30 / 52
第3章.バイブレーション茶道部【桃瀬春子】
第29話.アニのいうことを聞きなさい!
しおりを挟む
妹が、またもや俺をオカズに致しまくっている……
しかも、仮病を使い学校をガッツリとサボってまで……
その呆れかえる”事実”を目の当たりにし、彼女の部屋の前で呆然と立ち尽くす俺。
さて、どうしたものか……
この状況に対応するに当たり、いったい何が正解なのかを思案してみたものの、結局は正攻法しかないと覚悟を決め、俺は目の前のドアを少し強めにノックしてみる。
コンコン!
……
コンコン!
……
うーむ、返答は無い。
もしかして、さっき俺が見た光景は実は幻で、この室内に青山円香は存在していないのかもしれない。
できれば、そうであって欲しいなぁ……
そんな淡い期待を抱きながら、そーっと、少しだけドアを開き、その隙間から室内の様子を再び覗き見る。
チラッ。
グポッヌプッグポッヌプッグポッヌプッ。
「おっ♡おっ♡んおっ♡おお゙お゙っ♡んおっ♡んおっ♡んっ♡んっ♡んん゙っ♡お兄ちゃんっ♡お兄ちゃんっ♡んお゙お゙っ♡」
果たして、残念な事に妹は健在だった……
相変わらず、歪な棒状の性玩具で膣を弄んでいるマイシスター。
下品な”粘膜を搔き回す音”が、グチョグチョとココまで聞こえてくる程の、ひどく激しい淫らなその高速ピストン。
グポッヌプッグポッヌプッグポッヌプッ。
自慰行為に熱中しすぎて、やはり彼女にはノック音が聞こえていないだけのようだ。
再びドアを閉じて、一度深呼吸をする。
スゥー、ハァー。
それから俺は、全力でひたすらに、目の前のドアを叩いた。
ドンドンドンドンドンドンドンドン!!!
よし、コレだけ”ノック”したんだ、流石にあのアホでも気付くだろう……
……
しかし、残念ながら彼女からの応答は無かった。
コレでも駄目なのか……
スマホを取り出し、電話をかけてみる。
『……この電話は、現在、電源が入っていないか』
プツッ。
邪魔が入らぬように意図的にスマホの電源を切っているということはつまり、突発的な衝動から始めた自慰行為というわけではなく、端からガッツリとやる気満々の、本腰を入れたマジのガチオナニーだということが残念ながら推察できた。
ノックも駄目、電話も駄目……
くそっ、かくなる上は!
俺は、一度自室へ戻り、クローゼットの中を確認する。
確か、この奥に保管しておいたはずだが……おっ、あったあった。
俺は、中学生の時に購入していた拡声器を手に取った。
なぜ拡声器なんてモノを購入したのかというと、厨二病を患っていた当時、”学校に立て籠もった謎のテロリスト”との来たるべき戦闘を見越して入手しておいたのだ。
武力による攻撃で対抗するのではなく、話術による”口撃”を用いて平和的な解決を目論んだ結果が、この拡声器であった。
……もちろん、使う機会には恵まれなかったが。
本来、捕らえられ人質になった夏希を救出する為に使うはずだったコイツを、まさかこんな事の為に使う羽目になるとはな……
妹の部屋の前へ戻った俺は、その拡声器のスイッチをオンにし、室内でアヘっている彼女に対して呼びかける。
「え~、青山円香君!兄をオカズに致す事を即刻中止しなさい!繰り返す!兄をオカズに致す事を即刻中止しなさい!昼間っから、そんなエグい高速ピストンで自らの女性器を弄んでアヘるのは止めときなさい!クラスメイトの女子達が、お前のそんな姿を見たらドン引きするぞ!」
ドタバタドタバタ、バンッ!
