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第七話
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今日も、いつもどおりに楓は登校する。
「それじゃ、行ってきます」
「いってらっしゃい。気をつけてね」
私は笑顔で、楓を見送った。
お弁当も忘れずに持ってるし、身だしなみもバッチリだ。
私が言うんだから、間違いない。
そういえば、ハンカチとティッシュは持っただろうか。
まぁ、楓に限って忘れ物はないだろうし、大丈夫かな。
後は、ちょっと気が早いが楓が帰ってくるのを待つだけだ。
楓が帰ってきたら、デートがしたいな。
楓は、今日は暇だろうか。
もし暇なら、街の方へ出かけて一緒にお買い物とか行きたいな。
昨日の夜のスキンシップだけじゃ、何か物足りないし。
そんなことを考えている私は、たぶん欲求不満なんだと思う。
楓は、どこまで踏み込みたいんだろうか。
もしかして、昨日の夜にやったエッチなこと以上のことをしたいとか……。
もしそうなら、それに応えてあげるのも私の務めだろうな。
まぁ、とりあえずは楓を見送ったことだし、私は私服に着替えに自分の家に帰ろう。
制服のままだと、他の人たちに勘違いさせちゃいそうだし。
──うん。そうしよう。
今日は、学校も休みだから、とても暇だ。
特にすることがなかった私は、楓の部屋で勉強をしていた。
自分の部屋で勉強することも考えたが、楓がいつ帰ってくるかわからないので、とりあえずは楓の部屋で待ってた方がいいと思ったのだ。
帰ってきたら、一緒に買い物に行きたいし。
「それにしても、暇だな。せっかくだから、楓の部屋のお掃除でもしようかな」
勉強してしばらく経った後、私は一人、そう言っていた。
理恵ちゃんか奈緒ちゃんに電話しようとも思ったが、二人を呼んだら、余計にややこしいことになりかねない。
まぁ、こうなったら仕方がない。
楓の部屋のお掃除でもしようか。
ちょっとガサ入れするみたいで悪いけど、別にいいよね。
私は、楓の恋人だし。
私は、楓の部屋へと戻っていく。
──さて、どこから片付けようかな。
とりあえず、ベッドの下からやっていこうか。
私は、ベッドの下を調べる。
すると一冊の雑誌が置かれていた。
「ん? なんだろう、これ?」
私は、ベッドの下に手を伸ばす。
雑誌を手に取ると、私はさっそく本の内容を確認してみる。
「え? え⁉︎ …何これ⁉︎」
雑誌を確認した私は、思わず声をあげた。
それもそのはず。
その雑誌は、未成年非推奨の大人のアダルト雑誌──要するにエッチな本だったのだ。
なんで楓の部屋に、こんなものが?
「楓ったら、いつの間にこんな本を読むようになったの?」
私は、羞恥に顔を赤くする。
まさか、昨日の夜にやったアレって、この本を読んで知ったのかな。
だとしたら、私の身体で試したってことだよね。
「…でもあれは、私とのスキンシップの末にやった行為だし。この本に載っているようなことは──」
そう言って、パラパラと雑誌のページをめくっていく。
すると、あったではないか。
女の子の大事な箇所に、男の子が手を触れているシーンが……。
女の子の方は、すっかり感じてしまっているのか、男の子に『もっと……』と言って、エッチなことを嘆願している様子が描かれていた。
「こんな過激なことを、楓にお願いしたんだな。私は……」
私は、昨日の夜のことを思い出して、赤面してしまう。
いくら漫画で描かれているからって、これはやりすぎじゃないかな。
漫画で描かれている男の子は、女の子の想いに応じるかのように、エッチな行為に及んでいく。
「さすがにこれは、まだ早いよね」
私は、雑誌を食い入るように見てそう言っていた。
私の場合、大事な箇所を触らせてしまったから、もう遅いだろうか。
私は、ふと大事な箇所に手を伸ばす。
いやいや、楓と正式にエッチな行為をやったわけじゃないし、まだセーフか。
いや、どうだろう。
そんなことより、お掃除しなきゃ。
とりあえず私は、アダルト雑誌をベッドの上に置いて、部屋の掃除を始める。
他に出てきたものといえば、音楽雑誌だろうか。
掃除してる時に出てきたから、それについては別に驚きはしない。
「とりあえず、お昼くらいまでには終わらせよう」
私は、そう言うと部屋の掃除を始めた。
──昼。
楓にとって、私は何なんだろうか。
やっぱり姉的存在でしかないのかな。
もしそうだとしたら、楓ともっとスキンシップをしてわからせないといけない。
そんなことを思いながら、私は机に向かい勉強していた。
楓の部屋にある机なのだから、当然、楓の机だ。
私は、楓の机を借りて勉強しているわけなのだが。
机の引き出しが気になって仕方がない。
開けてみようとしても、鍵がかかっているし。
中には何が入っているんだろう。
「う~ん……。気になるなぁ」
どこかに引き出しを開ける鍵があるのかな?
