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第3章.バイブレーション茶道部【桃瀬春子】
第45話.六畳間の来訪者!?(Part1)
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夏希に件の性玩具作製を依頼した日の翌々日。
放課後の、青山家の俺の部屋。
「……という事をお前に頼みたいんだが、どうだ?出来そうか?」
「ええ、それぐらいなら大丈夫だと思うけど。……でも、なるほどね、桃瀬さんに対してこの作戦を実行する為に、前もって私をパーティーに組み込む必要があったってわけね……」
「『パンティーが食い込む必要があった』?何言ってんだお前?アタマ沸いてんのか?」
「……あなたの耳が腐ってるのよ」
約束通り、夏希から今回の作戦で使用する秘密兵器を受け取った俺と円香。
早速、桃瀬攻略戦の要となる緑川を交えて、3人で作戦会議を行うはずだったのだが……
「で、肝心の円香はなんで不在なの?」
「それは俺も知らん。あの野郎、主催者のクセにドタキャンかましやがったからな」
そんな円香のお膳立て(?)もあって、俺と緑川は今現在、俺の部屋にて2人きりになっているという、そんな状況なのである。
にしても、円香以外の女を部屋に招き入れるのは初めてだから、流石に緊張するな……///
いや正確には、小学校低学年の時に夏希が遊びに来ていたりもしたもんだが、流石にソレはノーカンだろう。
俺の高校生活において、とうに無縁だと諦めていた、同級生の女子と自室で2人きりになるという、そんなドキドキ胸キュンイベントが、よもや図らずともこんな形で舞い込んでくるとはなぁ。
しかもしかも、その相手がまさかまさかの、デカ乳輪Hカップを有するSSS級美少女の緑川楓ときたもんだ。
俺なんかが、あの緑川楓と自室で2人きりになれるとは……
学園の男子どころか、世界中の男たちの誰もが羨むであろう、そんな夢のような状況。
俺は今当に、そんな非現実的過ぎる”現実”の渦中にいるのだ。
円香の命を救うための”協力者”という関係性が無ければ、彼女が俺の部屋を訪れる事など、”青山家以外全部沈没”クラスの未曾有の大災害にでも見舞われない限り、到底あり得ないシチュエーションであっただろうに。
緑川は、俺のベッドの端にちょこんと腰掛けながら、少し落ち着かない様子で部屋の中をキョロキョロと見回している。
……コイツ、俺に断りを入れてからとはいえ、部屋に入るなりためらいもなく”男のベッド”に腰掛けやがったな。
普通、女の方が少なからず”警戒心”を持ち合わせていそうなもんだが、俺が相手だからか舐められているのかもしれない。
それとも、このシチュエーションにおいて、女が”男のベッド”に腰掛けるというのは、”普通”の事なのだろうか?
もしかして、俺が意識し過ぎているだけなのか?
もしそうであるならば、おそらくはこういうところが、俺が”童貞臭い”と指摘される由縁なのかもしれない。
「……で、どうしたんだ緑川、そんなに部屋ん中を見回してよ。なんか面白いモノでもあったか?」
「あ、いや、そういうわけじゃないんだけど///……男の子の部屋に入るのって初めてだから、その、少し緊張しちゃって……///」
おいおい、マジかよ///
まさか俺なんかが、緑川の”男の子の部屋童貞”を奪っちまうとはなぁ……
人生というものは、得てして何が起きるか予想もつかんものだな。
……しかしだな緑川、俺のベッドに腰掛けたそんな危うい状態で、そんな可愛らしい表情を見せるのはヤメてくれよ///
俺だって、ご覧の通り健全な年頃の男子なんだぞ。
『お前をそのままベッドに押し倒したい』なんて男として至極真っ当な衝動が、俺の胸の内にも当然存在するわけであって……///
このムラムラ感を抑えつける為に、俺が現状でどれだけの心血を注いでいるか、是非ともお前に教えてやりたいぐらいだ。
と、緑川の視線が、明らかにこの部屋のとある一角に集中している事に俺は気がついた。
「なんだ緑川、俺のオカズコレクションが気になるのかw?」
気を紛らわす意味も含め、そんな軽口を挟んでみる。
