47 / 154
水音と吐息を重ねて(此木視点)
※7
しおりを挟む
「……あっ、ん……」
浴室は音が響くので、声を抑えてしまう。壁側に手をつき、後ろから敬久さんに胸の先端の周囲をクルクルと触られている。先端に触れそうで触れられないもどかしさに、体がゾワゾワとしてくる。
「……ぅ、う……も、もっと触ってください」
「うん……まだ、もうちょっとだけ……」
「ぁ、あっ……」
胸に手を這わされ、焦らされ続けているせいで体がビクビクと震えてくる。ボディソープの泡がまだ残っているので、ヌルッとした感触も合わさり刺激が強い。
「はぁ……はぁ……んっ……」
――シチュエーションにただでさえ興奮しているのに、こんな焦らされたら……本当、ヤバい……
オレが快感に震えていると、敬久さんが胸の先端を指で弾いた。
「あっ!」
そのまま指で摘み、胸の先端を泡で滑らせて擦ってくる。
「……ぁう……あっ……きもちい……です……」
「こんな硬く尖らせて、可愛いね……」
「だって……中々、触って、くれなかったから……」
「うん……ごめんね。沢山触ってあげるから……」
ゆっくりと撫でるように触られ、壁についた手に力が入らなくなってくる。
「はぁ……はぁ……ぁんッ……」
敬久さんはオレの耳を甘噛みしながら、両胸に刺激を与えてくる。指を泡で滑らせているので、いつもとは違う気持ち良さに息が荒くなる。
「あ、泡……気持ち良いです……」
「うん……僕も、指が滑って気持ち良いな。……今度から、こういう風にする?」
「……ん、んっ、い、いつものも、好きですっ……あッ」
「ふふっ、そうなんだ……」
ふっと笑い、オレの胸の先端を押しつぶすように指を動かした。
「……あっ、あっ、そんな、されたらっ……声、響くから……我慢しているのにっ……」
「君が、いっぱい我慢している所、見たいな……」
胸の刺激が気持ち良すぎて声が出てしまう。オレは片手を口に当て、壁についている方の手に力を入れた。
「……下も、切なそうだね」
敬久さんが片手を這うように滑らせ、すっかり起き上がったオレのものに触った。
「……ぅ、あっ、今っ……ダメです……」
「滑りが良いから、ここも気持ち良いと思うよ……」
「……ひ、あっ……あっ、ん……」
指の間に挟むようにして扱かれ、また声が漏れ出てくる。
「はぁ……はぁ……た、敬久さんにも、気持ち良くなって、ほし……です……」
「……僕も、君を触っているから、気持ち良いよ……」
「……でも、もっと」
オレは敬久さんのものに尻臀を押し付けて、擦るように腰を動かした。
「……ッ」
「……もっと、あなたにも、気持ち良くなってもらいたい……です」
敬久さんのものも硬くなっており、尻臀に熱さが伝わってくる。
「……遥君はさぁ……本当……」
「……あっ」
敬久さんが胸や下から手を離すと、グイッとオレを壁に押し付け、尻臀と敬久さんのものが密着するような形になった。
「はぁ……このまま……さっきみたいに、できる?」
荒い息を吐きながら、オレの耳元でそう言った。
「はい、オレ……頑張りますから……」
オレは腰を揺らして、敬久さんのものを尻臀でグリグリと擦った。
「はぁ……敬久さんの……熱くて……きもち……い……」
「ん……僕も、すごく気持ち良いよ……」
敬久さんは壁とオレの隙間から手を入れて、オレのものをまた擦り始めた。
「ぅあっ、あっ……」
水っぽい音を立てながら、泡と一緒に擦られると腰の動きが止まりそうになる。
「……もう、遥君、イッちゃいそうだね……」
「あっ……ぅ……だって、こんな風に……したこと、なかったから……オレ……」
敬久さんも腰を動かして、オレの尻臀に自分のものを擦りつけてくる。オレも止まりそうになる腰を揺らし、敬久さんの昂りを受け止めるように動いた。
「はぁ……君が、僕のに奉仕している所、全部見えていて……いやらしいな……」
