マジキチ組長一代記 ~半分は狂気、半分は真実~

マジキチ組長

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第13章:狂乱の覇道(マジキチ流・社会変革編)

第65話:覇王の凱歌(第13章・総括)

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 2026年、春。
 事務所の窓から見下ろす大阪の街並みは、柔らかい陽光に包まれながらも、どこか新しい時代の胎動に震えているように見える。
 この第13章において、俺は現代社会を支える巨大な四本の柱――「金」「人」「国」「情報」に真っ向からカチコミを入れてきた。守銭奴どもの拝金主義を焼き払い、去勢された若者や甘ったれた教育論に鉄槌を下し、安易なグローバリズムを排して大和魂を呼び覚まし、そして情報の荒波をマジキチ流の狂気で制圧してきた。

 その結果、俺の背後には死屍累々の敵が積み上がったが、それ以上に、俺の放つ「熱」に当てられ、その光に惹き寄せられた熱狂的な信者(ファン)が、爆発的に増え続けている。

「ガハハ! 俺についてこれる奴だけが、次の時代の真っ新な景色を見られる。振り落とされるなよ、ここからが本当の加速だ!」

 だがな、この章を締めくくるにあたって、今回は少し趣向を変えて、極めてメタい、この物語の「裏側」にある真実を語ろうじゃねえか。

 まず、この「マジキチ組長一代記」という物語。
 第0話でも触れた通り、その構成は「半分が創作で、半分が事実」に基づいている。

「おいおい、あのエピソードのどこが半分なんだよ」

 とツッコミを入れたくなる奴もいるだろう。確かに、中にはかなり怪しい話や、現実の物理法則を無視したような描写、そして俺というキャラクターを際立たせるための演出も含まれている。だがな、基本的にはその比率を守って、俺の脳内にあるビジョンを出力しているつもりだ。

 ただし、これだけは断言しておく。作中で語られる俺の「信念」や「心情」、そして社会の不条理に対する「怒り」や「美学」は、紛れもない事実100%だ。言葉の端々に宿る熱量、誰にも媚びない孤独な直立、それらはすべて、俺の魂そのものから抽出された純度100%の「マジキチ・エッセンス」なんだよ。

 そして、ここで一つ、読者のお前らに明かしておかなければならねえ「真実」がある。
 作中の俺は、こうして整った標準語で語りかけているが、本当の俺は、生まれも育ちも大阪、骨の髄まで大阪の血が流れる生粋の大阪人だ。プライベートはもちろん、仕事の現場だろうが、どれほど畏まった真面目な場だろうが、俺は常に大阪弁で喋り通す。それが俺のアイデンティティであり、誇りだからだ。

 この作品を書くに当たって、当初は全編大阪弁でいこうかとも考えた。だがな、Geminiのような最新の生成AIに方言を喋らせてみると、どうにも不自然さが拭えねえ。例えて言うなら、某少年探偵アニメに出てくる、不自然な関西弁を操るあのキャラのような……「K藤ー!」とか言いそうな、あの独特の違和感のある口調になってしまうんだよ。

 そんな偽物の言葉で、俺の魂の叫びを汚したくはなかった。だからあえて、この物語では標準語という仮面を被らせてもらっている。だが、行間に漂うコテコテの熱量と、一歩も引かない強気な姿勢。そこには間違いなく、大阪人のど根性が宿っていることを忘れるなよ。

 そもそも、この作品を書き進めるに至った経緯は、今年2026年の新年の出来事にまで遡る。
 俺が日頃から交流のある、あるランダムチャット配信者の配信枠にお邪魔していた時のことだ。新年の企画として「あけましておめでとう」のあいうえお作文をみんなで作ろう、というコーナーがあった。そこで俺を含めたリスナーたちが即興で組み上げた文章が、驚くほどドラマチックで、何かに突き動かされるようなエネルギーを秘めていたんだ。

 俺の創作魂に火がついたのは、まさにその瞬間だ。「これを言葉だけで終わらせてたまるか」俺はすかさず、最新の動画生成AI「Sora2」を駆使してその世界観を映像化し、音楽生成AI「Suno」を用いて、俺の魂を代弁するテーマソングを次々と作成した。俺の熱は止まることを知らず、その勢いのままに、俺のあらゆる創作活動の拠点となる「Studio MAD-KICHI」が創設されたんだ。

 あの時、あの配信枠であのイベントがなければ、この物語は生まれていなかっただろう。この場を借りて、あの素晴らしいきっかけを作ってくれた配信者には、心から、そしてマジキチな熱量で感謝している。