「え、いや、そうじゃなくて///……そ、そうよ、これは、風紀委員の職務として、生徒がいかがわしいモノを所持していないかのチェックであって……///」
「はいはい、そういう建前はいいからよ、見たいなら別に見ても構わんぞ、減るもんでもないしな」
「そ、そう?……それじゃあ、ちょっとだけチェックさせてもらおうかしら///」
余程興味が惹かれていたのか、ふたつ返事でベッドからスッと立ち上がると、いそいそと俺のオカズコレクションが並ぶオープンシェルフへと近づいていった緑川。
……そんなワクワクとした表情を見せられたらよ、そりゃあ”見るな”とはとても言えないよな。
緑川は、並んだDVDケースの中から数本分を抜き取ると、そのパッケージの内容を真剣な表情で確認していた。
その姿から察するに、自分の知らない世界についての新しい見聞を深める事に、彼女自身の知的好奇心が刺激されているのかもしれない。
数十本の作品を確認し終えたところで、一息ついた様子の彼女は俺の方へ顔を向け口を開く。
「……ねぇ青山君、あなたって、本当に望月アヤネさんの大ファンのようね」
「あぁ、もちろんだとも!アヤネたんは俺にとって、当代最高のセクシー女優だからな!ファンクラブにももちろん加入してるし、イベントや生配信も欠かさずチェックしてるぞ!……で、なんで俺がアヤネたんをそんなに推してるって分かったんだ?」
「そりゃそうでしょ。だって、今ざっと確認しただけでも、ココにあるDVDの半数以上が望月アヤネさんが参加している作品みたいだし、それに……」
チラッと、緑川の視線が、壁に掛けられた1つの額へと向けられる。
「あの、仰々しく額に入れて飾ってある紙にも、望月さんに関する何やら怪しげな文言が書かれているみたいだしね……ねぇ、あの”怪文書”って、なんなの?」
「おぉ流石、目の付け所が良いな緑川。アレはな、アヤネたん直筆の”あたシコ許可証”だ!」
「あ、あたシコ?許可証?ってなに?」
「ふっ、ソレはな、アヤネたんが俺を含めた選ばしファンに向けて、自らをオカズとして”使用”することを許可してくれた証明書なんだ!『あたし、望月アヤネは、青山和哉君のオカズとして、シコシコされることをここに許可します♡アヤネをオカズに、いっぱいシコシコしてね、和哉君♡』ってなぁ!」
「そんなドヤ顔で語られても……なに、そんなに貴重なモノなの、ソレって?」
「あたりめーよー!ファンクラブ会員の中でも、抽選に当選した選ばれし10人しか持ってない超プレミアムお宝グッズだからなぁ!アヤネたんのヨウチューブチャンネル【望月アヤネの今夜もシコらナイト♡】の生配信中に、その文面を1枚1枚筆ペンを使って丹精込めて直筆してくれたんだぜ♡しかも、本来なら1名限定の企画だったところを、アヤネたんが自らスタッフに掛け合ってくれて、急遽当選者が10名に増やされるという神対応があってだな、俺もその恩恵を受けて当選したわけなんだが……」
「あー、もう、分かった、分かったから、推しのセクシー女優について早口で語るのはヤメて、普通にキモいから」
「なんだよツレねーな、ここからまだ195分は語るつもりだったのによ」
「長っ!?今私がストップをかけてなかったら、タイ◯ニックの映画と同等のスケールの、そんな壮大なエピソードトークを繰り出すつもりだったの!?」
「あと、もう一つ確認しておきたい事があるのだけど……」
「なんだよ?」
「……あなたって、もしかして”S”なの?///」
「はぁ?いきなり何の話だよ?」
「だって、ほら、コレとかコレとか、コレもそうね、なんか”そっち系”と思われる作品が多いように見受けられるんだけど……///」
彼女が手に取ったのは、3つのDVDだった。
【メス豚10人孕ませレイプ ノーカット膣中出し200連発 BEST 1919分】
【M女調教コレクション 犯しまくり,ヤりまくり,イかせまくりの、1泊2日いいなり温泉旅行】
【穴モテ勘違い高飛車アラサー女を、緊縛拘束で人間オナホールにしちゃいましたw キモいおじさん6人で一晩中輪姦して、全力でわからせます!】
確かに、タイトルからしてS男に向けて作られた作品であることには違いないが……