「……ぁ、あっ……た、敬久さん……あの……」
「どうしたの……我慢できなくなっちゃった?」
敬久さんも切なそうな息遣いになっており、切羽詰まっているようだった。
「……オレ、もう、イキそうだから……動くの止まっちゃう」
「大丈夫だよ。イッて良いからね……」
敬久さんがオレのものを擦る手の動きを少し強くしながら、うなじに唇を落とした。
「んんっ!………だから、あの……オレの太腿で敬久さんの……気持ち良くしたい……オレのここで、擦って欲しい……です……」
オレは太腿を閉じて、敬久さんに懇願するように言った。敬久さんの動きが一瞬止まり、熱い息をハアッとため息のように吐き出す。
「……遥君、最近……僕を誘惑するのが、どんどん上手くなっていくよね」
「ぅ……あの……あなたにも、オレの体で気持ち良くなって欲しいから……」
「…………うん、分かった」
敬久さんは位置を調節するように身をよじると、オレの閉じた太腿の間に自分のものを当てた。
「はぁ……挿れるね……」
そう言って、太腿の間に敬久さんのものが侵入してくる。彼は腰を抽挿するように動かして、肌と肌がぶつかる音が浴室に響いた。そのまま、オレのものを擦る動きも早くされたので、体がビクビクと震えてしまう。
「……ん、んっ……前も、太腿も……敬久さんにしてもらって……きもちい……」
「僕も……すごく……」
太腿の間を熱いもので擦られ、音を立てて腰を打ちつけられると、実際に挿入されているような気分になってくる。
「……ぅ……あっ、あっ……も……前……来そう……」
「遥君、いっぱい我慢して、偉かったね……先にイッて良いから……」
「ん……あっ……んんっ!?」
敬久さんはそう言い、オレの太腿から昂ぶったものをズルリと引き抜き前を向かされた。
「ぅ……あ、あの……?」
寸止めされたような状態を見つめられ、ゾクゾクしてしまう。彼は欲望の滲んだ目をして、昂ぶったものを今度は前側から太腿の間に差し込んできた。
「さっき……した時、出る所が見られなかったから……今度は見たいなって……」
「……ぁ……んんっ……わ、分かりました……」
体勢が変わったので、敬久さんのものの先端をギュッと挟みこむように太腿を閉じると彼はビクリと震えた。
――後ろからは、密着しているのが伝わってきて、すごく良かったけれど、顔が見れるのも……ヤバいな……気持よさそうな顔が見れて嬉しい……
敬久さんはまたオレのものを強く擦り、唇を重ねると舌を絡めてきた。
「あッ! はぁ……んむ……あっ……」
「ん……もっと、舌出して……うん、上手だよ、遥君……」
唇を貪り合いながら、敬久さんに下を擦られ、太腿からは彼の昂ったものが出し入れされ、気持ちが良くて目がチカチカしてきた。
「……はぁ……んむぅ……あッ……んっ……んんっ、も、ダメッ……んっ、んっ……~~~~ッ」
オレは我慢が限界になり、敬久さんの手や腹に体液をビュクビクと吹き出し、先に果ててしまった。
「はぁ……さっきも出したのに、たくさん出たね……」
「あぅ……ん……」
体が敏感になっているので、太腿に擦りつけられる敬久さんの昂ぶったものに体が震えてしまう。
「……はぁ……敬久さんのも、もう……」
「うん……も、少しだから……」
そのままオレを壁際に押し付けるようにして出し入れすると、敬久さんもオレの太腿に欲望を吐き出した。
浴室は音が響くので、声を抑えてしまう。壁側に手をつき、後ろから敬久さんに胸の先端の周囲をクルクルと触られている。先端に触れそうで触れられないもどかしさに、体がゾワゾワとしてくる。
「……ぅ、う……も、もっと触ってください」
「うん……まだ、もうちょっとだけ……」
「ぁ、あっ……」
胸に手を這わされ、焦らされ続けているせいで体がビクビクと震えてくる。ボディソープの泡がまだ残っているので、ヌルッとした感触も合わさり刺激が強い。
「はぁ……はぁ……んっ……」
――シチュエーションにただでさえ興奮しているのに、こんな焦らされたら……本当、ヤバい……
オレが快感に震えていると、敬久さんが胸の先端を指で弾いた。
「あっ!」
そのまま指で摘み、胸の先端を泡で滑らせて擦ってくる。
「……ぁう……あっ……きもちい……です……」
「こんな硬く尖らせて、可愛いね……」
「だって……中々、触って、くれなかったから……」
「うん……ごめんね。沢山触ってあげるから……」
ゆっくりと撫でるように触られ、壁についた手に力が入らなくなってくる。
「はぁ……はぁ……ぁんッ……」
敬久さんはオレの耳を甘噛みしながら、両胸に刺激を与えてくる。指を泡で滑らせているので、いつもとは違う気持ち良さに息が荒くなる。
「あ、泡……気持ち良いです……」
「うん……僕も、指が滑って気持ち良いな。……今度から、こういう風にする?」
「……ん、んっ、い、いつものも、好きですっ……あッ」
「ふふっ、そうなんだ……」
ふっと笑い、オレの胸の先端を押しつぶすように指を動かした。
「……あっ、あっ、そんな、されたらっ……声、響くから……我慢しているのにっ……」
「君が、いっぱい我慢している所、見たいな……」
胸の刺激が気持ち良すぎて声が出てしまう。オレは片手を口に当て、壁についている方の手に力を入れた。
「……下も、切なそうだね」
敬久さんが片手を這うように滑らせ、すっかり起き上がったオレのものに触った。
「……ぅ、あっ、今っ……ダメです……」
「滑りが良いから、ここも気持ち良いと思うよ……」
「……ひ、あっ……あっ、ん……」
指の間に挟むようにして扱かれ、また声が漏れ出てくる。
「はぁ……はぁ……た、敬久さんにも、気持ち良くなって、ほし……です……」
「……僕も、君を触っているから、気持ち良いよ……」
「……でも、もっと」
オレは敬久さんのものに尻臀を押し付けて、擦るように腰を動かした。
「……ッ」
「……もっと、あなたにも、気持ち良くなってもらいたい……です」
敬久さんのものも硬くなっており、尻臀に熱さが伝わってくる。
「……遥君はさぁ……本当……」
「……あっ」
敬久さんが胸や下から手を離すと、グイッとオレを壁に押し付け、尻臀と敬久さんのものが密着するような形になった。
「はぁ……このまま……さっきみたいに、できる?」
荒い息を吐きながら、オレの耳元でそう言った。
「はい、オレ……頑張りますから……」
オレは腰を揺らして、敬久さんのものを尻臀でグリグリと擦った。
「はぁ……敬久さんの……熱くて……きもち……い……」
「ん……僕も、すごく気持ち良いよ……」
敬久さんは壁とオレの隙間から手を入れて、オレのものをまた擦り始めた。
「ぅあっ、あっ……」
水っぽい音を立てながら、泡と一緒に擦られると腰の動きが止まりそうになる。
「……もう、遥君、イッちゃいそうだね……」
「あっ……ぅ……だって、こんな風に……したこと、なかったから……オレ……」
敬久さんも腰を動かして、オレの尻臀に自分のものを擦りつけてくる。オレも止まりそうになる腰を揺らし、敬久さんの昂りを受け止めるように動いた。
「はぁ……君が、僕のに奉仕している所、全部見えていて……いやらしいな……」
「……ぁ、あっ……た、敬久さん……あの……」
「どうしたの……我慢できなくなっちゃった?」
敬久さんも切なそうな息遣いになっており、切羽詰まっているようだった。
「……オレ、もう、イキそうだから……動くの止まっちゃう」
「大丈夫だよ。イッて良いからね……」
敬久さんがオレのものを擦る手の動きを少し強くしながら、うなじに唇を落とした。
「んんっ!………だから、あの……オレの太腿で敬久さんの……気持ち良くしたい……オレのここで、擦って欲しい……です……」
