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第2章.野外露出風紀委員【緑川楓】
第19話.夜は短し脱げよ乙女(前編) ※楓 視点回
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【前書き】
緑川楓視点、女性キャラ主役回です
******
塾終わりの19時過ぎ。
茜色に色づいていた空が、夜の星々に溶け込んでいく、そんな時間帯。
『またね~』と手を振る友達に軽く手を振り替えしながら、私は、自宅とは異なる方向へ向け自転車を漕ぎ出した。
暑くもなく、寒くもない、そんな心地よい適温の風を切りながら、私は今、自転車を走らせている。
その目的は1つ。
今夜もまた、日課である野外露出へと赴く為だ。
私は今、この空の下、裸を晒け出すという目的の為に、自転車を漕ぎ進めている。
前のめりな気持ちがペダルを踏みしめる足先に伝わり、通学時のソレと比べ速度は速まる。
股が擦れるサドルは熱を帯び、薄っすらと湿り気を感じる。
もう既に”濡れている”自らの股間の素行の悪さに半ば呆れつつも、そんな自分を早く”慰めて”あげたいという衝動を抑えられないでいるのも、また紛れもない事実だった。
心臓の鼓動は、少し痛みを伴うぐらいに、私のナカで速まっている。
無意識に荒くなる鼻息を誤魔化すように、私は下唇を甘く噛みしめた。
ヤバい……なんか今日は、一段とムラムラする……
疼く股間をサドルに擦り付けながら、速度を上げるためにグッとペダルを強く踏み込んだ。
目的の廃ビルに程近い裏路地に、いつもの様に自転車を隠し駐める。
そして、我ながら”盗人猛々しい”といった足取りで、これまたいつもの様に廃ビルの外階段へと向かうのだ。
迷惑駐輪に、不法侵入。それも、常習犯。
こんな私が学園では真面目な風紀委員の優等生で通っているのだから、本人の立場から見ればとんだ笑い種である。
自嘲も程々に、外階段の上り口に自前で取り付けた、子供騙し程度のプラスチックチェーンを潜り抜け、青白く照らされる薄汚れた段差へと足を踏み入れる。
一歩、一歩と踏み出す度に、私は人としての道を踏み外していくような感覚に苛まれつつも、ソレがまた私の興奮を煽ってくる。
フーッ、フーッ。
既に何度も足を踏み入れているこの階段だが、コレだけの段数があると、慣れてきたとはいえ中間を越えた辺りには当然息があがってくる。
これから露出行為を行いたいが為だけに、14階建ての廃ビルに不法侵入し、その階段を息を切らしながら上る私は、人としてどうかしている……
という、望美が言っていたような常識的な価値観は、当然私だって持ち合わせている。
がしかし、私の背中を強く押し進めるこの性的欲求に抗うつもりなどは、毛頭なかった。
私はただ純粋に、澄みきったこの星空の下で、早くこの堅苦しい制服を脱ぎ捨てて全裸になりたくて仕方がなかった。
露出がしたい!裸になりたい!
