色づく世界の端っこで

星夜るな

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第一章

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「俺は…。実は、このメガネ伊達メガネなんです。」 

「えっ!!」
なんていう悲鳴に似た叫び声があちらこちらで聞こえる。


「落ち着いてください。ありがとうございました。次は夏海さんの秘密を暴露してください。」

「…。」

夏海くんはずっと黙ったままだった。

「残り一分です。」

そう言うと夏海くんは、覚悟を決めた顔で。

「僕は、シスコンです!!」

真っ赤にした顔を真っ赤になった手で顔を覆う。




周りからは、温かな目で見られている。

「ありがとうございました。では、最後はこの学園の生徒会長である日比野さんです。秘密を暴露してください。」


「僕の秘密は…。おばけが怖いから一人ではトイレに行けないことです!」






周りから

「きゃー可愛!」



「ギャップ萌!!」


「ずりーぞ!いいとこ持っていきやがって…。」


なんて言葉が聞こえる。

最後の一言については意味がわからない。



「ありがとうございました。只今から秘密暴露の結果発表をするので少しお待ち下さい。」


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