オレは太腿を閉じて、敬久さんに懇願するように言った。敬久さんの動きが一瞬止まり、熱い息をハアッとため息のように吐き出す。
「……遥君、最近……僕を誘惑するのが、どんどん上手くなっていくよね」
「ぅ……あの……あなたにも、オレの体で気持ち良くなって欲しいから……」
「…………うん、分かった」
敬久さんは位置を調節するように身をよじると、オレの閉じた太腿の間に自分のものを当てた。
「はぁ……挿れるね……」
そう言って、太腿の間に敬久さんのものが侵入してくる。彼は腰を抽挿するように動かして、肌と肌がぶつかる音が浴室に響いた。そのまま、オレのものを擦る動きも早くされたので、体がビクビクと震えてしまう。
「……ん、んっ……前も、太腿も……敬久さんにしてもらって……きもちい……」
「僕も……すごく……」
太腿の間を熱いもので擦られ、音を立てて腰を打ちつけられると、実際に挿入されているような気分になってくる。
「……ぅ……あっ、あっ……も……前……来そう……」
「遥君、いっぱい我慢して、偉かったね……先にイッて良いから……」
「ん……あっ……んんっ!?」
敬久さんはそう言い、オレの太腿から昂ぶったものをズルリと引き抜き前を向かされた。
「ぅ……あ、あの……?」
寸止めされたような状態を見つめられ、ゾクゾクしてしまう。彼は欲望の滲んだ目をして、昂ぶったものを今度は前側から太腿の間に差し込んできた。
「さっき……した時、出る所が見られなかったから……今度は見たいなって……」
「……ぁ……んんっ……わ、分かりました……」
体勢が変わったので、敬久さんのものの先端をギュッと挟みこむように太腿を閉じると彼はビクリと震えた。
――後ろからは、密着しているのが伝わってきて、すごく良かったけれど、顔が見れるのも……ヤバいな……気持よさそうな顔が見れて嬉しい……
敬久さんはまたオレのものを強く擦り、唇を重ねると舌を絡めてきた。
「あッ! はぁ……んむ……あっ……」
「ん……もっと、舌出して……うん、上手だよ、遥君……」
唇を貪り合いながら、敬久さんに下を擦られ、太腿からは彼の昂ったものが出し入れされ、気持ちが良くて目がチカチカしてきた。
「……はぁ……んむぅ……あッ……んっ……んんっ、も、ダメッ……んっ、んっ……~~~~ッ」
オレは我慢が限界になり、敬久さんの手や腹に体液をビュクビクと吹き出し、先に果ててしまった。
「はぁ……さっきも出したのに、たくさん出たね……」
「あぅ……ん……」
体が敏感になっているので、太腿に擦りつけられる敬久さんの昂ぶったものに体が震えてしまう。
「……はぁ……敬久さんのも、もう……」
「うん……も、少しだから……」
そのままオレを壁際に押し付けるようにして出し入れすると、敬久さんもオレの太腿に欲望を吐き出した。
0
あなたにおすすめの小説
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
Take On Me
マン太
BL
親父の借金を返済するため、ヤクザの若頭、岳(たける)の元でハウスキーパーとして働く事になった大和(やまと)。
初めは乗り気でなかったが、持ち前の前向きな性格により、次第に力を発揮していく。
岳とも次第に打ち解ける様になり…。
軽いノリのお話しを目指しています。
※BLに分類していますが軽めです。
※他サイトへも掲載しています。
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)
優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。
本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる