【完結/R18】恋人として君と過ごす日々

テルマ江

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冬の訪れと高鳴る鼓動(此木視点)

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「んん……遥君、イッたばかりなんだから……無理はダメだよ……」
「……も……平気です。敬久さん、飲んじゃったから……オレがキレイにしないと……」 

 ソファに座った敬久さんの膝に跨り、口内を舐め取りながら言った。

「はぁ……はぁ……オレ、あなたと一緒にイきたかったのに……」
「ごめんね。遥君のイクところ、近くで見たくて……」
「ぅう……」

 オレの体は気だるさを感じていたけれど、もう中が疼いてしまっている。敬久さんのTシャツを剥ぎ取るように脱がせ、口内を吸い上げながらギュウギュウと抱きしめた。

――オレ、こんなに欲しがりじゃなかったのに……敬久さんのを挿れて欲しくて……体がおさまらない……

 早く体を繋げたくて後ろがヒクヒクと収縮しているのが分かる。自分の体なのに酷くいやらしく感じて息が荒くなった。

「はぁ……遥君が可愛いから……色々したくなっちゃうな……」
「ぁ、あ……」

 彼はオレの腰を柔らかく撫でると下着の紐を摘んだ。

「ん……紐、解きますか……?」
「……悩んじゃうなぁ」
「……まだ時間ありますから……オレのこと、好きにしてください……」
「はぁ……また、そんなこと言って……」

 オレが彼の首に腕を回して、舌をモグモグと食むと彼は目を細めた。

「……服、捲りましょうか?」

 彼の首筋を撫で唇をペロリと舐めた。

「……うん」

 敬久さんはオレの目を見つめながら頷いた。彼の吐息も切なそうで興奮しているのが分かる。オレは体を離すと服を胸まで捲った。

「はぁ……震えていて可愛い……」

 彼はオレの腰を引き寄せ胸に顔を埋めたので、頭を抱きしめるため少しだけ仰け反った。

「……敬久さんの……い、挿れないんですか」
「……僕は、まだ大丈夫だから」
「でも……敬久さんの……もう……こんな辛そうなのに……」

 密着している腰を彼のものにスリスリと擦りつけた。敬久さんのものはズボンの布越しにも硬くなっているのが分かる。

「はぁ……君の体が落ち着くまで我慢したいんだ……煽ったらダメだよ」

 敬久さんがオレの胸から顔を上げ困った様に言った。彼の吐息が胸に当たる度に体がビクッと跳ねる。

「オレ……もう大丈夫です……体はまだビクビクしちゃってますけど……もう、中が疼いて……あなたと一つになりたいです」

 敬久さんの髪に唇を落とすと彼は熱い息を吐き出し、オレの腰を掴む手の力が強くなった。

「……遥君は僕を煽るのが、本当、上手になって……」

 オレの腰を掴んでいた手が尻臀に這わされ、グニグニと下着の布ごと揉みしだかれた。

「ぁんっ、んんっ……」
「はぁ……もう無理って言っても止められないからね……?」

 敬久さんはまたオレの胸に顔を埋め、胸の先端にチュッと吸い付いた。

「ひぁっ……あっ、あっ……」

 口内に含まれた胸の粒を舐め上げ、尖らせた舌で突かれると体がビクビクと跳ねた。

――あ、ヤバい……敬久さんの舌で……胸いじめられるだけで……もう……

 自分のものがまた熱を持って頭をもたげはじめている。しばらく尻臀と胸を愛撫され続け、オレはすぐに息も絶え絶えになってしまう。

「ゃ……も、そんな……あっ……」
「はぁ……さっきイッたばかりなのに……もう、こんなになっているね……」

 敬久さんは熱い息を吐いて胸から顔を上げた。片手を尻臀から離すと、オレの下着からはみ出したものをツーっと撫でた。

「ぁ……あっ……触ったら……あっ」

 敬久さんがモゾモゾと体をよじるのでオレも腰を浮かせ、彼のズボンと下着をずらすのを手伝った。

「はぁ……あ……敬久さんのが……」

 彼は剥き出しになったものをオレの下着に当ててズリズリと擦りつけてくる。動きに合わせて腰を揺らすと彼は切なそうな吐息を漏らした。

「……敬久さん……もう挿れてください……」

 オレは腰を揺らして敬久さんの唇を舐めた。

「もう中が疼いて、切ないです……」
「うん……」

 敬久さんに懇願するように言い、そっとキスをした。彼はオレを膝に乗せたまま机の上のコンドームに手を伸ばした。

「はぁ……遥君、少し、腰上げて……」
「はい……」

 オレは喜びで震えそうになりながら腰を上げた。敬久さんはコンドームの袋を破ると自分の昂ぶったものに着け、背もたれに体を沈み込ませた。そのままオレの下着をずらして尻臀をグッと開かせると、彼のものがオレの中にゆっくりと埋め込まれていく。

