧な布陣だ。
工場の外に出ると、爽やかな海風が頬を撫でた。空は高く澄み渡り、私の前途を祝福しているかのようだ。

その時だった。
工場の正門の方から、品のない怒声が響いてきたのは。

見れば、一台の派手な馬車が、出荷待ちのアークライト商会の馬車列を強引に押しのけようとしている。
馬車から降りてきたのは、風船のように肥え太った男だった。時代遅れのフリルがついた服をまとい、脂ぎった顔を真っ赤にして門番に喚き散らしている。
彼の背後には、同じような体型の取り巻きたちが、ハンカチで鼻を押さえながら立っていた。

「……何かしら、あの見苦しい肉団子たちは」

私の冷ややかな声に、レオン様が即座に反応する。

「あれは美食家ギルドの理事、ガストーネ男爵です。王都の飲食店から『味覚の検査』と称して賄賂を巻き上げている、ハイエナのような男ですよ」

「美食家ギルド? ああ、あの役立たずの集団ね」

私は記憶の引き出しを開けた。
古い権威にしがみつき、新しい料理の芽を摘むだけの老害組織。私のビジネスにとって、害虫以外の何物でもない。
どうやら、向こうから駆除されに来てくれたようだ。

私は優雅な足取りで、男爵の方へと歩み寄った。フェンとノクスが、低い唸り声を上げながら左右に展開する。

「あら、騒がしいと思ったら。どこの田舎芝居の一座かと思いましたわ」

私の声に、男爵が弾かれたように振り返った。私を見るなり、その目が侮蔑の色に染まる。

「貴様か、アークライトの小娘というのは。噂通りのガキではないか」

男爵は、扇子で私を指差して鼻を鳴らした。

「聞けば、卑しい鉄の箱に詰めた『腐った魚』を売り歩いているそうだな。神聖な食文化を冒涜するにも程がある! 美食家ギルドの名において、この工場の即時閉鎖を命じる!」

「腐った魚、ですって?」

私は眉をひそめたふりをした。

「あなたの舌は、脂身の味しか感じ取れないように退化しているのかしら? 私の缶詰は、あなたの家の晩餐よりも衛生的で、栄養価も高く、そして何より美味しいのよ」

「な、なんだとォ!? 無礼者め!」

男爵が地団駄を踏むと、腹の肉が波打った。

「食とは芸術だ! 一流の料理人が、その場の空気と温度に合わせて提供するものだ! それを、鉄の箱に詰めて保存するなど、家畜の餌と同じだ!」

「芸術、ねえ」

私は冷笑し、セバスチャンから一枚の羊皮紙を受け取った。
それは、私が工場建設の合間にカシアンに命じて徹底的に洗い出させた、美食家ギルドの裏帳簿の写しだ。この数週間、私はただ工場を作っていたわけではない。邪魔者を排除するための「爆弾」も、着々と製造していたのだ。

「あなたの言う芸術とは、産地を偽装した牛肉を、市場価格の五倍で王室に売りつけることなのかしら?」

「……あ?」

男爵の動きが止まった。

「北方の高級牛と偽って、実際には近隣の病死した廃牛の肉を納入している。……これ、食品偽装だけじゃ済まないわよ? 王室への不敬罪、詐欺罪、そして公衆衛生法違反」

私は羊皮紙をめくり、淡々と罪状を読み上げた。
男爵の顔から、みるみるうちに血の気が引いていく。脂汗が滝のように流れ出し、厚化粧が溶けていく様は、見ていて哀れですらあった。

「で、デタラメだ! 証拠はあるのか! それは捏造だ!」

「捏造? 往生際が悪いわね。……ゼロ兄様」

私が指を鳴らすと、男爵の影がにゅっと伸びた。
そこから、黒装束の青年――ゼロ兄様が、音もなく姿を現す。
その手には、見覚えのある印章と、分厚い革綴じの本が握られていた。

「これだろ? お前の屋敷の、地下金庫に隠してあった『真実の帳簿』は」

ゼロ兄様が、男爵の目の前にそれを突きつけた。

「そ、それは……! なぜ、それを……! 魔法結界で封印していたはずだ!」

「俺の前で鍵の話をするな。笑わせる」

ゼロ兄様は一蹴し、帳簿をパラパラとめくった。

「他国の商人からの賄賂のリスト、闇市場への横流しの記録、愛人への送金履歴……。全部、綺麗に書いてあるな。几帳面なことだ」

「ひぃっ……!」

男爵は腰を抜かし、その場にへたり込んだ。取り巻きたちも、蜘蛛の子を散らすように後ずさりしていく。

「不愉快だわ。連れて行って」

私は冷たく言い放ち、レオン様に目配せをした。騎士たちが一斉に男爵たちを取り囲み、引きずっていく。これで、王都の食文化を停滞させていた癌が一つ、切除されたわけだ。

「ふう。朝から汚いものを見てしまったわ」

私は溜息をつき、気を取り直して馬車へ向かった。
男爵が落としていったハンカチを、フェンが「ぺっ」と嫌そうに蹴り飛ばしている。よくできた子だ。

「さて、掃除も終わったし、王宮へ向かいましょうか。殿下にお土産を渡さないと」

私は馬車に乗り込み、ふかふかのシートに身を預けた。
窓の外の景色が流れ始める。
私の頭の中では、すでに次の計算が始まっていた。
美食家ギルドの解体により、彼らが独占していた高級食材の流通ルートが解放される。それを全てアークライト商会が引き継げば、利益は跳ね上がる。その資金があれば、北国への鉄道延伸計画を一気に前倒しできる。

北。
私は地図を思い浮かべ、小さく溜息をついた。

(……南への延伸は数ヶ月で済んだけれど、次はそうはいかないわね)

北の大地は、ここポルトゥスとはわけが違う。
一年中雪と氷に閉ざされた、過酷な自然環境。魔導エンジンの耐寒性能も強化しなければならないし、凍土にレールを敷くには、通常の何倍もの時間と労力がかかるだろう。
何より、その土地を治める領主が問題だ。
『鉄血の侯爵』アイゼン候。
武力と規律を何よりも重んじ、外部の人間を極端に嫌うという頑固者。カゲミツやサルツ伯爵のように、金や脅しでどうにかなる相手ではない。

「フェン、ノクス。次は雪国よ。でも、今までで一番厳しい戦いになるわ」

私は窓の外、遥か北の空を見上げた。
そこには、分厚い雲が垂れ込めているような気がした。
工事には一年、いやそれ以上かかるかもしれない。だが、その苦労の先には、世界中の美食家が憧れる『雪原カモ』が待っている。

「わんっ! ゆきやま! おにく! いきます!」
「にゃあ。寒いのは苦手だけど、リリアの選ぶお肉なら付き合うわ」

二匹の頼もしい返事に、私は満足げに頷いた。
どんなに困難な道のりでも、美味しいものがある限り、私の進撃は止まらない。
馬車は王宮へ向かって速度を上げる。私の手元には、銀色に輝く缶詰が、確かな重みを持って握られていた。
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