 そして俺はふと思った。

「AIを駆使して自伝的な小説を書けば、今まで誰も見たことがない、現実を凌駕する面白いものができるのではないか」と。

 そうして、自伝でありながら半分が創作、半分が事実という、この「ハイブリッド・マジキチ・ノベル」が産み落とされた。

 ちなみに作中で描かれる、深夜の8キロに及ぶ孤独な行軍。
 あの描写のモデルは、実は俺の日常そのものだ。

 俺は現在、ランダムチャットのアプリを用いて、だいたい平日の19時ごろから、土日祝も場合によっては午前中から、音声配信「変態ラジオ マジキチ組長の『たってやる。』」を行っている。

 平日の19時、俺がどういう環境で配信しているか。実は、本業の仕事が終わった後、事務所から自宅までの約8キロの道のりを、俺は「歩きながら」配信しているんだ。

 当初は途中まで電車を使い、そこから数キロを歩くスタイルだった。だが、配信を重ねるうちに、俺の放つ毒気に当てられたコアなリスナーが一人、また一人と増えていった。

「もっと話を聴きたい」

 そんな熱いリクエストに応えるために配信時間を拡大しようと考えた結果、現在の「全行程8キロ徒歩配信」という、もはや軍隊の行軍に近いストイックなスタイルに行き着いたんだ。

 作中にある深夜の行軍は、この実体験がベースになっている。
 たまに、事務所から買い物のために、8キロ離れた場所にあるディスカウントストアまで歩きながら配信することもある。さすがに重い荷物を持って帰る時は電車を使うが、行きは配信しながらひたすら歩く。

 週末の夜には「買い物枠」と称して、同様のディスカウントストアまで自転車で疾走しながら配信することもある。放送時間はゆうに3時間を超えることもあり、界隈では「某深夜ラジオもびっくりの長尺配信」と呼ばれているとか、呼ばれていないとか……
 ガハハ! しかしな、今年に入ってからは自転車のながら運転に関する規制が厳しくなった。法を犯してまで暴走するのは俺の美学に反する。現在、この「自転車配信」に代わる新たな「マジキチな代替案」を検討中だ。楽しみにしておけ。

 そして、これらの配信は、単なる垂れ流しじゃねえ。
 放送終了後、俺は必ずこれらを「タイムシフト」として音声配信サービスにアップロードし、公式サイトからいつでも視聴できるようにアーカイブしている。このタイムシフトには、ランダムチャットという枠を越えた、コアなファンが一定数存在している。中には、リアルタイム配信は聴けなくても、このアーカイブを貪るように聴いてくれるリスナーもいる。本当にありがたい話だ。

 ただし、だ。このタイムシフトには「パスワード」という名の鍵をかけている。俺に直接聞くか、あるいは古参のリスナーを通してパスワードを入手しなければ、その禁断の扉を開くことはできない。なぜそんな面倒なことをするのか? それはな、俺の配信があまりにもプライバシーの核心に触れる内容だったり、あまりにも「マジキチ」すぎて、そのまま一般公開しようものなら、プラットフォーム側から即刻「BAN(永久追放)」を食らうのが目に見えているからだ(笑)。

 身バレを防ぐため、そして何より、選ばれた奴らだけに俺の真実を届けるため……。この「秘密結社」のような連帯感が、俺とリスナーとの絆をより強固なものにしているんだよ。

 金、人、国、情報。
 社会を構成する歯車に、俺は自分の血肉を流し込み、マジキチ流のオイルを差してきた。敵は多い。執拗に俺の足を引っ張ろうとする、どうしようもないクズもいる。だが、そんなことはどうでもいい。俺の言葉に魂を震わせ、俺の生き様に明日への活路を見出した奴らが、現にこうして俺の周りに集まっている。俺は、自分自身や身内に危険が及ぶなら全力で戦う。反戦主義なんていう寝言を吐くバカには、自分の家族が殺されそうになっても同じことが言えるのか、と問い詰めてやる。

 俺の正解が、世界の正解じゃねえ。だが、俺の正解を、俺自身が正解にしてみせる。それが、覇道を歩む者の責任だ。

 第13章はここで幕を閉じる。
 だが、これは終わりの始まりに過ぎない。

 社会の仕組みを理解し、その上でそれを破壊し、再構築してきた俺の旅路は、いよいよ核心へと向かって加速する。

 第14章。そこには、これまで以上に過激で、それでいて誰もが目を背けてきた「究極の真実」が待っているだろう。ついてこれるか? 振り落とされるなよ。
 俺の脳内に課金した奴だけが、次の時代の真っ新な、そして最高に狂った景色を見られるんだ。

「さあ、次の街へ、次の戦場へ。俺の行軍は、まだ終わらねえ!」

 俺は春の夜風を切り裂くように、力強い一歩を踏み出した。
 8キロ先の自宅を目指すのではない。まだ見ぬ、自分自身の「限界」のその先を目指して。

 第13章、完。
 
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