「んっ……すごい……君の中……まだ、動いていないのに……吸いついて……」
「あっ、あっ……中、いっぱいで、嬉しい……」

 敬久さんのものが全部挿入ると、オレは彼の首に腕を回した。

「はぁ……気持ち良いよ……」
「ぁあっ、あっ、あっ!」

 敬久さんが下から突き上げるように中を掻き回してくるのが気持ち良くて、腰をねだるように動かした。

「あっ、んっ、ンッ……」

 普段寛いでいる場所で体を繋げているせいか、いつもより体が反応している。ソファがギシギシと軋む音がリビングに響き、自分は彼ととんでもないことをしているんだと興奮してしまった。

「あっ、あっ! んンッ、んっ……はぁ…はぁ……」
「はぁ……遥君、いつもより感じてる……?」

 敬久さんは尻臀を掴むように揉み、抽挿しながら良い所をグリグリと擦ってくるのですぐに達してしまいそうだ。彼の首から手を離して唇に吸い付いた。

「……ぁむ……ギシギシって音とか……リ、リビングでしてるの……すごく、興奮しちゃって……あっ、ゃあっ……」

 腰の動きが早くなったので彼の肩を掴んで快感に耐えた。

「ぁゔ、ゃ……激し……あっ、あっ……そこ、そんなグリグリされたら………あッ、あっ、んんっ!」

 オレが快感に溺れながら体を震わせている姿を敬久さんはジッと見つめている。時折オレの起き上がったものが彼の腹に当たり、這い登ってくる快楽に仰け反った。

「はぁ……はぁ……あっ、あっ……すみません、オレ……も……もたないです……」
「うん……僕も、遥君に搾り取られそう……」
「し、搾り取るって……あっ、ゃあっ、あっ!」
「……遥君、喘ぐ度に……後ろ……ギュウギュウ締めつけて……すごいから……」

 敬久さんは切羽詰まったように言うとオレの下着の紐を片方解いた。

「僕と、セックスするために、こんな下着……用意したんだよね……はぁ……やらしいな……」

 欲望の滲んだ目で体を舐めるように見つめられ、胸がドキドキして苦しくなる。そのまま緩んだ下着ごと前を扱かれ腰がビクビクと跳ねた。

「ぅあっ!? ゃ、あっ、あっ、あッ……」
「はぁ……遥君、僕にも痕、つけてよ……」

 ソファが軋む音や、肌と肌がぶつかる音が頭の中に響いてくらくらする。俺は震えながら何とか敬久さんの肩に顔を寄せ、先日の歯型の近くにジュッと吸いついた。

「んむぅ……ふ……はっ……はぁ……ぁう……」

 頭がふわふわしていて肩に痕がついたのかよく分からず、何度も吸い付くと敬久さんが堪えるような息を吐き出した。

「うっ……」
「あっ、あッ……あっ、あっ! あっ!」

 敬久さんがオレの中を強く突き上げながら前を擦るので、ギュッと抱きついた。

「ひ……ぁあっ……あっ!あっ、ダメッ……も、来ちゃう……あっ……あぁッ!!」

 オレが敬久さんの手にビュクリと体液を吐き出すと、内側もオレが達したのに合わせるように彼のものを締め付けた。彼も収縮する内壁に強く昂ぶりを擦りつけてオレの中で達した。

「くっ……はぁ……はぁ……」
「はぁ……はぁ……うぁ……ぅ……」

 敬久さんのものが中からゆっくりと抜かれる感触に体が震えてしまった。

――ヤバい……ソファで、こんなギシギシ音を立てながら……敬久さんとセ、セックスしてしまった……すごかった……

 オレは彼から体を少し離して呼吸を整えた。敬久さんも気だるげにコンドームや体液を処理しながらぼんやりとオレを見つめている。しばらくお互いに無言で見つめ合っていたけれど、オレはTシャツが胸まで捲れたままだったことに気づき慌てて服装を整えた。

「……見せてくれているのかと思ったのに、もう整えちゃうんだ」

 敬久さんは残念そうに言い、ティッシュでオレのものを拭こうとする。オレは照れくさくなったのでティッシュの箱を奪い取るように持った。

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