【完結/R18/短編】恋人として君と続いていく日々

テルマ江

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 ベッドで布団を被って丸まっていると、先程の余韻で体がまた熱くなって来た。

(ダメだ……熱い。布団で丸まるのは諦めよう)

 オレは元から体温が高いのもあってか、肌が熱くなってしまった。布団からモゾモゾと這い出ると、ベッドで俯向けに寝転んだ。

(入浴剤でお湯がトロッとしていたのも気持ち良くて……あのまま挿れてみたかったな……あぁ、またいやらしいことを考えて!)

 敬久さんの枕を手に取ると、ギュッと抱きしめた。

 敬久さんとお風呂でイチャついたことはあったけれど、今日の様なとろみのあるお湯の中で触れ合うというシチュエーションは初めてだ。

(あれは、だいぶいやらしいシチュエーションだったんじゃないか? もう少しとろみの強い入浴剤だったら、もっと気持ち良かっただろうな)

 滑りの良くなった肌に欲望をぶつけ合っていると、我慢できなくて先に果ててしまった。シチュエーションに酷く興奮していたように思う。

(あんな触れ合い方……エッチな動画とかにあるような感じじゃないか? すごいことを敬久さんとしてしまった)

 そういった動画に詳しいわけではないが、見たことがないと言えば嘘になる。

(敬久さんは好奇心旺盛だから、オレと色々なことをしたいって考えてくれてるのかな)

 敬久さんとはもう何度も体を重ねているのに、触れ合っているとドキドキして、好きで好きでたまらなくなり、訳が分からなくなってしまう。

(たまに少しだけ怖くなる……オレだけが一方的に想いを募らせているんじゃないかって。そんなわけないのに)

 数年間片想いをしていた相手とひょんなことから両想いになれた上に、生涯のパートナーになって欲しいとも言われているのに、一人になると不意にネガティブな考えが浮かんでくる。

 最近はお互いのことを深く知って行く中で、自分達も世間一般の恋人達のように倦怠期を迎えてしまったらどうしようなどと心のどこかで考えていた。

(オレが一方的に好きだった期間が長いから、最悪のケースを考える癖がついているな。そんな風に考えるのは敬久さんに失礼だ)

 抱きしめた枕に顔を埋めて心が落ち着くのを待つことにした。敬久さんは湯船を軽く掃除してから寝室に戻ると言っていたので、まだ少しだけ時間がある。

(オレはぼんやりしていて彼に任せっきりにしてしまったけれど、次は……ちゃんとしよう……次、次はあんなことする時は、どうしたら良いんだ)

 枕に顔を埋めて混乱する頭の中を整理していると、ふっと睡魔に襲われた。仕事が終わってからあんな風にイチャついたので色々と疲れたのだろうか。体力だけは自慢だったはずなのに、今日は頭の方が追いついていない。

(敬久さんにおやすみなさいって言いたいのに……)

 オレは閉じかけた瞼を何とか持ち上げようと試みたが、抗えずにうつらうつらと寝入ってしまった。

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