「ちょっとお兄ちゃん!妹の部屋の前で拡声器を使ってオナニーを邪魔するなんてどういうつもり!アタマイカれてんじゃないの!!!」
あたかも被害者面の不満顔で、自室から全裸の状態で廊下に飛び出してきた円香,もとい”アタマイカれ女”。
「拡声器なんて持ち出してこなくても、ノックするとか電話するとか、他にいくらでもやりようはあったでしょ!ほんとお兄ちゃんは相変わらずデリカシーがないんだからっ!まったくも~」
「ノックも電話も先に試したけどな」
……
いや、なんか言えよ。
「……とりあえず、立ち話もなんだし、中に入れてくれ」
「とりあえず、勃ちっぱなしもなんだし、膣内に挿れさせてくれ?///お兄ちゃん、急にそんな……大胆だね///」
……コイツはどうやら、残念ながら聴力もイカれているようだ。
円香の部屋に入り、ベッドの上で向かい合う形で正座する兄妹。
俺は制服姿で、円香は依然として全裸である。
「……お兄ちゃんが私の部屋に入るの、初エッチの時以来だね///」
お前、よくこの状況下でそんな初々しい照れ顔ができたもんだな。
呆れながらも、悔しいがその可愛い表情にドキッとトキめいてしまうのは男の性か……
「私には、ソレがつい昨日の事のように感じられるよ///」
「奇遇だな円香、俺にもつい昨日の事のように感じられるよ」
そりゃそうだ、だってまんま昨日の出来事だもん。
なんなら、やっと半日経ったところだぞ。
なんせ今だって、円香の”あの感触”が、俺の肉棒に鮮明に纏わりついていて……
ムラッ。
って、いかんいかん、コイツのペースに飲まれたら駄目だ!
「円香、俺は朝からツッコミまくりで疲れてんだ。もう少しお手柔らかに頼む」
「つ、突っ込みまくりっ!?///お兄ちゃん、妹の処女を奪った翌日に、他の女とズッコンバッコン浮気してたの!?ヒドい!サイテー!」
ヒドいのもサイテーなのも、お前のアタマの出来だ。
「違う違う、ソッチの突っ込みじゃなくて、”なんでやねん!”とかの方のツッコミだよ」
……
「私という優秀な相方がいるのに、他の女のボケにツッコむなんて浮気だよ!!!」
あぁ、ソッチのツッコミでもダメなんだ。
お前の浮気判定の基準、流石にトチ狂ってるだろ。
第一、お前は相方としてアンコントローラブル過ぎるので優秀ではないし、そもそも、お前とコンビを結成した覚えなんてない。
「もぅ~、お兄ちゃんが気持ち良くツッコめるように、私が常日頃から頑張ってボケたおしてるっていうのに、浮気するなんてまったくだよ!プンプン!」
「円香ちゃん、ソレがもし本当なら、もう二度と頑張らなくていいよ……」
「お兄ちゃん、私と話し合いがしたいならさ、まずは私と”対等”になって欲しいんだけど」
「ん?」
「お兄ちゃんもさ、全裸になって欲しいんだよね。私だけ裸だったらさ、なんか私が変な人みたいじゃん」
「いや、お前は間違いなく変な人だろ」
なんせ、”普通の人”の発想なら、自分が服を着るという選択をとるからだ。
「それに、仮に俺が全裸になったとて、その変な人が2人に増えるだけで、なんの解決にもなっとらんだろ」
「てやんでい、べらんめい!四の五の言わずにさっさと服を脱ぎやがれい!!!」
俺がどれだけ抵抗したところで、このアホが折れるとは到底思えない……
このまま平行線で話が停滞するよりかは、裸になってでも物語を進行すべきであると俺は判断した。
「しょうがねーな……」
俺は渋々ながらも制服を脱いで、全裸になった。
そして、改めて円香の前で正座をする。
結局、このアホのペースに飲まれてしまった……
全裸で、ベッドの上で正座で向き合う兄妹。
……なに、この状況?
学校を早退してまで、俺はいったい何をやってるんだ?
「やっと私と同じステージまで上がってきたね、お兄ちゃん!」
「俺的には、堕ちるところまで堕ちたって感じだけどな……」
「……こうして向き合ってるとさ、なんだか今にも”始まっちゃう”って感じだよね///」
頬を赤らめ、熱い視線を俺に向けてくる円香。
ドキッ!
「そ、それは、その……確かに……///」
裸で、ベッドの上で向き合う、年頃の男女。
この状況は正に、昨夜の”情事”が想起されて然るべきシチュエーションであった。
もしかして、このまま、また円香とヤっちまうのか、俺は……///
……いや、駄目だ、そんなのっ!
俺たちは”兄妹”なんだぞ!
流されるなっ!耐えろ、耐えるんだ、青山和哉!
「お兄ちゃん、一緒にヤろうよ♡お兄ちゃんも、シたいんでしょ♡」
ニヤリと、イヤらしい笑みを俺に向けてくる円香。
まさか、この展開に誘導する為に、俺を全裸にさせたのか?
クソッ、このアタマの悪いサキュバスの罠に、まんまとハマったってわけか……
「くっ……///」
兄妹でヤるのは駄目だと理解っていながら、それでも俺は、彼女のその誘いに対して、”ノー”を突きつける事ができなかった。
肉欲に流されるまま堕ちていくのも、俺たち兄妹の運命なのか……
「……先手、2六歩」
ん?
円香のヤツ、いったい何を言って……
……えっ!?まさか将棋!?
あぁ、”始まっちゃう”って、将棋の対局の話だったの!?
コイツ、”全裸”の要素はカチ無視で、”正座で向き合う”点にのみ着目しやがったのか!?
「ほら、次、お兄ちゃんの番だよ」
「え?いや、んなこと急に言われてもだな……」
「……後手9二香」
「おい、勝手に定石無視の奇天烈な手を指すな!てゆうか、俺はお前と将棋を指すつもりなんてねーぞ!」
「じゃあ、何を指すつもりだったの?囲碁?オセロ?チェス?」
「いや、どれも違うが……」
「……まさか、妹のオマンコにおちんぽを挿すつもりだったの!?///もぅ~ガッツキ過ぎだよ、お兄ちゃんのスケベw///これだから全身ちんぽ野郎は困るんだよね~w」
……
「やっぱ図星だったんだwぷぷぷ、ウケるんだけどwほら、どうしたのお兄ちゃん、悔しかったらウンとかスンとか言ってみw」
「……円香、とりあえず、これ以上話に水を差すのは控えてくれないか」
「じゃあ、話を戻すけど、お前はいったい何をしていたんだ?ちゃんと自分の口で言ってみろ」
「女の子本人の口から言わせるなんて……お兄ちゃん、やっぱり”プレイ”の時はSなんだね///」
「いや、今は別に”プレイ”中じゃないんだけど……」
「そうなの!?それじゃあ、1人でムラムラ興奮してる私がバカみたいじゃん!?」
「みたいじゃなくて、実際バカなんだろ」
「そんなハッキリと言わないでよ!もっと気を遣って、ビブラートに包んで言って欲しいな!」
それを言うなら”オブラート”だろ。
声を震わせてどうするつもりだ、カラオケで高得点でも狙ってんのか?
「んで、そのアタマが”アレ”な円香ちゃんは、昼間っから何をしてたんだ」
「えっと……その……お兄ちゃんをオカズに、オナニーをしてました///えへっ///」
モジモジ
「朝、俺を先に行かせたのは、最初から学校をサボるつもりだったからか?」
「ち、違うよ!朝、ムラムラしちゃったから、1発だけ致してから出発しようと思ってたんだよ!」
モゾモゾ。
「んで、結局は……」
「その……1回だけじゃ全然スッキリできなくて///」
モジモジ。
「俺が帰ってくるまでの間、ずっと致し続けてたってわけか」
「……です///てへへ///」
モゾモゾ。
おおよそ4時間か……ほんと、呆れるほど元気なヤツだ。
「円香、オナニーをするのは構わない。俺だってプロオナニストだから、したいというその気持ちはよく分かる。好きなように、好きなだけ致せばいいさ」
「うん///」
モジモジ。
「でもな円香、何事にも節度ってもんがあるだろ。流石に学校をサボってまで致すというのは、兄として看過できんぞ」
「うん、そうだよね///学校をズル休みするのはダメだよね///今後は気をつけるよ///」
モゾモゾ。
「分かってくれたならそれでいいよ。これ以上は言及するつもりはない。今日のところは大目に見てやる」
「うん、ありがと、お兄ちゃん///」
モジモジ。
意外にも素直だな。
……これはこれで、調子が狂っちまいそうだ。
「……あー、ダメだ!///ゴメン、お兄ちゃん、私、ちょっと、もう我慢できないや!///」
「え?」
「よいしょっと///」
そうして、円香はさっき致していた様に、エアー種付プレスの体勢になった。
そして……
グポッヌプッグポッヌプッグポッヌプッ。
「んっ♡んっ♡んあっ♡あっ♡あっ♡あっ♡んあっ♡」
コイツ、あろうことか俺の目の前で、ディルドを使ってのオナニーを再開しやがった。
「ま、円香、お前、まだやんのか!?」
「我慢しようと思ったんだけどっ♡ダメだったよっ♡てへへっ♡」
なんかいつにも増してやたら聞き分けがいいなと思っていたが、オナニーを我慢する事に気が削がれて、思考力が低下していたからか。
通りで、話している最中にやたらとモジモジしてたわけだ。
「クソッ、やっと話が通じるようになってくれたかと期待したのに……」
「お兄ちゃんっ♡」
「ん?」
「私に期待する方が悪いっ!♡んあっ♡んおっ♡お゙っ♡お゙っ♡」
その、おほ声でアヘっている妹が発した圧倒的なまでの正論に対し、俺はぐうの音も出せなかった……
しかも、仮病を使い学校をガッツリとサボってまで……
その呆れかえる”事実”を目の当たりにし、彼女の部屋の前で呆然と立ち尽くす俺。
さて、どうしたものか……
この状況に対応するに当たり、いったい何が正解なのかを思案してみたものの、結局は正攻法しかないと覚悟を決め、俺は目の前のドアを少し強めにノックしてみる。
コンコン!
……
コンコン!
……
うーむ、返答は無い。
もしかして、さっき俺が見た光景は実は幻で、この室内に青山円香は存在していないのかもしれない。
できれば、そうであって欲しいなぁ……
そんな淡い期待を抱きながら、そーっと、少しだけドアを開き、その隙間から室内の様子を再び覗き見る。
チラッ。
グポッヌプッグポッヌプッグポッヌプッ。
「おっ♡おっ♡んおっ♡おお゙お゙っ♡んおっ♡んおっ♡んっ♡んっ♡んん゙っ♡お兄ちゃんっ♡お兄ちゃんっ♡んお゙お゙っ♡」
果たして、残念な事に妹は健在だった……
相変わらず、歪な棒状の性玩具で膣を弄んでいるマイシスター。
下品な”粘膜を搔き回す音”が、グチョグチョとココまで聞こえてくる程の、ひどく激しい淫らなその高速ピストン。
グポッヌプッグポッヌプッグポッヌプッ。
自慰行為に熱中しすぎて、やはり彼女にはノック音が聞こえていないだけのようだ。
再びドアを閉じて、一度深呼吸をする。
スゥー、ハァー。
それから俺は、全力でひたすらに、目の前のドアを叩いた。
ドンドンドンドンドンドンドンドン!!!