その衝動のみが、今の私を突き動かしている……
「はぁー、はぁー」
肩で息をしながらではあるが、ノンストップで屋上に辿り着いた。
苦しいし、熱いし、煩わしい。
早く、早くこの制服を脱ぎ捨てたい……
荒れる呼吸を調える間も惜しんで、いつも服を脱ぎ捨てている定位置へと早歩きで向かう。
お決まりの位置で、速やかにローファーと紺ソックスを脱ぐ。
素足になった足裏で痛んだコンクリートの表面の感触を味わいながら、続けてリボンタイとシャツとブレザーとプリーツスカートを流れ作業よろしく脱ぎ捨てる。
今にも降ってきそうな星空の下、青白い照明に照らされる野外ステージの上で、下着姿になった私。
自虐風自慢ではないのだが、私ほどのサイズともなると、女子高生らしい可愛いデザインの下着などはほぼほぼ皆無だ。
どうしたって、花柄の凝った刺繍入りみたいな、いかにも大人の女性向けといったものしか選択肢がない。
”お前のカラダはもう、少女ではなく女なのだ”と、そんな現実をまざまざと突きつけられているようにさえ感じる。
至極自然体に、自宅の脱衣所で行うソレとなんら変わらぬ挙動で、ホックへと手を掛け紫色のブラジャーを外す。
支えを失いブルルンと姿を現したHカップが、重力の影響をモロに受け、ズシンと両肩に”重み”を与えてくる。
この胸のせいかこの歳にして肩凝りが絶えないのだが、こればっかりは巨乳を授かった者の宿命なので受け入れるしかないか……
続けざまスルリとショーツを脱ぎ、先程外したブラと一緒に、脱ぎ捨てた制服一式の上に重ね置いた。
どうせこんな場所に下着に悪戯をする輩なんて現れるはずもないし、わざわざ制服の内側に隠す必要なんてないわよね。
一糸纏わぬ全裸スタイルとなった私。
あぁ、コレよコレ!
この開放感と背徳感が欲しかったのよ!
先程上ってきた外階段とは対面に位置する屋上の縁に立ち、繁華街の中心部を臨む。
胸も、お尻も、アソコも丸出し丸見えの、仁王立ちスタイル。
フワッと、柔らかい夜風が吹いた。
火照った身体には、ひどく心地よい。
私自慢の腰程まで伸ばした黒髪が、風を受けなびく。
私のカラダと眼下の繁華街の間には、遮るものは何も無い。
夜に咲き乱れる街の喧騒が、ダイレクトに肌に響く。
今宵もこの夜の闇と街明かりは、若さを持て余した私の性を、優しく包み隠してくれるかしら……
心のざわめきに感応するように、濡れた秘部から滴った蜜が、熱い太ももの上を撫でる様に滑り落ちていった。
仕事終わりの時間帯ということもあってか、眼下の街にはスーツを着たサラリーマンらしき男性達が多く見受けられた。
ほら、ソコの疲れたように項垂れて歩くおじさん達。
たまには気分転換も兼ねて、星空でも眺めるようにして、上を向いて歩いてみてもいいんじゃないかしら。
そうしたら、もしかして何か良いことあるかもしれないわよ。
例えば、そう、Hカップ現役JKの裸を拝めたりね……
社会のレールの上をひた走る、”普通”である為に勤しむサラリーマン達の姿と対比して、自己を省みる。
社会的に私の性癖が”異常”であるということは、他者から指摘されるまでもなく、もちろん認識はしている。
むしろ客観的に認識しているからこそ、私は尚更に興奮を覚えてしまうのだ。
”背徳感”という名の抗い難い美酒に、全身ドップリと浸かり酔いしれる私は、どうしようもなく、どうかしている。
私はもう、普通の生き方には戻ることができないのかもしれない。
そう覚悟する程に、私は”露出”という性癖に魅了されている。
心地良い夜風にアテられたからなのか、何かの虫の知らせか、ふと昔の事が思い出される。
あの日も確か、丁度こんな夜風が心地良い、そんな夜だった……
アレはそう、高1の春、学校からの帰り道のこと。
私は、出会ってしまった。
ある犯罪者に。
その男は、人殺しでも強盗犯でも放火魔でもなく。
露出狂の変態だった。
自転車に乗った私の前に、突如として現れたその中肉中背の中年の男は、羽織っていた季節外れのロングコートをガバっと開き、その下の醜い裸体を見せつけてきたのだ。