だとしたら、どこにあるんだろう。
私は、部屋の中を見やる。
どこか怪しい場所はないかな。
楓が隠してそうな場所って、どこだろうな。
例えば、押し入れの中とかっていうことはないよね。
私は、さっそく押し入れの中を調べてみる。
もはや、私の勉強うんぬんよりも、楓のプライベートが気になるっていうね。
しかし、押し入れのどこを探しても、鍵らしきものは見つからなかった。
そうこうしているうちに午後の一時になり、それと同時に私のスマホにメールが入る。
すぐに確認してみると、相手は美沙からだった。
『ヤッホー。美沙だけど、今、暇かな?』
私は、すぐに返信する。
『一体、どうしたの?』
『今、香奈の家の近くまで来てるんだけどさ。寄ってもいいかな?』
え⁉︎
私の家⁉︎
今、私は、楓の家にいるんだけど。
どうしよう。本当のことを言うべきなのかな。
『今、弟くんの家にいるんだ。だから、暇じゃないかも』
私は、一応そうメールを返しておく。
すると、しばらくしないうちに
『そっか~。それなら仕方ないね』
と、返ってくる。
暇ではないって送ったなら、さすがに美沙も来ないだろう。
しかし、美沙から送ってきたメールは予想外だった。
『でも、せっかくだから、そっちに行くね』
ちょっと待って。
そっちに行くって……。
これから、楓の家に来るってこと?
──ピンポーン。
そんなことを考えているうちに呼び鈴が鳴った。
タイミング的に考えて、美沙に違いない。
さすがに居留守を使うのは、美沙に悪いし。
「はーい」
私は、急いで玄関に向かう。
玄関の扉を開けると、美沙が立っていた。
「ヤッホー。暇じゃないって聞いたから、手伝いに来たよ」
「手伝いに来たって……。私、勉強してたんだけど……」
「え……。そうなの?」
「まぁ、せっかく来てくれたのなら、ちょうどいい。一緒に勉強する?」
「あの……。えっと……」
「手伝いに来たんだよね? 一緒に勉強くらい、大丈夫だよね?」
私は、満面の笑顔を浮かべてそう言う。
すると美沙は、苦笑いをして口を開いた。
「あはは……。実は、勉強しに来たわけじゃないんだ」
「だったら、何しに来たのよ」
「香奈のことが気になってね。近くを通りかかっただけなんだよね」
「何よ、それ。ただの暇つぶしじゃない」
私は、呆れてため息が出てしまう。
「だって、誰も私と遊んでくれなくて、暇だったんだもん」
美沙は涙目になり、そう言った。
そんな美沙を見て、私はさらに深いため息を吐く。
「仕方ないなぁ。少しでいいなら、遊んであげてもいいよ」
「ホント?」
「男に二言はないって言うでしょ。私は、女だけど……」
「ありがとう、香奈ぁ」
美沙は、泣きながら私に抱きついてきた。
まったく。
しょうがないんだから。
いくら学校が休みだからって、遊び歩くのはどうかと思うんだけどな。
結局、美沙は一時間くらい楓の部屋で遊んで帰っていった。
ちなみに、机の引き出しの鍵は見つからなかったのは言うまでもない。
「それじゃ、行ってきます」
「いってらっしゃい。気をつけてね」
私は笑顔で、楓を見送った。
お弁当も忘れずに持ってるし、身だしなみもバッチリだ。
私が言うんだから、間違いない。
そういえば、ハンカチとティッシュは持っただろうか。
まぁ、楓に限って忘れ物はないだろうし、大丈夫かな。
後は、ちょっと気が早いが楓が帰ってくるのを待つだけだ。
楓が帰ってきたら、デートがしたいな。
楓は、今日は暇だろうか。
もし暇なら、街の方へ出かけて一緒にお買い物とか行きたいな。
昨日の夜のスキンシップだけじゃ、何か物足りないし。
そんなことを考えている私は、たぶん欲求不満なんだと思う。
楓は、どこまで踏み込みたいんだろうか。
もしかして、昨日の夜にやったエッチなこと以上のことをしたいとか……。
もしそうなら、それに応えてあげるのも私の務めだろうな。
まぁ、とりあえずは楓を見送ったことだし、私は私服に着替えに自分の家に帰ろう。
制服のままだと、他の人たちに勘違いさせちゃいそうだし。
──うん。そうしよう。
今日は、学校も休みだから、とても暇だ。
特にすることがなかった私は、楓の部屋で勉強をしていた。
自分の部屋で勉強することも考えたが、楓がいつ帰ってくるかわからないので、とりあえずは楓の部屋で待ってた方がいいと思ったのだ。
帰ってきたら、一緒に買い物に行きたいし。
「それにしても、暇だな。せっかくだから、楓の部屋のお掃除でもしようかな」
勉強してしばらく経った後、私は一人、そう言っていた。
理恵ちゃんか奈緒ちゃんに電話しようとも思ったが、二人を呼んだら、余計にややこしいことになりかねない。
まぁ、こうなったら仕方がない。
楓の部屋のお掃除でもしようか。
ちょっとガサ入れするみたいで悪いけど、別にいいよね。
私は、楓の恋人だし。
私は、楓の部屋へと戻っていく。
──さて、どこから片付けようかな。
とりあえず、ベッドの下からやっていこうか。
私は、ベッドの下を調べる。
すると一冊の雑誌が置かれていた。
「ん? なんだろう、これ?」
私は、ベッドの下に手を伸ばす。
雑誌を手に取ると、私はさっそく本の内容を確認してみる。
「え? え⁉︎ …何これ⁉︎」
雑誌を確認した私は、思わず声をあげた。
それもそのはず。
その雑誌は、未成年非推奨の大人のアダルト雑誌──要するにエッチな本だったのだ。
なんで楓の部屋に、こんなものが?
「楓ったら、いつの間にこんな本を読むようになったの?」
私は、羞恥に顔を赤くする。
まさか、昨日の夜にやったアレって、この本を読んで知ったのかな。
だとしたら、私の身体で試したってことだよね。
「…でもあれは、私とのスキンシップの末にやった行為だし。この本に載っているようなことは──」
そう言って、パラパラと雑誌のページをめくっていく。
すると、あったではないか。
女の子の大事な箇所に、男の子が手を触れているシーンが……。
女の子の方は、すっかり感じてしまっているのか、男の子に『もっと……』と言って、エッチなことを嘆願している様子が描かれていた。
「こんな過激なことを、楓にお願いしたんだな。私は……」
私は、昨日の夜のことを思い出して、赤面してしまう。
いくら漫画で描かれているからって、これはやりすぎじゃないかな。
漫画で描かれている男の子は、女の子の想いに応じるかのように、エッチな行為に及んでいく。
「さすがにこれは、まだ早いよね」
私は、雑誌を食い入るように見てそう言っていた。
私の場合、大事な箇所を触らせてしまったから、もう遅いだろうか。
私は、ふと大事な箇所に手を伸ばす。
いやいや、楓と正式にエッチな行為をやったわけじゃないし、まだセーフか。
いや、どうだろう。
そんなことより、お掃除しなきゃ。
とりあえず私は、アダルト雑誌をベッドの上に置いて、部屋の掃除を始める。
他に出てきたものといえば、音楽雑誌だろうか。
掃除してる時に出てきたから、それについては別に驚きはしない。
「とりあえず、お昼くらいまでには終わらせよう」
私は、そう言うと部屋の掃除を始めた。
──昼。
楓にとって、私は何なんだろうか。
やっぱり姉的存在でしかないのかな。
もしそうだとしたら、楓ともっとスキンシップをしてわからせないといけない。
そんなことを思いながら、私は机に向かい勉強していた。
楓の部屋にある机なのだから、当然、楓の机だ。
私は、楓の机を借りて勉強しているわけなのだが。
机の引き出しが気になって仕方がない。
開けてみようとしても、鍵がかかっているし。
中には何が入っているんだろう。
「う~ん……。気になるなぁ」
どこかに引き出しを開ける鍵があるのかな?
だとしたら、どこにあるんだろう。
私は、部屋の中を見やる。
どこか怪しい場所はないかな。
楓が隠してそうな場所って、どこだろうな。
例えば、押し入れの中とかっていうことはないよね。
私は、さっそく押し入れの中を調べてみる。
もはや、私の勉強うんぬんよりも、楓のプライベートが気になるっていうね。
しかし、押し入れのどこを探しても、鍵らしきものは見つからなかった。
そうこうしているうちに午後の一時になり、それと同時に私のスマホにメールが入る。
すぐに確認してみると、相手は美沙からだった。
『ヤッホー。美沙だけど、今、暇かな?』
私は、すぐに返信する。
『一体、どうしたの?』
『今、香奈の家の近くまで来てるんだけどさ。寄ってもいいかな?』
え⁉︎
私の家⁉︎
今、私は、楓の家にいるんだけど。
どうしよう。本当のことを言うべきなのかな。
『今、弟くんの家にいるんだ。だから、暇じゃないかも』
私は、一応そうメールを返しておく。
すると、しばらくしないうちに
『そっか~。それなら仕方ないね』
と、返ってくる。
暇ではないって送ったなら、さすがに美沙も来ないだろう。
しかし、美沙から送ってきたメールは予想外だった。
『でも、せっかくだから、そっちに行くね』
ちょっと待って。
そっちに行くって……。
これから、楓の家に来るってこと?
──ピンポーン。
そんなことを考えているうちに呼び鈴が鳴った。
タイミング的に考えて、美沙に違いない。
さすがに居留守を使うのは、美沙に悪いし。
「はーい」
私は、急いで玄関に向かう。
玄関の扉を開けると、美沙が立っていた。
「ヤッホー。暇じゃないって聞いたから、手伝いに来たよ」
「手伝いに来たって……。私、勉強してたんだけど……」
「え……。そうなの?」
「まぁ、せっかく来てくれたのなら、ちょうどいい。一緒に勉強する?」
「あの……。えっと……」
「手伝いに来たんだよね? 一緒に勉強くらい、大丈夫だよね?」
私は、満面の笑顔を浮かべてそう言う。
すると美沙は、苦笑いをして口を開いた。
「あはは……。実は、勉強しに来たわけじゃないんだ」
「だったら、何しに来たのよ」
「香奈のことが気になってね。近くを通りかかっただけなんだよね」
「何よ、それ。ただの暇つぶしじゃない」
私は、呆れてため息が出てしまう。
「だって、誰も私と遊んでくれなくて、暇だったんだもん」
美沙は涙目になり、そう言った。
そんな美沙を見て、私はさらに深いため息を吐く。
「仕方ないなぁ。少しでいいなら、遊んであげてもいいよ」
「ホント?」
「男に二言はないって言うでしょ。私は、女だけど……」
「ありがとう、香奈ぁ」
美沙は、泣きながら私に抱きついてきた。
まったく。
しょうがないんだから。
いくら学校が休みだからって、遊び歩くのはどうかと思うんだけどな。
結局、美沙は一時間くらい楓の部屋で遊んで帰っていった。
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