色づく世界の端っこで

第一章

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授業が終わり放課後になった。

部活に行くと。

「すいません。星井くん今日は、部活中止らしいです。」

「わかりました。じゃあ香山先輩はどうしてここに。」


「あー。中止と教えないと困るでしょ？他のみんなは、連絡先知ってるけど、星井くんは知らなかったから。」

「ありがとうございます。」

「いや、いいよ。じゃあ。僕は、莉玖待つから気をつけて帰ってください。」

「失礼しました。」






学校の校門を出るとそこにはある男の人が立っていた。


もしかしてあの影は…。


「おー！やっと出てきたか。彩人お前さ。なんで作詞とか辞めたんだ。せっかく、俺が引き取ってやろうとしたのに連絡も来ないしな。わざわざ俺が来てやったんだ。感謝しろよ。」


なんで、僕がこの学校にいる。ことを知っているんだ。それより、ここで、話せば目立つな。


無視する？か。

僕は、父だった。
父を無視して歩き出した。


でも、やっぱり捕まった。

「お～い！逃げられるとか思ってないよな。もしそうなったら、あそこ…。なんだっけな。お前が育ったところ。に行ってやるからな。どうする？まあ、お前に選択肢なんてものは存在しないけど。さぁ。言えよ早く。」


仮にも平和だった世界が崩れ落ちていく音が僕の頭の中で響いていた。