過去から来た忍者を拾ったら、料理上手すぎる完璧奥さんでした

及川証 (アカシ)

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早乙女視点

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 私、早乙女美香が黄昏秋人、そして雪白を見て一番強く感じ、言葉にするのであれば、そう。

 ―――宝の持ち腐れ。そう心底思いため息が自然と漏れる。

 黄昏秋人。

 無表情でミステリアス。しかし、どことなく天然をにじませる彼は間違いなくアイドル業界で売れるだろう。

 そして、雪白。

 私が一番欲しい人材。

 誰も真似できないカラスを扱う能力。

 それだけではない。

 偶然見た。

 ビルを足場に跳ぶ姿。

 「パルクール」なんてものは優しい物だと錯覚しそうになるフットワーク。
 そして慎重に似合わない脚力。

 まるで羽根が生えているのかとすら思ってしまうほど。

 そんなポテンシャルを持つ雪白を「欲しい」と思うのは自然な事でしょう?

「なんとしても手に入れないとね」

 私は笑みを深め、あるテレビ番組の企画を提案するべくスマホを起動させた。
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