「その作品たちはもちろん好きだけど、でも、だからといって別に、俺自身そんな”S”だという自覚はないし、そのつもりも特にないんだがな。……あれだ、第三者の視点で作品を嗜むのと、実際に自分がその立場になるのとは、まったくの別物だろ。ほら、FPSゲーマーだって、現実で銃を人に向けて乱射したいわけじゃねーだろうし、それと同じだよ」
「ふ~ん……じゃあ、こういうプレイには一切興味が無いってわけ?///」
「まぁ、そりゃあ、俺も男として、完全に興味がゼロだといったら嘘にはなるが……」
「それじゃあ、例えば、コレなんてどうかしら?」
彼女が手に取った作品のタイトルは、
【絶対服従!性奴隷シリーズ第3弾! クラスのあの娘は、俺専用の放課後肉便器】
という作品だった。
「ん?ど、”どう”とは?」
「ピンとこない?それとも、あえてとぼけてるのかしら?」
そう言って彼女は、パッケージの裏面の煽り文を読み上げる。
「『ある日、クラスメイトの女子の秘密を知った俺は、その情報を人質に、彼女のカラダを好きに使えるという”性奴隷契約”を結んだ。スクールカースト最上位勢の美少女を、自分専用の”肉便器”にできる、そんな夢のような学園生活が幕を開ける。放課後の教室で、通学路で、俺の部屋で、性奴隷となったそのメス豚を、欲望の赴くままに犯して犯して犯しまくる!』……どう、この内容、当に今の私たち2人の関係性みたいじゃないかしら?」
「……ん~、確かに、近しい状況ではあるとは思うが、ソレがどうだって言うんだ?」
「だからね、青山君……あなたは今日、これから私に”そういう事”をするつもりなのか、って話をしているのよ///」
……はい?
「……すまん、何がどうしてそんな話になるんだ?」
「だって、2人きりになる為に、私を今日こうして自宅に呼び出したんでしょ///……つまり、ソレって”そういう事”をする為なんじゃないの……///」
「ば、馬鹿野郎!///何言ってんだ、違うって!///そもそも今日は、本来は円香が主催した話であってだな///」
「だから、その当の本人の円香がいないからおかしいって話をしているのよ」
「それに関しては、アイツが急にドタキャンしたからであって、俺だって被害者なんだ」
「……仮にそれが本当の話であったとしても、でも、今現在、弱みを握った男子の部屋に、弱みを握られた女子が訪れているというそんな状況が発生しているのは紛れもない事実じゃない。……この状況においても、あなたは私に対して何もする気が無いと、そう言うつもりなのかしら?///」
「当たり前だ。……前にも言っただろ、俺にそんなつもりはねーよ」
「……私はね……正直言うと、”覚悟”はしていたわ///」
「覚悟?なんのだ?」
「……あなたに……手を出されるんじゃないかってことよ///」
「手を出される……って、なんで?」
「だって、あなたは私にとってあれだけ致命的な弱みを握っているのよ。それを、パンツを眺めただけで”はい、おしまい”っていうのは、やはり腑に落ちないのよ……」
「……じゃあなんだ、つまりお前は、俺がお前の弱みにつけ込んで、今日この場で今から”いかがわしい事”に及ぶんじゃないかと、そういう事を言いたいんだな」
「ええ、そういう事よ」
「そして、お前はそういう展開に対して”覚悟”をしてきたと、つまりはそう言いたいんだな」
「……そ、そうよ///」
ほんとコイツは、真面目というか不器用というか……
いや、この場合は”頑固”という表現が適切かもしれない。
俺としては、先日の30分間のパンツ観賞をもって、とうに終わった話だったわけだが、まさかコイツの方から掘り返してくるとはな……
彼女自身、あの場では一度は首を縦に振ったものの、それでも、どうしても”ソレ”だけでは納得できなかったのだろう。
そんなわけで、あの一件以来、密かに抱えていたそんな”モヤモヤ感”を、この機会に俺に向け突きつけてきたと、つまりはそういう話なのだ。
「……じゃあ、なんだ、俺が今お前に、『そのベッドに横になって、一切抵抗することなく俺という男を受け入れろ』って命令したら、そうするってことかw?」
バカバカしい、んな展開、”低俗なR18webエロ小説”の世界でもあるまいし、起こり得るわけないだろうに……
「……わ、分かったわ///抵抗しなければいいのよね……///」
そう言うと緑川は、俺のベッドに仰向けに寝そべり、指示通りに横になった。
!? !? !?