よし、コレだけ”ノック”したんだ、流石にあのアホでも気付くだろう……
……
しかし、残念ながら彼女からの応答は無かった。
コレでも駄目なのか……
スマホを取り出し、電話をかけてみる。
『……この電話は、現在、電源が入っていないか』
プツッ。
邪魔が入らぬように意図的にスマホの電源を切っているということはつまり、突発的な衝動から始めた自慰行為というわけではなく、端からガッツリとやる気満々の、本腰を入れたマジのガチオナニーだということが残念ながら推察できた。
ノックも駄目、電話も駄目……
くそっ、かくなる上は!
俺は、一度自室へ戻り、クローゼットの中を確認する。
確か、この奥に保管しておいたはずだが……おっ、あったあった。
俺は、中学生の時に購入していた拡声器を手に取った。
なぜ拡声器なんてモノを購入したのかというと、厨二病を患っていた当時、”学校に立て籠もった謎のテロリスト”との来たるべき戦闘を見越して入手しておいたのだ。
武力による攻撃で対抗するのではなく、話術による”口撃”を用いて平和的な解決を目論んだ結果が、この拡声器であった。
……もちろん、使う機会には恵まれなかったが。
本来、捕らえられ人質になった夏希を救出する為に使うはずだったコイツを、まさかこんな事の為に使う羽目になるとはな……
妹の部屋の前へ戻った俺は、その拡声器のスイッチをオンにし、室内でアヘっている彼女に対して呼びかける。
「え~、青山円香君!兄をオカズに致す事を即刻中止しなさい!繰り返す!兄をオカズに致す事を即刻中止しなさい!昼間っから、そんなエグい高速ピストンで自らの女性器を弄んでアヘるのは止めときなさい!クラスメイトの女子達が、お前のそんな姿を見たらドン引きするぞ!」
ドタバタドタバタ、バンッ!
「ちょっとお兄ちゃん!妹の部屋の前で拡声器を使ってオナニーを邪魔するなんてどういうつもり!アタマイカれてんじゃないの!!!」
あたかも被害者面の不満顔で、自室から全裸の状態で廊下に飛び出してきた円香,もとい”アタマイカれ女”。
「拡声器なんて持ち出してこなくても、ノックするとか電話するとか、他にいくらでもやりようはあったでしょ!ほんとお兄ちゃんは相変わらずデリカシーがないんだからっ!まったくも~」
「ノックも電話も先に試したけどな」
……
いや、なんか言えよ。
「……とりあえず、立ち話もなんだし、中に入れてくれ」
「とりあえず、勃ちっぱなしもなんだし、膣内に挿れさせてくれ?///お兄ちゃん、急にそんな……大胆だね///」
……コイツはどうやら、残念ながら聴力もイカれているようだ。
円香の部屋に入り、ベッドの上で向かい合う形で正座する兄妹。
俺は制服姿で、円香は依然として全裸である。
「……お兄ちゃんが私の部屋に入るの、初エッチの時以来だね///」
お前、よくこの状況下でそんな初々しい照れ顔ができたもんだな。
呆れながらも、悔しいがその可愛い表情にドキッとトキめいてしまうのは男の性か……
「私には、ソレがつい昨日の事のように感じられるよ///」
「奇遇だな円香、俺にもつい昨日の事のように感じられるよ」
そりゃそうだ、だってまんま昨日の出来事だもん。
なんなら、やっと半日経ったところだぞ。
なんせ今だって、円香の”あの感触”が、俺の肉棒に鮮明に纏わりついていて……
ムラッ。
って、いかんいかん、コイツのペースに飲まれたら駄目だ!