下着も着けていない、完全な全裸を見せつけられた。
もちろん、男性器は歪にイキり立っている状態。
そして、その男は裸を晒すだけ晒した後、それ以上の事は何もせず、直ぐに私の目の前から立ち去っていった。
私はその後暫くの間、自転車に跨ったまま呆然《ぼうぜん》とフリーズしていた。
それは、余りにも急な出来事に面食らったというのもあったけど、それ以上に自分の心の中の”気付き”に驚いていたからだ。
その変態が行っていた”露出”という行為に対して、何故だか不思議と嫌悪感は無く、むしろ興味を唆られている自分自身に驚いていた。
今にして思えば、アレは運命の導きだったようにさえ思う。
私はそうして、”露出”という性癖と出会ったのだ。
その日の深夜、自宅をこっそりと抜け出した私は、愛用の自転車に跨り、自宅から少し離れた位置にある少し大きめの公園を訪れていた。
その時着用していた衣類は、白いワンピースのみ。
下着も着けていない、文字通り裸に白ワンピースのみのスタイル。
園内に点在している東屋の1つのその影に自転車を隠し駐めた後、遊歩道をポツポツと照らす外灯の下で私は足を止めた。
閑散とした夜の公園を包み込む静寂。
私の心音と荒い呼吸音以外は、何も聞こえない。
辺りに人の気配が無いことを改めて確認した上で、私はガバっと、自らの白ワンピースを捲り上げた。
夜中の公園で晒される、JKの全裸。
胸も、お尻も、股間も、その全てが外灯の下で丸出しとなった。
心地良い春の夜風を受けた私のカラダは、ひどく熱く燃え盛っているようだった。
(ヤバっ!……私、外で裸になってる!///……おっぱいも、股間も、全部丸見えになってる///)
直に恥ずかしさを覚えた私は、捲り上げていたワンピースを元の状態に戻した。
ハダカを晒していた時間は、おそらく僅か10秒ぐらいだったと思う。
しかしその僅かな時間だけで、私には十分に理解することができた。
そう、緑川楓は、露出行為に性的快感を感じる自らの変態的な性癖を、この時自覚したのだ。
(外で裸になるの、恥ずかしけど気持ちいい!……こんな事したらダメなのに……ダメだけど、でも、私はもっと裸を晒したい!もっともっと露出がしたい!)
抑えきれぬ衝動に操られるように、再度白ワンピースを肩の高さまでガバっとたくし上げた。
再び夜の公園の中で剥き出しになる私の裸。
晒される、若さを持て余した雌として最盛期のカラダ。
押し寄せてきたのは、露出を行っているという事実に対しての、得も言えぬ多幸感。
誰か人が来たら目撃されるかもしれないという、淡い不安感。
そして、その不安と表裏一体の、湧き上がる高揚感。
その全てがグチャグチャに入り混じった背徳感は、私の感覚
を完全に研ぎ澄ませ覚醒させてしまった。
我慢できず、気づいた時には捲り上げていた白ワンピースをガバっと脱ぎ捨てていた。
一切の衣類を身に着けていない完全な全裸スタイルとなった私は、そのまま公園内を周回する遊歩道へと繰り出した。
ドキドキと高鳴る心臓の圧で張り裂けそうになる胸。
ゾワゾワとした緊張感で擽ったく感じるお尻。
興奮でジュワッと愛液が湧き上がってくる股間。
そんな初体験の興奮の最中、全裸で公園をひと回り歩き終えた頃には、緑川楓という名の1人の露出狂の変態が誕生していたというわけである。
それからというもの、今日に至るまでの約2年間、私は夜な夜なあらゆる場所で露出行為を繰り返して来た。
今や私にとっての”聖地”とも言える、初露出を実行した例の公園。
今年に入ってから新たに発見した、最近のトレンドである繁華街の外れにあるこの廃ビル。
その他にも、快楽に飢えていた私は、貪欲にありとあらゆる場所での露出行為に身を投じてきた。
ある時は、私に告白してきたクラスメイトを振ったその日の夜に、彼の家の前で挑発するように全裸になっていたこともあった。
(ほら、惚れた女が、君の家の前で全裸になってるわよ)
(君が私の裸を拝める、人生最初で最後のチャンスよ)
(どうしたの、私のおっぱいとお尻とオマンコ、見たいんじゃないの?)
(今この瞬間限定の、全力全開オマンコくぱぁのサービスタイム中よ)
彼の恋心を煽りながらの露出は、ひどく興奮したのを今でも鮮明に覚えている。
アレは彼としても良かったかもね、私の思い出の一部になれて。
我ながら、性格の悪さは自覚している。
もちろん、反省はしないけどね。
またある時は、”JKリフレ”なるいかがわしい店の入口に吸い込まれていくおじさん達を見下しながら、その店の裏路地で全裸を晒していたなんてこともあった。
(高いお金を消費して、偽物のJKモドキと戯れようとしているそこのバカなおじさん達、その入口をちょっと越えて裏路地に入れば、リアル現役JKが全裸で待機してるわよ)
(ほら、このHカップも、パイパンオマンコも、プリプリの桃尻も、全部無料で見放題なのよ)
(お~い、おじさん達~、現役JKの”生パイパン処女オマンコ”公開会場はコチラですよ~)
さっき反省はしないと言っていたが、この件に関しては正直反省している。
今にして思い返してみても、流石にコレはハメを外しすぎだったな。
飢えたおじさん達に発見されなくて、本当によかった……
去年の学園祭の準備期間の2週間なんて、風紀委員である事を利用し、適当な理由をつけて担当の先生から借り受けた鍵を濫用し、毎夜学園内に忍び込んでは、体育館や校舎内を全裸で闊歩していたりもした。
学園祭の後に実施された後夜祭の最中には、グラウンドで戯れる他の生徒達を横目に見ながら、私は1人、本来は立ち入り禁止となっている校舎の屋上で全裸になっていた。
そういえば、露出行為中にオナニーを始めたのは、その後夜祭の時が最初だったはずだ。
青春を謳歌しているクラスメイト達の笑い声を肴に、1人孤独に性器を弄び快楽に酔いしれたその成功体験が、完全に悪癖となって現在に至るというわけだ。
いつしか深夜露出徘徊は、深夜露出オナニーがデフォルトな仕様となっていった。
それ以降、ただ裸になるだけでは飽き足らず、私は更なる露出の快楽の探求に邁進することとなる。
そう、この露出行為という性癖こそが、私、緑川楓の”青春”だ……
緑川楓視点、女性キャラ主役回です
******
塾終わりの19時過ぎ。
茜色に色づいていた空が、夜の星々に溶け込んでいく、そんな時間帯。
『またね~』と手を振る友達に軽く手を振り替えしながら、私は、自宅とは異なる方向へ向け自転車を漕ぎ出した。
暑くもなく、寒くもない、そんな心地よい適温の風を切りながら、私は今、自転車を走らせている。
その目的は1つ。
今夜もまた、日課である野外露出へと赴く為だ。
私は今、この空の下、裸を晒け出すという目的の為に、自転車を漕ぎ進めている。
前のめりな気持ちがペダルを踏みしめる足先に伝わり、通学時のソレと比べ速度は速まる。
股が擦れるサドルは熱を帯び、薄っすらと湿り気を感じる。
もう既に”濡れている”自らの股間の素行の悪さに半ば呆れつつも、そんな自分を早く”慰めて”あげたいという衝動を抑えられないでいるのも、また紛れもない事実だった。
心臓の鼓動は、少し痛みを伴うぐらいに、私のナカで速まっている。
無意識に荒くなる鼻息を誤魔化すように、私は下唇を甘く噛みしめた。
ヤバい……なんか今日は、一段とムラムラする……
疼く股間をサドルに擦り付けながら、速度を上げるためにグッとペダルを強く踏み込んだ。
目的の廃ビルに程近い裏路地に、いつもの様に自転車を隠し駐める。
そして、我ながら”盗人猛々しい”といった足取りで、これまたいつもの様に廃ビルの外階段へと向かうのだ。
迷惑駐輪に、不法侵入。それも、常習犯。
こんな私が学園では真面目な風紀委員の優等生で通っているのだから、本人の立場から見ればとんだ笑い種である。
自嘲も程々に、外階段の上り口に自前で取り付けた、子供騙し程度のプラスチックチェーンを潜り抜け、青白く照らされる薄汚れた段差へと足を踏み入れる。
一歩、一歩と踏み出す度に、私は人としての道を踏み外していくような感覚に苛まれつつも、ソレがまた私の興奮を煽ってくる。
フーッ、フーッ。
既に何度も足を踏み入れているこの階段だが、コレだけの段数があると、慣れてきたとはいえ中間を越えた辺りには当然息があがってくる。
これから露出行為を行いたいが為だけに、14階建ての廃ビルに不法侵入し、その階段を息を切らしながら上る私は、人としてどうかしている……
という、望美が言っていたような常識的な価値観は、当然私だって持ち合わせている。
がしかし、私の背中を強く押し進めるこの性的欲求に抗うつもりなどは、毛頭なかった。
私はただ純粋に、澄みきったこの星空の下で、早くこの堅苦しい制服を脱ぎ捨てて全裸になりたくて仕方がなかった。
露出がしたい!裸になりたい!
その衝動のみが、今の私を突き動かしている……
「はぁー、はぁー」
肩で息をしながらではあるが、ノンストップで屋上に辿り着いた。
苦しいし、熱いし、煩わしい。
早く、早くこの制服を脱ぎ捨てたい……
荒れる呼吸を調える間も惜しんで、いつも服を脱ぎ捨てている定位置へと早歩きで向かう。
お決まりの位置で、速やかにローファーと紺ソックスを脱ぐ。
素足になった足裏で痛んだコンクリートの表面の感触を味わいながら、続けてリボンタイとシャツとブレザーとプリーツスカートを流れ作業よろしく脱ぎ捨てる。
今にも降ってきそうな星空の下、青白い照明に照らされる野外ステージの上で、下着姿になった私。
自虐風自慢ではないのだが、私ほどのサイズともなると、女子高生らしい可愛いデザインの下着などはほぼほぼ皆無だ。
どうしたって、花柄の凝った刺繍入りみたいな、いかにも大人の女性向けといったものしか選択肢がない。
”お前のカラダはもう、少女ではなく女なのだ”と、そんな現実をまざまざと突きつけられているようにさえ感じる。
至極自然体に、自宅の脱衣所で行うソレとなんら変わらぬ挙動で、ホックへと手を掛け紫色のブラジャーを外す。
支えを失いブルルンと姿を現したHカップが、重力の影響をモロに受け、ズシンと両肩に”重み”を与えてくる。
この胸のせいかこの歳にして肩凝りが絶えないのだが、こればっかりは巨乳を授かった者の宿命なので受け入れるしかないか……
続けざまスルリとショーツを脱ぎ、先程外したブラと一緒に、脱ぎ捨てた制服一式の上に重ね置いた。
どうせこんな場所に下着に悪戯をする輩なんて現れるはずもないし、わざわざ制服の内側に隠す必要なんてないわよね。
一糸纏わぬ全裸スタイルとなった私。
あぁ、コレよコレ!
この開放感と背徳感が欲しかったのよ!
先程上ってきた外階段とは対面に位置する屋上の縁に立ち、繁華街の中心部を臨む。
胸も、お尻も、アソコも丸出し丸見えの、仁王立ちスタイル。
フワッと、柔らかい夜風が吹いた。
火照った身体には、ひどく心地よい。
私自慢の腰程まで伸ばした黒髪が、風を受けなびく。
私のカラダと眼下の繁華街の間には、遮るものは何も無い。
夜に咲き乱れる街の喧騒が、ダイレクトに肌に響く。
今宵もこの夜の闇と街明かりは、若さを持て余した私の性を、優しく包み隠してくれるかしら……
心のざわめきに感応するように、濡れた秘部から滴った蜜が、熱い太ももの上を撫でる様に滑り落ちていった。
仕事終わりの時間帯ということもあってか、眼下の街にはスーツを着たサラリーマンらしき男性達が多く見受けられた。
ほら、ソコの疲れたように項垂れて歩くおじさん達。
たまには気分転換も兼ねて、星空でも眺めるようにして、上を向いて歩いてみてもいいんじゃないかしら。
そうしたら、もしかして何か良いことあるかもしれないわよ。
例えば、そう、Hカップ現役JKの裸を拝めたりね……
社会のレールの上をひた走る、”普通”である為に勤しむサラリーマン達の姿と対比して、自己を省みる。
社会的に私の性癖が”異常”であるということは、他者から指摘されるまでもなく、もちろん認識はしている。
むしろ客観的に認識しているからこそ、私は尚更に興奮を覚えてしまうのだ。
”背徳感”という名の抗い難い美酒に、全身ドップリと浸かり酔いしれる私は、どうしようもなく、どうかしている。
私はもう、普通の生き方には戻ることができないのかもしれない。
そう覚悟する程に、私は”露出”という性癖に魅了されている。
心地良い夜風にアテられたからなのか、何かの虫の知らせか、ふと昔の事が思い出される。
あの日も確か、丁度こんな夜風が心地良い、そんな夜だった……
アレはそう、高1の春、学校からの帰り道のこと。
私は、出会ってしまった。
ある犯罪者に。
その男は、人殺しでも強盗犯でも放火魔でもなく。
露出狂の変態だった。
自転車に乗った私の前に、突如として現れたその中肉中背の中年の男は、羽織っていた季節外れのロングコートをガバっと開き、その下の醜い裸体を見せつけてきたのだ。
下着も着けていない、完全な全裸を見せつけられた。
もちろん、男性器は歪にイキり立っている状態。
そして、その男は裸を晒すだけ晒した後、それ以上の事は何もせず、直ぐに私の目の前から立ち去っていった。
私はその後暫くの間、自転車に跨ったまま呆然《ぼうぜん》とフリーズしていた。
それは、余りにも急な出来事に面食らったというのもあったけど、それ以上に自分の心の中の”気付き”に驚いていたからだ。
その変態が行っていた”露出”という行為に対して、何故だか不思議と嫌悪感は無く、むしろ興味を唆られている自分自身に驚いていた。
今にして思えば、アレは運命の導きだったようにさえ思う。
私はそうして、”露出”という性癖と出会ったのだ。
その日の深夜、自宅をこっそりと抜け出した私は、愛用の自転車に跨り、自宅から少し離れた位置にある少し大きめの公園を訪れていた。
その時着用していた衣類は、白いワンピースのみ。
下着も着けていない、文字通り裸に白ワンピースのみのスタイル。
園内に点在している東屋の1つのその影に自転車を隠し駐めた後、遊歩道をポツポツと照らす外灯の下で私は足を止めた。
閑散とした夜の公園を包み込む静寂。
私の心音と荒い呼吸音以外は、何も聞こえない。
辺りに人の気配が無いことを改めて確認した上で、私はガバっと、自らの白ワンピースを捲り上げた。
夜中の公園で晒される、JKの全裸。
胸も、お尻も、股間も、その全てが外灯の下で丸出しとなった。
心地良い春の夜風を受けた私のカラダは、ひどく熱く燃え盛っているようだった。
(ヤバっ!……私、外で裸になってる!///……おっぱいも、股間も、全部丸見えになってる///)
直に恥ずかしさを覚えた私は、捲り上げていたワンピースを元の状態に戻した。
ハダカを晒していた時間は、おそらく僅か10秒ぐらいだったと思う。
しかしその僅かな時間だけで、私には十分に理解することができた。
そう、緑川楓は、露出行為に性的快感を感じる自らの変態的な性癖を、この時自覚したのだ。
(外で裸になるの、恥ずかしけど気持ちいい!……こんな事したらダメなのに……ダメだけど、でも、私はもっと裸を晒したい!もっともっと露出がしたい!)
抑えきれぬ衝動に操られるように、再度白ワンピースを肩の高さまでガバっとたくし上げた。
再び夜の公園の中で剥き出しになる私の裸。
晒される、若さを持て余した雌として最盛期のカラダ。
押し寄せてきたのは、露出を行っているという事実に対しての、得も言えぬ多幸感。
誰か人が来たら目撃されるかもしれないという、淡い不安感。
そして、その不安と表裏一体の、湧き上がる高揚感。
その全てがグチャグチャに入り混じった背徳感は、私の感覚
を完全に研ぎ澄ませ覚醒させてしまった。
我慢できず、気づいた時には捲り上げていた白ワンピースをガバっと脱ぎ捨てていた。
一切の衣類を身に着けていない完全な全裸スタイルとなった私は、そのまま公園内を周回する遊歩道へと繰り出した。
ドキドキと高鳴る心臓の圧で張り裂けそうになる胸。
ゾワゾワとした緊張感で擽ったく感じるお尻。
興奮でジュワッと愛液が湧き上がってくる股間。
そんな初体験の興奮の最中、全裸で公園をひと回り歩き終えた頃には、緑川楓という名の1人の露出狂の変態が誕生していたというわけである。
それからというもの、今日に至るまでの約2年間、私は夜な夜なあらゆる場所で露出行為を繰り返して来た。
今や私にとっての”聖地”とも言える、初露出を実行した例の公園。
今年に入ってから新たに発見した、最近のトレンドである繁華街の外れにあるこの廃ビル。
その他にも、快楽に飢えていた私は、貪欲にありとあらゆる場所での露出行為に身を投じてきた。
ある時は、私に告白してきたクラスメイトを振ったその日の夜に、彼の家の前で挑発するように全裸になっていたこともあった。
(ほら、惚れた女が、君の家の前で全裸になってるわよ)
(君が私の裸を拝める、人生最初で最後のチャンスよ)
(どうしたの、私のおっぱいとお尻とオマンコ、見たいんじゃないの?)
(今この瞬間限定の、全力全開オマンコくぱぁのサービスタイム中よ)
彼の恋心を煽りながらの露出は、ひどく興奮したのを今でも鮮明に覚えている。
アレは彼としても良かったかもね、私の思い出の一部になれて。
我ながら、性格の悪さは自覚している。
もちろん、反省はしないけどね。
またある時は、”JKリフレ”なるいかがわしい店の入口に吸い込まれていくおじさん達を見下しながら、その店の裏路地で全裸を晒していたなんてこともあった。
(高いお金を消費して、偽物のJKモドキと戯れようとしているそこのバカなおじさん達、その入口をちょっと越えて裏路地に入れば、リアル現役JKが全裸で待機してるわよ)
(ほら、このHカップも、パイパンオマンコも、プリプリの桃尻も、全部無料で見放題なのよ)
(お~い、おじさん達~、現役JKの”生パイパン処女オマンコ”公開会場はコチラですよ~)
さっき反省はしないと言っていたが、この件に関しては正直反省している。
今にして思い返してみても、流石にコレはハメを外しすぎだったな。
飢えたおじさん達に発見されなくて、本当によかった……
去年の学園祭の準備期間の2週間なんて、風紀委員である事を利用し、適当な理由をつけて担当の先生から借り受けた鍵を濫用し、毎夜学園内に忍び込んでは、体育館や校舎内を全裸で闊歩していたりもした。
学園祭の後に実施された後夜祭の最中には、グラウンドで戯れる他の生徒達を横目に見ながら、私は1人、本来は立ち入り禁止となっている校舎の屋上で全裸になっていた。
そういえば、露出行為中にオナニーを始めたのは、その後夜祭の時が最初だったはずだ。
青春を謳歌しているクラスメイト達の笑い声を肴に、1人孤独に性器を弄び快楽に酔いしれたその成功体験が、完全に悪癖となって現在に至るというわけだ。
いつしか深夜露出徘徊は、深夜露出オナニーがデフォルトな仕様となっていった。
それ以降、ただ裸になるだけでは飽き足らず、私は更なる露出の快楽の探求に邁進することとなる。
そう、この露出行為という性癖こそが、私、緑川楓の”青春”だ……
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その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
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