「お、おい、緑川!?///」
「言ったでしょ……”覚悟”はしてきたって……///抵抗しないから、後はお好きにどうぞ……///」
……
ま、マジで……?///
なぁ、神様よ……
この展開って、ご褒美ですか?罠ですか?試練ですか?
……それとも、ウチの妹のエッチシーンだけではイマイチ人気が伸び悩んでいるからって、”テコ入れ”が狙いなんですか?
放課後の、青山家の俺の部屋。
「……という事をお前に頼みたいんだが、どうだ?出来そうか?」
「ええ、それぐらいなら大丈夫だと思うけど。……でも、なるほどね、桃瀬さんに対してこの作戦を実行する為に、前もって私をパーティーに組み込む必要があったってわけね……」
「『パンティーが食い込む必要があった』?何言ってんだお前?アタマ沸いてんのか?」
「……あなたの耳が腐ってるのよ」
約束通り、夏希から今回の作戦で使用する秘密兵器を受け取った俺と円香。
早速、桃瀬攻略戦の要となる緑川を交えて、3人で作戦会議を行うはずだったのだが……
「で、肝心の円香はなんで不在なの?」
「それは俺も知らん。あの野郎、主催者のクセにドタキャンかましやがったからな」
そんな円香のお膳立て(?)もあって、俺と緑川は今現在、俺の部屋にて2人きりになっているという、そんな状況なのである。
にしても、円香以外の女を部屋に招き入れるのは初めてだから、流石に緊張するな……///
いや正確には、小学校低学年の時に夏希が遊びに来ていたりもしたもんだが、流石にソレはノーカンだろう。
俺の高校生活において、とうに無縁だと諦めていた、同級生の女子と自室で2人きりになるという、そんなドキドキ胸キュンイベントが、よもや図らずともこんな形で舞い込んでくるとはなぁ。
しかもしかも、その相手がまさかまさかの、デカ乳輪Hカップを有するSSS級美少女の緑川楓ときたもんだ。
俺なんかが、あの緑川楓と自室で2人きりになれるとは……
学園の男子どころか、世界中の男たちの誰もが羨むであろう、そんな夢のような状況。
俺は今当に、そんな非現実的過ぎる”現実”の渦中にいるのだ。
円香の命を救うための”協力者”という関係性が無ければ、彼女が俺の部屋を訪れる事など、”青山家以外全部沈没”クラスの未曾有の大災害にでも見舞われない限り、到底あり得ないシチュエーションであっただろうに。
緑川は、俺のベッドの端にちょこんと腰掛けながら、少し落ち着かない様子で部屋の中をキョロキョロと見回している。
……コイツ、俺に断りを入れてからとはいえ、部屋に入るなりためらいもなく”男のベッド”に腰掛けやがったな。
普通、女の方が少なからず”警戒心”を持ち合わせていそうなもんだが、俺が相手だからか舐められているのかもしれない。
それとも、このシチュエーションにおいて、女が”男のベッド”に腰掛けるというのは、”普通”の事なのだろうか?
もしかして、俺が意識し過ぎているだけなのか?
もしそうであるならば、おそらくはこういうところが、俺が”童貞臭い”と指摘される由縁なのかもしれない。
「……で、どうしたんだ緑川、そんなに部屋ん中を見回してよ。なんか面白いモノでもあったか?」
「あ、いや、そういうわけじゃないんだけど///……男の子の部屋に入るのって初めてだから、その、少し緊張しちゃって……///」
おいおい、マジかよ///
まさか俺なんかが、緑川の”男の子の部屋童貞”を奪っちまうとはなぁ……
人生というものは、得てして何が起きるか予想もつかんものだな。
……しかしだな緑川、俺のベッドに腰掛けたそんな危うい状態で、そんな可愛らしい表情を見せるのはヤメてくれよ///
俺だって、ご覧の通り健全な年頃の男子なんだぞ。
『お前をそのままベッドに押し倒したい』なんて男として至極真っ当な衝動が、俺の胸の内にも当然存在するわけであって……///
このムラムラ感を抑えつける為に、俺が現状でどれだけの心血を注いでいるか、是非ともお前に教えてやりたいぐらいだ。
と、緑川の視線が、明らかにこの部屋のとある一角に集中している事に俺は気がついた。
「なんだ緑川、俺のオカズコレクションが気になるのかw?」
気を紛らわす意味も含め、そんな軽口を挟んでみる。
「え、いや、そうじゃなくて///……そ、そうよ、これは、風紀委員の職務として、生徒がいかがわしいモノを所持していないかのチェックであって……///」
「はいはい、そういう建前はいいからよ、見たいなら別に見ても構わんぞ、減るもんでもないしな」
「そ、そう?……それじゃあ、ちょっとだけチェックさせてもらおうかしら///」
余程興味が惹かれていたのか、ふたつ返事でベッドからスッと立ち上がると、いそいそと俺のオカズコレクションが並ぶオープンシェルフへと近づいていった緑川。
……そんなワクワクとした表情を見せられたらよ、そりゃあ”見るな”とはとても言えないよな。
緑川は、並んだDVDケースの中から数本分を抜き取ると、そのパッケージの内容を真剣な表情で確認していた。
その姿から察するに、自分の知らない世界についての新しい見聞を深める事に、彼女自身の知的好奇心が刺激されているのかもしれない。
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「あ、あたシコ?許可証?ってなに?」
「ふっ、ソレはな、アヤネたんが俺を含めた選ばしファンに向けて、自らをオカズとして”使用”することを許可してくれた証明書なんだ!『あたし、望月アヤネは、青山和哉君のオカズとして、シコシコされることをここに許可します♡アヤネをオカズに、いっぱいシコシコしてね、和哉君♡』ってなぁ!」
「そんなドヤ顔で語られても……なに、そんなに貴重なモノなの、ソレって?」
「あたりめーよー!ファンクラブ会員の中でも、抽選に当選した選ばれし10人しか持ってない超プレミアムお宝グッズだからなぁ!アヤネたんのヨウチューブチャンネル【望月アヤネの今夜もシコらナイト♡】の生配信中に、その文面を1枚1枚筆ペンを使って丹精込めて直筆してくれたんだぜ♡しかも、本来なら1名限定の企画だったところを、アヤネたんが自らスタッフに掛け合ってくれて、急遽当選者が10名に増やされるという神対応があってだな、俺もその恩恵を受けて当選したわけなんだが……」
「あー、もう、分かった、分かったから、推しのセクシー女優について早口で語るのはヤメて、普通にキモいから」
「なんだよツレねーな、ここからまだ195分は語るつもりだったのによ」
「長っ!?今私がストップをかけてなかったら、タイ◯ニックの映画と同等のスケールの、そんな壮大なエピソードトークを繰り出すつもりだったの!?」
「あと、もう一つ確認しておきたい事があるのだけど……」
「なんだよ?」
「……あなたって、もしかして”S”なの?///」
「はぁ?いきなり何の話だよ?」
「だって、ほら、コレとかコレとか、コレもそうね、なんか”そっち系”と思われる作品が多いように見受けられるんだけど……///」
彼女が手に取ったのは、3つのDVDだった。
【メス豚10人孕ませレイプ ノーカット膣中出し200連発 BEST 1919分】
【M女調教コレクション 犯しまくり,ヤりまくり,イかせまくりの、1泊2日いいなり温泉旅行】
【穴モテ勘違い高飛車アラサー女を、緊縛拘束で人間オナホールにしちゃいましたw キモいおじさん6人で一晩中輪姦して、全力でわからせます!】
確かに、タイトルからしてS男に向けて作られた作品であることには違いないが……
「その作品たちはもちろん好きだけど、でも、だからといって別に、俺自身そんな”S”だという自覚はないし、そのつもりも特にないんだがな。……あれだ、第三者の視点で作品を嗜むのと、実際に自分がその立場になるのとは、まったくの別物だろ。ほら、FPSゲーマーだって、現実で銃を人に向けて乱射したいわけじゃねーだろうし、それと同じだよ」
「ふ~ん……じゃあ、こういうプレイには一切興味が無いってわけ?///」
「まぁ、そりゃあ、俺も男として、完全に興味がゼロだといったら嘘にはなるが……」
「それじゃあ、例えば、コレなんてどうかしら?」
彼女が手に取った作品のタイトルは、
【絶対服従!性奴隷シリーズ第3弾! クラスのあの娘は、俺専用の放課後肉便器】
という作品だった。
「ん?ど、”どう”とは?」
「ピンとこない?それとも、あえてとぼけてるのかしら?」
そう言って彼女は、パッケージの裏面の煽り文を読み上げる。
「『ある日、クラスメイトの女子の秘密を知った俺は、その情報を人質に、彼女のカラダを好きに使えるという”性奴隷契約”を結んだ。スクールカースト最上位勢の美少女を、自分専用の”肉便器”にできる、そんな夢のような学園生活が幕を開ける。放課後の教室で、通学路で、俺の部屋で、性奴隷となったそのメス豚を、欲望の赴くままに犯して犯して犯しまくる!』……どう、この内容、当に今の私たち2人の関係性みたいじゃないかしら?」
「……ん~、確かに、近しい状況ではあるとは思うが、ソレがどうだって言うんだ?」
「だからね、青山君……あなたは今日、これから私に”そういう事”をするつもりなのか、って話をしているのよ///」
……はい?