「円香、俺は朝からツッコミまくりで疲れてんだ。もう少しお手柔らかに頼む」
「つ、突っ込みまくりっ!?///お兄ちゃん、妹の処女を奪った翌日に、他の女とズッコンバッコン浮気してたの!?ヒドい!サイテー!」
ヒドいのもサイテーなのも、お前のアタマの出来だ。
「違う違う、ソッチの突っ込みじゃなくて、”なんでやねん!”とかの方のツッコミだよ」
……
「私という優秀な相方がいるのに、他の女のボケにツッコむなんて浮気だよ!!!」
あぁ、ソッチのツッコミでもダメなんだ。
お前の浮気判定の基準、流石にトチ狂ってるだろ。
第一、お前は相方としてアンコントローラブル過ぎるので優秀ではないし、そもそも、お前とコンビを結成した覚えなんてない。
「もぅ~、お兄ちゃんが気持ち良くツッコめるように、私が常日頃から頑張ってボケたおしてるっていうのに、浮気するなんてまったくだよ!プンプン!」
「円香ちゃん、ソレがもし本当なら、もう二度と頑張らなくていいよ……」
「お兄ちゃん、私と話し合いがしたいならさ、まずは私と”対等”になって欲しいんだけど」
「ん?」
「お兄ちゃんもさ、全裸になって欲しいんだよね。私だけ裸だったらさ、なんか私が変な人みたいじゃん」
「いや、お前は間違いなく変な人だろ」
なんせ、”普通の人”の発想なら、自分が服を着るという選択をとるからだ。
「それに、仮に俺が全裸になったとて、その変な人が2人に増えるだけで、なんの解決にもなっとらんだろ」
「てやんでい、べらんめい!四の五の言わずにさっさと服を脱ぎやがれい!!!」
俺がどれだけ抵抗したところで、このアホが折れるとは到底思えない……
このまま平行線で話が停滞するよりかは、裸になってでも物語を進行すべきであると俺は判断した。
「しょうがねーな……」
俺は渋々ながらも制服を脱いで、全裸になった。
そして、改めて円香の前で正座をする。
結局、このアホのペースに飲まれてしまった……
全裸で、ベッドの上で正座で向き合う兄妹。
……なに、この状況?
学校を早退してまで、俺はいったい何をやってるんだ?
「やっと私と同じステージまで上がってきたね、お兄ちゃん!」
「俺的には、堕ちるところまで堕ちたって感じだけどな……」
「……こうして向き合ってるとさ、なんだか今にも”始まっちゃう”って感じだよね///」
頬を赤らめ、熱い視線を俺に向けてくる円香。
ドキッ!
「そ、それは、その……確かに……///」
裸で、ベッドの上で向き合う、年頃の男女。
この状況は正に、昨夜の”情事”が想起されて然るべきシチュエーションであった。
もしかして、このまま、また円香とヤっちまうのか、俺は……///
……いや、駄目だ、そんなのっ!
俺たちは”兄妹”なんだぞ!
流されるなっ!耐えろ、耐えるんだ、青山和哉!
「お兄ちゃん、一緒にヤろうよ♡お兄ちゃんも、シたいんでしょ♡」
ニヤリと、イヤらしい笑みを俺に向けてくる円香。
まさか、この展開に誘導する為に、俺を全裸にさせたのか?
クソッ、このアタマの悪いサキュバスの罠に、まんまとハマったってわけか……
「くっ……///」
兄妹でヤるのは駄目だと理解っていながら、それでも俺は、彼女のその誘いに対して、”ノー”を突きつける事ができなかった。
肉欲に流されるまま堕ちていくのも、俺たち兄妹の運命なのか……
「……先手、2六歩」
ん?
円香のヤツ、いったい何を言って……
……えっ!?まさか将棋!?
あぁ、”始まっちゃう”って、将棋の対局の話だったの!?
コイツ、”全裸”の要素はカチ無視で、”正座で向き合う”点にのみ着目しやがったのか!?
「ほら、次、お兄ちゃんの番だよ」
「え?いや、んなこと急に言われてもだな……」
「……後手9二香」
「おい、勝手に定石無視の奇天烈な手を指すな!てゆうか、俺はお前と将棋を指すつもりなんてねーぞ!」
「じゃあ、何を指すつもりだったの?囲碁?オセロ?チェス?」
「いや、どれも違うが……」
「……まさか、妹のオマンコにおちんぽを挿すつもりだったの!?///もぅ~ガッツキ過ぎだよ、お兄ちゃんのスケベw///これだから全身ちんぽ野郎は困るんだよね~w」
……
「やっぱ図星だったんだwぷぷぷ、ウケるんだけどwほら、どうしたのお兄ちゃん、悔しかったらウンとかスンとか言ってみw」
「……円香、とりあえず、これ以上話に水を差すのは控えてくれないか」
「じゃあ、話を戻すけど、お前はいったい何をしていたんだ?ちゃんと自分の口で言ってみろ」
「女の子本人の口から言わせるなんて……お兄ちゃん、やっぱり”プレイ”の時はSなんだね///」
「いや、今は別に”プレイ”中じゃないんだけど……」
「そうなの!?それじゃあ、1人でムラムラ興奮してる私がバカみたいじゃん!?」
「みたいじゃなくて、実際バカなんだろ」
「そんなハッキリと言わないでよ!もっと気を遣って、ビブラートに包んで言って欲しいな!」
それを言うなら”オブラート”だろ。
声を震わせてどうするつもりだ、カラオケで高得点でも狙ってんのか?
「んで、そのアタマが”アレ”な円香ちゃんは、昼間っから何をしてたんだ」
「えっと……その……お兄ちゃんをオカズに、オナニーをしてました///えへっ///」
モジモジ
「朝、俺を先に行かせたのは、最初から学校をサボるつもりだったからか?」
「ち、違うよ!朝、ムラムラしちゃったから、1発だけ致してから出発しようと思ってたんだよ!」
モゾモゾ。
「んで、結局は……」
「その……1回だけじゃ全然スッキリできなくて///」
モジモジ。
「俺が帰ってくるまでの間、ずっと致し続けてたってわけか」
「……です///てへへ///」
モゾモゾ。
おおよそ4時間か……ほんと、呆れるほど元気なヤツだ。
「円香、オナニーをするのは構わない。俺だってプロオナニストだから、したいというその気持ちはよく分かる。好きなように、好きなだけ致せばいいさ」
「うん///」
モジモジ。
「でもな円香、何事にも節度ってもんがあるだろ。流石に学校をサボってまで致すというのは、兄として看過できんぞ」
「うん、そうだよね///学校をズル休みするのはダメだよね///今後は気をつけるよ///」
モゾモゾ。
「分かってくれたならそれでいいよ。これ以上は言及するつもりはない。今日のところは大目に見てやる」
「うん、ありがと、お兄ちゃん///」
モジモジ。
意外にも素直だな。
……これはこれで、調子が狂っちまいそうだ。
「……あー、ダメだ!///ゴメン、お兄ちゃん、私、ちょっと、もう我慢できないや!///」
「え?」
「よいしょっと///」
そうして、円香はさっき致していた様に、エアー種付プレスの体勢になった。
そして……
グポッヌプッグポッヌプッグポッヌプッ。
「んっ♡んっ♡んあっ♡あっ♡あっ♡あっ♡んあっ♡」
コイツ、あろうことか俺の目の前で、ディルドを使ってのオナニーを再開しやがった。
「ま、円香、お前、まだやんのか!?」
「我慢しようと思ったんだけどっ♡ダメだったよっ♡てへへっ♡」
なんかいつにも増してやたら聞き分けがいいなと思っていたが、オナニーを我慢する事に気が削がれて、思考力が低下していたからか。
通りで、話している最中にやたらとモジモジしてたわけだ。
「クソッ、やっと話が通じるようになってくれたかと期待したのに……」
「お兄ちゃんっ♡」
「ん?」
「私に期待する方が悪いっ!♡んあっ♡んおっ♡お゙っ♡お゙っ♡」
その、おほ声でアヘっている妹が発した圧倒的なまでの正論に対し、俺はぐうの音も出せなかった……
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる