おっぱい図鑑コンプリート‼~学年首席の俺だけど卒業するためには乳を揉まなければならない‼

羽羽ジョージ

文字の大きさ
2 / 7
1章 まだ見ぬ乳たち

第2話 自暴自棄 揉みする乳は 目の前に

しおりを挟む
「もう嫌だ……全て終わった……ああ……もう死にたい……」

リリアーヌ先生の非情な言葉に俺は膝を着いてうなだれる。
精神的ダメージがデカ過ぎて動けない……
いやもう、世界が終わるまで動きたくない。

「アーデン……なんだその……元気だせよ、日が暮れるまでそうしているのか?」

俺のあまりの落ち込みようにリリアーヌ先生は励ましの声をかけてくれる。
なんだか先生が悪魔から天使に見えてきた。

「課題を変えてやりたいのは山々だが、規則は破れないんだ、私の権限ではな……」

課題の変更について話すリリアーヌ先生。
それに対し俺はどんよりとしたオーラを放ちながら言葉を絞り出す。

「…………その規則で一人の生徒の人生が終わろうとしています」

俺の言葉に先生は首をひねりながら何かを考え始めた。

「う、うーん…………そうだ! 前向きに考えよう。女の子の乳を揉めるんだぞ合法的にだ。なんせ試験課題なんだからな」

合法的におっぱいを揉むなどあり得るのか? いや、あり得ないだろう。

「…………試験課題だからっておっぱい揉ませてくれるんですか」

「う……それは……」

俺の的確すぎる正論に先生は言葉を失ってしまう。
いつもはクールなリリアーヌ先生だが今日は感情の起伏が激しい。
主に俺のせいだと思うが……

「俺はこの3年間必死に努力してきました。友人もほとんど作らないで勉強しました。睡眠時間も毎日2時間削って勉強しました。遊ぶことも我慢して勉強しました。それもこれもこれからの人生のためです。首席で卒業するためです!」

「ア、アーデン、一旦落ち着こう、落ち着こうな」

早口でまくしたてる俺をリリアーヌ先生がなだめる。
だがスイッチが入り負の感情が爆発してしまった俺はもう止まらない。
そのままリリアーヌ先生の足にしがみつき続ける。

「学生生活やりたいこともいっぱいあったんですよ! なのに……なのにこんな『おっぱい図鑑』……『おっぱい図鑑』のせいで……うあーーー」

「アーデンとりあえず離れよう、こんな所誰かに見られたらあらぬ誤解を受けそうだ」

俺の中の何かが切れた。それは正義か理性か倫理か分からない。

もう何もかもがどうでもいい、卒業試験の変更? そんなのはもう必要ない。おっぱい図鑑? やってやるよコンプリートしてやるよ。俺はもう止まらない。

「リリアーヌ先生」

「ん、なんだ? 落ち着いたか?」

俺は先生の足から離れ、感情が消えたようにゆっくり立ち上がる。

「先生は俺の憧れであり、尊敬できる人でした」

そして俺は淡々と語りだす。

「このアルテナ魔法学園の教師であるだけも十分凄いです。それに加えてアルテナ魔法学園の教職試験もほぼ満点で合格したんですよね。すごいです。尊敬です。憧れです。生きる伝説です」

「どうした急に? そ、そんなに褒めても課題は変えられないぞ、私がただ照れるだけだぞ」

今まで散々暗いオーラを醸し出していた俺が急に自分を褒め始めたことに驚きながら顔を赤く染めるリリアーヌ先生。

そんな先生を後目に俺はある魔法を行使するために右手に魔力を集中させる。
その魔法は【解析スキャンハンド】だ。

課題の詳細にも書かれていた魔法【解析スキャンハンド】は対象に触れることでその情報を読み取ることが出来る魔法だ。
主に魔法医師が患者の診察を行うために使われる魔法のため、医療科目の履修魔法だ。

物体の情報を読み取るくらいであれば魔法自体はそれほど難しいものではない。
しかし、生物の情報、それも細かいところの情報を読み取るとなると魔法難易度は跳ね上がる。

毎日のようにこの魔法を使い診察を行っている魔法医師はかなりの魔法の使い手であり、エリートであるということだ。

アルテナ魔法学園で【解析スキャンハンド】は診察を行えるレベルにならなければ修得にならないため、修得難易度は最高のSランクに設定されている。修得している生徒は少ないだろう。

少なくともおっぱいを揉むために使う魔法ではないし、そんな使い方聞いたことも見たこともない。

本当にバカな課題だよ……

「そんな尊敬しているリリアーヌ先生。先生はさっきこう言いましたよね」

俺は静かに語り掛ける。

「試験課題だから合法的におっぱいが揉めると……」

「ああ……そんなことも言ったと思うが……まさかお前⁉」

俺は右手に【解析スキャンハンド】の魔法を発動させる。
学年首席まで上り詰めたんだ、もちろんこの魔法も高レベルで修得済みだ。

俺が魔法を発動させたことで何か嫌な予感を感じたのか、顔を引きつらせながらリリアーヌ先生は逃げるように後ずさりをする。

「落ち着けアーデン⁉ 私と君は先生と生徒の関係だぞ⁉」

取り乱したリリアーヌ先生が自分の胸を右手で隠しながら俺を説得しようとしてくる。
だがそんな説得、今の俺には無意味だ。

「先生……俺は決めました卒業のためにおっぱい図鑑を完成させる……そのためにこの1年間あらゆるおっぱいを追い求めると」

アドレナリンが最高潮の俺は、リリアーヌ先生の瞳を真っすぐ見つめ宣言する。

「最初に図鑑に登録するおっぱい。それが今、目の前にある」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる

歩く魚
恋愛
 かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。  だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。  それは気にしてない。俺は深入りする気はない。  人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。  だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。  ――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。

友達の妹が、入浴してる。

つきのはい
恋愛
 「交換してみない?」  冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。  それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。  鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。  冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。  そんなラブコメディです。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!

竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」 俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。 彼女の名前は下野ルカ。 幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。 俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。 だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている! 堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!

学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった

白藍まこと
恋愛
 主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。  クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。  明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。  しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。  そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。  三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。 ※他サイトでも掲載中です。

手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない

みずがめ
恋愛
 宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。  葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。  なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。  その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。  そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。  幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。  ……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

処理中です...