「……すまん、何がどうしてそんな話になるんだ?」
「だって、2人きりになる為に、私を今日こうして自宅に呼び出したんでしょ///……つまり、ソレって”そういう事”をする為なんじゃないの……///」
「ば、馬鹿野郎!///何言ってんだ、違うって!///そもそも今日は、本来は円香が主催した話であってだな///」
「だから、その当の本人の円香がいないからおかしいって話をしているのよ」
「それに関しては、アイツが急にドタキャンしたからであって、俺だって被害者なんだ」
「……仮にそれが本当の話であったとしても、でも、今現在、弱みを握った男子の部屋に、弱みを握られた女子が訪れているというそんな状況が発生しているのは紛れもない事実じゃない。……この状況においても、あなたは私に対して何もする気が無いと、そう言うつもりなのかしら?///」
「当たり前だ。……前にも言っただろ、俺にそんなつもりはねーよ」
「……私はね……正直言うと、”覚悟”はしていたわ///」
「覚悟?なんのだ?」
「……あなたに……手を出されるんじゃないかってことよ///」
「手を出される……って、なんで?」
「だって、あなたは私にとってあれだけ致命的な弱みを握っているのよ。それを、パンツを眺めただけで”はい、おしまい”っていうのは、やはり腑に落ちないのよ……」
「……じゃあなんだ、つまりお前は、俺がお前の弱みにつけ込んで、今日この場で今から”いかがわしい事”に及ぶんじゃないかと、そういう事を言いたいんだな」
「ええ、そういう事よ」
「そして、お前はそういう展開に対して”覚悟”をしてきたと、つまりはそう言いたいんだな」
「……そ、そうよ///」
ほんとコイツは、真面目というか不器用というか……
いや、この場合は”頑固”という表現が適切かもしれない。
俺としては、先日の30分間のパンツ観賞をもって、とうに終わった話だったわけだが、まさかコイツの方から掘り返してくるとはな……
彼女自身、あの場では一度は首を縦に振ったものの、それでも、どうしても”ソレ”だけでは納得できなかったのだろう。
そんなわけで、あの一件以来、密かに抱えていたそんな”モヤモヤ感”を、この機会に俺に向け突きつけてきたと、つまりはそういう話なのだ。
「……じゃあ、なんだ、俺が今お前に、『そのベッドに横になって、一切抵抗することなく俺という男を受け入れろ』って命令したら、そうするってことかw?」
バカバカしい、んな展開、”低俗なR18webエロ小説”の世界でもあるまいし、起こり得るわけないだろうに……
「……わ、分かったわ///抵抗しなければいいのよね……///」
そう言うと緑川は、俺のベッドに仰向けに寝そべり、指示通りに横になった。
!? !? !?
「お、おい、緑川!?///」
「言ったでしょ……”覚悟”はしてきたって……///抵抗しないから、後はお好きにどうぞ……///」
……
ま、マジで……?///
なぁ、神様よ……
この展開って、ご褒美ですか?罠ですか?試練ですか?
……それとも、ウチの妹のエッチシーンだけではイマイチ人気が伸び悩んでいるからって、”テコ入れ”が狙いなんですか?
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