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第1章.兄をオカズに致す妹【青山円香】
第5話.比翼連理のブラザー
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「円香···お前、何やってるんだよっ···」
俺の部屋の、俺のベッドの上で、俺の使用済みティッシュに顔を埋め、女性器をイジりながら悶える痴女。
青山円香の姿に他ならないその者に、俺は声をかけた。
「···」
一瞬の静寂、の後。
「いや~、ついにお兄ちゃんに見つかっちゃったね~」
思っていたよりも、冷静な回答が返ってきた。
その堂々とした振る舞いに、逆に面食らいそうになる。
「見つかったって、お前、何をしてたんだ」
「わかってるクセに女の子相手に質問攻めとは、お兄ちゃん中々のSっぷりだね~」
火照った顔でニヤリと笑いながら、その艷やかな髪を掻き上げる。
「お兄ちゃんをオカズに、”お楽しみ”の最中だったの♡」
···は?
オニイチャンヲオカズニオタノシミ?
何を言ってるんだ、コイツは?
「鳩がマシンガン喰らったみたいな顔してるけどさ、お兄ちゃんだって私をオカズにシコってるでしょ、それと同じことじゃん」
「いや、だって、それは···」
それは、俺がお前の事を好きだから、とは口に出せなかった。
それを今告げてしまったら、もう後戻りできないような気がして、俺は口を閉じたまま立ち尽くすことしかできなかった。
ベッドのスプリングの反動を利用し、ひょいと立ち上がった彼女は、一糸纏わぬ姿のままで、少しずつ俺に歩み寄ってきた。
朝の通学路でそうしてきたように、上目遣いでジッと俺の顔を覗き込む。
と、同時に、右手が俺の顔に向けて伸ばされてきたかと思うと、その濡れた中指で、俺の唇を横向きにスーと撫でられる。
少し乾いていた唇に、潤いが与えられる。
ゴキュっと、思わず生唾を呑み込んだ。
こちらの緊張を感じ取ってか、またもや小悪魔のように、駆け出しのサキュバスのように彼女はニヤリと笑った。
「ねぇ、お兄ちゃん、とりあえず私から1つ言わせてもらっていい?」
「な、なんだよ···」
ま、まさか、愛の告白か!?
まだ心の準備が···
「妹がイきそうなタイミングで、オナニーの邪魔してんじゃねーよ!このバカ兄貴!!!」
···え~と、コレってもしかして、俺の部屋の俺のベッドの上で好き勝手にオナニーしてた妹に怒られてる状況ですか?
しかも、妹から初めて”兄貴”と呼ばれるという一大イベントが、こんなクソみたいなセリフと共に消化されてしまったのは、お兄ちゃんとしては悲しすぎるのだが···
「ほんと、お兄ちゃんは昔からデリカシーが無くて困るよ」
自らのデリカシー不足を否定するつもりはないが、かといってお前に言われる云われもない。
「ちなみに、デリカシーがあった場合、どういう行動が正解なんだ?」
「まず、部屋に入る前には、ノックをするべきでしょ!」
···ここ、俺の部屋なんだけど。
「お兄ちゃんが言いたい事は分かるよ···」
まぁ、流石に察しはつくよな。
俺の部屋に入るのに、俺がノックをする必要はないって事ぐらいは。
「『てやんでい!ワシがノックするのは女の”子宮口”だけでい!』って言いたいんでしょ」
···いや、全然違うよ。
てゆうか、お前の中の俺のイメージ像ヤバすぎだろ。
「お兄ちゃんのそういう”男らしいところ”も好きだけどさ~///」
頬を染めるな!俺は断じてそんな輩ではないぞ!
コイツ、”男らしさ”というモノを履き違え過ぎでは?
仮に、『てやんでい』口調のキャラを求められているとすれば、俺には少々荷が重いのだが···
「いや、円香、悪いけど言いたい事と全然違うんだけど···」
「···もしかして、『てやんでい』じゃなくて『べらんめい』の方だった?」
「その違いに何か意味はあるのか?」
「···てか、アレだけアンアン喘いでたら、どちらにせよノックの音なんて聞こえねーだろ」
この正論は、デリカシーがなさ過ぎだろうか···
···
「···確かに!」
どうしよう、ウチの妹のアタマが悪過ぎる。
「まぁ、お兄ちゃんの言い分も一理あるけどさ~」
「どう少なく見積もっても百理はあるだろ」
「せめてさ、私が完全にイった後で話しかけて欲しかったな~」
「そう言われましても···女の”ソレ”って判りにくいし···」
「私がイくときは必ず”潮”を吹くって、前から言ってたじゃん!」
「いや、初耳なんですけど···」
「お兄ちゃん、なんか”寝耳に水”って感じだね」
「俺としては”寝耳にミミズ”って感じだけどな」
「”青山円香はイく時に潮を吹く”、コレ、次のテストで出題するから、ちゃんと覚えといてよね!」
俺は、そんなクソみたいな科目を履修するつもりは毛頭無い。
「円香さん、なんでそんなにテンションが”仕上がってる”んですか?」
「オナニーのクライマックスで邪魔が入ったらこうもなるよ」
「そういうもんかねぇ···」
「お兄ちゃんもちょっと想像してみてよ。私をオカズにシコシコしていて、いざイきそうなその時に、『和哉~ご飯よ~』ってお母さんに呼ばれたらどう思う?」
「『うるせぇなっ!今いいところなんだから黙ってろクソババァ!ぶっ殺すぞっ!』って思うな」
「想像以上に過激派じゃん···お母さんが不憫過ぎるよ」
「でも確かにお前の言う通り、ソコで邪魔されるとテンションが仕上がっても仕方ないな···」
「でしょ~」
「···邪魔して悪かったな、円香」
「しょうがない、今回は許してあげるよ」
なんか腑に落ちないけど、俺が頭を下げて丸く収まるならヨシとしよう。
「和解したところでとりあえず、何か羽織ってはもらえないか。目のやり場に困るのだが···」
彼女の桃色の突起をガン見しながら、俺はそう告げた。
「んで、なんでお前は俺のベッドの上で、その、致してたんだ?」
···
しばし間を置いて。
「お兄ちゃんはさ、”シスコンガ博士”って知ってる?」
丈のサイズが少し大きめな俺のTシャツを着て、ベッドに腰を下ろした円香の口から、唐突にそんな質問が飛んできた。
なんだその”狩猟ゲームのモンスター”みたいな名前のヤツは。
「いや、知らんけど」
「そっかー、まぁ、お兄ちゃん学が無いもんね」
お前、俺は別にいいけど、読者の皆様に謝れ。
誰も知らんぞ、そんな謎の博士。
「シスコンガ=シコルスキー博士。アニデイク細胞及び、それによって引き起こされる超能力理論の提唱者」
ちょ、超能力、だと?
「お兄ちゃん、私ね、実は超能力に目覚めたんだよ!」
いや、俺としては、超能力の話なんかよりも、先程俺をオカズに致していた件についての説明を聞きたいわけだが。
「まぁ、それも含めて順を追って説明していくからさ」
大丈夫か?超能力の話から、兄をオカズに致していた件まで話繋がるか?見切り発車してない?
俺の不安をよそに、自称超能力者の彼女は話し始めた。
「1年前、私が体調不良で10日間寝込んでたこと、覚えてる?」
「そりゃあ、覚えてるよ。マジで心配だったぞ、あの時は」
結局原因は分からずじまいだったと、当時は親から説明を受けていたが。
「あの時の私は、高熱が出てたとか、頭が痛かったとか、そういった類の病変は一切無かったの」
「じゃあ、あの10日間に、いったい何が起きてたんだ?」
「10日間、つまりざっと240時間、私はずっと”性的絶頂”を感じ続けていたんだよ」
そうだったのかー!とは、ならない。
なんだそのインディーズのB級エロゲーもびっくりな設定は。
「その10日間の”連続アクメ”の後、どういう理屈かは詳しくは私にも分からないけど、私はある3つの”力”が覚醒したんだよ」
「ははっ、何だ、スプーンでも曲げられるようになったのかw?」
「スプーンは曲げられないかな。お兄ちゃんのちんぽなら曲げられそうだけどw」
俺の股間に接近する彼女の左手を回避すべく、一歩二歩と後退る。
なんて物騒なヤツだ。
曲げる暇があるなら、固くなったブツを元に戻す為の協力をしてくれよ。
『ちぇっ、つまんないの~』とでも言いたげな表情の彼女は、自分に宿った3つの能力について説明を続けた。
思いのほか長い話だったので、読者の皆様には、俺の方でまとめた文章に目を通して頂きたいと思う。
エロい話以外興味が無いよという”紳士”の方におかれましては、読み飛ばして頂いて一向に構いません。
次のエピソードでお会いしましょう。
【シスコンガ博士による、アニデイク超能力理論】
・アニデイク細胞の発現により、発現者は10日間近くに及ぶ”性的絶頂”を体験する。
・その性的絶頂の終焉に伴い、アニデイク細胞が体内で活性化し、その異常な”電気信号”の影響で、超能力としか表現できない”症状”が宿る事が、過去の複数の症例で確認されている。
・過去の事例で確認されている俗に言う”超能力”は、全部で10種類あり、その内の3種を円香が有している。
・アニデイク細胞の活性化を止める為には、”アニナエル抗体”を体内に取り込む必要がある。
・アニナエル抗体は、”特殊性癖”を有する22歳未満の女子、通称”性力の達人”の絶頂時の体液中にのみ存在する事が確認されている。
・体外に放出されてから30分以内に”体液”を採取し、その液中から抗体を獲得する必要がある。
・アニデイク細胞の発現により宿る超能力は、このアニナエル抗体を獲得する為の一助となる作用であると推察される。
【青山円香に宿った3つの超能力】
①”性力測定”(カルマ・スケール)
・対象者が、性力の達人かどうか目視で判別する事ができる。
②”性癖暴露”(メルト・ダウン)
・性力の達人の特殊性癖を誤解なく”理解”する事で、アニナエル抗体の排出に必要な”絶頂条件”が判る。ただし、性力の達人が致している姿を直接視認している時にしか発動できない。
③”快楽昇天”(パラダイス・マーケット)
性力の達人の絶頂に伴うアニナエル抗体の排出を認知し、その”接種”を実行することができる。
「···というわけだけど、理解してもらえた?」
「いや、まぁ、諸々の話や説明についてはこれから徐々に受け入れていくとして、現状1つだけ確かに言える事がある」
「なーに?」
「そのシスコンガ博士とやらの、超能力のネーミングセンスが壊滅的に酷いということだ」
「あー、この超能力名は、私が勝手に名付けたんだよね」
青山円香、高校1年生。
依然、中二病を発症中。
俺の部屋の、俺のベッドの上で、俺の使用済みティッシュに顔を埋め、女性器をイジりながら悶える痴女。
青山円香の姿に他ならないその者に、俺は声をかけた。
「···」
一瞬の静寂、の後。
「いや~、ついにお兄ちゃんに見つかっちゃったね~」
思っていたよりも、冷静な回答が返ってきた。
その堂々とした振る舞いに、逆に面食らいそうになる。
「見つかったって、お前、何をしてたんだ」
「わかってるクセに女の子相手に質問攻めとは、お兄ちゃん中々のSっぷりだね~」
火照った顔でニヤリと笑いながら、その艷やかな髪を掻き上げる。
「お兄ちゃんをオカズに、”お楽しみ”の最中だったの♡」
···は?
オニイチャンヲオカズニオタノシミ?
何を言ってるんだ、コイツは?
「鳩がマシンガン喰らったみたいな顔してるけどさ、お兄ちゃんだって私をオカズにシコってるでしょ、それと同じことじゃん」
「いや、だって、それは···」
それは、俺がお前の事を好きだから、とは口に出せなかった。
それを今告げてしまったら、もう後戻りできないような気がして、俺は口を閉じたまま立ち尽くすことしかできなかった。
ベッドのスプリングの反動を利用し、ひょいと立ち上がった彼女は、一糸纏わぬ姿のままで、少しずつ俺に歩み寄ってきた。
朝の通学路でそうしてきたように、上目遣いでジッと俺の顔を覗き込む。
と、同時に、右手が俺の顔に向けて伸ばされてきたかと思うと、その濡れた中指で、俺の唇を横向きにスーと撫でられる。
少し乾いていた唇に、潤いが与えられる。
ゴキュっと、思わず生唾を呑み込んだ。
こちらの緊張を感じ取ってか、またもや小悪魔のように、駆け出しのサキュバスのように彼女はニヤリと笑った。
「ねぇ、お兄ちゃん、とりあえず私から1つ言わせてもらっていい?」
「な、なんだよ···」
ま、まさか、愛の告白か!?
まだ心の準備が···
「妹がイきそうなタイミングで、オナニーの邪魔してんじゃねーよ!このバカ兄貴!!!」
···え~と、コレってもしかして、俺の部屋の俺のベッドの上で好き勝手にオナニーしてた妹に怒られてる状況ですか?
しかも、妹から初めて”兄貴”と呼ばれるという一大イベントが、こんなクソみたいなセリフと共に消化されてしまったのは、お兄ちゃんとしては悲しすぎるのだが···
「ほんと、お兄ちゃんは昔からデリカシーが無くて困るよ」
自らのデリカシー不足を否定するつもりはないが、かといってお前に言われる云われもない。
「ちなみに、デリカシーがあった場合、どういう行動が正解なんだ?」
「まず、部屋に入る前には、ノックをするべきでしょ!」
···ここ、俺の部屋なんだけど。
「お兄ちゃんが言いたい事は分かるよ···」
まぁ、流石に察しはつくよな。
俺の部屋に入るのに、俺がノックをする必要はないって事ぐらいは。
「『てやんでい!ワシがノックするのは女の”子宮口”だけでい!』って言いたいんでしょ」
···いや、全然違うよ。
てゆうか、お前の中の俺のイメージ像ヤバすぎだろ。
「お兄ちゃんのそういう”男らしいところ”も好きだけどさ~///」
頬を染めるな!俺は断じてそんな輩ではないぞ!
コイツ、”男らしさ”というモノを履き違え過ぎでは?
仮に、『てやんでい』口調のキャラを求められているとすれば、俺には少々荷が重いのだが···
「いや、円香、悪いけど言いたい事と全然違うんだけど···」
「···もしかして、『てやんでい』じゃなくて『べらんめい』の方だった?」
「その違いに何か意味はあるのか?」
「···てか、アレだけアンアン喘いでたら、どちらにせよノックの音なんて聞こえねーだろ」
この正論は、デリカシーがなさ過ぎだろうか···
···
「···確かに!」
どうしよう、ウチの妹のアタマが悪過ぎる。
「まぁ、お兄ちゃんの言い分も一理あるけどさ~」
「どう少なく見積もっても百理はあるだろ」
「せめてさ、私が完全にイった後で話しかけて欲しかったな~」
「そう言われましても···女の”ソレ”って判りにくいし···」
「私がイくときは必ず”潮”を吹くって、前から言ってたじゃん!」
「いや、初耳なんですけど···」
「お兄ちゃん、なんか”寝耳に水”って感じだね」
「俺としては”寝耳にミミズ”って感じだけどな」
「”青山円香はイく時に潮を吹く”、コレ、次のテストで出題するから、ちゃんと覚えといてよね!」
俺は、そんなクソみたいな科目を履修するつもりは毛頭無い。
「円香さん、なんでそんなにテンションが”仕上がってる”んですか?」
「オナニーのクライマックスで邪魔が入ったらこうもなるよ」
「そういうもんかねぇ···」
「お兄ちゃんもちょっと想像してみてよ。私をオカズにシコシコしていて、いざイきそうなその時に、『和哉~ご飯よ~』ってお母さんに呼ばれたらどう思う?」
「『うるせぇなっ!今いいところなんだから黙ってろクソババァ!ぶっ殺すぞっ!』って思うな」
「想像以上に過激派じゃん···お母さんが不憫過ぎるよ」
「でも確かにお前の言う通り、ソコで邪魔されるとテンションが仕上がっても仕方ないな···」
「でしょ~」
「···邪魔して悪かったな、円香」
「しょうがない、今回は許してあげるよ」
なんか腑に落ちないけど、俺が頭を下げて丸く収まるならヨシとしよう。
「和解したところでとりあえず、何か羽織ってはもらえないか。目のやり場に困るのだが···」
彼女の桃色の突起をガン見しながら、俺はそう告げた。
「んで、なんでお前は俺のベッドの上で、その、致してたんだ?」
···
しばし間を置いて。
「お兄ちゃんはさ、”シスコンガ博士”って知ってる?」
丈のサイズが少し大きめな俺のTシャツを着て、ベッドに腰を下ろした円香の口から、唐突にそんな質問が飛んできた。
なんだその”狩猟ゲームのモンスター”みたいな名前のヤツは。
「いや、知らんけど」
「そっかー、まぁ、お兄ちゃん学が無いもんね」
お前、俺は別にいいけど、読者の皆様に謝れ。
誰も知らんぞ、そんな謎の博士。
「シスコンガ=シコルスキー博士。アニデイク細胞及び、それによって引き起こされる超能力理論の提唱者」
ちょ、超能力、だと?
「お兄ちゃん、私ね、実は超能力に目覚めたんだよ!」
いや、俺としては、超能力の話なんかよりも、先程俺をオカズに致していた件についての説明を聞きたいわけだが。
「まぁ、それも含めて順を追って説明していくからさ」
大丈夫か?超能力の話から、兄をオカズに致していた件まで話繋がるか?見切り発車してない?
俺の不安をよそに、自称超能力者の彼女は話し始めた。
「1年前、私が体調不良で10日間寝込んでたこと、覚えてる?」
「そりゃあ、覚えてるよ。マジで心配だったぞ、あの時は」
結局原因は分からずじまいだったと、当時は親から説明を受けていたが。
「あの時の私は、高熱が出てたとか、頭が痛かったとか、そういった類の病変は一切無かったの」
「じゃあ、あの10日間に、いったい何が起きてたんだ?」
「10日間、つまりざっと240時間、私はずっと”性的絶頂”を感じ続けていたんだよ」
そうだったのかー!とは、ならない。
なんだそのインディーズのB級エロゲーもびっくりな設定は。
「その10日間の”連続アクメ”の後、どういう理屈かは詳しくは私にも分からないけど、私はある3つの”力”が覚醒したんだよ」
「ははっ、何だ、スプーンでも曲げられるようになったのかw?」
「スプーンは曲げられないかな。お兄ちゃんのちんぽなら曲げられそうだけどw」
俺の股間に接近する彼女の左手を回避すべく、一歩二歩と後退る。
なんて物騒なヤツだ。
曲げる暇があるなら、固くなったブツを元に戻す為の協力をしてくれよ。
『ちぇっ、つまんないの~』とでも言いたげな表情の彼女は、自分に宿った3つの能力について説明を続けた。
思いのほか長い話だったので、読者の皆様には、俺の方でまとめた文章に目を通して頂きたいと思う。
エロい話以外興味が無いよという”紳士”の方におかれましては、読み飛ばして頂いて一向に構いません。
次のエピソードでお会いしましょう。
【シスコンガ博士による、アニデイク超能力理論】
・アニデイク細胞の発現により、発現者は10日間近くに及ぶ”性的絶頂”を体験する。
・その性的絶頂の終焉に伴い、アニデイク細胞が体内で活性化し、その異常な”電気信号”の影響で、超能力としか表現できない”症状”が宿る事が、過去の複数の症例で確認されている。
・過去の事例で確認されている俗に言う”超能力”は、全部で10種類あり、その内の3種を円香が有している。
・アニデイク細胞の活性化を止める為には、”アニナエル抗体”を体内に取り込む必要がある。
・アニナエル抗体は、”特殊性癖”を有する22歳未満の女子、通称”性力の達人”の絶頂時の体液中にのみ存在する事が確認されている。
・体外に放出されてから30分以内に”体液”を採取し、その液中から抗体を獲得する必要がある。
・アニデイク細胞の発現により宿る超能力は、このアニナエル抗体を獲得する為の一助となる作用であると推察される。
【青山円香に宿った3つの超能力】
①”性力測定”(カルマ・スケール)
・対象者が、性力の達人かどうか目視で判別する事ができる。
②”性癖暴露”(メルト・ダウン)
・性力の達人の特殊性癖を誤解なく”理解”する事で、アニナエル抗体の排出に必要な”絶頂条件”が判る。ただし、性力の達人が致している姿を直接視認している時にしか発動できない。
③”快楽昇天”(パラダイス・マーケット)
性力の達人の絶頂に伴うアニナエル抗体の排出を認知し、その”接種”を実行することができる。
「···というわけだけど、理解してもらえた?」
「いや、まぁ、諸々の話や説明についてはこれから徐々に受け入れていくとして、現状1つだけ確かに言える事がある」
「なーに?」
「そのシスコンガ博士とやらの、超能力のネーミングセンスが壊滅的に酷いということだ」
「あー、この超能力名は、私が勝手に名付けたんだよね」
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